もうじき兄弟が増えるひなた。
モモケンのサイン会の入場券は自分でお金を工面しなければならなかった。
10歳の彼女ができる仕事は限りがある。
しかし、そこは知恵を使って、空き瓶拾いを始めた。
これは、知っている人は知っているけど、空き瓶とか空き缶を集めて所定の場所に持っていくとなにがしかのお金で引き取ってもらえる。
私の記憶ではビール瓶、一升瓶、ビールの大瓶。
これらのものが引き取り対象だったように記憶。
物語の中で語られていたのは普通のジュースの空き瓶。
それを1本10円で引き取ってもらえていたので、結構なアルバイトだったかもしれない。
さて、そこまでして頑張る目的はなんといっても年明け早々に行われるモモケンのサイン会。
友達2人を連れ去って意気揚々と出かけるひなた。
昭和50年当時の世情なども若干紹介されながら、思い出すことも多かったような内容。
目次
始めた仕事は空き瓶拾い
物語を見ているとひなたはやることが皆ちゃらんぽらんなように描かれているけど、基本的にはお母さん譲りで頭の回転が速く、物事をこなす力もそれなりな様子。
集中して何かに立ち向かえばきっと相応の成果が期待できるんだろうなと。
彼女が始めたのは空き瓶拾い。
物語の中で紹介されていたのはジュースの空き瓶とかビール便だと1本10円。
一升瓶だと1本30円で引き取ってもらえるらしい。
そういえばこの時代スーパーマーケットがやっと出始めてきた頃で、酒屋さん八百屋さんなどの小売店も街には多く存在していたと思う。
今、街を歩いてみても小売店と呼べるものはほぼなくなってしまったが。
物語の中ではひなたはまだ一升瓶は拾ったことがないらしい。
一升瓶をそのまま放っていく人はほとんどいないだろうなと思うけどね。
それでも、ビール瓶ケースとか空き瓶ケース等は今でもよく見かけるので、やっぱり回収して中身を充填し直して出荷するんだろうなと勝手に考える。
古きよき時代の思い出だよね。
回転焼き屋大月を脅かす新しい商品
年末にかけて回転焼きの売り上げが大きく落ち込んできているとるい。
何が原因なんだろうと考えてみたるいは、テレビを見てハタと思いつく。
たい焼きと呼ばれる新商品がちょうど世の中に出始めてきた頃。
私の世代だとこのおよげたいやきくんはリアルタイムで聞いていた。
頭がもじゃもじゃの子門真人が歌っていたんだよね。
たい焼きは今では名物店もたくさん存在する日本のソウルフードになったのでは。
普通のあんこだけではなく、カスタードとか白あんとかチーズの果てまで様々な種類が。
私も個人的に大好きだが、焼きたての外側がカリカリのやつはとてもおいしいと思う。
今日登場したベリーさんの一言。
サッチモはそれだけのあんこが作れるんやから、別な商品開発をして本格的に和菓子屋さん始めたら?
確かにそれは一理ある。
しかし、るいは慎ましく暮らせればそれで良いという考え方。
商売を手広くやっていこうとはさらさら思っていなかった。
これがこの物語の設定なんだから、仕方がないよね。
500円のお年玉
家の切り盛り、店の切り盛り。
これらは皆るいが算盤を弾いて成り立っている。
売り上げが落ちると、どうしても経営は厳しくなるよね。
どんなに切り詰めても毎年恒例の行事は、なくすわけにはいかない切ない事情もある。
ひなたのお年玉もそう。
小学校高学年になってきたんだから、金額アップを望むところだけど、家計はそれを許さない。
今年も岩倉具視とあった。
岩倉具視は500円。
伊藤博文だと1000円。
ちなみに一万円は聖徳太子だったね。
知ってる人は知っている。
いざ、モモケンのサイン会
サイン会へは友達2人と連れ立って3人で行くことに。
ひなたがこれだけぞっこんのスターに、他の友達も1度会ってみたいからと。
それにしてもいっちゃんや小夜子さんはひなたと違ってお年玉もたっぷりもらっていた模様。
1500円の入場料も問題なく準備できるあたりがね😅
モモケンのサイン会では、お土産に持っていった回転焼きも渡すことができた。
そしてサインにはしっかりひなたさんへの文字が。
1人2役なのでもし区別をつけるとすれば若干の違いを作る必要が。
ほくろとは恐れいった。
思いがけない出会い
新しい登場人物が物語の最後の方で登場。
放心状態のひなた。
物語は後半に入ってから京都編の新しい登場人物も続々。
おそらく遠くない将来登場してくるので、
ひなた編は時代劇に特化しているような雰囲気で描かれつつあるね。
昭和40年生まれの彼女は現在だと57歳になる。
100年間描かれる物語なので2020年過ぎるまでは続くんだろうなと解釈。
そうなるとさ、当然恋人とか結婚相手とか色々と登場人物が想像される。
最後のヒロインでどんなふうに物語展開するのか今から興味津々だね。