思い描いていた通りとは言え、今日 明らかになった事実は誰もが驚くほかなかったはず。
やっぱりあのアニーさんが安子だった。
思いがけない形で自分の本当の過去を語り始めた安子。
およそ半世紀ほどの時間が過ぎたはず。
過去の出来事で深く傷ついたのはるいだけではなかった。
母親の安子自身は自分自身が消えていなくなればいいとさえ思い詰めた。
その結果のアメリカ行きだったのだ。
伏線回収とは言え、驚くべき事実の列挙。
こんな形で明らかになるとはね。
昨日と同様今日は一番新しい時代の説明から物語が始まった。
2024年、ひなたはNHKの依頼で英会話講師の仕事を任されることに。
実はこの時のNHKの担当職員だった女性が、驚くべき伏線回収となって描かれたね。
マスク越しだったけどこのNHKの依頼者を演じていたのは間違いなく紺野まひるさん。
彼女は安子編で大阪のこころ優しいおばさん役で登場していたんだよな。
安子とるい親子を家の中まで招き入れて、自分の子供たちとラジオ英会話を聴くことを勧めてくれた。
さて残りわずかとなったカムカムエヴィリバディ。
いよいよ物語は集大成に向かう。
目次
2024年NHK東京
冒頭で語られた時代設定は2024年。
つまり今から2年後の未来。
皆マスクをしているのでどうやらまだコロナは収束していないようだ。
このときのアナウンサーはひなたの英会話について質問した中で、自分自身の昔話を交えていた。
私の父やおばあちゃんはラジオで英会話を勉強した。
その時、知らない若い母娘と一緒に聞いていたんですよね。
確か安子親娘が家の軒先から聞こえてくるラジオ講座に耳を傾けているときに、その家の奥さんから声をかけられた。
このときの事は苦しく厳しい中で唯一ほっとできるエピソードだったので記憶にもくっきりと残っているね。
この時、英会話を継続して聞くことができた。
この家にも幼い子供がいて、今日登場したNHKの担当者は その幼い子供のさらに子供ということになる。
彼女はこのときのエピソードを記憶を頼りにひなたに語って聞かせた。
彼女が指し示したひなたの特集記事の雑誌には、bun igarashi の特集記事も横に。
味のある演出だったなと。
2003年岡山にてクリスマス
さてタイトルコールの後、物語は2003年に逆戻り。
この時がこの物語の正式なリアルタイム。
クリスマスのコンサートが今まさに始まろうとしているその時に磯村吟のラジオ生番組が放送される。
登場したのがアニーヒラカワ。
彼女はキャスティングディレクターとして世界的にも有名な存在という触れ込み。
英語と日本語を交えながらの会話。
ひなたは英語も問題なく理解できたんではなかろうか。
アニーさん生放送に登場
今日の物語の一番重要な部分はここのエピソードになる。
インタビューを受けていたアニーさんは当初、通訳を介して英語で答えていたが、途中初めて見た日本のチャンバラ映画についての質問が及んだ時に、しばしの沈黙の後
突然日本語で語り始めた。
それはラジオの視聴者に対してではない。
過去の詳しいいきさつを語りつつ、自分の最愛の娘るいにあてたもの。
彼女は岡山出身で、夫と結婚して初めて見た映画が黍之烝シリーズ。
大阪の映画館で、後に夫になる人とは二度と会わない覚悟で出かけたつもりがご縁で結婚することができた。
夫は出征して二度と帰る事はなく、娘が生まれたことすら知らない。
その後苦労して岡山を出て大阪に住み、生活していたけれど大事な娘の顔に傷をつけてしまったこと。
そして岡山に戻ってはみたけれど、狂った歯車は元に戻すことが叶わず。
娘のことを思うと、自分は消えてなくなったほうがいいと考えたらしい。
しかし今回のインタビューで決意して告白することに。
それはるいにどうしても謝りたい😭
美味しゅうなれ
美味しゅうなれ…
ラジオ放送はそこまで。
謎解きは後悔と謝罪と
本当はこのラジオ放送の後はすぐにアメリカに帰る予定だったはず。
今日の物語では描かれてはいないが、彼女はこの後岡山へ向かうはず。
それはネタバレ情報などと言う陳腐なものではなく、予告編でしっかりと明かされている内容。
アニーこと安子は人生の最後で、自分自身がかけ間違った人生のボタンの訂正をすることになる。
おそらく明日以降、安子 るい ひなたの親子3代が一堂に介するシーンが描かれると思う。
ここまで来るまでとても長かったけれど、あのどうしようもなく過酷な運命にさいなまれた
安子は自分の娘と孫の世代の力を借りて今人生を再びひなたの道へ。
親子3代再会に向けて
今日のエピソードの最後の方でひなたが安子を必死に追いかけるシーンが描かれた。
関空へ向かっているようだが、果たして追いつけるかってところだよね。
心配してもしょうがないけれどこのままアメリカへ行くこともないと思うので、おそらく再会できると思う。
それにしても驚くべき伏線回収で、物語がここまで格調高いものに仕上がるとは。
残り3回のエピソードをしっかり確認させていただく。