スズ子の引退宣言は様々な波紋を呼ぶことに。
特に今まで二人三脚で同じ道を歩んできた作曲家羽鳥善一の反応は特別だったかも。
僕は君の引退を認めない
どうしてもと言うなら絶縁する
冷静ではいられなかった善一がギリギリまで感情を押し殺しスズ子に宣言。
しかし、善一の強硬な反発もスズ子の決断をくつがえす力にはなり得なかった。
今日描かれるブギウギでは善一のスズ子の歌手引退に対する反応と、善一の妻麻里とスズ子のやりとり。
さらには同じ時代を共に頑張ってきた仲間茨田りつ子の反応。
さらにはスズ子のマネージャータケシとのやりとりも加わる。
スズ子の引退宣言は周りの人たち全てに大きく影響していた。
素直に受け入れられた人は、ほんのわずか。
茨田りつ子だけがわずかばかりの感傷を見せてはいたがスズ子の決断を支持。
考えて決めたことだろうから、反対はしないと言い切る。
どうやら全体で考えてみると麻里とりつ子がスズ子の良き理解者となっているような雰囲気。
歌手福来スズ子の引き際は本人が考える以上に大掛かりなものに。
しかしながら、福来家の人たちも皆スズ子の支持者たち。
大野さんも愛子もスズ子の良き理解者であり身方。
スズ子の引き際はどうやら記者会見を開いてきちんと発表するような流れに。
目次
羽鳥善一の散らかりよう
羽鳥善一こと服部良一と笠置シズ子の関係もブギウギと変わらないような内容だったらしい。
服部良一は笠置が引退宣言したときに
俺の歌を葬り去るつもりか😱
と言って罵倒したと聞く。
物語の中で詳しく語られていたが善一は売れっ子作曲家として様々な歌手に楽曲を提供していたが、彼の中での1番はやはり福来スズ子だったようだ。
善一が愛してやまなかったジャズテイストの味付けをきちんと表現できたのがスズ子だけだったので。
昭和31年当時はスズ子は歌謡界の大御所として君臨していた。
笠置シズ子も同じようにブギの女王として不動の地位に。
しかし、翌年には一気にランクを下げ、さらにその翌年には圏外になってしまう。
もちろん引退したからと言う理由もあるが、当時はブギ人気は下り坂。
変わって出てきたのがマンボだったと言われる。
今回の物語で登場するかどうかはわからないが。
羽鳥麻里は良き理解者
スズ子はどうしても善一の了解が必要だと考えていた。
しかし、前日過激な発言をしてしまった善一はスズ子の訪問を避けるように逃げ出してしまう。
スズ子も善一もお互い気まずい思いをしたまま。
善一は可能な限りスズ子を引き止めようと考える。
しかし、それは無理だとわかっていたはず。
スズ子と善一は男女の中ではないにせよ特別な関係だった。
もちろんそれは音楽を通してのことだが、麻里が嫉妬するぐらいの2人の関係だった事は麻里の言葉からも理解できる。
スズ子と善一は二人三脚を超える親密な関係だったことに違いない。
茨田りつ子は戦友
りつ子はスズ子の報告に正直な感想を語っていたね。
スズ子はそっけない反応を予想していたが、実際は「寂しい」と語ったりつ子。
りつ子とスズ子は厳しい時代を生き抜いた戦友だった。
2人とも歌手活動のみならず女としてもその生き様は合い通ずるものがあった。
記憶に残るのは2人ともシングルマザーだったってこと。
そしてスズ子が子育てに関して逃げることなく真っ向勝負で戦えたこと。
りつ子はその点においてのスズ子の努力を大いに評価していたと思う。
2人のいきさつを考えれば、2人ともこの時代の大御所に違いない。
善一の申し入れは、スズ子の歌手引退を思いとどまらせること。
りつ子は簡単に却下する。
ムリよ😌
あの子の決意は揺るがない。
善一もりつ子の言い分は大いに納得できるところ。
スズ子の決断は、こうして周りみんなが承知せざるを得なくなった。
スズ子はこの後歌手をやめて舞台やテレビラジオなど女優として仕事を続けるつもりでいるようだ。
確か昨日のエピソードで本人がそのように語っていたと思う。
マネージャータケシの提案
マネージャータケシは福来スズ子ほどの大歌手が引退するのなら、知名度に応じた報告会見が必要だと語る。
そしてそれはその場に居合わせた家族たち全員も同意見。
タケシはマネージャーとして記者会見の場を設けることに。
質問を受けることになればそれなりに厳しい意見だって出るはず。
何よりもこの物語で悪役を一手に引き受けている週刊誌記者鮫島の存在が思い出される。
どうして歌手を辞めるのか?
オールスター男女歌合戦の影響はあるのか?
思いつくだけでも様々な質問が投げかけられるだろう。
スズ子の口から語られるかどうかはわからないが、歌手としてスズ子には絶対に譲れないポリシーがあった。
自分が納得できるものをお客さんに披露する。
それができなければきっぱりやめるべき!
今週中にそれらのエピソードが詳しく語られるものと感じる。