くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

虎に翼 女子部存続の危機

3週目となった物語は昭和8年春の設定

物語のスピードはてきぱき感に溢れている。

寅子は女子部の2年生に。

ここで物語は女子部の内情について詳しく説明。

入学時60名いた寅子の同級生は20名に減少。

3クラスあった教室は1クラスに併合。

さらには先輩たちの1期生は久保田と中山だけに。

ちなみにこの年の女子部は42名入学に対し既に10名が中退とのこと。

32名のみということに。

大学内で女子部存続の危機が叫ばれ始めた。

このままでは女子部は廃止される可能性も。

大学は苦肉の策として女子部啓蒙のための法廷劇を女子生徒たちだけでやらせようと言うことに。

2年生に華族令嬢櫻川涼子がいることで学校の宣伝材料にもなる

法廷劇の台本は学長が主導し、涼子が書くことになった。

できた台本は“毒饅頭殺人事件”

実際にあった事例をもとに学長が手を加え涼子がこしらえる。

無事に出来上がった台本は寅子の奮闘努力や周りの協力もあって練習にも熱が入り、寅子の自宅で衣装を作ることに。

事件はそこで起こる。

寅子たちにお茶を運んできた花江に、

こともあろうに崔香淑が勘違いしてお手伝いさんと呼んでしまう

物語がうまくできているなと思うのは、実際の殺人事件の様子を登場人物だけで仮に作って見せたこと。

さらには猪爪家の嫁姑の様子や能天気な寅子の様子。

そして寅子の女性特有の健康状態にも話題が及ぶ。

物語の展開は奥行きと同時に周りの状況説明もたくみに絡み合わせながら、法律家を目指す女性たちのこれからが描かれる。

女子部の現状報告

目次

女子部の現状

寅子は後輩の指導その他で忙しい

人数がどんどん減っていくのはそれなりに勉強が厳しかったからだろうと推察。

ほとんど先生の講義を聞くことに終始していたように思うが、レポートの提出とか様々な点で厳しい条件があったのかもと思う。

1期生は久保田と中山のみが在籍

2人だけと言うのも大変なことだと思うよね。

寅子たちが20名。

生徒たちも危機感を抱いていたが、それ以上に事態を深刻に受け止めていたのは、大学の運営側。

このままでは女子部を廃止するしかなくなるとさえ考えたようだ。

時代を先駆けての試みなので、最初は困難が伴うのは当然すぎる。

学校の環境も女性用に作られていなかったのが大きな原因にも。

特に女性用のトイレは休み時間に行列ができるほどの大渋滞。

絶対数が足りないのや、また環境も劣悪だったんだろうと考える。

様々な理由があって、“とてもこんなところで勉強は続けられないと考えた生徒”がたくさんいたのは理解できる。

大学は多分“掛け声”だけだったんだろうね。

細部に至るまできちんと考察したわけではない。

それが先へ進むほどにボロが出るって感じ。

明律大学の焦り

大学はなりふり構わず姑息な手段を😓

このままでは女子部が廃止になってしまう。

一計を案じて打ち出した方法が、女子生徒獲得のためのイベント。

それは女性徒達だけによる法廷劇を上演して世の中の女性にアピールすること。

これだけ女性が活躍しているというアピールはきっと生徒獲得の一助になるのでは。

大学は学長自らが法廷劇の題材を選出。

それは毒饅頭殺人事件

ドラマの中で語られていたのは、登場人物たち配役による寸劇として描かれていた。

説明としてはかなりわかりやすかったかも。

よねも法廷劇に参加

物語の流れで言えば、よねがこんなことに参加することは普通ありえない。

しかし彼女に至ってまでも、女子部の廃止は危機的な状況として受け止められていた。

自分も何かやらなければ勉強の場がなくなってしまう。

それぐらいの危機感があったのかも。

法廷劇上演を目指して

寅子は忙しい プールの後で様々な判例も調べる

寅子は法廷劇上演の裏方として忙しく働いていた。

大学側の思惑としては櫻川涼子を出演させることで、大勢の人の注目を集めたい。

その事はよく理解できていたメンバーたち。

やるべき事は多い。

通常の稽古に加えて衣装や法廷での舞台作り。

細々したものを上げていけばキリがない。

そんな中寅子の自宅で衣装を作ることに。

涼子がやってくることで、近所でもちょっとしたイベント扱い。

涼子の普段の生活から見ると、寅子の日常は興味津々であちこち珍しいものばかり。

物語の設定で同級生の1人が花江をお手伝いさんと勘違いする事件が発生。

全員が唖然とする中で、花江はその場を取り繕うがさすがに事態としてはかなりまずい

花江は猪爪家の嫁として日々奮闘してる。

寅子の弁解にも耳を貸そうとしない。

猪爪家の家族たち

寅ちゃんにはお嫁に来た女の子の気持ちはわからない😤

物語では、この辺の描き方が驚くほど上手。

花江の屈辱感を表した内容が、実は母親のはるにまる聞こえ。

家の事は私がやるから花江さんは寅子を手伝ってあげて😓

今日の物語はこの後寅子をに睨みつける花江の様子で終了。

花江の面目丸つぶれ

物語の中で描かれていた寅子の女性特有の婦人科系の症状。

要するに生理痛が重いんだよね。

今で言うところの軽い子宮内膜症なのかなと。

生理期間中は動くこともままならない場合が多いと聞く。

調べてみると、この当時の女性の生理用品等は大正時代発売のものが多かったような。

こんな感じのものを使っていたのかな?

多分男の側から見るとほとんど詳しく知る事は無い。

ただし、病状の苦しい状況は知り合いにそんな人がいた関係で私もよくわかる。

痛み止めがほとんど効かなくなって座薬に頼るしかなくなる。

それでもいまひとつな時は生理を止める方法も取られる場合が。

寅子は自分自身の健康不安も乗り越えながらひたすら役目を果たそうと努力。