くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

どうする家康 歴史のうねり

 

物語は3話目にして、登場人物、それぞれの立ち位置が明確になるような描かれ方。

徳川家康のような有名人だと、歴史に伝わる認識はたいていは誰もが共通。

彼は若い頃、今川と織田の間で様々な苦渋を飲まされてきた。

今日はその中でも桶狭間の戦いの後、家康がどのような考えでどんな行動をとったか詳しく描かれる。

この時代を描く歴史ドラマは過去にも数多く存在。

そういえば、以前の大河ドラマ「麒麟がくる」で描かれた徳川家康。

そして、その時に登場していた母親於大の方。

今日描かれた内容は良い対比になっていたと思う。

「麒麟がくる」では、於大の方は家康に寄り添い息子の考えに迎合する母親として描かれていたと思う。

今日描かれたストーリーでは、明らかに家康を懐柔するために派遣されたような描かれ方。

自分の妻子を人質にとられていた家康にとって、今川を裏切る事は妻子を見捨てることに他ならない。

冷酷に妻子を捨てよと迫る於大の方。

麒麟がくるとは明らかに立ち位置が違ったと思う。

さて、家臣たちの進言もあり家康はついに今川を裏切ることに。

周りから今川を裏切るようにプレッシャーをかけられる💦

目次

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桶狭間の戦いの後

今川義元 夢の中にも表れていた😓

今川義元亡き後の駿府では後を継いだ今川氏真が軍勢の立て直しを図ろうとしていた。

しかし、簡単に整うほど事態は簡単ではない。

徳川家康は、織田方のすぐそばにいるのでいつ織田から攻められるかわからない。

物語で描かれる家康は、この段階ではまだ自分自身が今川家の家臣であることを強く意識していた。

つまり、打倒織田信長

歴史で知る徳川家康は織田信長の盟友として有名。

今日の物語からは、そんな雰囲気などまるで伝わっては来ない。

家康は“氏真”に援軍の要請をするが“氏真”が要求に応える事はなかった。

要するに、家康たちだけでなんとかしろと。

この時、氏真は人質を取っていることになる。

つまり、家康の妻子、家来たちの家族などそのほとんどが駿府にいたがゆえに、家康が裏切る事はないと思っていたらしい。

戦国時代の習わしとして、同盟を結んだ大名同士はお互い人質を出すことを常としていた。

今日の物語でも、詳しいいきさつがしっかり語られていたと思う。

織田方の圧力

今川を見捨てて織田につけ😤

織田信長の使いとして、家康の母親の兄が訪ねてくる。

戦って潰すのではなく、懐柔して織田方につかせようと。

家康の実母 於大の方を伴ってくる

物語から伝わってくるのは、桶狭間の戦いで織田信長は今川義元の軍勢を破ってはみたが、そのまま今川家の領土を支配するには至ってなかった。

桶狭間の戦いの直後はどんな力関係だったのかが今日の物語で納得できる形で描かれたと思う。

徳川家康は、彼自身も人質としてあちこちたらい回しにされたが、家族も人質に取られる運命にあったようだ。

逡巡

妻子を見捨てる…

今川を裏切るとなれば、妻子や家臣たちの家族は人質にとられているので、場合によっては命が危ない。

物語の中では、そんな緊迫した様子も描かれていた。

歴史的に見れば、徳川家康の最初の妻「瀬名」と息子信康は家康自身によって粛清される運命にある。

徳川家康が、この時代の力関係の中で、どんなふうに同盟関係を選んでいたか、想像を絶する緊張感の中で行われた事は疑う余地がない。

そこをかいくぐるだけの胆力が彼には備わっていたと言うしかない。

この時代の主な登場人物

それにしても、これだけの過酷な運命をかいくぐる徳川家康の運の強さに感服するばかり。

そして、描かれる徳川家康はあれだけヘタレな殿様にかかわらず、周りの家来たちから慕われて持ち上げられていた。

このときの時代背景を考えれば、家来が主人を裏切ることなど日常茶飯事だったと思う。

しかし、家康に従う家来たちの献身的な主従関係は、およそ他の時代でもありえなかったのでは。

それは、一言では表せられないが徳川家康の人となりにカリスマがあったんだろうと思う。

歴史は動く

この母親が果たして家康の味方なのかどうか😓

徳川家康は迷った末、今川に反旗を翻す。

それは、とりもなおさず妻子や家臣たちの家族を危険にさらす事でもあった。

これは歴史が動いた瞬間だったと言える。

信長は家康を快く受け入れたはず。

織田信長は、今川家に勝ったとは言え、まだまだ弱小大名でしかなかったはず。

周りの国々を自分流に従えるためには、それなりの同盟関係は必須と思われた。

おそらく、徳川家康は同盟相手として最も扱いやすいと考えたのかもしれない。

この時代の織田信長はまだ26歳、徳川家康はさらに年下。

今風に言うならば、まだ若い兄ちゃんたち。

織田信長は、49歳で本能寺の変でなくなっているので、ここから一気に時代を駆け上がるんだろうと思う。

今日の物語は、徳川家康が歴史に残る重大な転換点を迎えたことが重要なテーマとして描かれた。