今週からまた装いを新たに始まったなつぞら。
どうやら話の中心になるのはそれぞれの恋愛模様。
物語の設定は昭和39年元旦。
東京オリンピックの年、なつはこの年27歳になる。
この当時の結婚年齢としては少し遅いと感じるかも。
子供の頃の記憶だが、女性は 25歳過ぎると婚期が遅れているとの噂が立った。
そろそろ、テレビが映画をしのごうとする時代。
テレビのアニメ放送も様々なものが始まっていたと思う。
目次
優柔不断な一久さん
新年会が終わった後、社長自らテレビに専念するように一久さんに告げる。
テレビで仕事をするためには、納期と予算を厳しく守る必要が。
こういった枠にはめられるやり方に全く賛同できない一久さん。
たとえテレビ用の漫画映画とは言え、ある程度の芸術家気質がなければ良いものは作れないと盛んに皆に訴えるものの、逆にたしなめられる始末。
一久さんは昔のような長編アニメをじっくりと作りたい派。
テレビ方面に追いやられてしまえば、そのチャンスは失われて、すっかり意気消沈してしまう。
それを聞いていたなつ。
今与えられた条件で精一杯頑張るのが我々アニメーターの責務だと。
ももっち曰く、なつと一久さんは社内で噂になっていていつ結婚するのかなと。
そういった噂があるので2人はセットで見られているらしい。
そのことを激しく否定する一久さん。
否定をする一久さんに違う意味でがっかりするなつ。
この2人を見ていると2人ともお互いが好きなんだけれど、素直に認めることができないもどかしさがある。
長く恋愛関係にある2人だとありがちなパターン。
ゆくゆくは結婚をしてと言うことが想定されるのだが、それまでにはまだもう少し1つ2つエピソードが必要なのかも。
一久さんを演じる中川大志君。
彼はこのような役柄を演じるにはかなりのイケメン。
子役の頃から活躍している俳優なんだけど、恋愛に対して素人っぽい演技はなんとなく頑張ってる感を感じてしまうので、もっとリラックスしてもいいのかなと。
2人の関係は一久さんが今の状態で煮え切らなければ、なつだけで進展するはずもなく。
なんとなく今週中の放送の中でケリがつきそうな気がしないでもない。
もうお互いに良い年なので、何が始まっても普通に受け入れられる。
イラつくなつ
社内ではどうやらももっちあたりがなつの噂話をしているようだ 。
一久さんが入社したころから、この2人の中は評判だった様子。
しかしここへきて一久さんは素直になつとの交際を認めないばかりか、あえて無関心な様子を言い出す始末。
見ていると何か不思議な設定なのだが、なんとなくわからないでもない。
一久さんは男子として納得のいくだけの仕事をしていない自覚がある。
そのような不本意な状態で、なつを受け入れて結婚するなどとはとても気後れして言い出せないのではないか。
そのような、仕事がうまくいっていないが故の焦りのようなものが、なつへの遠慮みたいな気持ちで現れているのかも。
しかし、そのような男の中の気弱な部分を全く理解しないし、煩わしいとさえ感じているなつ。
このように噛み合わない2人だと、どうしても2人の間が進展しにくい。
脚本家はわざわざこのような心情を演出して物語をこしらえているようだ。
テレビ放送が持つしがらみ
テレビの放送では、必ずスポンサーがついて番組を作ることになる。
その時には、番組の制作料として予算があらかじめ決まる事に。
そして予算と同時に必ず守らなければならないのが、納期。
テレビの放送スケジュールは誰もが知る通り、番組表であらかじめ決定している。
そのことを厳しく守らなければ、スポンサーはそっぽ向いてしまうし、何よりもテレビ局が首を縦に振らない。
聞いた話では、あの鉄腕アトム。
毎週放送した大人気のテレビアニメだが、納期は常にギリギリの火の車だったようだ。
放送直前でテレビ局にフィルムが届くような有様だったと聞く。
毎週毎週、物語を作って動画として完成させなければならないのだ。
それは初めて仕事をするものにとっては、大変なノルマで、現場のスタッフは場合によっては不眠不休の日々が続いたと聞いている。
それぐらい根を詰めて作業をしなければ、テレビのアニメは成り立たなかった。
実は、ネタバレになるのだが、この先東洋動画のアニメ部門には一波乱起こることがわかっている。
実はそれぞれが頑張って仕事をこなして、それなりの結果は出ているものの、クリエイティブな仕事をする者たちにとっては、欲求不満がそろそろ爆発するギリギリまで溜まってきている。
物語を見ているとそういったことが匂ってくるので、この先に何かが起こってくるのだろうか。
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まとめ


風車に帰ってきたなつ。
そこで亜矢美さんにかつて切ない恋物語があったことを知る。
山口智子さんはこのドラマの中ではほぼ準主役と言っていいくらい、毎回登場する主要なメンバー。
彼女が演じている亜矢美さんは ムーランルージュ時代、どうやら恋愛で悲しいエピソードがあったような。
たぶん明日以降語られるのかも。
そして実は茜ちゃんなんだけど、情報が二転三転してちょっとお恥ずかしいのだが、NHKのオンデマンドの配信を見ていると、やはり下山さんとの恋中が発表されているようだ。
実際のモデルだと神地君(宮崎駿)の結婚相手なのだが。
やはりフィクションであるが故に、色々とストーリーの上で操作されている。
あと2カ月余りの放送。
どんなふうに進んでいく物語になるのか、毎朝のルーティーン。
最後まで見届けようという気持ちになる。