令和2年の初場所は、この間の日曜日からいよいよ開始。
最近いまひとつ盛り上がりに欠ける大相撲といわれるが、世代交代の進み具合はいかほどのものなのか。
年寄りで、60年来の大相撲ファンからすると、相撲を見なければ年が明けた気がしないのだ。
とりあえず今日で三日間が終わった。
三日間見させてもらった感想などをコメント。
目次
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荒れる初場所
よく場所の前に荒れると言葉をつけて表現するが、この初場所は本当に荒れる初場所。
3日目を過ぎて白鵬はなんと一勝二敗。
普通なら絶対にありえない。
それは調子が良いとか悪いとかと言うレベルではなく、35歳の横綱が、既に限界を通り越しているのではないかと危惧させるに十分な結果。
普通、35歳まで横綱を張れるのは 並大抵のことでは無い。
通常の幕内力士と違って、そのかかるストレスは半端ではないと思う。
そして、最近よく耳にする白鵬バッシング。
立ち会いに関わる様々なダメ出しが多くて、そのようなことも横綱本人も意識しつつ相撲をとっているようだ。
つまり、張り差しと肘撃ち気味のカチ上げ。
この戦法にあちこちから非難の声が集中。
横綱らしくない‼︎
品格を損なっている!
しかし、初日勝った白鵬の相撲では確かにカチ上げを採用していた気がする。
外野の意見をものともせずに自分の相撲を貫こうとしている。
しかし、2日目に対戦した遠藤との1戦。
先場所、この取り組みでケチがつき始めた経緯があって、どんな方法で相撲を取るのかと見ていたら、白鵬は先場所と全く同じ戦法で戦おうとした。
その結果、惨敗!
遠藤の攻め方が際立つ相撲だったね。
実は3日目も白鵬は負けるので、正直これだけ厳しい状況で横綱を務めるのもなかなかなかったこと。
同じ手は二度と食わない遠藤の心意気すら感じる。
幕内番付の世代交代はいかに?
世代交代が叫ばれながら、上位陣は相変わらず30歳を超えた横綱2人ががんばるしかない状況だ。
大関もずいぶんと様変わりして、今は豪栄道と貴景勝のみ。
この中で生き残れそうなのは貴景勝だけだろう。
豪栄道は二敗していて、やっと片目が開いた状態。
私が見るところでは今場所の勝ち越しはおろか、果たして千秋楽まで出場できるかどうかすら危ぶまれる。
また、かつて大関だった高安は果たして大関に復帰することができるだろうか。
栃ノ心は既に前頭6枚目まで下がっているので、大関復帰はゼロからの出発となっている。
相撲を見る限りでは、上位を狙いそうな雰囲気にはない。
ここへきて見てみると、横綱大関がアップアップの状態なので、優勝候補もまだ誰を見るべきかもはっきりとはしない。
まだ3日目なので、およそ予想できるレベルにはないが、相撲の状態がとても良さそうに見えるのは朝の山、遠藤、北勝富士ぐらいだろうか。
両横綱が果たしてどこまで復活していけるか。
ちなみに鶴竜は一勝二敗。
まさかとは思うが、両横綱とも休場の可能性もなきにしもあらず。
看板力士がいない正月場所だとちょっと盛り上がりには欠ける。
何とか中日までに立ち直さなければ、厳しいものがあるかも。
今場所は誰が抜け出ていくのかな?


今場所強さが際立つのは遠藤。
特に集中していた白鵬戦。
先場所受けた屈辱を見事のしをつけて返した感がある。
買った時の遠藤の顔はあたかも
ざまぁみろ! と言わんばかりだったね。
それに対する白鵬の苦虫をつぶしたような顔。
確かこの時は会場に遠藤コールが巻き起こった。
そして激しく舞い飛ぶ座布団。
これだけの盛り上がりはなかなかないのだが、相撲はとにかく始まったばかりなので、中日を過ぎるまでは景色は判断つかないと思う。
また今場所関脇でとっている朝の山がどれだけの成績を残せるのだろうか。
彼はもう大関といってもいいくらいの安定感で相撲とっているので、誰もが口を揃えて言っている。
将来が楽しみ
さて令和2年の大相撲も始まったので、長年の相撲ファンとしてはやっと年が明けた感がする。