くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

ブギウギ 厳しすぎる稽古

本格的に物語が始まった。

梅丸少女歌劇団は、新たなメンバーも加わって、次の公演に向けてグレードアップを図っていた。

今までとは演出をがらりと変えた内容。

花形女役大和礼子が新しく演出担当として抜擢された。

大和は今までと同じ出し物ながら新しい挑戦として今までとは違った新しい舞踏形態を提案してみたい。

稽古は苛烈を極めた。

特に、音楽と踊りの融合を目指しつつ、細部に至るまで一切の妥協を許さない。

厳しいエピソードが描かれる中、今日話題に登ったのは才能のあるなし

スズ子は才能がないことを自覚しつつ、どうすれば自分をアピールできるのか可能な限りの努力を続けていた。

そんな厳しい稽古の中、新しい研究生たちは全員が辞めたいと言い出す。

それは今回加わった新メンバー秋山美月からのきつい一言が原因。

やる気がないのなら、やめれば!

その一言は全力で頑張ってきた研究生たちをコテンパンに打ちのめす。

研究生たちの教育係を務めるスズ子にとって自分探しも去ることながら、研究生たちが頑張って稽古に励めるように何とかなだめなければならない。

そうした中で、和希も辞めたいと言い出す。

厳しい研究生生活の中から意気投合した3人の仲間たちは今存続の危機に瀕していると思われた。

3人の仲良しグループ 和希 スズ子 リリー

目次

キビしい稽古

妥協しない厳しい稽古

大和礼子は演出を担当しつつ、自らも舞台に立つ。

彼女の演出家としての持ち味は決して妥協をしないこと。

自分が納得のできる仕上がりになるまでひたすら団員に求め続ける。

求められる方は厳しい稽古に耐えつつも、いつ終わるともしれない稽古についていくのが、やっと。

特に物覚えがいまいちだったり、明らかに才能の点で劣っている者たちは地道な繰り返しの稽古によってカバーするしかない。

気の毒だなと思うのは、自分がどのように及ばないのかピンと来ない人が全てだってこと。

自分のどこが足りないのかがわかれば、当面目標ができてそれに向かっていくことが可能になる。

何をどう頑張るのか。

わかっているようで、思いのほかわからない話。

スズ子は自分のことだけにかまけている暇はなくなった

新人の教育係も兼ねているスズ子。

何か問題があるなら素早く対処するしかない。

劇団員たちの悲鳴

私たちにはもう無理😭💦

横一線で並んだ舞台に立つ団員たち。

先輩も後輩もなく、優れた演技のできるものだけが選ばれると言う。

言っている意味はわかるけど、これは昔の言い方をすれば下克上ってことだよね。

こういうのが1番困るんだよね、現場で直接体を動かすものにしてみれば。

案の定、条件が悪いと思われる者たちから少しずつ脱落者が。

真っ先に根を上げたのが、研究生たち。

スズ子が担当する3人の子たちは必死でがんばりつつもやはり舞台の様々な裏方の作業もあったりして、稽古オンリーで日々過ごすわけにはいかない。

月謝を払いながら雑用もこなしつつ、稽古に励む。

これが先週先々週でも描かれたが驚くほどキツい。

さらに、今回新たな問題は同期の桜庭和希が後輩の秋山美月に厳しいダメ出しを受けてすっかり落ち込んでしまっていた。

同じ内容を演じている先輩が後輩に遅れをとっている。

それだけでも屈辱的なのに、露骨に周りから指摘されれば、居場所も何もあったもんじゃない。

和希は無断で稽古を休んでしまうようなことに。

秋山と比べられて身の置き所がなくなった

本来舞台で活躍できるだけの実力を備えた俳優たちがわざわざへたくそに演じてみせるのも結構大変なんだろうと勝手に想像したりする。

彼女も舞台で活躍するれっきとした女優なので、今回の役どころはそれなりに苦労があるのかもしれない。

彼女にマウントをとっている秋山美月を演じる伊原六花は今回の役柄を演じるために今まで以上に特訓を重ねてきたと聞いた。

オフショット 和服もバッチリ似合う

公式発表によると、今回の役柄ではタップダンスの名手との触れ込み。

わざわざ撮影に入る数ヶ月前から特訓を重ねてきたと聞いた。

彼女のYouTubeチャンネルも時々拝見するが、間違いなく努力家であることに違い無い。

おそらくこれからの物語でその成果はいかなく発揮されるんだろうと思う。

スズ子のとりなし

厳しい稽古の後のお団子はおいしい😊

スズ子が話を聞いてみると、後輩の研究生たちは、やはり稽古についていけなくなっていた。

本来の劇団員たちとは身分が違うので、雑用その他本来の出し物以外にやることが多すぎる。

先週もよく描かれていたけど、洗濯とかあるしね。

そういったもの全てを請け負っている以上、その上で稽古に励めと言われてもおのずと限界がある。

その気持ちがよく理解できるスズ子だからこそ、彼女たちに親身になって寄り添うことができる。

この辺のシーンからスズ子を演じている趣里のこの物語のキャラクターが少しずつ明らかになってきた。

チャキチャキの大阪人を演じている。

これはモデルになった笠置シヅ子を彷彿とさせるような立ち回り。

今回の物語はこういったノリで描かれるのかと改めて納得できる部分も。

今回の物語のキャラクターがそれぞれはっきり前面に出てくることがブギウギが朝ドラとして成功するかどうかの大切なポイントになるはず。

才能の定義

努力を継続できること

才能のあるなしを定義するのはなかなか難しい。

1つのことを継続できることこそがどうやら大和礼子によれば1番難しいとの事。

スズ子にはなんとなくできているような印象も受けるよね。

今週の物語は梅丸歌劇団の内情がどれほどのものなのかが詳しく描かれるような雰囲気。

それぞれのキャラクターが少しずつ輝き始めてくる。