くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

アリーナザギトワ 彼女の思いと評判には大きな差が

 

女子フィギアスケートの大きなニュースは、この何日間かで出回っている、ザギトワ選手が“活動を一時停止するとか引退するとか”。

最初は、“活動を一時停止する”との発表があって、その何日か後に“引退する”との報道が。

しかし、その2日後ぐらいにはさらに彼女自身のインスタで“引退報道を全て否定”した。

彼女を取り巻く様々な思惑や裏事情などを調べてみることに。

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目次

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最初はこのテレビ放送から始まった

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 グランプリファイナルトリノ大会での厳しい結果

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フリー演技でのダブルアクセル転倒で負傷する

 このグランプリファイナルはリアルタイムで見ていたが、彼女にとっては滑走順なども少し不利だった気がしたね。

ショートプログラムで2位につけていたので、本人も周りもフリーである程度期待した部分もあったろうが。

実は彼女のすぐ前の滑走者が優勝したコストルナヤ。

しかもコストルナヤはフリーの演技こそわずか2位だったが、総合得点は世界最高得点とのことで、会場は大いに湧いていた。

その直後の滑走である。

普通ならモチベーションを維持するのがとても大変な状況。

ザギトワ選手の表情は、ここ最近何年も拝見させてもらっているが、今回に限りずいぶん固い感じを受けた。

むしろこわばっていると言っても良いくらい。

やはり演技は予想した通り振るわなかった。

世界のトップシックスの中での結果である。

最下位といえども6番目とのこと。

しかし、彼女の過去の栄光を考えれば、それは屈辱と誰もが思っただろう。

彼女は、この後本国に戻ってから、テレビのインタビュー番組に答えている。

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インタビューに答えるザギトワ 誤解を招いたかもしれないね

実はここでいくつかの発言をしているようだ。

彼女はグランプリファイナルの試合が終わった後、負傷したことを理由にエキシビションに出ることなくそのまま帰国してしまった。

どんな気持ちで帰ったのかは想像するに難くないが、おそらくはいたたまれない気持ちだったのではないか。

少しくらいはそっとしといて欲しいぐらいの気持ちだっただろう。

彼女の場合、世界中から注目が集まっているのだ。

勝ち負けに関係なく、国内外問わずパパラッチたちが群がる。

インタビューでは、一旦は“様々な大会に出ることを休みたい”旨の発表をしたようだ。

そして“大学へ行ってコーチになるための勉強をする”ような発言もあったらしい。

実は、この頃から彼女をめぐる様々なネットの記事が書き込まれることに。

代表的なものでは、“これが事実上の引退会見”などと呼ぶものもあった。

そして、他にも様々な憶測などを付け加えて、“競技人生を終える”みたいな表現のものが多かった気がする。

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彼女をめぐる様々な噂

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ロシア国内には様々な批判する報道が

実は彼女の敗北を受けて様々なネットや専門家の発言が書き込まれている 。

ネットの発言は心ないものも多い。

『ザギトワの時代は終わった。』

『引退すべき。』

ひどいものだと、『もう用は無い』みたいな発言もあったらしい。

それとは真逆の発言もあったようだ。特にロシアのフィギアスケートの重鎮『タラソワ』さん。

彼女は今の女子のフィギアスケートの様々な問題点を指摘しつつ、ザギトワ選手がこれからも自分自身の持ち味を最大限生かして競技生活を続けるべきと語っていた。

ジャンプ中心の今の競技内容だと、様々な意見はあるが、小柄な華奢な体つきの選手に有利に働く。

ただし、今始まったことでもないだろう。

4回転ジャンプを跳ぶロシアの3人のアイドルたち。

彼女たちは普通の女子選手が5年10年かかって会得する演技を15歳ほどで確立している。

この事実は間違いないことで、演技を見れば一目瞭然。

しかし、彼女たちが有利な条件(体つき)を持っているとしても、それはあくまでも条件だけに過ぎない。

他にも似たような条件の子たちは山ほどいるだろうから、その中でこの3人たちがずば抜けた結果を残すことができた。

15歳の3人の子たちも1並外れた努力をしてきたに違いないので、今更この3人に不利になるようなルール改正もナンセンスと言うべき。

デリケートでシビアな世界なので、競技として成立させるために、また見るものをして楽しませるために、もう一つ極めて重要だなと思うことが1つ。

それは“競技をしている選手たちを、とにかく守るようなこと”になってほしい。

ロシアの国内事情では、結果を残せなくなったならお払い箱みたいな風潮もあるようだ。

選手を国家発揚のための道具として使っているみたいな、そんな報道も所々に。

選手たちは純粋にアスリートなので、そのような使い捨てのような粗略な扱いはあってはならないだろう。

競技をする上で有利不利は当然あるだろう。

しかしそういった諸々の条件を含めてスケートが成り立つものと思う。

Instagramでの本人の発表

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私は引退しません

彼女はInstagramで熱心に情報発信をしている。

私もここ数年ずっと見守ってきたが、ごく最近の発信で本人の本音とも言うべき発言を見ることに。

先日のテレビ出演後一体どういうことか”“なぜ引退したのかという多くの質問を頂いています。テレビ出演の際、私は不安で、自分の考えをはっきりと伝えることができませんでした。私にとって、フィギュアスケートは私の人生そのものであり、プロフェッショナルなスポーツ選手になるために、4歳から常に努力を続けてきました。オリンピックの金メダルを含む、私のすべてのタイトルは偶然ではありません。コーチ陣に対し、私たちが一緒に成し遂げたことへ、一生感謝し続けたいと思っています

 

 

「私は活動休止も『引退』するつもりもありません」

 

「私は活動休止も『引退』するつもりもありません」
「休止すること、引退することは、一切考えていません。フィギュアスケートにおいて、可能な限りすべてのタイトルを獲得したアスリートとして、私は常に表彰台の一番上に立ちたいですし、そのために、さらにハードなトレーニングをする必要があります。私は、今もなお、ロシア代表の一員であり、ロシア代表として国際大会に出場できます。引き続き、コーチの皆様、パートナーの皆様、ファンの皆様からの素晴らしいサポートとともに、私のフィギュアスケート人生を続けていきます」

わざわざ日本語訳も付いていたのでそっくり引用させていただいた。

確かに17歳で引退っていうのはあまりにも厳し過ぎる。 

彼女は15歳の頃に比べると身長で7センチ、体重でおそらく5キロ程度は増えたのではないか。

様々な記事の中で彼女の自分自身のウェイトコントロールについての記述があった。

  • 体重計は1日に3回乗る
  • 水分補給も可能な限り控える
  • 100グラム増えたならば飲食物は禁止

自分自身のベストの状態を維持するためには、どうしてもここまでやってしまわざるを得なかった。

確かに、フィギアスケートの他の選手の話を聞いてみても、大体似たような意見が。

日本の紀平梨花選手も、体重はグラム単位で気にしていると聞いた。

そして彼女がよくやっているのが、自分が食べるものを全てスマホで撮影すること。

そして、後でその写真をもとに自分がどの程度のものを食べたのかをきちんと計算するらしい。

かつて私は自分の記事の中で、“フィギアスケートの選手は500グラム体重が増えたらもうジャンプが飛べない”と書いたが、それは実際のところもっともっと厳しい制限がかけられていたことになる。

氷上で舞うフィギアスケーターたちの魅力は見ていても素晴らしいと感じる。

しかし、いろいろ調べていくうちにこれだけの結果を残すためには、想像を絶する過酷な管理が求められている。

アスリートとして競技はまさに花形。

この美しさが10代で終わってしまうなんて事は、正直なところそこまでしなくてもと思ってしまうのだ。

これからもこの競技を見続けるために、より長く競技生活を送ることができるように様々な配慮がなされることを祈ってやまない。

「骨盤ウォーカーベルト」

結果を厳しく求められる世界

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ロシア代表としてまだまだ活躍できる

実は、今回の報道を受けて彼女が平昌オリンピックで一躍有名になった頃のことを思い出している。

あの時、彼女と同じロシア選手でメドベージェワ選手がいた。

それまで絶対女王の名を欲しいままにしていたメドベージェワ選手を抑えてザギトワがオリンピックで金メダルを取ったのだ。

その時のザギトワ選手が今、若い15歳の後輩たちに同じ目に合わされている。

このルールの中では結果としてはやむを得ないことだろう。

ザギトワに敗れたメドベージェワは、自分自身の活動拠点をロシアからカナダに移し環境を大きく変えた。

ロシア国内でのなにがしかの軋轢を想像させてしまう。

ロシアでは、“サンボ70”に所属するエリートたちがいる。

それは国も大きくテコ入れしてバックアップしているが、条件としてはやはり結果のようだ。

結果を出せなければ、当然片隅に追いやられることに。

このチームは、女子フィギアに限って言えば、過去からも有力選手がいっぱい輩出していたが、全員が生き残れているわけではない。

今回金メダリストのザギトワ選手が話題に上ったので注目された気がする。

やはり競技自体が驚くほどシビアであることが最大の原因と納得できる。

美と技術の追求と言えばそれまでだが、1ファンとしては切ない思いの方が先に立ってしまう。

【BROOK'S かんたん ぬか美人】