週が改まって始まった「らんまん」は明治13年の設定。
すでに明治維新から若干の時間が経ったことで、日本の国内もそれなりに様々な仕組みが整ってきたような。
そして、今週からはいよいよ物語の登場人物は本来の配役たちが勤めることになる。
主役を演じる神木隆之介はともかく、脇役たちも、実は朝ドラではお馴染みのメンバー。
竹雄も綾もよく知られた顔で、彼らが以前登場していた物語も懐かしく思い出される。
18歳になった万太郎は相変わらずの植物研究三昧だが、峰屋の当主としてもなんとなく務まっているような。
峰屋は蔵元として祖母のタキが切り盛りしていたことには変わりなかった。
万太郎は時間があるとすぐに野山に出かけて、なかなか店には残らないようだ。
そんな中、峰屋では綾の縁談がひっきりなしにやってくるように。
そして、翌年東京で内国勧業博覧会が開かれることを受けて峰屋も献上酒『峰の月』出品の話が持ち上がる。
タキは最初は断るつもりでいたようだが、万太郎が出品を強く勧めることによって意見に従うことになる。
万太郎は不思議な存在で、普段は頼りなく心もとない様子だが時々当主としてしっかりとした意見や仕事の方針を打ち出すこともあるらしい。
物語では、綾のお見合いの話を中心に、若者に成長した登場人物たちのそれぞれの恋模様も描かれることに。
みんなお年頃になっているので、時代背景を考えれば、いつ結婚したっておかしくないわけで。
目次
槙野万太郎
万太郎は、どうやら峰屋の当主としてかろうじて機能している部分もあるようだ。
本当は店先でしっかり采配を振るわなければならないが、当の本人は植物の研究に余念がない。
雨上がりの後の野山の散歩は格別の雰囲気。
物語の中では、今でも必要な本は買ってもらって研究を続けているような雰囲気。
本人は、いろいろな勉強をしているので、世の中の様々なニュースにも素早く反応できる。
残念な事は稼業に熱心ではないこと。
主な仕事は全て店の働き手たちに任せて肝心なところだけ挨拶等を請け負っているようだ。
綾と竹雄
この頃の綾は19歳。
時代を考えれば、まさにお年頃で、すぐに結婚できるような雰囲気。
しかし、当の本人は結婚にはあまり興味がないようで峰屋の様々な仕事で彼女なりの采配を振っている。
特に万太郎とは真逆の働きぶりで、タキ曰く万太郎と綾を足して2で割ったらちょうど良いのではと。
なるほどのエピソードも紹介されていた。
昔のしきたりがしっかり生きているので綾は蔵の中に入ることができない。
そこで、出会ったのが、蔵人の1人幸吉
綾が密かに恋心を寄せる彼は、佐久間由衣のご主人綾野剛に実によく似ていると思ったね。
ネットで詳しく調べてみたら本当にビジュアルはそっくりだけど、実際は別人とのこと。
兄弟ではとの話もあったようだが、出身地など全てが合わないので、どうやら他人のそら似と言うやつ。
このほかにも、万太郎が名教館時代からの友達も登場。
寛太を演じているのは、お馴染みの俳優。
NHKでお声がかかる俳優たちは大体顔ぶれが決まっているように感じる。
蔵元峰屋
峰屋はタキが実質采配を振っているが、どうやらかなりお年なようで長時間帳簿を見ていると、疲労もかなり溜まるようだ。
たまたま役所の人間が訪ねてきて、来年東京で行われる内国勧業博覧会に出店しないかと打診される。
タキは断ろうとしたところが、万太郎が当主ぶりを発揮。
深尾のお殿様に献上した酒は、これからは日本全国に知ってもらういいチャンスだと。
四国の田舎にとどまっているべきではないと。
確かに、この時代の国内は、富国強兵で、様々な産業の近代化が叫ばれていた。
万太郎の意見はもっともであり、説明されれば誰もが納得できる事と思われた。
内国勧業博覧会
この行事は、明治政府が主催で都合5回行われたと記録に残る。
物語の中で語られる博覧会はどうやら2回目を指しているらしい。
政府主催で東京上野で開催されたとのこと。
明治全体で行われた行事なので、最後のものが歴史的に有名との事だったが、この物語ではそのうちの2回目が描かれるような雰囲気。
さらに、万太郎には、別な仕事が舞い込んできた。
佐川小学校の校長先生がやってきて、先生をやってみないかと言う。
どうやら、彼が選ぶ道はここへきていくつか示されるような雰囲気。
物語の予告編等を総合すれば、東京で奥さんとなるべき人と出会う必要がある。
どうやら週最後まで見届けなければ、全体の流れはまだ不明。