YouTubeを見ていて最近しょっちゅうヒットするのが、“京都橘高校の吹奏楽部”のパフォーマンス映像。
最近始まった朝ドラエールを見ていると、音楽と出会ってその後世界的に有名な作曲家となった人の物語が描かれている。
現代の若者だと、こういった音楽好きもいる
私が高校生の時代は、マーチングバンドは主流ではなかったので、最近になってこういったパフォーマンスを見るとちょっとドキドキ。
とにかく見て気がつくのは驚くほどのハイレベル。
もともと女子高の出発との事。
部員はほとんどが女性でたまに男子が混ざる。
それにしても、見るたびにびっくりで彼女たちの魅力に圧倒される。
目次
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彼らのパフォーマンス
彼らの演奏はYouTubeで検索すると山ほどヒット。
いくつか実際に見てみると納得できる。
こちらの画像はアメリカ遠征時の様子。
最初のセレモニーから撮影されているので実際の演奏は、7分30秒過ぎたあたりから
2018 Pasadena Bandfest Kyoto Tachibana SHS Band 京都橘高校吹奏楽部
これはどうやら1昨年度のパフォーマンス。
彼女たちは全員高校生なので、3年間の在学中にこれだけのパフォーマンスを身に付けなければならない。
それにしても大変な大人数。
かなり部員数の多い吹奏楽団でも、普通50名前後ではなかろうか。
これだけの人数だとほぼオーケストラ並みの規模と言えるだろう。
経験した者から言わせてもらえると、これだけの人数の各担当の
楽器の音合わせがとにかく大変。
吹奏楽なので、体が温まってきたり楽器が温まってくると音はどちらかと言えば上ずる傾向に。
最初に、ウォーミングアップのトレーニングをある程度時間をとってやらないと、30分後1時間後のコンサートできちっとピッチのあった音にはならない。
毎日行う全体練習でも、練習が始まる前にある程度ウォーミングアップを済ませてからでないと、きちんと音が合わないので後から苦労することに。
私の経験で言うと、高校時代の話だが授業が終わって放課後練習するのだが、30分ぐらいは音合わせに費やしたと思う。
ちなみにあの当時の部員数は50名ちょっとだったと記憶。
コンクールにも出ることを目標にしていたが、この50名の中から参加できたのは40名。
最近の吹奏楽のレギュレーションを知らないので何とも言えないのだが、あの当時のA編成で40名がリミットだった。
さてこちらの京都の橘高校吹奏楽部。
いまや、押しも押されぬ人気者。
彼らのパフォーマンスを見込んであちこちから公演依頼の話が舞い込むらしい。
ここ何年間かはこのYouTube画像のように外国でのパフォーマンスもこなしてきている。
京都橘高校吹奏楽部 Make Magic! 「賞より素敵なShowがある!」Kyoto Tachibana SHS Band 第31回 京都府マーチングコンテスト 2018 (GOLD/金賞)
こちらは1昨年度のマーチングコンテストのパフォーマンス。
彼女たちは普通に高校生のはずなので、いつどれだけの訓練を積んでいるのかと。
これだけの演奏は簡単にはできないので。
様々なYouTube画像の中で彼女たちの練習風景のアップがあった。
2011年 京都橘高校 Kyoto Tachibana SHS ホラっちゃ先輩Sing Sing Singお手本
今から9年前にテレビで放送された画像。
この画像を見るとシングシングシングは橘高校吹奏楽部のお家芸のようだ。
今でも演奏会等の最後の演目はこれだから。
そして、振り付けその他も伝統として先輩から後輩に受け継がれている。
感心するのは、音を外す楽団員がほとんどいないこと。
普通の高校生レベルなら多少の音程をトチるのはご愛嬌と言うものだが、この彼女らに限ってはそういったミスがほぼ見当たらない。
YouTubeで披露されてる画像は、どれもリハーサルなしの一発録りのはず 。
楽器を演奏することに関して、ハイレベルな技術力が身に付いていてこれだけのダンスのステップは踏めるのだろうと。
いろいろ調べてみたが、指導している先生とか、クラブ活動なので部長その他がいると思うのだがそういった情報はあまり表には出てこない。
高校のクラブ活動のツイートで少し内容に触れたものがあった。
学校自体の雰囲気は明るくていじめなどほとんどないと聞いたが、吹奏楽部を始めとするクラブ活動になると、練習はかなりきつく、みんな必死で取り組んでいるらしい。
私の見たところでは、休み時間や放課後の時間に少しやった程度では到底身に付くものではない。
とにかく本格的に死に物狂いでやらないと身に付かないパフォーマンス。
様々なネットの情報を見ているが、彼らに匹敵するパフォーマンスは他に見当たらないので。
マーチングバンドでは世界でもトップレベルにあるはず。
いろいろ見ていると、日本国内よりも外国のほうがはるかにパフォーマンスに対する評価が高いのではないか。
あちこちで披露していただきたいのは山々だが、いかんせん現役の高校生たち。
簡単に「きてちょうだい」とはいいにくい。
どんなにクラブが盛んだとしても、通常の勉強をパスできるはずもなく。
京都橘高校
橘高校はもともと女子校で出発だが、途中から男女共学にしたようだ。
しかも、中学校高校と一貫校となっている。
吹奏楽部に所属する生徒たちは、私の推測だが中学校からある程度下準備をして参加しているのではないか。
吹奏楽部経験者として言えるのだが、様々な楽器があるが、高校1年で初めて楽器に触ったくらいではそう上達は望めない。
できれば小学校高学年ぐらいから、楽器に触れ始めて5年10年の経験を積むことが望ましい。
ある程度裕福な家庭でなければなかなかそうもいかない。
吹奏楽で何を演奏するかにもよるのだが、初心者用の楽器を購入するにしても、かなりの出費を覚悟しなければならないだろう。
橘高校を見ていると、彼らの衣装もとても凝っている。
彼らには独特のニックネームが付いている。
オレンジの悪魔たち
この言葉に#をつけて検索をするとバッチリとピックアップされる。
Twitterから1つ紹介したい。
京都橘高校 文化庁創立50周年記念パレード
— I LOVE BRASS@時々花火 (@ILOVEBRASS_YT) September 29, 2018
動画アップしました→https://t.co/QWR4z2Z9Kv
パレードの撮影が下手になったなぁorz#京都橘 #文化庁創立50周年記念 #パレード #オレンジの悪魔 pic.twitter.com/frKiMbmTsE
まぁ人気も出ると言うもの。
私立の高校なんだけど、この吹奏楽部のファンが全国ばかりか外国にも存在してるって。
調べれば調べるほどすごいなと。


そうそう、映画のスイングガールズのモデルにもなったんだよね。
こちらが本家本元ってことかな。
まとめ
部員たちがいて様々な活動をしているのだが、彼らの楽器や衣装など様々なものを誰がどのように準備しているのだろうか。
下世話な話で本当に恐縮だが、このクラブ活動はかなりの金食い虫。
資金力がなければ到底務まらないのだ。
高校生の時に私が所属した高校の吹奏楽部は顧問の先生はいたが、音楽的にはまったくの素人なので私たちの場合、代々生徒たちが自主的に運営をして 指揮者も自分たちでやっていた。
楽譜なども購入すればそれなりにお金がかかるのだが、私たちの仲間内ではこれはと思う曲は自分たちで演奏を楽譜に書き起こしてそれを吹奏楽に割り当てて演奏したものである。
私も高校2年3年の時には何曲か自分でテープに録音をしてそれを聞きながら吹奏楽用にアレンジした記憶が。
今のようにパソコンも何もない時代なので、頼りになるのは自分の耳のみ。
耳で聞いてその音を楽譜に起こす。
今から考えても、それなりにレベルの高いことをやっていたんだなぁと思い出すことしきり。
さて橘高校の吹奏楽部はコンクールにも当然のことながら参加してくるようだ。
レベルの高い演奏をするのだろう。
この高校の出身者では吹奏楽部以外でもサッカーやバレーボールなど著名な選手たちを何人も輩出している。
学校は中学校高校と合わせても6年間しか機能しないのだが、ここで目的を持って入学した生徒たちはおそらく厳しい訓練に耐えて納得できる成果を得られるに違いない。