冒頭、織田信長の苦悩が描かれていた。
信長は弟を殺し、父を失いそして母親からも見放されていた。
尾張国内は統一されてはみたものの、他の国との軋轢は未だ収まらず。
周りは皆、敵だらけで常に戦が絡んでいた。
そんな中、都を離れていた将軍足利義輝は、仲違いしていた三好長慶と和解し、京都へ舞い戻っていた。
そんな中、明智光秀は一乗谷の城下で寺子屋を開いて子供たちに読み書きを教えることをしていた。
将軍義輝は世の中の平定を模索するべく、様々な大名に上洛を促していたのだ。
目次
織田信長の苦悩
織田信長の身辺では最初に父親の信忠がなくなり、そして今回弟信勝の謀反を受けて弟も殺害せねばならなかった。
そして母親土田御前は信長の弟殺しを激しくなじったのだ。
もともと、母親は信長を気にいってはおらず遠ざける傾向にあった。
そして弟の信勝を溺愛していた。
それだけならばこのような悲惨な事件にはならなかったが、信長自身は必ずしも万人受けする性格ではない。
それなりに敵も多く特に諸外国からの様々な暗殺者の手が伸びることになっていた。
もともと先進的な性格の信長ではあったが、家族の愛情は人並みに持ち合わせていたと見えて、最後に残った母親から愛されることを希望していたようだ。
しかしそれは全くかなわないこと。
さらに国内はまとまったとは言え、諸外国は虎視眈々と尾張国を狙っていた。
さらに諸外国同士で信長包囲網を築いている有様。
これでは常に戦の危険があって国内は疲弊するばかり。
明智光秀の日々の生活


明智光秀は越前で暮らしてはいるものの朝倉家に士官するわけではなく寺子屋で子供たちに読み書きを教える毎日。
禄をもらっていないので無収入と言う事。
実はこの時代の明智光秀に関わる記述はほとんど残っていないので、脚本家の思い通りに自由に物語を作ることができるのだが、ただし、あちこちから推測すると明智光秀の武将としての様々な知識や、その人となりから多くの人から支持されていたと思われる。
光秀一家をかくまってくれた朝倉義景は将軍家への使いとして光秀を起用する。
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朝倉義景の使いで上洛
朝倉義景は戦いを始めとする厄介事は好まない性格として描かれている。
実は京都に戻った将軍足利義輝からの上洛招聘も自ら出向こうとはしていなかった。
将軍への献上品として鷹狩り用の鷹を運ぶ役目。
自ら赴くことなく使者を立てて将軍への挨拶代わりとしたのだ。
このときの将軍足利義輝は歴史的には松永久秀によって命を奪われる。
将軍といってもこの時代はもう足利時代の末期で実質的な力はほぼなかったと言える。
将軍よりも力のある武将たちが周りに混在している状況では、将軍が力を発揮しようにもいかんしがたい。
いずれこの後足利家は滅ぶことに。
最後の将軍足利義昭が織田信長に追放されてまく引きとなった。
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織田信長暗殺計画と斎藤義龍との再開
斎藤道三を滅ぼした息子義龍と京都の将軍のお膝元で意外な再会を果たす光秀。
最後の最後で敵同士となってしまったこの2人は合えば必ず殺し合いになるようなそんな雰囲気ではあったが。
しかし、道三亡き後の義龍は国内はそれなりに纏め上げてはいたのだが、心労が重なりやや疲弊した様子。
光秀と1対1の話し合いも持たれていたようだ。
過去のわだかまりを一旦捨てて、もう一度美濃のために働かないかと持ちかけるのだ。
その問いかけにきっぱりと光秀曰く
断る!
そなたとは組まん🖕🏾
明智光秀にとって主君はやはり斎藤道三以外には考えられなかったようだ。
特に織田信長を高く評価していた道三。
特に麒麟がくるで描かれる織田信長の様々な洞察力は群を抜いている。
また現場をきちんと把握できる力、戦での対応能力、どれをとっても他を圧倒するだけの力が備わっていたものと。
そしてナレーションでさらりと語られていたがこの光秀との会談の後義龍は2年の後に病で死ぬとあった。
ここら辺も歴史的な事実に基づいて作られている。
病とはどうやらハンセン氏病。
美濃国はこの後義龍の息子の代になるのだが、ここで織田信長に滅ぼされることに。
戦国時代の真っ只中なので当時有力な大名といえどもお互いに飲み込み合いを繰り返していた。
この後今川家も滅ぼし、そして美濃も飲み込む。
さらに武田家も信長によって滅ぼされるのだ。
この当時の覇者となるべきはやはり織田信長しかいなかった。
歴史を考察織田信長をめぐる様々な人物たち


織田信長の暗殺計画が京都で発覚したのだがその計画を阻止するために光秀が動いた。
当初は将軍義輝にお願いしようと思ったが、相談してみたところ実際に京都で力を持っているのは松永久秀とのことで彼に依頼をすることに。
久秀は直接義龍に直談判をして信長暗殺計画を未然に防ぐ。
この松永久秀はこの時代の有力な武将だが、かなりの荒くれ者と見えて将軍足利義輝を討ち果たしたのは松永久秀とされている。
この後織田信長の家臣となるが何度も謀反を起こして、結局最後は信長に滅ぼされることに。
戦国の下克上を代表するような武将である。
またあれだけ争いを好まないとされた朝倉義景は浅井長政と手を組んで織田信長に反旗を翻し、その結果返り討ちにあって滅ぼされてしまうのだ。
この戦国時代の様々な武将の軋轢に最終的に勝ち残っていったのは信長。
戦い方も経済活動も先輩たちから巧みに学んで合理的に生かすことのできた信長に1日の長があったと言える。
さて来週以降はどうやら桶狭間の戦いも近いと思われる。
しかし、麒麟がくるは今日の放送が終わるとあと2回ほど放送して一旦お休みとなる。
コロナ騒動の影響を受けて撮影が全く止まっているのだ。
聞くところによると8月以降の再開が最短と。
今年はいろんな意味で変則的なスケジュールを採用せざるをえないようだ。