1週間の締めくくりとなるエピソード。
ブギウギは大和礼子の死という衝撃の事実が語られることになる。
どうやら礼子はもともと腎臓にトラブルがあったらしく、子供を出産するのは危険だとの指摘を受けていたらしい。
それでも本人はどうしても自分の子供を持ちたいと思ったようだ。
その結果は命と引き換えに。
物語では礼子のお別れ会に出席したスズ子は礼子の両親に会うことになった。
未だ事実を受け入れられない礼子の父親に対して母親は生まれた子供に精一杯の愛情を手向ける。
スズ子はお別れ会の後、再び両親に東京に行きたい旨を伝える。
さて、気がかりなのは母ツヤの反応。
心配は越し苦労だったことがすぐにわかる。
行ってきなはれ👍
ツヤの答えは、単純明快そのもの。
スズ子の決意を快く後押ししてくれた。
スズ子はいよいよ東京に赴いて、歌って踊ることのさらなる高みを目指して精進することになる。
予告編でも紹介されていた羽鳥善一。
どうやら彼がスズ子を猛特訓するようだ。
モデルの笠置シズ子の人生とも被ることになる。
スズ子の波瀾万丈の人生はこれから新たな領域に。
目次
礼子のお別れ会
礼子の詳しいいきさつが語られていた。
もともと体にトラブルを抱えていたようで、出産は厳しいとの医者のアドバイスがあったようだ。
それは最悪な形での結果をもたらした。
物語の中で描かれていた夫の股野が生まれたばかりの赤ちゃんを抱いている姿がとても印象に残る。
そして礼子の両親も物語に登場していた。
母親が丁寧な対応をしたのに対し、父親は未だ気持ちの整理がつかない状況で、股野を罵倒したまま退場していたね。
おしなべて世の中全般では、女性に対して男性は気持ちの切り替えが圧倒的に苦手なのかもしれない。
女性は印象として決断が早いような気がする。
さらに女性の姿勢は、自分に都合の良い優れたものを的確に選び取ること。
対する男性は女性に比べれば、かなり曖昧ではなかろうか。
もちろん個人的な意見なので該当しないものも多々あるとは思うけど。
ツヤと梅吉
花田家ではツヤと梅吉がスズ子のことで深刻そうな話し合いを。
やはりツヤはスズ子が香川に行って、自分の出生の秘密を知ったのではと危惧していた。
ツヤは自分の正直な気持ちを告白した。
育てていくうちにスズ子が可愛くて、仕方がなくなってしまったこと。
どうしても自分の子供にしておかなければ納得できない。
香川でキヌ(スズ子の実母)に私が代わりに育てて年に1度帰ってくるからとの約束はいつの頃からか履行されなくなった。
ツヤはスズ子にとって何が1番良いなのかさらに悩みを深める。
1番の心配事はスズ子がこのままいなくなってしまうこと。
それだけはどうしても受け入れられない。
その時梅吉が助け舟を。
スズ子はツヤちゃんが育てた。
このまま縁が切れることにはならない。
きっぱりと断言していたね。
夫との話し合いで決心のついたツヤ。
スズ子を気持ちよく東京に送り出そうと心に決める。。
再びのスズ子
礼子のお別れ会の後、スズ子は再びツヤと梅吉に東京行きの許可を求めた。
既にツヤと梅吉の答えは決まっている。
スズ子が思う通りに自分の道を進めば良い。
スズ子の決意を気持ちよく受け止めるツヤ。
物語では流れの中できっとそうなるだろうと思ってはいたけど、ドラマを見ると感動的に描かれていたと思う。
スズ子の出生の秘密の暴露話から始まって、様々な行き違いやすれ違いがあった。
子供の成長を見守り後押しする親心は、万人共通なのだと改めて思い知らされる。
舞台は東京へ
スズ子と秋山2人が大阪を離れることになった。
秋山が東京行きを打診されたときに即答で行きたいと答えていたよね。
スズ子は行きたい気持ちは満々だけど家族のことを考えると、どうしてもすぐに答えを出せずにいた。
まず両親に許可してほしい。
両親にはスズ子に言えない切ない事情があった。
そしてスズ子を手元から離したくない。
それぞれは、お互いを思いやる真心で結びついていた。
場所が変わっても、お互いがきちんと活躍できるところが生きるにふさわしい。
ついに東京行きが決定する。
既に来週の予告編も語られている。
羽鳥善一が登場する。
言わずと知れた服部良一その人。
戦前から戦後にかけて日本の歌謡界で大活躍した作曲家。
物語は当時の日本の歴史も織り交ぜながら確実に先へと進んでいく。