いよいよ一平君の母親の捜索が始まった。
一平君を京都まで連れ出した千代ちゃん。
手がかりがないまま、かつてお世話になっていたカフェキネマをたずねる。
昔話に話が咲くが、夜になってお客さんにそれらしい女性を知っている人がいないかどうかみんなで手分けして聞き取り調査を。
そんな中ついにそれらしい情報にたどり着くのだ。
今日はさらに物語が進んで、ついに一平君の母親夕さんを発見。
実はそこで語られた一平君の過去の記憶を一掃するような驚愕の事実。
目次
カフェキネマでの聞き取り調査
千代ちゃんの凄いところは、周りにいる人たちみんなが彼女に力を貸してくれる。
それは他でもない、千代ちゃんが周りの人のために常に何か役立つことをしようと心がけているから。
その真心は味方を増やす事はあっても敵を作ることなどありえないのだ。
今回も訪れたその日の夜、カフェキネマで営業が始まってからあちこちのテーブルで一平君の母親の話で持ちきりだった。
何せ名前しかわからないとのことで、手がかりは驚くほど希薄。
それでも、いくつかの話の中でそれっぽい人は現れてくるもの。
カフェキネマの情報収集能力も大したもの。
ついに発見
久しぶりに女給として働く千代ちゃん。
お客さんにお酒をすすめながら聞き取りをする。
最初は記憶にないで話が盛り上がらなかったが、一平君の名前を出したところがそれらしい人のエピソードにたどり着くのだ。
確かその人旅館の女将をやっていたと聞いた。
嵐山でな、旅館を切り盛りしているって 。
どうやらこの辺の記憶で間違いなさそう。
早速翌日、嵐山を尋ねてみる一平君と千代ちゃん。
思いのほかツンデレな対応夕さん
嵐山で聞いた先は旅館夕凪
多少なりともやりとりがあるのかなと思っていたが、尋ねるなり早々に夕さんと一平君たちは入り口でばったり遭遇。
しかし、夕さんの対応は驚くほど冷ややかで一辺倒。
客間に通されて話をするが、とても言葉になどならない。
話はなんなん?
冷ややかな質問。
千代ちゃんがたまらずじゃ言葉をかける。
一平はあんたのことをずっと心配しどうしだった。
そして一平君が千代ちゃんと同じ役者であることを知って思わず苦笑する夕さん。
この辺から記憶に間違いがあることが徐々に明らかに。
一平君は母親を守れなかったことを詫びていたが、実はお門違いで母親は父親に追い出されたわけではなく、自ら男を作って家を出たとのこと。
あまりに驚愕の事実に一瞬言葉を失う一平君と千代ちゃん。
事実は驚きと失望と…
子供の頃の記憶をたどってみると、母親が家を出て行く時、確かに全く見知らぬ男と手を取り合って出て行ったことを思い出す。
夕さんは吐き捨てるように2人に向かって
疫病神 二度とこんといて!
ウチの旦那さんの機嫌が悪くなるさかい。
ここまで聞かされると千代ちゃんの感情が爆発する。
夕さんに殴りかかって取っ組み合いの喧嘩に。
女2人の壮絶な戦い。
無慈悲な言葉を投げたはずの夕さんも千代ちゃんも顔をくしゃくしゃにして泣いている。
それは、母親としての気持ちはおそらく残っていただろうに、今更外れてしまったボタンをかけ直すことにはならない。
それゆえに二度とここへ来てはいけないと冷たく言い放つのだ。
その言葉に我が事のように反応する千代ちゃん。
一平君は父親こそが悪の全てだと信じて疑わなかったが、フタを開けてみるとそんなものはどこにもなかった。
夕さんが父親のことをそんなに悪く思わんどって
そう言ってたしなめる。
千代ちゃんと夕さんがつかみ合いの喧嘩をする中、畳の上で笑い転げる一平君🤣。
こんな面白い話はないで!
そして彼の記憶と思いはここで大きくリセットされるのだ。
父親天海天海は悪者やなかった。
そして見つかった母親は尋ねてはいけない人だった。
自分の都合の良いように記憶を作っていたことがあまりにも愉快だと。
手切れ金と言って渡されたまとまった金額の中から、せっかくだから汽車賃だけもらって行く。
そんな一平君に
二度とこんといて😥
お幸せに😚
そんなやりとりの後泣きじゃくる千代ちゃんの手を引いてその場を去る一平君。
これらのシーンでとにかく圧倒的な演技力を見せつけた女優たち2人。
杉咲花が感情を爆発させて掴みかかるところ。
それに応えて、本来の気持ちを押し殺して一平君を突き放す夕さん。
朝から久しぶりに見ごたえのあるドラマだったなと。
その後のあさイチで出演者がもらい泣きをしてメイクを直しているシーンまで映されていた。
(坂下千里子がメイクを直してた)
さて、意外なほど呆気ない幕切れだったけれど、これで一平君の気持ちは変わった可能性が。
当初、お母さんに説得してもらおうと考えていた千代ちゃんだったが、実際は全く別アプローチで説得できた可能性がある。
2代目天海天海襲名を受けるのかどうか。
どうやらこれで舞台は揃った気がするね。