昨日のエピソードで突然倒れ込んでしまったスズ子。
安否が気になるところで、物語はスズ子の病状ともうすぐ単独公演間近の梅丸少女歌劇団での仲間たちの様子が詳しく語られた。
自宅に戻ったスズ子は物語にずっと登場している熱々先生の診察を受ける。
百日咳かも?
なかなか厳しい見立てで、もしその通りなら稽古ができないばかりか公演なども絶対不可。
少なくとも3ヶ月間は安静が必要らしいとの事。
なるほどかなり重篤なことがよくわかる。
しかし物語の面白さはこの辺から始まる。
スズ子と同じ研究生の桜庭と白川。
この2人はスズ子が抜けたことで下働きが目の回る忙しさで、とてもじゃないが仲違いいる暇もない。
スズ子は高熱でうなされる中、桃が食べたいと言い出す。
しかし時期的に桃はもう終わり。
母親のツヤが必死で探し歩くもたどり着くことにはならなかったがどこからか桃を見つけてきたのは、ゴンベエ。
物語の中でも彼はとてもユニークな役どころを演じているね。
桜庭と白川はさすがにスズ子が心配で2人してお見舞いに来ることになった。
ここからがなかなかのストーリー展開。
いかにも死にそうなことを演技するスズ子にまんまと騙される2人の仲間たち。
結局は芝居であることがバレちゃうが、3人の結束はより増した言える。
目次
スズ子の病状
このとぼけた先生の見立てでは、百日咳かもとのこと。
調べてみると、子供特有の病気でもちろん大人も感染する場合があるが、今はワクチンなども発達していて、症例は激減しているとの事。
しかし、この時代ではまだ怖い病気だったのには違いない。
スズ子は稽古はもちろん梅丸に通うことも許されないような。
しかし、ここで注目すべきはスズ子は結構熱が出てるよね。
百日咳ならあまり発熱症状がないのが特徴。
そして、咳はしばらくの間続く。
微妙に違いがあることに気がつく。
白川と桜庭
スズ子がいなくなったことで、先輩たちの世話をする桜庭と白川の忙しさは限界に達している。
とてもじゃないが、お互いいがみあっているようなことにもならない。
協力して何とか乗り越えなければ梅丸にこのまま在籍できるかどうかも、微妙な状況。
2人ともお互いのことが大嫌いな描かれ方だが、とてもそんなことにエネルギーを割いている暇などありゃしない。
こんな言い方は失礼かもしれないが、スズ子が抜けたことで白川と桜庭の関係も改善されるような雰囲気。
それにしても先輩たちは容赦なく、研究生をこき使う。
それが伝統なんだろう。
スズ子をお見舞いに行く桜庭と白川。
2人が同じように行動すること自体が今までを考えるとほとんど奇跡みたいなもの。
怪我の巧名と言っては失礼かもしれないが、スズ子が倒れたことが周りみんなを成長させるきっかけに。
桃をめぐる物語
物語の中で不思議な印象を放っていたのが、この辺のエピソード
スズ子は何が食べたいか聞かれたところ桃と答える。
しかし、もう時期を過ぎているので、手に入る可能性はとても少ない。
それでもツヤは何とかして食べさせたいと思って、あちこちの八百屋巡りを。
結局見つからずにとぼとぼと帰ってきたところゴンベエが差し出したのは桃。
一体どこで見つけたんだろうと思うけど、本人曰く記憶にございません。
もともと出回っていないようなものなので、泥棒も何もないとは思うけど、どんなふうに見つけたのか多少なりとも?が。
ゴンベエさんがどこで見つけたかは知らないけど、スズ子はお目当ての桃を食べることができた。
百日咳ならぬ五日咳
スズ子の病気は、どうやら百日咳ではなかったようだ。
々先生曰く、ただの風邪。
考えてみれば、咳らしい咳はしていなかったと思うし、またそれなりに熱が出ていたので、症状は微妙に違和感があるなと。
結果としては、ただの風邪で良かった。
これでもちろん稽古にも参加できて、しかも公演にも間に合いそう。
ドラマの中では見舞いに来てくれた白川と桜庭の前で一人芝居演じて見せるスズ子。
今にも死にそうな弱々しい声で2人に尊敬していたと伝える。
まんまと騙される2人に真相を明かすのが六郎。
弟はちょっとトロイと言う設定だが、とぼけた役どころながら良い味を出しているのでは。
スズ子はひと芝居打っては見たものの、見事にネタバラシをされてしまう。
この朝ドラは今までとは違ってなぜか入浴シーンが多いような気がする。
余計なことかもしれないが、女の子たち3人の入浴シーンは朝早くからちょっとどきっとしちゃうのは不謹慎かな?
しかし、物語的には3人が仲良くなれたことで、これからの梅丸を背負って立つようなスターに育ちそうな雰囲気。
いよいよ明日で決着がつく今週のエピソード。
3人の中から1人デビューできる設定になっているが果たしてどんな展開が待ち受けるんだろう。