昨日からの続けてエピソードが描かれた。
寿恵子にカルタ勝負を挑んだタキ。
将来は万太郎と寿恵子が一緒になることが確定しているので、カルタは寿恵子が勝つものだと思っていた人には、あてが外れたかも。
寿恵子を圧倒したタキの実力。
少なくとも、誰彼太刀打ちできるようなレベルではないと感じたけれど。
しかし、らんまんが描き出す穏やかでひたむきなストーリーでは、歯がたたなかった寿恵子を優しく受け入れることになる。
タキは万太郎が連れてきた女性なら誰でも受け入れるつもりでいたのだ。
今日描かれた物語では、もう1組の男女。
竹雄と綾
この2人のやりとりも詳しく描かれた。
綾は峰屋の当主として、全力で経営に参加していた。
しかし、当時の明治政府の方針もあって、全国の蔵元は経営危機に瀕していたのだ。
東京から万太郎たちが戻ったことで一安心はしたけれど、心の中は将来のことで不安がいっぱい。
さらには、知らず知らずのうちに頼りにしていた祖母タキがどうやらもう長くは生きられない。
そうすればこれからの峰屋は自分が背負って立つしかない。
竹雄はそんな綾の言葉に激しく反応。
万太郎や寿恵子との関わりについて詳しく報告。
自分はもう自由な身でこれからは思う通りに生きることができる。
これからは、綾の事は自分が支える😍😤
竹雄の告白は綾にとっても嬉しかったに違いないが、この先の2人の動向にも注目が集まる。
昨日の続きの通りでカルタ勝負の様子が描かれた。
寿恵子が万太郎と一緒になることを考えれば、勝負は多分寿恵子が勝つのだろうと思いきや、
実際はタキが圧倒的な実力差を見せつける。
目次
タキの思い
もともとタキはカルタが得意だったのかもしれない。
物語を見ていても、かるたの勝負をしつつもタキは寿恵子の所作言葉遣いを注意深く観察していた。
初めから万太郎が選んだ女性なのだから、ケチをつけるつもりはなかったんだろうと思う。
どれほどの人なのかをしっかりと自分の目で確かめたかったのが本音だろう。
勝負で圧倒的な不利な状況でも、
相手へのいたわりを忘れない。
様々な気配りが自然に身に付いている。
峰屋をおよそ50年も切り盛りしてきたタキの人の見る目は間違いなかった。
甑倒しの宴会
昔ながらの造り酒屋では、様々な伝統行事が催されるようだ。
酒作りは、およそ1年ほどかけて出来上がる作業なので、その都度職人たちは集まることになる。
その中でも、蔵元が蔵人をねぎらう大切な行事が甑倒し。
昨日のエピソードで語られていた通り。
楽しそうな酒盛りの様子が詳しく語られていたけど、酒は飲めなくても、このような行事の楽しさは誰でも皆共通なものとして描かれる。
万太郎は確か酒が苦手な人間だったと思うけど、このように誰かと語らう事は得意中の得意。
相手の心の動きを素早く読み取り、それに合わせてこちらの気持ちをさりげなく投影させる。
槙野万太郎の最も優れた能力。
そして周りの人たちが皆笑顔になる。
物語の初めの頃から、一貫して語られてきた万太郎の人となり。
万太郎と寿恵子
相思相愛の2人なので、今更何を語ったってしょうがないじゃないと思ってしまうが、万太郎の故郷では、改めてお披露目の儀式が必要になる。
それが、物語の最初で描かれたカルタ勝負と、甑倒しの宴会。
物語を見る限りでは、万太郎に不足の部分を寿恵子がしっかり補っているように見える
すでに、二人三脚以上のものが描かれつつある。
実は、このブログをアップするときにモデルになった牧野富太郎博士の様々なエピソードも詳しく調べさせてもらった。
万太郎が顕微鏡を買ったときのエピソードが語られていたと思う。
あの当時の顕微鏡は下世話な話だが、家1軒分の値段がしたはず。
今の貨幣価値に直せば数千万円レベルの品物になる。
峰屋の経済力がどれほどのものなのか、思い知らされた瞬間でもある。
竹雄と綾
今日のエピソードで、俳優たちの名演技が光った瞬間でもある。
綾を演じていた佐久間由衣。
初めて彼女を見かけたのはドラマ「ひよっこ」の時だったと思う。
すらりとしたモデル体型の彼女は画面映りでも存在感を誇示していた
彼女の夫は俳優綾野剛で新婚ホヤホヤだろう。
女優としての彼女の存在感は短い時間ながら充分発揮されていたと思う。
竹雄の綾は物語のあらすじを調べると、この後一緒になるらしいけど、モデルの牧野博士の歴史によれば、この造り酒屋はやがて倒産することになるのだが。
竹雄を演じている志尊淳、彼の存在も初めて見たのが「半分青い」だったと思う。
若い俳優女優たちが生き生きとした演技を見せるのは、ドラマの進行にも花を添える。
さて、今週のエピソードは明日終了することに。
万太郎と寿恵子のめでたしめでたしは間違いないものとして、この先どんなことが起こるのか、物語をみなければわからない。