くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

ブギウギ 禁断の誘い

昨日の最後の方で、松永から内緒話に誘われたスズ子。

詳しいいきさつが明らかに。

史実に伝わる通り、引き抜きの話が持ち込まれたのだ。

モデルの笠置シズ子も同様に引き抜きのちょっとしたトラブルがあった。

なるほどこの物語は架空の設定と言いながられっきとしたモデルのいる話し。

その通りのことがどうやら起こっている。

スズ子の圧倒的な存在感は誰の目にも明らかだったようだ。

確かに戦前の笠置シズ子もステージ上のびっくりするほどのパフォーマンスは他の追随を許さなかったと言える。

物語は容赦なく先へ進んで、内緒話のはずが実はあちこちに情報が漏れているような。

日宝は社長御自らと部長がやってきて、直接スズ子を口説きにかかる。

スズ子が考える間を与えてもらえない。

そして物語のもう一方では秋山と中山の恋模様がさらに進展するような様子。

いよいよプロポーズの話が。

スズ子の抜き話は羽鳥善一にも伝わってしまう。

もちろん、羽鳥は大反対。

この辺の物語の味付けはまさにコメディー。

大阪はこんな切り口がとても得意。

そんな中スズ子には大阪の六郎から手紙が届いた。

徴兵検査で甲種合格とのこと。

この頭時徴兵制度は合格に3パターンあった。

甲種 乙種 丙種

私が聞いたところでは、よほどのことがない限り甲種で合格したとの事。

と同時に手紙の中にあったのは、母親のツヤの体調不良。

スズ子は仕事以外でも悩みの種が増えてしまう。

六郎の手紙で心配事が増える

目次

引き抜き

わざわざ1席を設けてくれるなんてね💦

実は調べてみてわかったことだが、映画会社とか興業をする会社には、5社協定等があって自分が所属する会社以外には出演できない決まりになっているんだそうな。

はるか昔の話になるな。石原裕次郎が「黒部の太陽」を撮影したときに必要な俳優を揃えられなくてかなり苦労したと聞いた。

その時の理由が5社協定で乗り越えるために相応の苦労があったらしい。

スズ子は梅丸に所属していて、日宝には出演できない決まり。

そうなればヘッドハンティングで引き抜いてしまう以外にない。

この手の話は内緒で進めなければ当然トラブルの元になる。

この話を持ち出した松永は自分のやりたいことを達成するためにスズ子が欠かせないと考えた。

確かに、スズ子が梅丸の大阪にいた頃から彼女を大絶賛していたので、なんとなく理由もわかる。

スズ子には勘違いの部分もあるよね😅🤣

スズ子は梅丸には恩義があって、簡単には決められることではない。

オファーは3日以内の返事とのこと。

果たして結論が出るのかどうか。

日宝からのオファー

松永は大乗り気

松永はヨーロッパで勉強したこともあって、考え方は先進的。

日本人が古くから持ち合わせた義理とか人情とかどちらかと言えばほとんど理解しない。

欧米風の合理的精神が彼の思考パターンと言える。

しかし、松永以上に先進的な方法を取ったのが日宝社長。

彼は目的を達成するために手段を選ばない方法に出てきた。

日宝社長 給料は梅丸の1.5倍出す

確かに金では無い事はよくわかる。

ただし、資金力の点では梅丸以上に日宝の方があるようだ。

戦前のそれも戦争のわずか2年前の状況で、舞台産業がここまで盛況なことが意外にも思える。

松永は、スズ子のために羽鳥以上の作曲家をつけると言う。

さらには本場イギリスから呼び寄せるとも語っていた。

スズ子にしてみれば、寝耳に水の話だったかも。

大阪はなの湯

懐かしい景色 平穏無事とは言いにくい

六郎からの手紙で徴兵検査があって、自分が甲種合格したとの報告。

人から認めてもらえたことが嬉しくて、喜びいっぱいの弟。

戦争に行けば、命の補償などないのに。

彼の手紙の中で、母親ツヤの体調不良が気がかりな様子。

腰が痛いとの事だが、悪くすると内臓関係の病気だったりもすることが。

スズ子はお金のこともあって、心配するなと返事を書く。

秘密保持が聞いて呆れる

羽鳥善一は猛反対

情報は内密にしようとの話だったが、簡単にバレてしまう。

自分では考えの及ばないスズ子はこともあろうに善一に相談。

これは大反対されること必至。

善一はスズ子のために新曲を作ろうとしていた。

ブギウギのこの辺の描き方は、さすが大阪のドタバタ喜劇を思わせる。

秘密保持のはずだったが、あっさりバレて辛島部長が乗り込んできたところで今日のところは終了。

おそらく相当揉める話になるはず。

物語が引き抜き話に終始する中で、秋山の恋バナもしっかり進展。

単刀直入なプロポーズ どうする美月ちゃん

物語の主力はスズ子のエピソードで描かれると思うが、こちらのほうも大いに気になる。

プロポーズを受け入れるのかどうかで物語は大きく変わる。

もう今日の最後の方で秘密保持はあり得なくなった。

いつものようにおでん屋のおっちゃんもしっかり登場して、恋も義理もどちらも信用しないと名言を。