くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

ブギウギ ルーツをたどれば

ブギウギはスズ子にとって最も注目すべき恋バナが描かれつつある。

スズ子とその楽団は神戸の公演から帰るとき、彼女にとっての故郷大阪に立ち寄ることにした。

そこにはかつて実家だった銭湯があり、また梅丸少女歌劇団が今でもしっかりと活動を。

あちこちで懐かしい人たちと再会。

全てが懐かしく、思い出とともに自分のルーツが蘇る。

かつての銭湯は名前を変え相変わらずのメンバーが懐かしく出迎えてくれる。

そして久しぶりに立ち寄った梅丸。

そこにも苦楽を共にした仲間たちが。

スズ子にとってはかつて一緒に頑張ったメンバーたち。

秋山 リリー 和希

スズ子が加わってかつてのような梅丸の合言葉。

さらには、林部長も。

久しぶりに帰った銭湯はのゴンベエさんに子供が生まれていた。

風呂の名前もどうやら変わったような。

ツヤさんのはな湯

そういえば変なおっちゃんとマッサージのアサさんがまさかの結婚。

さすがにこの展開は想像できなかった。

熱々先生は既にお亡くなりになっていたけど。

巡業から帰ったスズ子を訪ねてきたのは村山青年。

控えめでちょっとおどおどした感じの青年だが、スズ子に蓄音機を聞きに来ないかとまさかのお誘い。

一旦はお断りをするスズ子だったが小夜ちゃんも一緒ならとオーケーしてしまう。

やっと物語は恋バナらしくなってきたね。

それにしても、行間の人物描写はブギウギ独特のもの。

いよいよ始まるのかなと大いに期待しちゃう。

強く 逞しく 泥臭く そして艶やかに

目次

神戸の公演帰りに立ち寄った大阪

相変わらず かつての仲間たち

ここはスズ子の実家でかつて、父親の梅吉がいて母親のツヤがいた。

そして、亀が大好きな弟の六郎。

オフショット 懐かしい家族写真😭

こちらの銭湯を引き継いだゴンベエさん夫婦には子供が生まれていた。

そしてなんと驚く流れ、変なおっちゃんとあんまのアサさんが夫婦になっていたと言う。

八百屋のおっちゃんだけは相変わらず独身みたいだったけど。

かつて自分が暮らした場所が今でも昔と同じように賑わっている事はスズ子にとっては嬉しいことだった。

熱々先生だけがお亡くなりになっていただけで、他の様子は変わっていなかったね。

占いのおっちゃんも相変わらず。

この辺のドラマの描写はまさに大阪そのもの。

吉本新喜劇を見ているような愉快さと軽快さ。

ここは大阪なんだと納得するのに十分な展開。

梅丸少女歌劇団のメンバーたち

厳しいご時世の中でもしっかり舞台を。

梅丸少女歌劇団のメンバーは、相変わらず。

スズ子はここで補欠みたいな形で採用されていた。

今でこそ全国に名前の知れた大歌手になってるけど。

かつての懐かしい思い出が蘇る。

そういえば、桃色争議とかあったんだよね。

多分10年以上も昔の話だと思う。

そして、先輩たち後輩たち。

どれもがスズ子にとってかけがえのない思い出。

スズ子と村山青年

まさかスズ子を直接訪ねてくるとは😨

物語の設定で、村山青年はお金持ちのおぼっちゃまで歌手福来スズ子にゾッコン🤩

愛知の巡業の時、宿代を半分肩代わりしてくれた。

スズ子の歌を大絶賛していた。

スズ子は巡業が終わった後はさすがに疲れがあるらしく部屋で少し休みたいと言う。

そしてブギウギの描き方の巧みなところ。

それはスズ子の夢の中の出来事をあたかも本当のことのように思わせぶりに描いて見せる

村山青年が六郎のように亀を持って登場する事は考えにくい。

しかも、スズ子はいきなり十も歳が離れているのでいかんいかんって🤣

何を勘違いしているんだろうって話し。

そこでぱったりと夢から目が覚める。

村山青年はスズ子に会いたくて、わざわざ直接下宿まで訪ねてきたようだ。

そして蓄音機の良いのが手に入ったので、聞きに来ないかと。

要するにいきなりデートの誘いだよね。

あまりに突然だなぁと思いつつも、スズ子本人は一旦はお断りしながら小夜ちゃんが一緒ならばとオーケーしてしまう。

これは周りくどいけど、恋バナの1ページ。

村山愛助のモデルは吉本穎右

吉本興業の跡取り息子

物語の設定では、村山青年のモデルは吉本興業の跡取り息子

吉本穎右

昨日も少し紹介したが、吉本興業の社長吉本せいの大事な跡取り息子になる。

彼は20歳の頃笠置シズ子と出会って恋に落ちた。

最初は笠置の方が年齢のことを気にして恋仲にはならなかったようだが、穎右青年が熱心に口説いたようだ。

その結果、2人は意気投合し結婚を誓い合う中に。

そして笠置が30歳を過ぎてから女の子を1人授かることになる。

この女の子は昭和22年生まれ 父親は前年になくなっている

笠置シズ子は戦後も大活躍する歌手だが、この時は既に乳飲み子を抱いたシングルマザーだった。

今でもかなり先進的な行動力の持ち主だと思うが、この時代自分の身の上を全く隠すことなく、ステージに立ち続けた笠置は大スターだったと思う。

さて、ブギウギの恋バナはいよいよ出発したことになる。

物語の結末がわかっているだけに見ている方はちょっと辛い気持になるのはやむを得ないことか。