14日目が終わった大相撲9月場所。
さて昨日ブログに誰が優勝するかで私の予想としては
朝乃山か正代の勝者と結論づけた。
今日の相撲を見て、さらに確信の度合いを深めたかも。
両者ともに絶好調の相撲だったが、いざ相撲をとってみたら、正代の強さが際立つ内容。
この力士はこんなに強かったかと不思議な気持ちに。
少し考察してみたい。
目次
朝乃山対正代
今日の相撲内容を一体誰が予想しただろうか。
調子を上げてきた大関朝乃山とかつてない強さを発揮している関脇正代。
おそらくは5分と5分の激しい渡り合いが想像されたが、結果はそうとも言い切れない。
特に際立ったのは正代の前に出る圧力の凄さ。
朝乃山が横を向いてしまうぐらいの激しい当たりだったのだ。
朝乃山は立会いすぐに左上手を取りに行った。
正代は強く当たって前へ圧力をかけることだけを考えていたようだ。
作戦は正代の成功。
一方的に防戦一方に立たされる朝乃山。
ついには横を向いてしまう始末。
正代は朝乃山の後ろ回しの縦みつに手がかかるくらい強烈な圧力を出していた。
そしてそのまま土俵際まで追い詰めると右手で朝乃山を土俵上につき倒したのだ。
はっきり言って一方的な相撲。
まさかここまで力を発揮するとは誰も考えなかったに違いない。
インタビューの時の正代が今までずっと負け続けてきたので、今日は思い切って行こうと思った。
あながち嘘ではないだろうが、今場所の彼の底力を改めて思い知らされた気がする。
この勝負を見た限りでは、正代が優勝に1番近いだろう。
貴景勝の位置付け
大関貴景勝は典型的な押し相撲。
ツボにハマれば圧倒的な強さを発揮するが、誰もが知る通り、押し相撲には驚くほどのリスクが背負わされる。
突き押しだけで相撲をとるとどうしても相手に隙を見せてしまいがち。
いなされたり 引かれたり、それは安定した勝ち星を上げにくいことにつながる。
そういった中で貴景勝は強靭な相撲マインドで自分の相撲スタイルを絶対に変えない。
自分の相撲はこのスタイルと頭から決めてかかっている。
貴景勝の最大の魅力はここ。
相撲の1番わかりやすい勝負の形が彼にはしっかりと備わっているのだ。
大関で11番勝てたのは見事と言うしかない。
もし明日勝って、正代が負けるようなことがあれば、同じ勝敗の力士が3人になるので巴戦になるだろう。
可能性は低いと思うが。
貴景勝は大関としての務めを充分果たしていると私は見ている。
翔猿のがんばり
最後まで優勝争いに残った新入幕の翔猿。
ちょっと出来過ぎと言ってしまったら失礼だろうか。
今日は大関の貴景勝相手で不覚をとってしまったが、十分にお客さんを喜ばせただろう。
持ち味は、驚くほどのしぶとさと動物的とも言えるかんの良さ。
引かれてもいなされても前へ落ちることなく、しぶとく喰らいついて最後に勝ちをもぎ取る。
来場所は大幅に番付を上げるだろうから、幕内の上位で戦うことになる。
本当の意味で実力を試されるのはこれからだろう。
生で見てみたい
明日の取り組みを見てちょっと驚いたのでアップしてみる。
最後の取り組みの一つ前、正代の相手はなんと翔猿ではないか!
星勘定から行くとこういったことになるのだろうか。
多分7割以上の確率で正代が勝つだろうと予想するが。
しかし先にも書いたが、もしここで正代が負けて次の貴景勝が勝つようなことがあれば、巴戦になるわけだ。
そういった相撲も面白いと思うが、それほどの波乱は起きないような気がする。
もしここで首尾よく正代が優勝するようだと大関の声もかかるとちらほら噂が。
何はともあれ明日の相撲をしっかりと見届ける。
まとめ


1度は生で見てみたいと思うのが長年相撲ファンを続けている1人として切実な願い。
国技館に行ったつもりで少し検索してみたら、おいしそうな弁当が。
相撲を観戦すると大抵の場合、弁当その他おつまみやお酒なども付いてくるのだ。
これは日本の典型的な習慣だろう。
酒を飲む習慣のないものでも、飲み食いしながら相撲を観戦するのはきっと楽しいに違いない。
弁当などの写真を見ながら、妄想たくましく状況を思い描くのだ。