昨日、物語の最後で知らされたIWAKURAの再建。
めぐみは夫の遺志を継がなければと決意したようだ。
今日の物語はそこからの展開となる。
しかし、浩太の時代からIWAKURAの経営の危機的状況は変わらない。
むしろ、経営者が変わったことで、社内の雰囲気や、周りの状況も若干悪化しているような流れ。
取引銀行に会社を存続させると宣言しためぐみ。
隣に座っていた舞は全力で母親を応援すると宣言する。
今日の物語では、まだパイロットになるうんぬんの話は出てこない。
しかし、覚悟を決めて実家の仕事を手伝うとなれば相応の覚悟が必要になるだろう。
めぐみは当座の運転資金として、夫の生命保険を当てると言っていた。
会社の経営者が入る生命保険なら、おそらく億単位だろうと推察。
確かに、何ヶ月間かの資金にはなるはず。
それでも、取引銀行からは、会社を引き継ぐに当たっての厳しいダメ出しが。
それは、今後経営するための事業計画をきちっと提出すること。
その中にはリストラを断行することが必須とされている。
目次
めぐみの改心
突然めぐみが心変わりしたわけではない。
彼女が決心するまでに、様々な人たちのアドバイスがあった。
1番は彼女自身の母親の言葉だろう。
母親は夫が亡くなった経費のかさむ船を売る事はせずにそのまま引き継いで仕事をすると決めた。
そうすることで、亡くなった夫といつも一緒にいられると感じたから。
笠巻の励ましも大きかっただろう。
そこからの流れを受けて今日の展開に至る。
通達
重大な話があるとして社員全員を会議室に集めた新社長。
IWAKURAを潰さないと宣言。
夫の残した業務を自分が引き継ぐのだと宣言する。
もちろん、社員からは疑問視する声、そして反発することこそなかったが、ほとんどの人が不安を感じたに違いない。
社長の仕事は未経験なめぐみ。
しかし、この会社は結婚した時から、夫と二人三脚までここまでやってきた。
浩太がどんなふうに切り盛りしてきたかはよく知っているはず。
社員たちの不安ももっともなことだが、笠巻は仲間たちに提案する。
前の社長は、我々を守るために、必死で頑張った結果、命を失ってしまった。
めぐみさんが社長としてするべきことをしっかり見守って決定にはしたがった方が良いのではと。
笠やんと呼ばれた彼は浩太の懐刀でもあった。
IWAKURAの技術部門は、彼の存在で成り立っている。
これからはめぐみの片腕として力を発揮するに違いない。
銀行の要求
銀行の営業担当はめぐみの決意を評価してくれたが、支店長はそうはいかなかったようだ。
やはり、借金の返済をしてもらいたいと言う気持ちには変わりなさそう。
そのためには新しいIWAKURAが健全な経営をしているという裏付けが必要なところ。
再建計画と事業計画はこの場合ほぼ同じレベルのものだと推察。
そのためには、経営規模に見合った人員を整備すること。
要するにIWAKURAの場合、多少は人員過多の部分が見受けられたのかも。
銀行の言い分はもっともなこと。
私も自分が担当していた工場の毎月の出来高を報告するときに、とにかく赤字にならないような数字上の細工を必死でやっていたと記憶。
今日描かれた段階ではまだ前途多難といったところ。
避けて通れないリストラ
リストラをどうしても避けて通れないと悟っているめぐみ。
夫浩太は絶対にリストラはしたくないと言いつつ、彼も手を染めていたはずだよね。
舞が今やっている製品梱包の仕事は、以前3人のおばちゃんたちがやっていた仕事。
彼女たちはパートと言うこともあって、あっさり退職させられていた。
その後を引き継いだ舞は無給で働いていたけど。
今回、徹夜で考えてめぐみが選んだのは3人。
この3人に辞めていただくしかないなと。
これは、いわゆる退職勧奨と言うもの
日本では一度正社員として雇った人間を軽々しく退職させるわけにはいかない。
それなりの理由付けと退職させられる者の希望もあって、きちんと手続きを踏む必要が。
今日描かれたエピソードでは、3人のうち2人まではしぶしぶ合意してくれた。
3人目の社員は希望通りとはならなかった。
俺は絶対やめないです😤
この言葉には実感がこもっていたよね。
経営者は、これから先のことを考えれば、銀行との付き合いをないがしろにするわけにはいかない。
お金の貸し借りがある以上、双方が納得できる形で付き合わなければならない。
それに選んだ3人が足並み揃わないのはもっと問題だろう。
会社が3人に退職勧奨をして、それを受け入れてくれたという事実が必要になる。
残酷なことだが「できませんでした」では済まされない。
今週のエピソードは、明日決着する。