映画の中で大活躍していた子役たち。
様々な思い出の映画があるが、この間、見てきたのがターミネーターの新作。
あの時ジョンコナーの役柄を演じていたのが“エドワードファーロング”
彼は本当に美少年で映画の中でもしっかりと主役を演じきっていた。
今回の新作でも出演していたとのことで、どういった演技をしているのかを見たところが、残念ながら画像は間違いなく彼だったが、演技そのものは別な人が演じていたとのこと。
顔だけはモーションキャプチャを使って現在のエドワードファーロングから少年の時の画像をこしらえたようだが。
目次
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美少年だったエドワードファーロング
この“ターミネーター2”の撮影時ファーロングは13歳。
多感な少年の役どころを演じきったことで人気は爆発したのだ。
映画も第一作からの続編のストーリーを受けて、“ターミネーターシリーズ”の中で最高傑作との呼び声も高い。
この映画で一躍ブレイクしたファーロングだったが、私生活では波瀾万丈の人生を送って来ている。
15歳の時に28歳の女性と交際をすることとなり、その時にトラブルが発生している。
法律で未成年者と肉体関係に及んだ者は、罰則が設けられるとのことで相手の女性が訴えられたのだ。訴えたのはファーロングの親。
ただし、トラブルはこれだけでは済まなくて、相手の女性からもドメスティックバイオレンスでファーロングそのものが訴えられることに。
また、20歳を過ぎた頃からアルコール中毒や麻薬中毒で警察のお世話になることも多かった。
若くして成功した俳優たちは、なかなか素直に幸せな大人になる事は少ないようだ。
過去にもそういった俳優たちはいっぱいいたので、彼の様々なスキャンダルが報道されても、“またか”くらいにしか思わなかったと記憶する。
彼自身の言葉では、今回の“ターミネーターニューフェイト”では監督のキャメロン自らから声をかけてもらったとのこと。
彼の中でも“ターミネーター2”は自分自身の金字塔とも言える作品のようだ。
ホームアローンのマコーレー・カルキン
90年の映画ホームアローンで一躍トップスターとなった。
この時カルキンは10歳。2年後の続編でも大ヒットを記録して世界で1番有名な子役としてギネス認定されたくらい。
ただし、彼の場合も子役に特有の素直に大人になれなかった切ない事情がある。
彼のマネージメントを行っていた父親が、あまりにも法外なギャランティーを要求したために94年以降は全く仕事がなくなった挙句、この親(結婚していなかったので夫婦とも言えないのだが)たちに別れ話が持ち上がり、マコーレー・カルキンが子役として稼いだお金17億円をどうするかでかなりもめたようだ。
結局、親たちには一切支払われる事はなく、マコーレ自身のものとなるようだ。
彼はまともな教育などを受けていなかったせいもあって、様々な誘惑にことごとく負けたようで、アルコール中毒、または重度のヘロイン中毒などで死亡説も流れたぐらい。
現在、また俳優活動を再開しており、支えてくれるファンもどうやら昔の面影を追っているようで、それなりに知名度はありそう。
しかし、子役で成功する俳優たちはどうしてこうも素直に大人になれないのだろうか。
エクソシストのリンダブレア


彼女がエクソシストに出演して一躍有名になったのはまだ13歳の時。
あの時、“悪魔パズズ”に取り付かれた“リーガン”の役を演じた。
もちろんメイクで悪魔に取り憑かれた役どころを演じたのだが、表情その他は全て彼女本人のもの。
映画館で見た感じでも、迫真の演技だと痛感したのを覚えている。
特に邪悪な悪魔が苦しみに悶えながら表情を微妙に変えるあたりのシーンは、おそらくは本人の演技だと思うのだが、この世の物とは思えないくらいのおぞましさを感じたもの。
彼女はこの後、“エクソシスト2”にも出演。
続編でもリーガンを見事に演じあげ、当時この映画も映画館で見たと記憶する。
すっかり成長したリーガンは、かなり大人びて見えたのを今でも思い出す。
リンダブレアはエクソシスト以外では残念ながらこれはと呼べる作品に出ていない。
80年以降はセクシー路線に転向して俳優としての生き残りをかけたようだが、残念ながら見るべきものはなかったように記憶。
ただグラビアなどでヌード写真を披露していたので記憶している人も多いのではないか。
彼女は身長152センチと驚くほど小柄。
実際の年齢よりはずっと幼く見えたに違いない。
そんな彼女も現在はもう60歳。
ヴィーガンを公表していて、捕鯨反対のシーシェパードを公然と支持している。
既に老境に差し掛かってはいるが、スレンダーな彼女を見ているとそれほど歳をとったようには見えない。
ジョディ・フォスター
ジョディ・フォスターを初めて見たのは“タクシードライバー”に娼婦の役で出ていたこと。
この映画は“ロバートデニーロ”の出世作でもある。
ジョディ・フォスターはこの後も様々な著名な作品に出続けており、彼女に限って言えばアルコールや麻薬などで失敗した報告は、全く聞こえてこない。
またアカデミー賞も受賞している今では演技派の俳優として知られる。


彼女は、浮ついた噂もほとんど聞こえてこない。
身の回りは驚くほど清潔にきちんと整えられているようだ。
ただし、そんな彼女も子供を設けていて、その子はなんと精子バンクで精子を購入して設けたと聞いている。
驚くほどの先進性。
彼女のファンはとても多いが、いっとき、ストーカーに付きまとわれて大変な目にあったようだ。
今でもハリウッドの彼女の自宅は、大邸宅なのだがその家の周りのセキュリティーと思われる防犯カメラの設置等は、他の邸宅とは比較にならないくらい、厳重なようだ。
子役の時代から俳優をやっていて、大人になっても全く挫折することなくきちんと活躍できる人たちはごくわずかだと記憶。
ジョディ・フォスターはその中の数少ない1人と言える。
これで日本となれば、子役時代から大人になるまで連続して活躍している人はそれなりに多いと言える。
子役で出発して、大人になるまでに失敗する人は少数派なのかも。
子役の場合、やはり周りについている大人、とりわけ両親がどれだけきちんと守ってあげられるかにかかっている。
いかに自由の国アメリカといえども、好き勝手にさせれば誘惑も当然あるわけで、簡単に誘惑に染まってしまうだろう。
まとめ
長く映画を見続けていると、1人の俳優を小さい子供の頃から大人になるまで見続けることに。
かつて小さな子供や少年少女で出演していた俳優たちが、おじいさんやおばあさんになった状態で映像の中で発見できるのは、私の中ではささやかな楽しみでもある。
また青年として若々しく活躍していた俳優がおじいさんの役どころで出演しているのを見るのもなかなか味わい深い。
映画好きにしかわからない部分が自分の中に備わっていることがとても嬉しく感じることが多いのだ。
例えば日本でも、朝ドラなどかつて子役で出ていた俳優たちがすっかり大人になってもう一度画面の中に帰ってくる姿を見るのは、とても嬉しいし楽しい。
こうして映画好きのファンはさらにまた様々な映画を見ることになるのだ。