いよいよ、本来の英語に関わるエピソードが紹介される。
米軍ロバートローズウッド中尉
彼が今週のキーパーソンになって描かれる物語は、安子ちゃんの英語のポテンシャルを証明し、彼女が戦前戦中戦後とどんな思いでいたかが詳しく語られることになった。
物語は、日本語の注釈が付いていたが、劇中の安子ちゃんは英語で話していたよね。
上白石萌音の本来のネイティブ英語が遺憾なく披露されたと思いつつも、物語の描き方としては日本語の注釈のナレーションがとても大きかったので英語の発音の詳細は聞き取りにくかったかも。
日本は戦後、進駐軍によってクリスマス文化がもたらされたと言える。
日本本来の祝賀行事の中に新しく根付いた文化かもしれない。
クリスマス=楽しいと私たちは感じてきたが、戦後すぐの人たちは必ずしもそうではなかったと、今日の物語は語っていた。
目次
るいちゃんが抱く疑問
昨日のエピソードの中で、ラジオつけてカムカム英語を聴いていたらおばあちゃんがやってきて、ラジオを消してしまう。
稔を殺した国の言葉など聞きたくない!
るいちゃんはお母さんと英語を学ぶことに少しずつ疑問を抱くような。
お母さんと2人で聴く英会話教室はとても楽しくて、時間が経つのもすぐなんだけど、おばあちゃんやそれ以外の人たちはどうもそうではないらしい。
嫌いだとはっきり言う人のそばで自分が英語を勉強する意味は何なんだろう?
子供が抱いた疑問なので、たわいもないことに思えるが、しかしとても奥が深くておそらく誰も答えられないのでは。
実はるいちゃんが抱く疑問は安子ちゃんにも伝染する。
安子ちゃん自身が、自分が英語を学び続けることに疑問を抱くようになってしまう。
人気の英会話放送だけど、まだ戦争が終わって数年のレベルでは、気持ちの整理などつかない人も圧倒的に多かっただろう。
英語なんか敵性外国語!
そう思ったとしても無理からぬこと。
自分の本当の気持ちがどこにあるのかもわからなくなってしまう。
安子ちゃんは新しい悩みを抱えつつ街に繰り出しておはぎ売りを。
クリスマスの街角
進駐軍は、日本の復興のために相応の尽力をしてくれたとあちこちで見かける記述。
欧米諸国では、クリスマスはお祝い行事で、どこの家庭でも職場でも楽しく過ごすことが習慣に。
そしてクリスマスを楽しく過ごせない事は、それは救済の対象にもなった。
戦争直後の日本は戦災孤児が大量に発生していて、彼らに援助の手を差し伸べたのは米軍だったと聞いている。
サンタクロースの装束をつけてお菓子などを子供相手に配っていたと聞いた。
物語の中では、進駐軍が子供たちにお菓子を配ったりすると安子ちゃんのおはぎはまるで売れ行きがはかばかしくない。
いってみれば競争相手だからね。
さてそんな中、突然現れたのがこの間から登場しているローズウッド中尉。
彼は米軍の将校だが、どうやら日本の文化に詳しそうで、しかも日常会話程度の日本語はこなせる様子。
ロバートローズウッド中尉
安子ちゃんに声をかけた後、自分の執務室に彼女を案内。
そこで、売れ残っていたおはぎを全てお買い上げ。
彼らが普段どの程度の日本円を持ち歩いていたかはわからないが、それなりに持っていて、街中でも使用していたような。
彼には素朴な疑問が。
それは花屋さんの前で困ったときに対応してくれた安子ちゃんの英語力。
どうしてあんなにも英語が堪能なのかその理由を聞いてみたかったようだ。
彼自身も学校で日本語を勉強していたらしく、日常会話はこなせるが、ただし焦ると話せなくなってしまう。
この間の花屋さんの時も、まさに焦ってしまって日本語が出なくなった。
一般市民でこれだけ英語を話せるのはなぜなんだろうと。
聞いてみたところが、毎日ラジオの英会話教室を聞いているとの事。
それで勉強した。
しかし、答えには納得しない中尉。
英会話放送を聞いた位ではそんなに上手に話せるとは思えない。
ほかに何か特別な理由があるのでは。
安子
ここからは本来は英語で会話がなされたはず。
物語をテレビで見ているものとすれば、字幕のみで英会話の上白石萌音の発音をそのまま聞かせて欲しかった。
彼女の英語のポテンシャルはネイティブと変わらないと聞いた。
その実力のほどを見たかったが、残念ながら日本語の注釈が音声が大きすぎて英会話がいまひとつ遠くにかすんじゃったね。
しかし、彼女は必死に訴えていた。
つまり夫を愛すれば愛するほど英語に深くのめり込むように。
しかし、戦争が全てをめちゃくちゃに。
これから先も英語を学び続ける意味があるんだろうか?
教えてください!中尉さん😭
本当はこれを英語できちんと聞きたかったよね。
それはともかく、今日の最後で将校のパーティーに案内された安子ちゃん。
それは彼女にしてみればあまりに豪華で立派に見えた。
中尉は彼女に少しでも明るく朗らかな雰囲気を味わってもらおうとしたに違いない。
さてエピソードは明日決着がつく。