大盛り上がりのトランペッター選出コンクール。
やっぱり、思った通り優勝は大月錠一郎。
決選投票で、満場一致の結果。
これは、詳しくは語られてはいないけど、ジャズをどれだけ自分の生きがいにして楽しめているかが結果に出たような。
トミーの実力もかなりのものがあったのは確か、でも彼はエリート教育の末のジャズだったんだよな。
彼にとってのジャズは、自己主張をするための最終手段だった。
ジャズを命として自分自身の命の表現として捉えていたジョーとは事情が違ったのかもしれない。
ジャズのようにアドリブを中心としてセッションをするような音楽ジャンルでは、当然のことながら好みもあって、一概に優劣をつけるわけにはいかない。
しかし、結果として突きつけられた事実は、コンクールで負けたトミーが一番納得しているような描かれ方も、ドラマを見ている者としては無条件に賞賛したい。
目次
満場一致で大月錠一郎君
翌日のラジオ放送でも歴史に残る素晴らしいセッションだったと大絶賛。
勝ち負けははっきり決まったけれど、2人とも甲乙つけがたい素晴らしい演奏だった。
実はこのドラマが素晴らしいと感じたのはこの後のシーン。
負けたトミーが、全く悔しさを感じていなかった。
彼はジャズを心行くまで楽しむことができて、最も望むべき音楽を奏でることができた。
そのことを思い出すだけで喜びが溢れ出てくる。
最高やった😭😍
側で話しかけたベリーも思わず納得。
あんたも捨てたもんやなかったえ😍
このやりとりが描かれたことで、ドラマの値打ちが大きく広がったと確信。
買っても負けてもそんなこととは全く別なところに本物の値打ちがあるんだと言わしめる。
サッチモちゃん結婚しよう💖❣️
ステージ上で周りから祝福を受けるジョー。
その様子をステージの影から満足そうに見上げるるいが、役目を終えて自分の店に戻ろうとした時に、ジョーがやってきて思わず告白。
この服で勝てたんや😍
サッチモちゃん 結婚しよう💖💓
自分がこうだと思ったら、後先考えずに突っ走るのがジョー。
プロポーズは嬉しくて仕方がないけど、クリーニング店のおじさんおばさんのことを考えると簡単に首を縦に振ることにもならないるい。
るいはおじさんおばさんに親以上に恩義を感じていたんだよね。
彼女の大阪でのストーリーを考えてみたらこちらのクリーニング店で拾ってもらえたから今がある。
そして今は、自分が跡取りのようになってこの店を支えていることを考えれば、そのままはいさようならなんてことにはならない。
そのせつない胸の内を、架空のドラマのクイズ仕立てで物語をこしらえるあたり、かなりうまい作り。
最近の朝ドラは驚くほど手が込んでいる。
それはセリフや演技だけでなく、設定上で様々なあの手この手を繰り出してドラマの世界観を訴えかける。
当時の懐かしさもあって思わず見入ってしまうんだよね。
そして、納得。
やがては東京暮らし⁉️
レコーディングはおよそ3ヶ月かかると言っていた。
LP制作になるので通常の流れで行けば10曲以上は録音するはず。
お世話になるのが社長のお宅。
かなりの大邸宅で新人が寝泊まりするだけの設備も整っているとの事。
ここで私たちドラマを見ているものが大いに気になるのはこの美人のお嬢さん。
佐々木希がどんな役柄で登場してくるのか。
演技を買われて物語に起用されたわけだけど、絶対に美人枠だなと思ってしまう。
それぐらい綺麗な人なんで余計なことをてんこ盛り考えてしまう。
おじさんおばさん😍
クリーニング店のご夫婦の反応が驚くほど素晴らしかったね。
親代わりとはよく言ったもので、親以上なんだろうなと思う。
大月君、娘を頼む
この言葉に嘘偽りはなかろう。
こちらのご夫婦にしてみれば、るいは娘同然。
それは、るいもおじさんおばさんはまごう事無き親代わり。
この2人の俳優は、他のNHKのドラマでも夫婦役で登場している。
2人の存在感を代表するのは、なんといっても安心感だろうな。
この2人を見ていると安心する。
蘇る記憶
岡山での記憶を手繰ったときに、ジョーの部屋で見つけた喫茶店のマッチ。
るいの記憶がよみがえってくる。
この店でお母さんと2人でレコードを聴いた。
マスターの名前は確か定一さん。
そしてジョーが続く。
岡山で僕を拾ってくれたのも定一さん。
僕は彼のおかげで生きながらえることができた。
予告編には出ていたけど、サニーサイドを直々に教えてもらったんだよね。
そこから彼はトランペットに目覚めていくことに。
実はこのいきさつが今日の物語の中で克明に語られるように。
やっと過去と現在がきちんとつながったんだよな。
さて、あと2日ほどでどんな進行になっていくのだろうか。