物語は展開スピードがいよいよ加速。
今週最後のエピソードになる物語だが、既に昨日までの展開から6年経った設定で終了することに。
そして、2週間お世話になった子役たち。
彼女たちも今日でお別れになる。
調べてみてわかったことだが、子役を演じていた3人の仲間たち。
澤井梨丘
木村湖音
小南希良梨
実はこの子たちは既に舞台で活躍していてミュージカルなどを軽々こなす大変な実力者たち。
コミカルな役柄を演じていたので、まるでそんな印象を感じさせないが本当は鍛えられたアーティストなことがなんともすごいなと。
来週からはいよいよ本来の配役に転換する。
さて、物語では3人のうち1人だけがデビューできる話だったがフタを開けてみると、3人同時デビューが決まった。
デビューと同時に芸名も決まる。
当たり前のことだが、給料も発生する。
彼女たちの演じた役柄は水のしずくとのこと。
公演演目が四季についてのミュージカルのような作り。
花形スターたちがそれぞれ春夏秋冬に役柄を得て物語は様々なエピソードを描き出す。
感心するのは朝ドラの規模でこれだけ大掛かりな舞台を演出して見せたこと。
正直驚きを隠せない位の立派な仕上がり。
物語としても充分楽しめるのでは。
わずか2週間終了しただけだが、物語のこれからには大いに期待が高まる。
目次
報われた努力
昨日から物語はとんとん拍子に進んで仲間たち3人は力を合わせて全力で稽古に励んだ。
物語がとても素敵に描かれたのは3人の努力を周りの人たちみんながきちんと見守っていてくれたこと。
その結果、1人だけデビューの話は一旦白紙撤回。
急遽3人全員が新たに役どころを得てステージに立てることになった。
3人のチームワークがとても良かったこと、その一言に尽きるだろう。
3人を競い合わせて優秀なものを1人選ぶやり方ではなく、3人が力を合わせて何かを作り出す姿こそが最も舞台に映えるのではと判断した結果だと思う。
いかにも朝ドラ風のめでたい展開だが、出来過ぎと思わせない温かみのあるつくりはとても好感が持てたと思う。
デビューに向けて
今日初めてわかったことだが、デビューの時の芸名は自分たちで決めて良さそうだ。
それぞれ思い思いの芸名を考えてきたが、スズ子の名前を決めたのはやはり母親のツヤ
お母さんの思いは娘への期待と励ましに溢れていた。
リリー白川は、父親が外人のグレたガルボが好きだとのことで外国風の命名にしたかったとのこと。
桜庭和希はもし自分が男だったらこんな名前がいいと前から決めていたような。
スズ子は笑う門には福来たるから取ったと語っていたね。
花田家だけでなくこれからは、舞台を見てくれるすべての人に福を授けられるような存在にとの願いが込められている。
公演当日
公演当日の様子は断片的ながら舞台の様子が全体もわかる形できちんと披露されていた。
正直なところとても完成度の高い出来上がりだと納得。
朝ドラは普通お茶の間とかの映像がほとんどだと思っていたけど、そんな事は無く大掛かりなレビュー作品としてきちんと演出をし演じられていた。
とりわけスズ子とも縁が深い大和礼子は梅丸少女歌劇団の花形スター。
彼女とスズ子のやりとりがレビューガールたちの心意気もチラリと紹介していて、物語に華を与えたような気がする。
舞台に上がる前はみんな緊張して落ち着くのに苦労するらしい。
礼子はお客さんのことをジャガイモだと思うようにしていると語っていた。
それと言うのもスズ子が緊張のあまり口紅をうまく塗ることができなかったから。
2人のやりとりは、これからのスズ子の頑張りに大きな後押しとなったはず。
お披露目
今日のエピソードでさらに心温まる演出が最後のお披露目のシーンでも準備されていた。
歌劇団入団を家族全員で祝ってくれていたのは、実はスズ子だけ。
他の2人はそれぞれに家の事情があって、必ずしも賛成してくれているわけではなかったのだ。
しかし白川の場合は反対していた両親がしっかり客席で娘を応援していた。
さらには桜庭の家族たちも来ていて、彼女を応援。
そしてスズ子の家族は父親がボロボロに泣いていたのも物語を象徴していたと思う。
そして常に良い味を出してとぼけているのが弟の六郎。
わざわざ舞台にまで亀を持ち込む。
そして福来スズ子の発表に
名前が違うよ😜
物語は最後の1分間でついに6年先までワープする。
おそらく物語の設定は昭和8年ないしは9年頃とされる。
この頃の日本のご時世と言えば、太平洋戦争間近で軍隊がいよいよ力を増してきた時代。
果たして梅丸少女歌劇団のような舞台が、世の中にどれほど受け入れられるのかってことも大きなテーマになってくるはず。
来週からの展開にこうご期待と言ったところだが、何よりも太平洋戦争前の日本がどんな状態で描かれるのかも大いに注目したい。
モデルとなった笠置シヅ子はその時代の生き証人でもあった。