くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

らんまん 夫婦愛

物語は関東大震災から1ヵ月が過ぎたとの設定。

当初東京のハズレの田舎のはずだった渋谷は今では130万人ほどの人が押し寄せる大都会に。

寿恵子のヤマモモは今までのような待合茶屋ではいられなくなった。

今でも熱心に通ってくれるひいきのお客さんは多いが、隠れ家的な意味合いは薄れてしまったかもしれない。

寿恵子は家族がヤマモモに避難してきた経緯があって店を再開できずにいた。

そんな中ひいきの客、相島は早く店を再開してほしいと。

ヤマモモでは万太郎が相変わらず原稿を書いたり、植物標本の整理をしたりで変わらぬ日常が戻りつつあった。

万太郎の様子は寿恵子が改めて夫への愛情を確認する瞬間でもあったようだ。

世の中は変わっていくのに、あなたは全く変わらない。

私はあなたのことが愛しい😍❣️

寿恵子の本音がここで見え隠れする。

そして寿恵子は1大決心をする。

ヤマモモを手放して、東京郊外に新たな広い土地を求める。

それは万太郎のために研究を続けるにふさわしい場所を得るため。

精一杯の思いを込めて、寿恵子は相島にヤマモモの売却を申し入れた。

その時言われた値段は5万円

気になって調べたところが、諸説あって確定はできないが現在のレートでおよそ2億円とあった。

寿恵子は万太郎が研究生活を安心して送れるような場所を提供するつもりでいる。

仲睦まじい夫婦愛

目次

 

お名前.com

ヤマモモ

本当は田舎のはずなのに今では世間から大いに注目される

十徳長屋が倒壊した後、槙野家は一旦渋谷のヤマモモに避難。

家族全員が茶屋の中で暮らすことになった。

そうなれば店を開催することもままならない。

そして、関東大震災で焼け出された人たちは、およそ130万人。

都心ではとても住むところがないので、崩れ込んだ先が渋谷。

本来田舎のはずの渋谷は今や日本全国が注目する最新の街になった。

街に買い物に出た寿恵子はあまりの人混みにうろたえてしまう。

当時は今のようなスーパーなどがあるわけもなく、食料品は個別で売っている出店のようなところで買い求めるしかない。

しかし、大勢の人がごった返す中では今まで通りの買い物は困難に見えた。

万太郎と寿恵子

老齢期に入った夫婦

ヤマモモに避難した後も、万太郎の日常はまるで変わらない。

標本を整理して原稿を書く仕事。

今も昔も変わらぬ万太郎のルーティーン。

そんな様子を愛おしげに見つめる寿恵子。

寿恵子は客商売をしているので、人を見る目はそれなりに鍛えられていたのかも。

世の中がどんどん変化していく中で人の心もそれなりに移ろいゆく。

自分の夫 万太郎だけは今も昔も変わらずに植物一筋。

彼は自分の命は植物のために捧げたと断言している。

今日の物語は、夫婦がどんな風に結びついているかを詳しく描ききっていた。

変化するのが当たり前の世の中にいて、万太郎は全く変わることがない。

そんな夫がいとおしくてたまらないと寿恵子は告白。

寿恵子は冒険がしたくて万太郎と一緒になった過去がある。

物語を見ていてふと感じたことだが子供が幼い頃、寿恵子は万太郎のことを

万太郎さんと呼んでいたような記憶。

それがここ最近は

万ちゃん

2人の絶妙な距離感がここに表現された。

寿恵子は万太郎と一生を共にすることがどれほど嬉しいかと語っていたね。

寿恵子の覚悟

植物学に命を捧げる夫を自分も支えたい

万太郎のゆるぎない決意は寿恵子を大きく揺り動かしたと思う。

最初は万太郎と共に大冒険ができると語っていた寿恵子。

それは馬琴先生の里見八犬伝の展開と同じ。

しかし、老齢に差し掛かった夫婦にとって、今の暮らしぶりは今までとは違った意味合いを持ってきた。

関東大震災の後東京の様子は一変した。

今まで田舎だったはずのところも、大都会として大量の人が行き交う場所に。

万太郎が落ち着いて研究に打ち込むためには少し騒々しいようにも思われる。

寿恵子は万太郎の研究を後押しするためにふさわしい場所を提供しようと決意。

それは練馬のほうの田舎に広い土地を購入して標本を収納したり、研究をするのにふさわしい場所を設ける。

結婚した当初の貧乏生活からは想像もできないようなすごい話になるか、寿恵子は思い立ったら決心は揺るがない。

ヤマモモ売却

ヤマモモを売却して夫のために研究場所を確保

今週の物語の1番の見所になるだろう寿恵子のヤマモモ売却

万太郎のために研究生活にふさわしい場所を提供するためには、それなりの資金が必要になる。

そのための資金としてヤマモモの売却を持ちかけたのだ。

かなり思い切った決意だと言える。

練馬の田舎に広大な畑を購入して、そこに建物を建てるつもりなのだろう。

広い土地を見てあっけに取られる万太郎。

寿恵子にとっても大きな決断にはなったが、ヤマモモ売却で必要な資金を得ることができた。

今週のエピソードはここまで。

もうあと残すところらんまんは1週間で物語が完結する。

よくわからないうちに物語が最後まで来てしまったと言う印象は否めない。

モデルとなった牧野富太郎博士は今いる日本の歴史学者を始め、大勢の科学者たちが尊敬する存在。

実は私はこの朝ドラが始まるまで彼の名前を存じ上げなかった。

これから日本の歴史に残る様々な人たちを検証する多くの意見にさらに耳をかさねばと思う。