くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

ブギウギ1週間振り返り 母と娘の物語

カウントダウンの始まったブギウギは、ここへ来て物語の展開スピードが加速しているような。

先週スズ子に新しいマネージャータケシがやってきたと思ったら、今週はもうアメリカ行きの物語。

アメリカへ行く前にコンサートを開いて、ファンに自分の歌手活動をアピール。

しかしこれは今週描かれたストーリーのほんのきっかけの部分。

今週の物語の本体は香川にいる父梅吉との別れ。

スズ子の生い立ちには、特別な事情があってお別れにはそれなりの儀式が必要に。

愛子の子育ても現在進行形でがんばるスズ子にとって仕事と子育ての両立は周りが思う以上に大変なものが。

愛子はアメリカから帰ってきたスズ子に人見知りをする。

そしておよそ1年経った後、梅吉危篤の電報が届く。

急遽愛子と香川に向かうスズ子

既に息絶えようとしている梅吉とスズ子 愛子とのやりとり。

それは実の娘ではないスズ子を、離ればなれになっていても繰り広げられた親ばか梅吉の半生の物語でもあったようだ。

さらに繰り広げられたのがスズ子の産みの親キヌとの再会。

2人は事情があって離れ離れになったが、間違いなく本物の親娘。

そして梅吉の葬式の後、母と娘は様々なしがらみを乗り越えて自分たちが本当の親子であることを確認。

愛子にはマミーのマミーと自分の母親であることを告白。

愛子のおばあちゃんであることも告げる。

再び会う約束をした親娘は香川を後にする。

オフショット 柳葉敏郎はここで物語から退場となる

目次

蟹専門店の北海道網走水産

アメリカ遠征

アメリカから帰国後 お互いの存在を確かめ合う

アメリカ行きのストーリーが始まった頃、手がつけられない位ぐずっていた愛子。

しかし、スズ子は心を鬼にして愛子を振り切って渡米。

およそ4ヶ月間のアメリカ公演は、シズ子なりに成果はあったが、再びアメリカに行こうとは思わなかったようだ。

何よりもアメリカにはおいしいライスカレーも中華そばもない。

さらには愛子がいないことが決定的な理由とされた。

実は、モデルの笠置シズ子のエピソードを考えたときに、アメリカ遠征のいきさつの中で完全に抜け落ちていることが1つある。

それはまだ幼い美空ひばりとの確執。

美空ひばりが笠置シズ子に先駆けてアメリカ行きを成功させていた。

そのことが後々大きく影響することになって、アメリカ行きの計画は二度と持ち上がらなかった。

笠置シズ子は1番乗りでアメリカに行きたかったが、それが果たせなかったことで思うような成果があげられなかった。

ブギウギではこのエピソードを完全無視。

アメリカから帰ってきたのが昭和25年の10月頃と思われる。

既に新居も出来上がっていて、スズ子たちは広く大きな家で暮らすことになった。

スズ子と愛子の日常

スズ子の実父菊三郎の形見の時計を愛子に

物語の中ではさらりと語られていたが、スズ子は愛子の友達なども呼んで賑やかにパーティーなどを催していたようだ。

スズ子のご近所さん達は芸能人のお宅で楽しい時間を過ごせることでかなり人気があったらしい。

考えすぎかもしれないが、来週愛子の誘拐事件が持ち上がる。

もちろん笠置シズ子の人生にも同様のことが。

その時の犯人が笠置の家に出入りしていた女性の夫だということが発覚。

このさりげないエピソードは、来週への布石と見ることもできる。

父梅吉とスズ子親娘

遺影用の梅吉写真

瀕死の梅吉は最後までダジャレを言って周りを和ませようとする。

スズ子に会えたことで、寿命が2時間伸びたと。

そして日々行儀の良い言葉遣いを心がけていたスズ子も、梅吉の前では大阪弁丸出しで悪態なども思いのまま。

これこそかつての父と娘の関係。

2人の下品なやりとりを母親のツヤがたしなめていたよね。

そのどうしようもない一家に使用人として記憶喪失のゴンベエさんが。

弟の六郎とゴンベエさん オフショット

梅吉の記憶はこの頃から止まっていたようにも思える。

スズ子の娘愛子も可愛くて仕方がない。

亀と一緒に に〜って🤣

梅吉は最愛の妻ツヤを忘れる事は生涯なかったと思う。

2人はスズ子にとって育ての親になるが、梅吉はスズ子を正真証明自分の子供と言って譲らなかった。

両親😌😍

スズ子は梅吉の葬儀で実母と再会することになる。

実母キヌとスズ子親娘

あのおばちゃんは誰? マミーのマミーや😍
愛子のおばあちゃんやで

スズ子の実母キヌはスズ子同様お互いが本当の親子であることを知っている。

本来なら一緒に過ごすべきに親娘だったが、当時の事情で離れ離れに暮らすことに。

スズ子も詳しい事情を聞いたのでことを立てて公にするような事は避けていた。

しかし梅吉が亡くなった今、キヌはたった1人残った肉親。

物語を見ていて感じたのは、今まで名乗り合うこともはばかられる実の親子だったが、これからは少しずつ会う機会を持とうと決意するスズ子。

スズ子の申し入れが嬉しくてたまらないキヌ

この場面のやり取りでキヌはスズ子に初めて母親として受け入れてもらえたと直感。

この後のキヌの涙まじりの喜び顔。

彼女はスズ子を自分で育てられなかったことをどうしようもなく後悔していた。

自分は娘を捨てたとずっと自分自身を責め続けていた。

そのことを初めて許されて慰められたと感じるような描かれ方。

2人の息子が梅吉にとても可愛がってもらえたと述懐

今週の1番の名シーンがこの辺になるだろう。

来週のエピソードでは新たに事件が持ち上がるような様子。

そして愛子を演じていた「小野美音ちゃん」から「このかちゃん」にチェンジ。

このかちゃん 今年の4月から小学校3年生満9歳になる

どうやら彼女の反抗期の様子も描かれそうな雰囲気。

ブギウギは最後のエピソードに突入する。