この間イタリアのトリノで行われたグランプリファイナルの結果では、かつての世界チャンピオン アリーナザギトワが惨敗した。
ネットで様々なニュースが流れて、地元ロシアでもSNSを中心にいろんな噂が立っているようだ。
ただ演技を見て、鑑賞して批評するぐらいなら誰でもやれる。
ただニュースをいろいろチェックしてみると、心ない投稿もずいぶんあるようで、そんな中でザギトワ本人のSNSがアップされていたのだ。
彼女の胸の内がきちんと表現されていてとても好感を持ったので、少し紹介できるかなと。
目次
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彼女の気持ち
⛸グランプリファイナルが終了しました。世界最高峰のスケーター達と共に戦えたこと光栄に思います💪🌍。ファンの皆様、本当にありがとう。「ALINA」と書かれた応援プレートしっかりと見えました!💥🇷🇺🙌皆さんの想い、しっかりと届きました🙌。私にとって皆さんは金メダルよりかけがえのない存在です❤最高です♥️🏆💯今後も皆さんと一緒に前進できたらと思います。🎉 🧗♀️そしてこのグランプリシリーズをずっとサポートしてくれた @資生堂 と @プーマ に感謝します。また、 @tutberidze.eteri, @daniil_gleikhengauz 、Sergey Dudakovそして私の素敵な家族に感謝します👨👩👧👧 😍
この文面は彼女のInstagramの日本語訳。
健気な文章をアップしている。
この間のトリノ大会では ショートプログラムで2位につけてはみたものの、フリーの演技で失敗。
結果は最下位に。
ネットでは様々な噂があって、毎日チェックをしているがどうやら賛否両論。
彼女を取り巻く様々な事情を考慮してみても、彼女自身はまだフィギアスケーターとしてのモチベーションをしっかりと維持している。
ただし、誰が見てわかる通り、かつて全盛期の頃の演技とは明らかに異なってきているのは否めない。
理由はネットの噂の通り、私自身も感じるが、この2年ほどで体格が劇的に変化してしまったこと。
現在のフィギアスケートの特に女子選手の中では、大きな特徴と言える。
ネットを見ると、『17歳の壁』と言うんだそう。
この競技の特殊性を考えると、どうしても少女の体型の才能ある選手にアドバンテージが偏る傾向が。
外野がとやかく言うまでもなく、彼女自身が1番わかっているはず。
その上でさらに競技を続けようとしている。
日本とも少なからぬ深い縁で結ばれた彼女。
彼女のことを知れば知るほどファンになる人も多いのではないか。
ネットでの様々な評判
オリンピック🥇の後も引退休養せずコンスタントに試合に出続けたのってもしかしてヴィットまで遡る?ヨナはワールドしか出なかったような。ソトニコワは怪我してしまったし…そう考えるとザギトワの凄さがよく分かる。しかも次から次へと有力選手が出てくるロシアで。
— Coron (@Coron81068656) 2019年12月8日
ザギちゃんの強さ、尊敬します✨
タラソワ GPFザギトワについて①
— 🇯🇵ゆら🇷🇺 (@tamayura_yura) 2019年12月7日
「彼女は自分自身と戦いながら克服していると思う。変化した体で、それでも彼女はリンクに出てやっている。ルッツにトウループを付けた。できることなら、このような成長期の困難な時にある少女たちを支えられたらいいのに」https://t.co/QdrJCYIVlQ
実は、彼女の母国ロシアでは彼女に引退を求めるようなSNS投稿もあるらしいのだ。
次の世代が出てきたんだからもう用済みと言うことなんだろうか。
この競技は、大会などではどうしても若くてスレンダーな少女にアドバンテージがあるように思うが、しかし様々なスケーターを見てみると、かつてオリンピックで活躍した選手たちもいまだに普通に競技会やアイスショーで見かけることが多い。
確かに極限の体力を酷使されるので、若さのアドバンテージがなくなれば全盛期の演技は難しいかもしれない。
しかしそういったことを加味してもこの競技の醸し出す魅力は捨てがたいものがあると思う。
ロシアの中で、専門家たちの意見がある。
フリーでミスが続いたことには「多分、彼女のミスはいくらか精神的な重圧からだと理由づけられます」と見ている。
その上でザギトワのキャリアを回想し「しかし、アリーナはとにかく偉い子です。彼女はリンクで誰と戦うのかを知って、競争と戦いを続けました。もし、彼女が4回転や3回転アクセルなどのとても難度の高いジャンプを習得したなら、私には大きな問題は見えません。なぜなら彼女は若くて力に満ちあふれているからです。私はザギトワがメダル争いの候補者のリストに戻ってくると確信しています」と期待をかけている。
4回転や、3回転アクセルなどの高難度ジャンプを習得できたならば、復権は可能だとアベルブフ氏は指摘している。
2020年の世界選手権(3月・モントリオール)の出場権もかかるロシアの国内選手権。再び天才3人娘の後塵を拝すことになるのか、ディフェンディングチャンピオンの意地に国内の識者は大きな期待をかけている。
今後彼女がどのようにトレーニングを積んでいくかは、彼女自身が選ぶのだろうと思う。
優劣を競う今のような競技会にこれからも参加し続けるのであれば、今までと同じような技術的なアイテムで戦うのは確かに厳しいのかも。
しかし専門家たちが指摘するようなトリプルアクセルや、4回転ジャンプは習得するためにはそれなりのリスクが。
選ぶかどうかは本人次第。
彼女の場合は、この両方ともが持ち合わせていないわけだから、その他の部分で戦うしかないわけだ。
これから挑戦者として競技生活を続ける場合は、多少なりとも技術のレベルアップは必要なのかもしれない。
しかし、今ある持ち味を最大限に引き出すことができたならば、まだまだ彼女には十分な未来が開かれると思う。
今 失いかけている、バランスをもう一度取り戻すための努力が1番求められているかも。
日本では間違いなく人気者




本業のスケート以外でもずいぶんと話題になった。
この秋田犬のマサル姉妹はテレビでもかなり有名。
前回のオリンピックの金メダリストだからこそ叶えられた夢かもしれない。
そして日本に来ることがあれば、メドベージェワと同様、かなりの人気者であることには違いない。
また、SNSの情報発信もずいぶん熱心に行っているので、彼女の日常はその投稿の中にたくさん見て取れる。
彼女のインスタ。
知っている人も多いだろう。
ザギトワが戦うべき舞台


この4人の選手の内、メドベージェワは現在拠点をカナダに移している。
あの羽生結弦と同じコーチに師事して学んでいるようだ。
さて、ロシアの“サンボ70”に所属するこの16歳の3人は、今間違いなく世界トップの3人と言って良いだろう。
年齢も15歳ないしは16歳なので、まだ体系的にも少女の要素を残している。
しかし、他の選手たちを見てみても17歳の壁はもうすぐそこに。
無事に通り過ぎることができたならば、これから先、何年も活躍が期待できる。
さらに諸々の問題を乗り越えるだけの不屈の精神力を彼女たちに感じる。
とにかく演技を見ていてもハイレベルな事はもちろんだが、失敗してもまるで動じることがない。
この凄まじい熾烈な舞台においても自分を見失うことがないなんて、なんと言う精神力の持ち主たち。
こういった舞台で戦うザギトワも実は同じ精神構造の持ち主と言える。
本人があきらめない限り、競技に参加すれば必ず相応の結果がついてくるものと思う。
シビアでデリケートな競技ではあるが、魅力も満載。
これからもささやかではあるが1ファンとして見届けたいもの。