くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

円空と木喰上人の話

 

円空は17世紀木喰は18世紀に活躍

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仏教学者の五来重さんは円空木喰の研究者としても知られる

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目次

 

生涯かけて全国を渡って歩いた2人の彫刻家。

この2人の仏師のは、実は学生の頃から知っていた。

私の3級上の先輩に、その当時彫刻家志望の友達がいて、その彼が仏像その他を研究していた経緯があって、彼の部屋にあった様々な写真集の中に特集とおぼしきものが何冊かあったのである。

京都や奈良も個人的に好きで何度か仏像を拝みに行ったことがあるが、円空仏と木喰仏は実は本物は見ていない。

奈良や京都のような国立博物館レベルの大きな所では展示されていないのが普通だと思う。

この2人は全国を旅しながら、その土地その土地で頼まれるままに仏像を彫り続けていたのだ。

現在も多数の彼らの作品が残ってはいるのだが、ほとんどは地方の寺社仏閣か個人所有のものに限られるようだ。

彼ら2人の宗教者としての立場は名もない一般大衆の方を向いていたと言える。

地方の、行って見れば場末のお寺などではまともに仏像を安置してあることもなく、おそらくは粗末な祭壇でお参りの場所をこしらえて信仰を続けていたようなのだ。

仏教に関わる歴史を調べてみると江戸時代以降はこの2人の名前は必ずと言っていいほど出てくるだろう。

そして彼らの作品は、今もなお発掘途中であるのが大変ユニークと言える。

地方の旧家の納屋の中などにしまわれている場合が多いと聞く。

もちろん有名なものは既に日の目を見ているわけだが、これからも発見されることを大いに期待するもの。 

円空は修験僧

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1木造り木材の特徴生かして怒髪を描いている

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円空は17世紀に活躍した修験僧と言っていいだろう。

彼は熊野古道をはじめ、多くの霊山に詣でている。

そして所々の記述にあるのは、天台で作法の伝授を受けたり、また他の宗派の手ほどきを受けたりもしている。

仏師として彫刻を専門のなりわいにしているわけではなく、やはり僧侶として振る舞っていたようなのだ。

その心情のもとになるのは、多くの衆生を救いたい気持ちだろう。

そして信仰の拝む対象としての仏像を請われるままにこしらえていったようだ。

彼は60歳を過ぎたあたりで亡くなっているようだ。

生涯を修験者として貫いた人生であった。

木喰は遊行僧

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代表的な木喰仏 この微笑みに癒される声は多い

木喰は特定の宗派に属さない遊行僧である。

しかし、そういいつつも臨済で修行をしたりしている。

仏師としてもさることながら、やはり僧侶として活動したかったようだ。

あちこちの宗派で修行をするのは、やはり仏教の様々な作法を学んで祈りの儀式を執り行うためにはどうしても必要なことと言える。

木喰仏はにっこりと微笑んでいるものがほとんどである。

作者の世界観がよく表れていると思う。

仏は、様々な願いをにっこり笑って引き受けてくれるのである。

 木喰はとても長生きで90歳を超えるまで存命だったようだ。

彼の生涯も、豊かさとは無縁でいつも貧しい一般大衆の方を向いていたのである。

まとめ

 

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仏師として様々な試みのもとに活動をしていた

 1枚目と二枚目の写真は円空の作 、右端は木喰のものである。

円空は生涯に120,000体の仏像を掘ったとされている。今見つかっているものは数千。

当然のことながら失われてしまったものもあるだろうが、まだ多くのものが手付かずで残っている可能性が極めて高い。

円空は、俗にナタ1本で仏像を彫り出したと言われているが、実際は彫刻刀を始め様々な道具を使ったようだ。しかし特徴として木材の性質をとてもよく知っているところが挙げられる。

ほとんど塗装もかけずに仕上げるので、木目の模様を多分に作品に生かしている。

この作風を天才的だと述べる論評はとても多い。

木喰仏は円空仏に比べると穏やかな丸みを帯びたものが多い。

しかし、木の洞穴の中に仏像を彫って見せるあたりは、彫刻家としての並々ならぬ才能を感じるのである。

実は、仏像を作るにあたっては様々な約束事があって、彼ら2人の作品はどちらかと言えば変則的な作りと言えるだろう。

様々な仏の特徴を遺憾なく表しつつも、決して古いしきたりにとらわれずに、デフォルメされた造形を目指していたようである。

様々な日本の文化の中で、彼らの作品は特異ではあるが後世に伝えられるべき優れた精神性を表していると言える。

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