1週間、ハラハラドキドキの毎日だったと言っても過言ではない。
ブギウギはれっきとしたモデルのいる話で、これから起こることも全て明らかにわかってしまっている。
主人公スズ子は愛助との結婚を夢見て胸膨らませていた。
2人が一緒に暮らし始めてからおよそ2年が経った頃、大阪の村山興業から社長のメッセージを携えて、矢崎秘書室長がやってきた。
結婚は認めるが、スズ子には歌手を辞めてほしいと。
愛助との結婚を取るか歌手を取るかの二者択一は、スズ子にはあまりに過酷な試練。
スズ子が歌手を辞めることには絶対反対な愛助。
自ら大阪まで赴いて社長である母親を説得する。
激昂した挙句思わず咳き込んでしまう愛助。
そして喀血。
恐れていた結核の再発。
病院に担ぎ込まれた後、大阪からは社長の母親が血相変えて飛んでくる。
病室に入るなり、愛助を抱きしめながら大阪へ帰ると言い張る。
さすがにドクターストップがかかって、絶対安静を言い渡されていたがどうやら愛助とスズ子の結婚には反対の意思表明が。
説得は時間をかけて丁寧に行わなければならない必要が。
そんな中スズ子は妊娠の事実が明らかになる。
愛助もスズ子も生まれてくる子供のことを考えると、幸せいっぱいで病気のことも忘れてしまいそうな。
ただし、この事実を知った母親トミは猛然と反発。
結婚は絶対に許さないと言い張る。
世の中の常識からあまりにかけ離れている2人を一緒にさせるわけにはいかないと。
物語は嵐のような運命を携えて来週へ。
目次
村山興業からの提案
今週はハラハラドキドキの連続だっただろう。
スズ子は愛助との交際は結核の療養の付き添いをする形で一時的に認められていた。
およそ2年にわたり暮らしていたが、ここへ来て村山興業の社長トミから今後の事について提案がなされた。
そろそろ結婚しても良い頃合い。
条件は1つ スズ子は歌手を辞めること
結婚を認められたことで有頂天になっていた2人は冷静に考えてみて、この条件を受け入れることなどできるはずもない。
まず、愛助が真っ向から反発。
スズ子は愛する愛助となるためなら、歌手を辞めることもやむを得ないかとさえ考え始めていた。
スズ子の歌手活動をなんとしても続けてほしい愛助は感情を高ぶらせ、自ら大阪まで行って母親を説得すると宣言。
実はこれが引き金になって1度は収まっていた結核が再び再発。
話は小手先の対応では済まなくなってくる。
スズ子の値打ち
スズ子の歌手としての値打ちを最も評価していたのは誰だろうか。
1人は間違いなく愛助だろう。
しかし、スズ子の師匠羽鳥善一は、自分こそが福来スズ子の1番のファンであることを決して譲ろうとしない。
この際、ファンの1号2号はあまり関係ない。
日本の芸能界、とりわけ歌謡曲部門で福来スズ子の存在は必要不可欠との認識で皆一致していた。
スズ子に歌手を辞めさせるぐらいなら「自分が村山を出る」とさえ言い放った愛助。
それぞれの気持ちは、スズ子本人以上に厚いものが。
愛助の結核再発
愛助は持病の結核と付き合いながら生活する。
気を抜けば病気は再発し、場合によっては命に関わる事態にも。
この頃、結核にはまだ特効薬が作られていなかった。
そして日本人の死亡原因の第一位だったことも歴然とした事実。
スズ子に世話されながら2年間過ごしていた愛助の再発は周りの人たちにも衝撃を与えることに。
特に彼の母親村山の社長トミはから東京までやってきて、すぐに愛助と大阪へ戻ると提言。
母親の言い分ではつきっきりでいたスズ子が愛助のわずかな異変に気がつかなかったこと。
さらには東京で面倒を見ていたはずの坂口も気がつかないでいた。
このことを自分の判断ミスとして激しく後悔しているような。
こんな連中に任せた自分が馬鹿だったと。
結核再発はトミの態度をさらに硬化させる結果に。
新たな命
スズ子は愛助との子供を身ごもっていた。
妊娠3ヶ月とのこと。
このことを知って、さらに態度を硬くにしてしまったトミ。
愛助とスズ子の結婚に真っ向から反対。
世間の常識をあまりにも知らなさすぎる。
トミの意見は替えようもないと思われた。
物語はこのまま来週になだれ込むことになるが、予告編で見る限りでおおよその見当がつく。
スズ子は女の子を産むことになる。
そして、史実に照らし合わせるとこの赤ちゃんが生まれる10日ほど前に愛助はこの世を去ってしまうのだ。
愛助がスズ子や子供に合うために命がけの形相で言葉を発しているシーンが写し出されていた。
おそらく死ぬ間際の様子だと思われる。
病気を治してスズ子さんと子供に会いに行く‼️
来週はどんな物語になるのか、ブギウギのストーリー展開のてきぱきさ加減から見てぐいぐいと進んでいくような気が。
妊娠6ヶ月の女優の話も登場していた。
物語は既に後半戦に入っている。
波瀾万丈なスズ子の人生はこれから総仕上げの段階に。