物語は今日含めても3話分。
どうやら全体の流れもある程度のものが把握できる中、スズ子の引退会見が行われる。
マネージャータケシの誘導で、様々な質問も受け付けることに。
ドラマを見ていてずっと感じていた悪役だったはずの週刊誌記者鮫島。
思った通り彼は意地悪な質問を投げかける。
しかし、スズ子は自分の決断にいささかの迷いもなかった。
そして鮫島の質問はおそらくみんなが知りたいことだと解釈。
スズ子らしいユーモアを交えて、上手に受け答え。
あの鮫島がインタビューの最後には、わざわざトレードマークの帽子を頭から外し拍手をする姿が。
このドラマでは悪人がいないのが最初からユニークな作りだと思ってはいたが、最後に来て物語にふさわしい展開が用意されていた。
スズ子は家羽鳥善一との関係を考えるといまだにきちんとした報告ができていないことを気にかけている。
善一はスズ子の引退決して認めないばかりか絶縁するとまで言い放っていたよね。
それだけ作曲家としての思い入れがあったことの裏返し。
しかし、歌手活動は自分が納得できるパフォーマンスを披露できてこそ命。
スズ子は自分が今までと同じようなパフォーマンスをすることが苦しくなってきたと正直に告白。
自分で納得できないものをお客様に披露するわけにはいかない。
スズ子なりの譲れないポリシー。
未練は無いのか?
この問いかけにもユーモアたっぷりに返答。
未練があったらこの会見を開く事は無い。
しかし何年か経って後悔するかも😂
茶目っ気たっぷりに答えてその場のみんなを笑わす。
さて、今日の物語の後半に登場したのは、USKの秋山。
以前の朝イチでブギウギの最後の方にもう一度登場するとの発言があったので、それとなく期待はしていたが、やっぱり物語の中に出番が用意されていた。
それと同時に股野とアユミもその場に同席する。
そこでしっかりと新旧交代のバトンタッチ。
目次
福来スズ子引退報告会見
ブギウギの最後の落としどころは歌手引退宣言になるけど、その後も女優として仕事は続けると宣言。
働かなくても食べていけるだけのお金は持っていただろうが、完全リタイヤということにはならなかったようだ。
何よりもマルチな活動をすることで、それなりにオファーがあった。
それでもスズ子の正直なはっきりした態度は記者たちみんなを納得させる。
週刊誌真相婦人記者 鮫島
ブギウギで唯一憎まれ役を一手に引き受けていたのが彼。
彼は週刊誌記者としてどんな記事がみんなに呼ばれるか常に腐心。
見方によっては、質問は確信をついていたかも。
かなり意地悪な質問をズケズケと並べ立てる。
しかし、真っ正直なスズ子は自分の気持ちを素直に表現。
鮫島も最後にはスズ子に称賛の拍手を送っていたね。
役者として憎まれ役を演じるのは役者冥利に尽きるのかもしれない。
物語を引き締める点で、これ以上の役柄はありえないので。
物語の最後の方で、すべての人たちが進むべき道を祝福。
好きな運命に導かれてスズ子は次のステージへと歩みを進める。
福来家の家族たち
スズ子のためにささやかなパーティーを催してくれた家族たち。
6人のメンバーがいる中で血がつながっているのは愛子だけ。
スズ子自身がもともと育ての親とは血がつながっていなかった。
しかし、スズ子にとって、家族の定義は血のつながりだけでは説明できない。
今まで多くの人に支えられ応援してもらって、ここまで来たスズ子。
目の前にいるメンバーが不思議な縁で集っていることに驚きを隠しきれない。
育ての親ツヤから学んだのは義理と人情。
彼女は親の言いつけのまま、義理と人情を守って活躍してきた。
次のステージは女優業になるが、これからも家族としての絆は変わらなく続く。
スズ子からアユミへバトンタッチ
スズ子がオールスター歌合戦でのパフォーマンスはアユミからエネルギーをもらったと述懐。
これから先も同じことを続けることにはならないと告白。
きっぱり足を洗って別の道に進むのが自分らしいやり方だと信じて疑わなかった。
モデルの笠置シズ子は歌手引退に至る理由を自分なりのパフォーマンスができなくなったからと説明していたようだ。
歌手のパフォーマンスはスポーツにも似ていて体力も精神力も酷使。
それに耐えられなくなれば潔く身を引くしかないと考えていたらしい。
今日のエピソードの最後の方で登場した秋山はスズ子を尊敬すると語っていた。
秋山はUSKで若手を鍛えると語っていたよね。
ブギウギは残り2回のストーリーですべての物語が終了する。