いよいよ煮詰まってきた「らんまん」
全力で取り組んできた機関誌がついに完成する。
誰もが目を見張るほどの出来栄え。
万太郎は無事仕事をやり終えたことで、一安心しているが。
今日は出来上がった機関誌の周りで起こった様々なエピソードが描かれることに。
万太郎の集中力は誰もが認めるところで、物語の中では他の追随を許さないと語られていた。
自ら絵筆をとったことが、最上の結果につながったことで誇らしい気持ちに満たされる万太郎。
当面への目的を達成したことで、次のステップに進まなければならない。
それはほかならぬ寿恵子との結婚について。
万太郎は、世の中の習慣にならって間に人を立てて白梅堂を尋ねてもらうことにした。
その社長がなんと大畑印刷所の社長。
いわゆる仲人として間を取り持ってほしいと言うことになる。
古風なしきたりで、釣書を披露する万太郎と竹雄。
物語はここへきてぐいぐい進んでいよいよ次のステップに入るのだろう。
物語の中で、わずかな時間描かれていたが寿恵子は高藤家でダンスレッスンの総仕上げに励んでいた。
クララ先生が相手をしてくれて優雅に踊っている。
さて、明日今週のエピソードに決着がつくのだろう。
何が起こっても、万太郎と寿恵子が一緒になる事が実は動きようがないと思いつつ、周りの人たちはどんな反応するんだろうか?
目次
完成 植物学雑誌創刊号
3ヶ月以上もかけてやっと習得できた石版印刷の技術。
最後は、自ら絵筆を取る以外に表現する術は無いと確信していた万太郎。
そして、それは見事に現実となって結果として目の前に。
どうやら、良質な紙に思った通りのものを印刷できたようだ。
中身もところどころだが、物語の中で紹介されていた。
万太郎の描いた図柄はもちろん、英訳された論文がなんとも格式高く感じる。
古い時代の書籍なので、言い回しは口語体ではないが、学術誌として納得のできる結果が得られたものと思う。
田邊教授
田邊教授の反応に違和感を覚えた人は多いと思う。
ほとんど気まぐれで万太郎に許可を出したはずの学会機関誌。
それがこの1週間描かれてきたことだが、
出来栄えが悪ければ全て燃やしてしまうとも語っていたし、お金も出さないと発言。
今日出来上がった雑誌を見てどんな反応するのかと思っていたが。
万太郎を褒める事はしていたが、どうやらその手柄は教授の独り占めにしそうな雰囲気。
正直言ってかなりずるい人間なのではと。
この物語に登場してきた頃、田邊教授は間違いなく唯一の万太郎の味方だったはず。
そこがここへきて本性を出し始めたなと。
彼は西洋かぶれのサイコパスなのかも。
物事の値打ちを杓子定規にしか理解できない。
そしてどこまでいっても、救いようのないジコチュー。
物語そのものがかなりデフォルメされているので描かれ方は極端だけれど、どうやら味方から悪役に転身したような様子。
打ち上げ
万太郎たちがいつも行く牛鍋屋で機関誌創刊の打ち上げが行われていた。
ここにいるメンバーは、大畑印刷所のメンバーと植物学教室のメンバーたち。
万太郎に関わる人たちのうち主だった人全てが揃ったことになる。
描かれていたそれぞれのメンバーたちの交流がかなり新鮮に映ったと思う。
なんといっても図柄を印刷するための具体的な技術とか、また絵筆を持った者の技術力がものを言う世界。
その中で、万太郎がどれほどの実力者なのかそれぞれ確認しあえていたね。
植物学教室の絵師野宮と大畑印刷所の絵師岩下のやりとりは、物語を見ているものからしてもかなり新鮮だったような気がする。
お互い絵筆をとることで、存在価値をアピールする人たち。
彼らが万太郎について批評する事は植物学発展のための後押しになっていた気がする。
いよいよプロポーズ⁉️
この時代のプロポーズの一般的な形がこういったことなんだろうと。
万太郎はお世話になった大畑夫妻を信用して仲人を頼んできた。
もちろんお相手は寿恵子。
このやりとりが、この物語のユーモアで表現されるあたり、ちょっと不器用な感じもして、それがかえって好感度アップ。
大畑夫妻の娘お佳代ちゃんは1人で盛り上がった結果、見事に失恋。
果たして、このエピソードが必要だったかどうかは別として、ちょっと不器用にも感じる恋バナ。
明日今週のエピソードに決着がつくことになる。
今日はほとんど出番のなかった寿恵子は明日重大な結論をみんなに告白するのでは。
時間はかかったけれど、万太郎と寿恵子の恋物語が成就するのはすぐそこに。