くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

ターミネーターシリーズ比較 見えてくるストーリーの裏側

 

先月購入したファイアスティックTVでAmazon Prime Videoを見るようになった。

月500円で、どれだけのものが見られるのかと興味津々で日々過ごしているが、申し分ないラインナップで、過去に見た作品たちも、いろいろないくらべが出来るのもより楽しさApp。

今回は、ターミネーターシリーズの一番の傑作と言われるターミネーター2と

5番目の作品、ターミネータージェネシスを見比べてみることに。

ターミネーター2は私の中でも1〜2を争うほどの傑作として記憶に残る。

好きな映画はスター・ウォーズを始めいくつかあるが、その中でもこの作品はさらにずば抜けた完成度だと受け止める。

今日、改めて見直してみると、ターミネーター2はアクション映画なんだとずっと思ってきたが、思いのほかストーリー展開は控えめで、そして人物描写の緻密さが目立った。

映画を見る者にとっては、登場人物たちのデリケートでナイーブな部分に感情移入しやすいのではと。

ターミネータージェネシスは、明らかにターミネーター2のストーリー展開をデフォルメする形で受け継いでいる。

何度も2を見たものにとっては、ジェネシスの中の様々な場面が、元になるストーリーをあちこちで踏襲していることが納得できる。

制作スタッフたちの遊び心と、さらにはシュワルツネッカー以外の俳優たちが一新されたことで、物語はより新しさを増して迫ってくる。

1991年作品 テレビのコマーシャルで見たい気持ちが駆り立てられた😍

目次

ドメインバックオーダー

ターミネーターシリーズの頂点ターミネーター2

様々なシーンの中で、撮影が大変だったらしい

改めて吹き替え版で、映画館で上映されたものをAmazon Primeで見させてもらうことに。

私の認識の中では、様々なアクションシーンと、この時駆使された映像の凄さが記憶の中に強く残っていたので、細かい部分は再び思い出す形に。

映画の構成は、最近の作品に比べれば、驚くほど穏やかでゆるやかな感じを受けた。

映像は確かに凄いけれど、それはどこまでもアクションシーンのみに言えることで、この作品の最も重要な部分は、初回の作品に登場していた人物描写がより丁寧に深掘りされていて、さらに、新しいコンセプト、(人を殺してはいけない)が前面に押し出されたこと。

ターミネーター2がシリーズ最高傑作の呼び名を欲しいままにしているのは、映像の凄さばかりではない。

当たり前の事だが、俳優たちの屈託ない自然な演技が驚くほどの説得力を醸し出す。

母親と息子のシーン この場面、感動的だった

特にターミネーターのシュワルツェネッガーが、少しずつ人間よりの心を学んでいくあたりが、物語の完成度に著しく貢献していたと思う。

ターミネーター2のパロディかもターミネータージェネシス

じっくり見れば、それなりに納得できる限界かも

ジェネシスのあちこちに登場するシーンは、明らかにターミネーター2を意識している。

“アイルビーバック”のセリフも、要所要所で使われていた。

この物語では、ターミネーター2のストーリーを絶妙に踏襲しているが、実際はタイムトラベルのパラドックスを巧みに取り入れることで、全く新しい物語として展開。

このストーリー展開だと、どうしても今まで登場していた主要なメンバーをそのまま使うことにはならなかったようだ。

サラコナーを演じたエミリアクラーク ちなみにシュワルツェネッガー68歳

この時のシュワちゃんは、今の私と年齢的に変わらない。

物語の中でも、ターミネーター T800 が歳をとった設定になっていた。

物語でヒロインを演じた、エミリアクラークは、スター・ウォーズシリーズのハン・ソロでもお馴染み。

この辺もなんとなく記憶に残る

テレビシリーズのゲームオブスローンの方が有名かもしれない。

お姫様役がよく似合う

この女優は、これからもあちこちで様々な作品にお声がかかるに違いない。

ほんわかした雰囲気だけど、思いのほか存在感がはっきりくっきりしているので。

登場人物比較

このときのサラコナーがピカイチだったと思う

ターミネーターは、基本的にサラコナーの運命の物語。

誰が演じるかで物語は驚くほど変わってくるのでは?

この時は、今から40年前。

サラコナーと息子ジョンコナーを誰が演じるかで物語の奥行きが決まる。

彼は子役の時が1番良かったな💦

ターミネーターシリーズは、監督のジェームズキャメロンが版権を売ったことで、様々な会社が物語を作るように。

ストーリーも、一貫性がなくなっていて、別な意味から見ると、それぞれの作品が独立した作りと受け取れないこともない。

しかし、ターミネーターの初回作品とターミネーター2の互換性があまりにもしっくりと決まったがために、それ以降たくさん作られた作品たち全てが窮屈さを醸し出すことになる。

まとめ

およそ30年経ってからのビジュアル😨

ターミネーター2の時は今では有名な話だけど、主役を演じていたリンダ、ハミルトンが一卵性双生児の双子だって言う事。

キャメロンは2人とも映画に登場させている。

双子なので、ビジュアルは全く同じ

この2人の特徴を生かして、撮影に臨んでいた。

2人同時に画面に登場するシーンは、その気になればコンピューターグラフィックで思い通りになるが、実際に瓜二つの俳優を使って同一画面で撮影することに映画の面白さを追求するキャメロンらしさが表れていたと思う。

こちらがターミネーターの最終作品

ちなみに、最後の作品となったターミネーターニューフェイトは、正直なところ、他の作品群に対しては、失敗のそしりを受けてしまう。

興業的にうまくいかなかったこともあるが、おじいちゃんのシュワちゃんではどうしようもなかったと思う。

この時、シュワちゃんは70歳を超えている。

アクション映画の重要な役を演じるにはちょっと厳しかったかも。

今回改めて2つの作品を見比べてみて分かった事は、やはり初回作品と2番目の作品で完結すべきだったんだろうと。

映画を見るものとしては、それなりに楽しめるけど、どうしても名前に負けてしまう部分は否めない。