くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

なつぞら さようなら天陽君

 

今日の放送で天陽君が亡くなるエピソードが。

あらかじめわかっていたこととは言え、残念な気持ちに。

設定では神田日勝がモデルで、日勝自身は 32歳で亡くなっているが番組の中の天陽君は享年37歳とのこと。

運命と言えばそれまでだが、若く亡くなる人は家族であったり、周りの人たちにであったり、大きな影響を残す。

画家として大きな功績のあった神田日勝の葬儀も盛大だったのだろうか。

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目次

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ジャガイモ畑を視察 この後なくなる

夏の終わり天陽君の死

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画家神田日勝の絶筆

昨日までの物語の流れをおさらいすると、退院が決まったことを受けて、急遽 病院を抜け出して自宅に戻ってきた天陽君。

どのみち退院するんだからと 一足先に抜け出て自分自身が書きたかった絵を仕上げることに。

神田日勝の絶筆は画像のように途中まで仕上げた馬

なつぞらの天陽君も同じようにベニヤに描いた馬の絵。

実はこの絵を徹夜して描ききったのだ。

絵を描く傍らには奥さんの靖枝さんがいた。

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朝仕上がった絵を夫婦で見上げる

朝目覚めた靖枝さんが、すぐに病院へ戻るように説得するもジャガイモ畑の点検に向かうと天陽君。

夫婦の会話の中で、「両親と子供たちを頼む」と天陽君。

まるで何かを悟っているかのような語り方。

これが夫婦の最後の会話になる。

ジャガイモ畑で畑の様子を見回した後 、気を失うように倒れ込む。

どうやら物語では そこでこと切れたようだ。

なつの所へ連絡が届いたのはその日の日中、天陽君の兄陽平さんから事実を知らされる。

およそ信じられるような内容ではないが、物語の中でもみんなの驚きが際立って描かれていたのだ。

なつと優ちゃんの里帰り

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柴田牧場にて

なつが夏休みを取れたのは9月に入ってから。

物語の流れから推察すると、葬式には出られなかったようだ。

なつ自身は作画監督をやっているので、思い通りの休みが取れるはずもなく。

仕事が1段落してからのことだったに違いない。

優ちゃんも一緒でこれは春先に約束した通り。

本当は優ちゃんを馬に乗せてあげる約束だったのだが、この当時、農家で馬を使う人はほとんどいなくなっていたのだ 。

代わりに活躍するのはトラクター。

農家の人は畑作、稲作、酪農に至るまで今ではトラクターは必需品。

様々なアタッチメントを付け替えて多様な作業に対応している。

最新鋭のものだと1千万円位もするだろうか。

農機具は、大抵 農協あたりから借金をして農家さん達は購入している。

この借金返済は、いわゆる減価償却で、農家さんの抱える負債の代表的なもの。

この当時も今も、農協が果たす役割は極めて大きい。

良い悪いは別として、今の農家さんで借金を抱えていない人はいないんじゃなかろうか。

さて柴田牧場ではみんなに可愛がってもらえる優ちゃん。

その姿を見るなつは幼い頃の自分の姿を重ねる。

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なつと優ちゃん 親子の会話はどのくらい?

仕事でいつも追いまくられるなつは、優ちゃんともっと向き合える時間を増やしたいと常々悩んでいる。

仕事で成功しているキャリアウーマンでいるよりも母親としての役目を優先しなければと思う毎日。

なつも 40歳の手前。

全力疾走するには少しリセットが必要になるのかも。

これからのなつ

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柴田牧場でほっとするひととき

柴田牧場にいるとほっとするなつは、富士子さんとの会話で、できれば仕事を辞めて優ちゃんと一緒に過ごす時間を増やしたいと悩みを打ち明ける。

お金のこともあるから簡単にはいかないだろうが、アニメーターとしてのリタイヤを考えるほどなつの疲労はピークに達していた。

今日の放送で感じたが、女優広瀬すずの演技は声に張りもなく、疲労感が最初から最後まで漂っていたように感じた。

設定がそうなのだから、見た通りなんだろうと思うが。

天陽君との思い出から見えてくるもの 

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なつと天陽君 お互い初恋同士だった

優ちゃんと天陽君のアトリエを見たなつ。

そこで天陽君の絶筆となった馬の絵を見るのである。

優ちゃんが「本物の馬!」と言って目を輝かせる言葉に、なつの目にはみるみる涙が湧いてくる。

なつのこれまでの人生は、天陽君の絵心に彼女自身の作画の才能を見出され、一緒に連れて行ってもらって見たディズニーのアニメ。

それがアニメーターになろうと決意させたきっかけ。

ここからは推察になるが、ここでアニメーターを引退することにはならないだろう。

絶筆の絵を見せられたことで、クリエイティブな仕事をする者としてのインスピレーションを受け継ぐのではないか。

このまま優ちゃんの世話を理由に、引退を考えるような消極的な生き方は賢明な判断ではないよ とそう思い始めるのでは。

そこで出てくるのが、例の「大草原の小さな家」につながる1連のストーリーになるはず。

また気がかりは、天陽君の実家。

一家の主がいなくなるわけだからそのまま残って農業を続けられるのかどうか。

奥さんは幼い子供2人を抱えるのだ。

農家で生計を立てるには厳しいのかもしれない。

実はネタバレで、状況は知ってはいるが。

番組の自然な流れで知ることになった方が、見る側としてはそのほうが理想的。

さて、これからは東洋動画をめぐるストーリーとか、マコプロダクションのこととか

、新しく始まるエピソードにそれなりの説明が必要になってくる。

残りの放送回数は22回。

フィナーレは近い。

「骨盤ウォーカーベルト」