くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

ふりかエール 落第生古山祐一

 

いよいよ今日のエールから本来の役者たちが演じる内容となっている。

既に1度見ているので物語は当然 記憶にはっきり残っているし、

興味の対象は私の場合、吟ちゃんのナレーション

改めて見直してみて、周りの人がどんなふうに感じていたのかがよくわかる内容。

音楽以外の事はからきしダメな祐一君

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作曲が普段の仕事 勉強はそっちのけの落第生

目次

学校では居眠り 落第もするわ

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水を入れたバケツを持たされて立たされる(汗)

さすがの吟ちゃんのナレーションもほとんど呆れた様子で。

しっかりしいや!祐一さん‼️

大体、学校の勉強そっちのけで音楽ばっかりをやってるから商業学校を落第して今2回目の4年生。

かなり不本意なことだけど、

本人は子供の頃周りから言われた自分の好きなことをとにかく頑張ればいいやとそう思っているらしい。

その結果音楽しか興味のない人間に。

授業中に♪ばっかり書いているようでは、勉強もできなくなるわいな。

ハーモニカクラブの主要なメンバー

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大正末期から昭和初期 ハーモニカが大ブームになっていた

この当時ピアノを始め様々な楽器類は販売されていたが

ダントツでよく売れていたのがハーモニカ。

日本全体でもブームになっていたようだ。

この時代を生きた人たちはたしなみとしてハーモニカが上手い人が多かったような気が。

私の父親がそうだった。

古い曲ばかりだったが、1台のハーモニカで伴奏とメロディーと両方を演奏する。

子供心にすごい技術力だなと。

今はハーモニカと言えばブルースハーモニカのようなかなりクセの強い演奏方法がメジャーなようだが、ハーモニカだけでクラシック音楽の演奏などを行っていたので、かなり本格的なクラブが全国あちこちに存在したようだ。

このハーモニカクラブが祐一君の音楽の出発点になる。

ここの会長さんが、どうやら会長を退いて実家に戻るとのこと。

そして作曲が得意な祐一君にオリジナル曲の作曲を進める。

実はエールはこれから少し波瀾万丈な物語が展開するが、今回はその始まりとなるエピソード。

それにしても所々で出てくる吟ちゃんのナレーションが周りの人たちの気持ちを上手に代弁してるような気が。

権藤家から養子縁組の依頼が

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茂兵衛叔父さんは跡取りを作る必要に駆られていた

権藤家当主茂兵衛さんは病弱な奥さんを抱えていて跡取りがいない

大御所のおじいさんから、跡取りを早く決めるようにプレッシャーをかけられ続けていたのだ。

悩んだ茂兵衛さんは、自分の妹、つまり祐一君のお母さんを通じて古山家から何とか養子として息子のどちらかを差し出してくれないと必死に頼み込む。

この時代はそういうことが結構多かったんだよね。

やっぱり家を継ぐ事はその家にとっては一大事。

家系を途切れさせてしまうなんてとても受け入れられることではなかったのだ。

その話をお母さんから聞いた祐一君のお父さんも悩みを抱えることに。

どちらかの息子差し出さなければならない。

エールはこの先にそういった切実なエピソードも描かれる。

古山家のこれから

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古山家ではお父さんだけが祐一君の理解者

この頃から既に2歳年下の弟浩二君は兄祐一君を疎ましく感じていたようだ。

勉強をそっちのけで落第するような兄、もし今回また落第するようなことがあれば、自分と同級生になってしまうではないかと。

そして、勉強そっちのけで音楽にかまけている兄を家族はどうして保護しようとするのか

そういったことも弟としてはかなり不満だったに違いない。

そういった兄弟の中のわずかなすれ違いが、何年か後にはとても大きな軋轢となって跳ね返ってくる。

今日はそうした古山家の様子が中心に描かれていた。