この物語が語る回数は、本当にごくわずか。
ちむどんどんはどうやら沖縄から始まって、再び沖縄に戻るストーリーとなっている。
何気ない日常を描きながらも、物語の加速度は今最高点に達していると感じる。
昨日の前振りから智と歌子の関係にもついに決着が。
智は、みんなの見ている前でプロポーズ。
二つ返事で受け入れる歌子。
一番望ましい形で落ち着いたんだろうと誰もが納得したはず。
そして、物語はついに最終提案が。
暢子は東京を離れて沖縄に移住することを決意する。
最初からわかっていたことだけど、これがこの物語が描きたかった大切な人間関係。
たとえ誰かのためだったとしても、最終的には「自分がちむどんどんするかしないか」。
人生は様々な挑戦と、期待、そしてみんなの幸せこそが1番大切なこと。
今日は、そのことを描きつつ、ネットでは相変わらずダメ出しコメントも。
どうやらネタバレ情報も最終話まで公開されている感じ。
そうなれば、物語の結末は大体みんなの想像通りだなと。
沖縄をリスペクトする物語だったが、残りわずかな回数でどこまで描ききれるだろうか。
目次
智からのプロポーズ🆗
ゆし豆腐を忘れて暢子に責められる智。
しかし、彼にしてみればそんなどころの騒ぎではない。
勇気を奮い立たせて歌子にプロポーズするのだ。
断られるとは思っていなかっただろうけど、様々な過去のことを思い出すとどうしても最後の勇気がいまひとつ整わない。
そんな智のために歌子は民謡を歌って聞かせる。
結果としては歌子が智を励ましてふたりの未来を勝ち取ったようなもの。
正直なところ、少し引きずりすぎたような気もするが、恋愛エピソードとしては十分に条件が整っているなと感じた。
物語の流れでは登場人物それぞれが関わり合うようにできている。
和彦を励ましたのは賢秀であり暢子。
俳優のそれぞれの演技はみんなで意見を出し合って決めているらしい。
和彦からの提案
和彦から提案された事は、家族3人で沖縄に移り住んで一緒に暮らそうと。
なんとなく流れから見てわかってはいたことだけど、それぞれ思い入れがあるのは沖縄。
暢子はここが故郷であり、懐かしい場所な事は間違いない。
和彦は父が取り組んでいた仕事をうけつごうと決意していた。
そして、彼らの息子健彦はやんばるが大好きで東京には帰りたくないと。
家族それぞれの気持ちが沖縄にある以上、こちらでみんな暮らすのが一番幸せになれるのではと思ったようだ。
しかし、いかんせん様々な乗り越えなければならない問題が。
それは、2人が今やっている仕事の事、そして健彦の学校の事など。
それらにしっかりと決着をつける必要が。
暢子の決断
暢子はやんばるの畑でとれる野菜をもっと料理に活かしたいと考えていた。
自らクワを振って畑を耕す。
そしてその畑でとれた野菜で自分が思う通りの料理を作る。
そのことを考えると物語のタイトル通りちむどんどん。
乗り越えなければならない様々な事柄をみんなで頑張れば何とかなるのではと、そういう思いに至る。
どうやら、この物語は誰もが想像する通り暢子たちが沖縄に帰ってくることで決着がつきそうな雰囲気。
この頃からはおよそ20年が経過したはず。
物語は今1984年を描いている。
この写真の頃の設定は1964年、最初の東京オリンピックの頃。
ここへきてエピソードはかつて起こった事柄をそのまま繰り返しているように見える。
母優子の願い
優子は家族全員が巣立っていくことを心の底から喜んでいた。
歌子も結婚が決まって、やがては家を出ていくことになるだろう。
自分が家に1人残ったとしても寂しさは感じないと語っていたが。
しかし、暢子たちが帰ってくることになって、また違った家族のメンバーで賑やかさを取り戻すことになる。
彼女にとっては亡くなった夫賢三が常に自分のそばにいると感じている。
それ故寂しさは感じない。
暢子にも語っていた。
自分が1人になることを気の毒に思って一緒に暮らそうと言うのならお断りだと。
もちろん暢子たちは我慢してこちらに戻ってくるわけではない。
自分が求めるもの、やりたいものがまた形を変えて目の前にやってきたのでそれを追いかける。
そのことを聞いて安心する優子。
ちむどんどんの集大成はいよいよ沖縄に帰ることに。