県人会主催の沖縄角力大会。
昨日の智と和彦の勝負が一体どうなったのか。
今日のエピソードの冒頭で語られていた。
大相撲で言うなら、同体。
つまり取り直しってことだね。
勝負審判を務めた順次は迷ったあげく勝者を告げることができなかった。
三郎さんが、取り直しを告げて再度勝負。
実力的に勝る智がきわどい勝負を制して2回戦に進むことになる。
2人の手に汗握る勝負を描きながら、周りで応援する人たちの胸の内を巧みに表現。
能天気に応援する暢子に対して、必死で食い下がる和彦を見て不思議に納得する愛。
なぜ、沖縄角力に素人な和彦がこんなにも必死に頑張るのか、その理由が理解できたような。
さらには、勝ち進んだ智は最後の勝負も制していよいよ暢子にプロポーズする。
実は1連の流れは、ベタな作りになっているのでほとんど予想できちゃう。
案の定、プロポーズを受けることができない暢子。
必死に食い下がる智。
それぞれの言い分も、感じていることもよく伝わるだけに、この流れはなかなか切ないものが。
さらには、賢秀の恋心は成就するのかどうか。
こちらも予想通りの展開。
このドラマの今後を占う上で今日はとても重要なエピソードになったはず。
目次
智対和彦
勝負の裏側で描かれたドラマこそが今回の物語の中心と言える。
愛は和彦が智と互角の勝負をするほど、死に物狂いなことをいぶかしく眺めていた。
その理由を様子から理解することが。
和彦は暢子が大好きなゆえに智との結婚を阻止したかったようだ。
優勝できなければ智はプロポーズは諦めると、昨日のエピソードであったような。
実力的には明らかに劣っているにもかかわらず、ここで食い止めなければ大好きな暢子が智のものになってしまう。
そのことが、どうしても受け入れられない。
ここでこのドラマが面白いと思うのは、その様子を見ていてセリフには出てこない登場人物たちの胸の内が愛のわずかなセリフの中で全て見てとれること。
愛は和彦の頑張りを見て、彼がなぜこんなにも頑張れるのかを彼女なりに納得するのだ。
おそらくここで、彼女は和彦との結婚をやめるつもりになったに違いない。
もともと、仕事で成功したかった愛はへ結婚をして家庭に入ることに躊躇があったね。
相手の和彦は大好きだけど、夫としてはいまひとつ煮え切らない態度があって、気に入らない部分も。
この場面で1人能天気だったのは暢子。
しかし、暢子にも愛から智のプロポーズ作戦を聞かされてしまう。
もし、智が優勝すれば、必ず自分にプロポーズしてくると知らされてしまうのだ。
鈍感な暢子だが、智の結婚を素直に受け入れることができない気持ちはしっかりと持ち続けていた。
和彦の頑張る理由
和彦なりの気持ちの表現だっただろう。
和彦も言わずと知れた鈍感で自分勝手な部分があって、自分が暢子を好きなことをきちんと理解できていない。
そんな様子を愛はしっかり把握している。
規定路線で進んできたそれぞれの恋愛のお相手は、大きくリセットされる可能性が。
とりあえずはそれぞれが自分の気持ちにきちんと向き合って、さらにはしっかりと知ることだろう。
そのデリケートなニュアンスをきちんと把握できているのはこの4人のメンバーの中では愛だけ。
日射病で倒れるまで頑張った和彦。
智をあれだけ消耗させたのだから、目的は達成したのでは。
ただし、これから明らかにしてきちんと向き合わなければならないことがたくさんあるのも事実だね。
撃沈 賢秀
賢秀の撃沈ぶりが今回も描かれることに。
物語の中で賢秀は唯一のだめんず枠。
彼はこういった役どころを演じなければならない。
今回も、お人好しピエロを演じてしまった賢秀。
呆然自失となった彼は決勝戦で戦う智になすすべもなく敗退。
賢秀の演技は演じている竜星涼のアドリブに頼るところが大きいと聞いたね。
それにしても演じてる側とすれば楽しいだろうなぁと推察。
優勝智からのプロポーズ
智がプロポーズする様子が少し時間をかけて丁寧に描かれていた。
やんばるの頃から暢子が好きだったと告白。
結婚して、暢子の夢を叶えてやると。
しかし、暢子は決して首を縦に振らない。
智とは友情での結びつき。
結婚してもうまくいかない。
自分の夢は自分で叶えなければ意味がない。
結婚はできない。
決定的な拒否。
理由はもっともらしいけど、本当の理由を語っていないところが、物語的にひねった部分。
暢子が好きなのは和彦。
そのことが気がかりで、別な人との結婚など考えられるはずもない。
さて、4人それぞれ、うまくいかない恋愛模様。
どうやら物語はこの先も一波乱2波乱ありそうだね。