「らんまん」は毎日15分しか描かれないドラマだが、1週間通しでみたほうが全体の流れはつかみやすいのかもしれない。
今週は植物学者として槙野万太郎がついに世の中に知名度を得るところが出発点になる。
そんな中、学会では新種の発表こそが重大な課題として認識する風潮が全てだったかも。
さらには、昨日描かれた妊娠3ヶ月の寿恵子のつわりの様子。
たまたま長屋にやってきた藤丸のおかげで今までできていなかった食事も出来るように。
今日の物語ではいくつかのエピソードを交えながら寿恵子は妊娠7ヶ月になろうとしていた。
普通このぐらいになると、つわりも落ち着いて安定期に入るはず。
お腹の子供が元気よく動いているのを誰もが知ることになる。
藤丸は、万太郎に自分のとるべき道について問うていた。
どうしていいかわからない。
植物学教室から離れたい。
悩んだ末の万太郎の答え。
一度休学して自分が本当に何をやりたいのか探してみてはどうだろうか?
これが名回答になったようだ。
藤丸は休学届を提出し、万太郎のもとで同じような作業をすることに。
藤丸にとっての自分探しは、万太郎がこれから進むべき道の模索でもある。
そして、ブラック田邊は万太郎を敵視しながらもその業績は高く評価せざるを得なかった。
そんな中、万太郎は2冊目の日本植物志図譜を完成させた。
目次
万太郎の励まし
万太郎は、藤丸の持ち味を詳しく解析してみせた。
藤丸は誰よりも優しく誰にでも親切な特徴がある。
そのために、学会で行われるような競い合うことは性に合わない。
自分が本当に何をやりたいかはじっくり腰を据えて探す必要が。
藤丸にとって大学へは戻りたくなかった。
十徳長屋は大切な役割を果たしているのかも。
藤丸の決断
藤丸は田邊教授に休学する旨を届けていた。
教授が質問していたね。
休んで何をする?
分りません。
槙野万太郎について観察したいと思います。
なんだ(怒)また槙野か😤
明らかに不機嫌そうなブラック田邊。
しかし、一度よく考えて決心した藤丸は決してうろたえる事はなかった。
教室内でも、どちらかと言えば浮いていて教授やその他の人にも馬鹿にされがちだった藤丸だが、自分のやるべきことを見つけて今はむしろ元気いっぱい。
万太郎とブラック田邊
戸隠草について自分の業績にすることが叶わなかった田邊。
結論から言えば怒り心頭だろう。
しかし、そんな個人の思惑など全く関係なく万太郎の業績は誰もが目を見張る素晴らしいもの。
無条件に認めざるを得なかったのだ。
そして、恨みがましく言っていたね。
私のものにはならないんだろう?
このセリフには万太郎に対する敵がい心がありあり。
戸隠草についても、結局はこだわっているような雰囲気だった。
万太郎が自分をおとしめているのかもと考えているような素振りさえ見せていた。
ブラック田邊は植物学の方を向いているようで、実際は全くピントがずれている。
彼が気にしているのは彼自身の名誉とか名声。
アイテムはどうでもいいんだろうね。
万太郎とは相容れない人だということが今日の描かれ方ではっきりしたと思う。
日本植物志図譜第2巻
万太郎は苦労して、自分自身の書籍日本植物志図譜第2巻を発表。
植物学者として、知らぬ者がないほどの有名人。
しかし、徳永助教授からわずかながら指摘をされた部分が。
それは図譜は日本語の説明しかないので、できれば世界中に発表することを考えたなら、別の言語の注釈も必要だろうと。
指摘はもっともなこと。
この時期の世界では、日本で最も著名な植物学者のはずで発言はおそらく英語でやらなければならなかったと思う。
万太郎の良き理解者でもある羽多野はもうすぐ学校を卒業してそのまま助手として研究室に残るらしい。
万太郎に声をかけていた。
藤丸とは、たとえ大学に戻らなくても友達のままだと。
万太郎にとっても大切なことだったはず。
妊娠7ヶ月の寿恵子
お腹の大きくなった寿恵子はもうすぐ子供が生まれるだろう。
それでも万太郎の印刷作業には助手として参加している。
そしてさらに藤丸もこの作業には付き合っていたと思う。
寿恵子は万太郎の夢を補佐することで、自分自身の大冒険を完成させようとしていたね。
この後、彼女は万太郎の仕事を助けながら育児もしなければならない。
それを苦労と捉えるような彼女では無いけど、推察すると長屋の女性たちが支えてくれるような気もする。
植物学者としての万太郎がどこまで自分の仕事を追求できるのか、その事はこれからのこの物語の最も大切なポイントになるはず。
物語はちょうど今折り返し地点の辺りだと推察する。