くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

ちむどんどん1週間振り返り 恋の行方

 

ちむどんどんは今週1週間で、様々な人間関係が大幅にリセットされたと思う。

今まで規定路線で進んできたものが、一旦は全て更地になってしまう。

と同時に、昔から思い続けてきた登場人物たちの恋心がここへ来て丁寧に描かれ始めたのでは。

実は、脚本家羽原大介の持ち味から考えてみると、こういった人と人の心の織りなす様子を描くことが得意なんだろうと推察。

登場人物、とりわけ主人公の暢子と愛和彦のコンビは大きくストーリーを軌道修正することになる。

そして、沖縄やんばるで描かれる良子と歌子の姉妹にどんな風な未来が描かれるのか。

そればかりか今週は母親優子の恋バナまで登場

母親の恋バナはどうやら彼女の亡き夫賢三とのエピソードを説明するのに必要なアイテムだった可能性が。

沖縄が物語の出発点であり、舞台でもある。

過去から紡いできた親世代、さらにはその親世代の人物描写を描くときに脚本家は自分の得意な恋バナなどを題材に選んだと考えると、なんとなく先のストーリー展開も納得できるような。

そして登場人物たちの様々な行動が際立つ形で描かれるように配置されているのが賢秀。

彼のエピソードも物語の中では欠かせない。

失敗ばかりだった彼がどこで成功への道を歩み始めるのか。

この物語は悪人と善人がきっちり区別される。

そして主な登場人物たちはすべて善人。

落としどころはどんなふうに準備されるのだろう。

今週のオフショットから

目次

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和彦と愛の恋模様

結婚を誓いあっても別れることに💦

 

ちむどんどんでは、実はネットではかなりアンチな投稿も目立つ。

そんな中、唯一好感度NO 1で受け入れられているキャラクターが愛

演じている飯豊まりえのはまり役だと言える。

彼女のストイックで、それでいて周りの人たちの心情に寄り添えてデリケートで敏感な反応。

健気でひたむきなこと。

この上もなく素敵な女性として描かれている。

愛は、和彦のことが、多分命がけで大好きだったんだろうと感じる。

物語の最後の方で、愛から和彦への手紙の形で彼女の心情が語られていた。

私はあなたが思っている以上にあなたが好き。

しかし、お互いの本当の心、進むべき道、そして本当の幸せを考えれば別れるべきだと。

それに比べて和彦の告白は驚くほどぞんざい。

愛に対して、今までの事はなかったことにしてくれと。

ネットではかなり批判が集まっていた。

暢子が好きなことに気づくのが遅かった上に、愛に対してあまりに理不尽な自分勝手な対応をしたのではと。

その通りなので、私も正直こんなんでいいのかなと思わないでもない。

この時代は、私も過ごした青春時代だが、ある程度の歳の大人でも、自分が何をすべきかあまりよくわかっていない人が多かったかも。

今でもそうなのかもしれないが暗中模索な時代。

大抵の人が自分探しをしていたと思うね。

今までのことなかったことに💦 微笑んでうなずいた愛はそっと手紙を渡す😌

こういうキャラクターなんだろうなと思うしかない。

愛は3年間の限定ながらパリへ赴くことになる。

智の純情

仕事で成功して暢子を嫁さんに迎える

智は自分自身の人生設計をきちんと立てていた。

子供の頃の記憶で、お金にはずいぶん苦労してきた。

比嘉家に助けられた過去があって、その頃から暢子を少しずつ好きになっていく。

お金で自立しなければならない彼は仕事での成功を目指す。

その上で大好きな暢子を自分のお嫁さんに。

人生設計はバッチリだけど、ただ1つ弱点が。

暢子からいまいち確認が取れていなかったこと。

これだけ綿密に緻密に計画を立ててはみたが、肝心の本人から了解を得ていないのでは最後でどんでん返しがあったって文句言えないじゃないか。

案の定、智からのプロポーズを完全拒否する暢子

2人の気持ちには微妙な差異があった。

お金の力を思い知らされている智に対して、自分のやるべきことを夢を叶えようとする暢子には恋愛感情に微妙なすれ違いが。

智にとっては愛すべき暢子だが、暢子にとって智は戦友。

幼なじみだけど、同じ土俵の上には立っていなかったってことだな。

あまゆで起こる様々なこと

三郎が大切なキーパーソンに…

今週の物語の中心的な舞台は鶴見のあまゆ。

ここは和彦と暢子のねぐらでもある。

ここで様々なエピソードが描かれた。

暢子が和彦への恋心に気がついたのも、和彦が暢子のことを恋人として認識したのも、この場所。

エピソード要所要所で現れて、絶妙な補佐をしたのが三郎

県人会会長として彼の世話役としての務めは、物語の中でもとても大切なことだと、誰もが思ったに違いない。

と同時に、重要なところでとぼけたキャラクターとして登場してきたのも彼。

この物語には欠かすことのできないキャラなんだと改めて認識。

東京と沖縄

優子 なんと彼女にも恋バナが😨

沖縄では歌子の失恋と沖縄民謡の歌手になる決意が描かれた。

と同時に良子と博夫の夫婦仲についてもその関係が克明に描かれる。

長女夫婦の夫婦仲は波乱含み。

私はこの2人は別れるしかないと思ったこともあったが、どうやらそうでもなさそう。

イニシアチブをとっているのは良子なので、博夫がどれだけ成長できるかにかかっているだろう。

今回のエピソードでは母親優子さんの縁談話さえ飛び出した。

リハーサル中のオフショット😅

どうやら縁談話といっても、そのままオーケーするわけではなさそう。

その振りがきっかけで両親の古い時代の話へとつながっていきそうな。

来週以降に引き継ぐ物語

家族全員沖縄で再会できそう😌

物語は、基本となるコンセプトとして沖縄が本土復帰を果たした50周年を記念するとあった。

1組の家族を通して、沖縄全体が描かれるものと解釈。

今回はとりわけ恋バナにスポットが当たっているけど、登場人物たちがどのように感じどのように暮らしてきたかが語られるようになるはず。

脚本家の持ち味として、恋バナが中心的に扱われるテーマにはなっているけど、その裏側の様々な事柄にも注目していきたいね。