くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

スカーレット 僕の1日をいつものように過ごしたい

 

武志君の入院中のエピソード。

病院で抗がん剤治療を受ければそれなりに体力も消耗するわけだし、待ち遠しいのは退院ないしは通院治療に切り替わること。

今日の物語は、命の起源を区切られた若者がどんな思いでどんな反応をするかが描かれていた。

正直な感想を言えば、若者らしからぬ悟りを得たような心境

しかし命がギリギリまで追い詰められた者として、その反応は賞賛されてもいいと思う。

目次

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ジョージ富士川の写真集に自ら書き込む

父八郎の涙

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息子の運命を受け入れるなんて事はあまりに厳しい

 八さんが自分の名古屋の住所を引き払ってしかも会社も辞めてこの信楽の県立病院のそばにアパートを借りて住みたいと申し入れをするのだ。

命の期限を切られた息子の側になんとしても寄り添っていたいと願う親心。

しかしその申し入れを武志が望んでいる行動ではないと諭す喜美ちゃん。

そうしながらジョージ富士川の写真集に書き込んだ武志君の文章を披露する。

そこに書き込まれていた武志君の思いは自分自身も自分と関わりのある全ての人たちとの日々を今までと変わらずに過ごしていくこと。

命の期限を区切られたからといって、取り立てて慌てて何かを画策してしようとすることではない。

今までやってきたことを変わらずに続けていくのだと、改めて自分に言い聞かせる。

この思いは、とても切なく深い。

残りの時間を考えれば、何をどうやったって思うようにはいかないだろう。

そこでジタバタ慌てるよりも、

変わらずに今まで通りの生き方をしていくのだと。

実はこれ、何年か前に私が死にかけた時に痛切に身に染みて考えたこと。

そして、もうひとつ、10年以上も前になるが、家族同然に飼っていた愛犬を悪性リンパ腫で失ったことが。

動物病院の先生から言われたのは、治療しなければ3週間ほどで死にますとのこと。

それをどうしても助けたい一心で全力で治療にあたった。

その結果、8カ月間生きながらえた。

実はこのときの悪性リンパ腫の一件があって私は白血病関係を徹底的に調べあげた

先生が処方してくれる薬もさることながら、自分自身が採用しているサプリメントも食事の中に取り入れたりとか、考えられる手立ての全てを投入したと言っていい。

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あの時使っていた抗がん剤アドリアシン 確か1瓶2万8000円 1回の治療に2本必要だった

この時何が苦しいって、自分が守ってやらねばならぬ自分よりも弱い存在を守ることができずに死んでいくのを見守るしかないこと

今ならば笑い話で語れるが、息を引き取るとき、私は絶叫して泣きわめいた。

自分の両親が死んだ時も、悲しい事はもちろんだったがここまでつらく苦しい思いはしていなかったと思う。

父八郎が1滴こぼした涙はあの時私が流した涙と同じ匂いがしたもので。 

病気を告白することによって得られる仲間たちからの励まし

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みんなが駆けつけてくる

次から次へと病院へ、入れ代わり立ち代わり周りの人たちが応援にやってくる。 

周りの人たちの気兼ねのない応援はとても嬉しいが、実はね気をつけないとこれが結構ストレスになったりもする。

人にもよるだろうが入院している最中は結構体調が大変だったりもするので、なるべくなら安静で静かにしていたいなと思うことも。

人が来ればそれなりにテンションは上がるし、元気ももらえるが疲労もする。

スカーレットではそういったことも含めて大阪の物語らしく笑い満載で描かれていたね。

恋人真奈ちゃんとのふれあい

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なぜか筆談で心を通わせる

別な意味でこの2人はまさに恋人と言える。

お互い好意を抱きつつ、どちらかと言えば真奈ちゃんの方が 積極的。

武志君に気をつかうあまりに筆談で気持ちを通わせようとする。

真奈ちゃんを演じる松田るかちゃん

彼女がメモに書く姿を見ていて、あら〜、サウスポーやん

調べてみると彼女は沖縄出身で子供の頃からスカウトされて上京して活躍しているようだ。

有名なところではこちらのキャラクターかな?

 

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仮面ライダーエグゼイド“ポッピーピポパポ”

検索して調べた結果。

今24歳の彼女は大学に在学中にこちらの番組に出演していたようだ。

YouTubeで動画も確認したが、子供向けの漫画チックなキャラクター。

スカーレットの石井真奈ちゃんとは全く性格の違うキャラ。

おそらくこれからブレイクするだろうなと思う女優さん。 

やっと通院治療が許される

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やっぱりみんなと触れ合っていたほうがいいんだよ

最初、周りのみんなに自分の病気が知れることを極端に嫌がっていた武志君だが、治療をしていくうちにたくさんの人に会いたいと思うように。

一筋縄ではいかないのがこの白血病。

血液に抱えたトラブルは、本来持っている体力を著しく低下させる。

何かの時に突然異常なまでの体のだるさを訴えたり 、まためまいや意識の低下など、細かく体調を気遣っていく必要が。

そんな中でも周りからの励ましはなんといっても頼りになると言うもの。

と同時に、前向きに生きていくためには、自分の内側だけで物事を済まそうとするのは正直あまり良くは無い。

もちろん最後にはそれなりの覚悟を必要とするが、人との関わりがそこにあるとないとでは受け止め方はまるで違ってくるだろう。

今日のエピソードはそういったことを思い出させるような内容でもあった。

来週からはいよいよ残り2週間でスカーレットは終了する。

厳しい結果になる事はネタバレで承知しているが、俳優たちの渾身の演技をもう一度見てみたい。

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