くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

今更だけどチェリストヨーヨーマを調べてみる

 

YouTubeをあちこち散歩をしていると、様々な音楽と出会うが、バイオリニストは比較的たくさん見かけるが、チェリストとなると限られてくるようだ。

私が若い頃からよく知っているチェリストと言えばパブロカザルス

しかし今世界的に著名なチェリスト第一人者と言えば、

ヨーヨーマ

彼の名前を知らない人はいないだろう。

チェリストであること、様々な演奏をたくさんこなしていることなど知っていることも多いが、改めて知らべ直してみると、それなりにわかってくることもある。

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目次

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音楽一家に生まれる

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奥様を始めとする家族全員

生年月日を調べてみると1955年の10月とある。

私のちょうど2歳年下なので九紫火星未年の生まれ

私のしょぼい運命学で見ても、驚くほど繊細な神経の持ち主。

お父さんもお母さんも音楽家だったのでどのように育つか大体見当がつきそうなもの。

育った環境の中で存分に感性を磨いてチェリストとして活躍する。

すでに6歳7歳位でコンサートを開けるまでに上達するあたり、才能も多分に加味されているのだろう 。

当然のことながら結婚されていて、お子さんも2人いるようだ。

奥さんはどうやら名前から見てアメリカ人のようだ。

こちらの一家はおじさんおばさんに至るまでがみな音楽一家 。

才能が1つの家系に集中した感がある。

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その演奏とは

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ピアノ伴奏に従えて

チェロの演奏といっても普通はオーケストラの中で他の楽器とともにパートを受け持つくらいだが、ソロ楽器としての歴史もとても古い。

チェリストが必ず取り上げる曲目にバッハの無伴奏組曲がある。

私が若い頃から耳に馴染んできたのはパブロ・カザルスのもの。

聴き比べるとどんな差があるのだろうか。


Prelude to J.S. Bach's First Suite for Unaccompanied Cello

 聞いていてつくづく感じるのはチェロは本当に内省的な楽器だと言える。

この音色はまさに哲学的。

もちろん華やかさやきらびやかな響きもあるのだが、深く沈んだ音色は聞くものをして深い沈思の海に沈める。


Pau Casals: Bach Cello Solo Nr.1, BWV 1007 (8.1954)

 

ちなみにカザルスのこの演奏はおよそ半世紀ほど前のものだ 。

聴き比べてみて私が驚くのは、2人の解釈は随分似ているなと。

この曲の持ち味はチェロの深く沈んだ音色の中にも華やかさが感じられること。

2人ともそのことを十分に意識して演奏しているように見える。

今更のように思うが、カザルスの先進性はこの辺にあったかもしれない。

この演奏は私が生まれた翌年のものだが、現在のチェリストのほとんどがカザルスの影響を受けているとされる見本みたいなものではないだろうか。

その1連の流れの中で最後に登場してくるのがヨーヨーマなのかもしれない。

「骨盤ウォーカーベルト」

パブロカザルスとの比較

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スペインの生んだ世界的チェリスト

カザルスはその演奏方法を昔の古いやり方から自分流の合理的な奏法に変換した人とされている。 

脇を締めることを止めて、左手は自由に動けるようにして、のびのびと演奏することを常としていた。

現在は誰もが皆そのように演奏しているだろう。


J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV.1009

 バッハの無伴奏チェロ曲の中でもこれは別なバージョン。

私は個人的にはカザルスもヨーヨーマも同じタイプの演奏家と見ている。

チェロの魅力を遺憾なく発揮している点で、2人は共通なのだ。

まとめ

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18年前ライス補佐官と共演

様々な場面で演奏活動をしているヨーヨーマ。

7歳のときにケネディ大統領の前で演奏したとの逸話も残っているし、こちらの画像は2001年当時のアメリカのライス補佐官との共演。

割と知られていることだがライス補佐官は政治家を目指さなければ、ピアニストになっただろうというくらいピアノの演奏にたけている。 

その彼女と演奏してみせるので、大いに注目を浴びたのだ。

私の中でもリアルタイムで記憶に残る。

さて彼はクラシックの枠にとどまらず様々な状況でチェロを演奏する。

テレビ番組とタイアップしたものも多いが、こちらのバージョンも捨てがたい。


Yo-Yo Ma - Piazzola: Libertango (from "Soul of the Tango")

チェロの演奏家と言うよりは、音楽全体に対しての挑戦者の色合いが強い。

音楽家としては多分これからますます円熟味を増すものと思われるが。

いつも思うが技術的なものは確かに頭打ちの部分があるが、感性は年齢を重ねるほどに磨かれると思っている。

まさにそのことを地で行く音楽家なのだろう。

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