今日のエピソードで描かれるのは、立ち行かなくなったちむどんどん
一旦 店を閉めるところまでは決断したものの、肝心の味の見直しについて なかなか先へ進むことが叶わない。
店を閉めていたとしても、店を構えたときの銀行への返済は容赦なくやってくる。
物語で明らかになったのは毎月の返済は40万円。
実は店舗の毎月のローンがこれくらいだと改めて知らされた。
普通 家のローンとかだと、人にもよるだろうけど、2000万円円以下の借金だと毎月の返済額は10万円以下、ボーナス払いも多少は併用することになるだろうか。
かつて家のローンを組んだことがあるので、その辺の事情はよくわかる。
全額返済し終わったときは、借り入れた金額のおよそ倍近くを払いこむことになると記憶。
それにしても、物語で描かれた暢子のうっかりぶりには呆れるばかり。
大金の入った封筒あんなに簡単に置き忘れるだろうか。
さて、そんなダメ出しはともかく今日は信頼できる相棒「矢作」について詳しく語られた。
彼こそ信頼に値する料理人だと改めて納得させられる。
そして、彼自身 血の出るような挫折を味わったからこそたどり着いた本当の優しさが巧みに描かれていた。
このシーンだけで私は大いに納得できたのだが、そこを導くまでの設定があまりにも…。
さて、どうやら核心部分について描こうとするちむどんどん。
店の復活はなるんだろうかね?
目次
毎月の借金返済
たとえ店を休んだとしても毎月の経費は変わらないね。
食材の購入なども必要最小限はどうしてもかかってくる。
さらに何よりも人件費。
こちらは給料を払って雇うので、逃げ道は一切ないはず。
『ちむどんどん』では料理人矢作の給料が重くのしかかってくる。
この頃の相場の料理人のイメージだなと、月十数万円てところだろうか?
そして、今日明らかになった厳しい事実。
それは、歌子へのアルバイト代も全く支払われていなかった。
私はその方が問題だと思う。
いくら姉妹とは言っても、ただ働きは無いはず。
しかも住み込みなので、家の仕事なども多少なりとも肩代わりしてくれているはず。
毎月のことを考えるとやはり、早く店を再開して経営を軌道に乗せる必要が。
暢子のうっかり
杉並にあるちむどんどん。
そこから、横浜鶴見のあまゆまで、信金の坂田さんと待ち合わせ。
実はこの辺の設定もいまひとつ理解しにくい。
毎月の返済を、銀行振り込みでもなく直接担当者に渡すやり方。
その場所があまゆなのも、いまひとつピンとこない。
お金を返済すれば、領収書とかいろいろ約束事だってあるはず。
まぁ、そんな事はともかく、毎月の返済という大金を簡単にカウンターの上に置き忘れるだろうかね?
普通の人なら絶対にありえないだろう。
追加融資をお願いする以前に、今自分が持っているお金は絶対に手放してはいけないはず。
簡単に置き忘れると言うあまりにもぞんざいな設定はきっとネットでも非難が集まると思う。
物語では、矢作がネコババするような疑いをかけられて、そのことを疑われても仕方がないと達観する矢作を描くことで彼が一回りも2回りも大きく成長した姿に描こうとしている魂胆はわかる。
しかし誰かの真心をきちんと評価したいなら、誰かをスケープゴートにするような安易な設定は良くないと思うけどね。
お客さん商売だからね、最初の見通しはとても大切だけど、やはり見通しが甘かったと言わざるを得ないんだろうな。
智の言い分 矢作の胸の内
お金が行方不明になった時、智は真っ先に矢作を疑っていた。
前科があるわけだから当然と言えば当然。
しかし、物語で描かれる矢作は全く別人だったね。
自分が疑われても仕方がないと腹をくくった潔さ。
そして疑われても智を恨むような事は一切していなかった。
これは大変な進歩じゃなかろうか。
逆に智は疑ったことを心から謝っていたよね。
実は、このあと、矢作には共同経営で店をやらないかと言う話が持ち上がる。
矢作は『ちむどんどん』を再生できなければ、この先どんなところに行って料理人をやったとしても、そこをはやらせることはできないと確信が生まれていた。
彼が今やるべき事は何が何でも『ちむどんどん』を復活させること。
『ちむどんどん』復活をかけて😤
暢子が目指していたのは沖縄料理のおいしさを東京の人にも知ってもらう。
その喜ぶ顔が見たいと。
しかし、沖縄料理は独特の食材があって、それが東京で順調に仕入れられるかどうかというのも問題になる。
野菜は何とか手に入りそうだが、肉とか魚なんかはどうなんだろうね。
魚など沖縄独特の魚なんかも多いと思ったな。
さらには肉と言えば沖縄では豚肉がかなり有名で、ヤギなども食べていたと思った。
そういった食材をきちんと仕入れられるかどうか。
さらには、毎日欠かすことのできない味の追求。
やっぱり出汁は料理の基本になるので、どうしてもそこで妥協しない到達点が見出せないでいた。
まとめ
金策に駆けまわっていた暢子だが、思うような結果にはたどり着けなかった。
その結果、断られるのを覚悟で矢作に給料の遅配を申し入れる。
今日の1番の見所がこの辺なんだけどね。
矢作は『ちむどんどん』に自分が絶対に必要なことを確信。
それならば、自分はたとえ給料が遅配されたとしても、ここを辞めない。
『ちむどんどん』が再び流行るようになるまで絶対に働き続けると宣言。
暢子が見込んだだけの事はある。
これ以上、信頼できる料理人は他にはいないだろう。
今日のドラマを見ていてふと思ったが、矢作を主人公に据えた物語のスピンオフを作ることはできないだろうか。
今のストーリー立てでは彼こそ、物語の中心に据えてもいいんじゃなかろうかと思いつく。
あの奥さんと2人で再び登場するのはアリだと思うけどね。