今日と明日で全ての物語は完結。
謎のことごとくが解き明かされる。
アニーヒラカワこと雉真安子はアメリカに渡った後
安子ローズウッドを名乗った。
やはり、ロバートローズウッド中尉と結婚したようだ。
予告編でうっすら遠目に描かれていた女性はやっぱり安子本人。
シアトルでの様子が物語の中で。
何よりも1番の目玉は、安子とるいのおよそ50年ぶりの再会。
制作スタッフの心意気だろうかかつての安子本人と幼いるいが登場。
思い出すとあの場面で記憶に残るのはるいが発した
I hate you
今日その忌まわしい誤解がリセットされたね。
るいを演じていた古川凛ちゃんが撮影当時よりは明らかに成長しているように見えたので、この場面はおそらく最近取り直したものなんだろうなと。
詳しいいきさつは、番組撮影中の裏情報として表に出る事はなかった。
制作スタッフや出演した俳優たちの意見を聞くと厳しく箝口令が敷かれていたらしい。
このドラマは後から種明かしが開かされるので、最初から筋道をばらすわけにはいかなかった。
今日のエピソードでほぼ伏線回収はなされたような気がする。
でも本放送の最終回は明日に持ち越されることに。
どのような締めくくりが待っているんだろう!
目次
ひなたの英会話教室
物語の最近を描いているひなたの様子を見ていて、演じているのは川栄李奈だけど、
マスク越しに見ていると広瀬すずに似ているなと思っちゃうよね。
ひなたは自分自身のキャリアの中にまた1つ新しいことを増やせた。
物語の中心的なアイテムだった英会話はここでしっかりと伏線回収。
それは安子が夫稔と結婚した頃に交わした会話の中に。
世界中のどこへでも自由に行ける
音楽を聴くことができる
そういった時代が来ることを心から望んでいると。
安子の夫 稔の願いがここで叶ったことになる。
ジョーのトランペット
コンサートのメインイベント トミーとジョーのセッション。
ネットの噂ではひょっとしたらジョーがトランペット吹けるようになっているのではと願いを込めて投稿している人はつとめて多かったと思う。
その点を見事に願いを叶える形で流れてきたジョーのトランペット。
トミーが奥さんの奈々さんに頼み込んでジョーのサニーサイドの古い音源を見つけてくれたのだ。
正直なところこれは驚くべき配慮だよね。
音楽を聴いていた人たちが皆絶句するほどの素晴らしい試み。
さらに、このトランペット演奏にトミーが加わる。
過去に2人で共演したトランペットのセッションが再びよみがえってくる。
るいが歌う on the Sunny side of the street
深津絵里のサニーサイドは個人的にどうしても聞きたかった。
彼女、ジャズシンガーでもいけるのではと思うくらいよく歌い込んだボーカルだった。
今日の物語は、それだけではすまないエピソードが目白押し。
るいが歌ってる最中に安子を背負ったひなたが登場。
物語の中の登場人物にしてみればこれは衝撃以外の何物でもなかったはず。
この後およそ半世紀の時を経て安子とるいは過去に生じた誤解を解消していくことになる。
この時、るいが発した言葉
I love you
お母さん 大好き❤💕
愛してるよりも“大好き💕”と表現する方がはるかに意味が通じると思う。
物語の中ではさらっと語られていたけどこの後この親子と家族とで積もる話を夜通ししたと語っていたね。
積年の誤解はこれですっかりきれいさっぱり消えてなくなったことになる。
すべての人の思いは過去から未来へ傷つくことなく疲弊することなく伝えられる。
ひなたの道へ
ひなたが日々鍛錬し培って身に付けた宝は他の人に分け与えることによってさらに輝きを増す。
これは虚無蔵さんがひなたへはなむけとして送った言葉。
安子の夫稔の願いはおよそ100年の時を経てその子孫ひなたによって叶えられることになる。
物語のとても大切なテーマ
真心
脚本家も制作スタッフもこのことを大事に伝えたかったに違いない。
さらには重要なアイテムとして
英語、野球、ジャズ、映画、そしてあんこ。
いくつかの要素が見事に束ねられた瞬間。
種明かし
安子は本名を
安子ローズウッド。
アメリカに行ってロバートと結婚したんだね。
アメリカ時代の様子が少し紹介されていたけど、穏やかで満ち足りた生活が遅れていたようだ。
ロバートのことを過去形で呼んでいたので、おそらくは故人になっている可能性が。
このときの安子は穏やかな表情ながらも、どこか一抹の寂しさを感じてしまうのはドラマにハマった視聴者だからだろうか。
このときの撮影がいつ行われたかなんて全く知る由もないから。
今日、安子と一緒にいた幼い頃のるい
ドラマの中で描かれた彼女のセリフは
I hate you から I love you へ。
さらに語られていたのはアニーはやっぱりあんこからとったってこと。
ヒラカワは平川先生の名前から。
本人の口から説明させるあたりが、丁寧で親切だと思わせる。
いよいよ明日すべての物語が集結する。