怒涛の1週間が終わったって感じ。
今週は舞いあがれの舞台設定が大きく変化した時でもあった。
今まではパイロットに関わることが、物語のすべてで、実家のIWAKURAについては、脇役としての描かれ方。
脇役だったものがこれからは主役になる。
結果としてパイロットになる事は、一旦は封印して舞の恋人だった柏木との別れも経験。
IWAKURAは父浩太がなくなったことで、かつてないほどの危機に陥ってしまった。
誰が後を継ぐのかってところからの出発だが、流れから言っても母めぐみしかいないだろう。
もちろん、岩倉家の家族としては悠人や舞もいるわけだけど、物語のポリシーとして浩太の気持ちをどれだけ汲み取れるかがストーリー展開の重大なポイント。
浩太の遺言とも言うべきIWAKURAのこれからはめぐみと舞に託されることに。
様々な危機を乗り越えるために、めぐみも舞も全力で奮闘努力。
その結果、未来に一筋の光が。
今週は、大きな流れとともにこれからのストーリーのきっかけともなるべき事実が次々と提示される。
目次
挑戦 営業
IWAKURAの当面の課題としては、なんといっても新規注文の獲得。
仕事がなければ、お金が入ってこないわけで、息することもままならない。
めぐみ社長が取り組んだのは、事業の見直しと営業力強化。
そのために大抜擢されたのが舞。
舞はパイロットになる夢を一旦封印。
これは苦渋の決断だったに違いない。
目標のために、今まで全力で頑張ってきたわけで、ここへきて方針転換するのは、なんといっても生まれ育った工場を生き返らせたいがため。
父の残した会社をこのまま死なせるわけにはいかない。
その思いは、自分自身の人生設計さえ変えてもいいと。
しかし、付け焼き刃で挑む営業。
営業先からは、厳しい現実も突きつけられる。
どんな仕事でもそうだけど、基本的には人間関係、人と人との交流が、すべての物事のベースになる。
そこで必須の条件として信頼できるかどうか。
信頼を得る事は驚くほど大変。
しかし、失うのは一瞬。
舞は信頼を得るところから始めるしかなかった。
最初の条件として、しっかりとした知識の裏付け。
その次に、アピール力。
さらには人と接するときのベースになる力は傾聴力。
様々な知識も、説明する話術も、相手の話をどれだけしっかり聞き入れられるかどうかにかかる。
様々なことが条件として気づかされるストーリー展開。
IWAKURAの現実
突然始まったように見えた勉強会を怪訝な表情で見つめる社員たち。
今更、ネジの基本となることを勉強しながら、営業なんて、あまりにも泥縄だろうと思ったに違いない。
しかし、勉強等は始めるのは早ければ早いほど良いけど、遅すぎると言う事は無いのでは。
問題になるのは意欲、熱意
条件さえ整えば、すべては血となり肉となる。
しっかりとした決意のもとに起こされる行動に無駄なものなどありはしない。
すべてのものがやがては実を結ぶと信じて頑張るしかないのだ。
当初始まった3人だけの勉強会だが、外からこわごわ覗いている社員たち。
内心は興味津々だったに違いない。
IWAKURAの社員たちは、はじめはそっけない態度だったけど、本当は心配で仕方がなかった。
浩太が大切に育てた社員たち。
彼らの中身は本当は仕事が大好きで熱意と誠意に溢れている。
願いが通じる時


舞は営業員としての本来持たなければならない資質は浩太から遺伝でもしていたんだろうか。
営業先に頭を下げる様子は、父親と瓜二つ。
取引先の担当者も、思わず父親を思い出してしまう。
営業員として大切なのは、信じてもらうこと、そして相手の中に感じる誠意。
これらがこの場で生じた1番大切な事だったのかも。
この仕事はIWAKURA再生のための起死回生のホームラン。
そして、仕事をこなすために再び呼び戻した章。
そして、IWAKURAの将来を決定づける最大の応援者は悠人。
浩太といい関係ではなかった悠人。
しかし、彼にとっても実家は理屈抜きに大切。
母めぐみの申し入れを快く引き受けてくれた。
IWAKURA再生の条件が整った瞬間。
それぞれの「舞いあがれ」
幼なじみ貴司は注目の歌人として、少しずつ知名度が。
彼は、どうやら歌人としての道筋が決まったような。
そして、縁あってデラシネ再開も引き受けることに。
デラシネは舞たち幼なじみの原点。
彼からデラシネを引き渡されることに。
さて、来週の予告編が既に公開されている。
物語の最もベースになるところでは、空を飛ぶことに紐付けられる。
どうやら飛行機の部品についてのエピソードが加わりそう。
IWAKURAの持てる力の全てを結集しても、果たして可能になるのかどうか。
そして、そろそろ結婚?のセリフも。
物語は、さらに煮詰まっていくような雰囲気。