第4週が始まったおちょやん。
なんと夜逃げしたはずの父親が目の前に現れた。
いったいなぜ突然現れたのか?
さて、今週からの物語はそういった父親の企みについて描かれるようだ。
そして物語の中では、しばらく会えなかった天海一座が再び道頓堀に戻ってくる様子。
あの一人息子一平君も涼しげなイケメンになっていた。
岡安は芝居茶屋としてまだ忙しく盛況な日々が続いていく。
目次
テルヲが突然現れたわけ
夜逃げした後に突然現れたのには、それなりの理由があったようだ。
本来なら千代ちゃんを奉公に出したときにまとまったお金が手に入ったはず。
実は、そのお金は早々に博打その他ですっからかんに。
結局お金が身に付く事はなく、また借金生活に逆戻り。
物語を見ていると納得なのだが、借金取りに追われて何とかして返済するあてを見つけなければならない。
その結果たどり着いた先は、やはり娘の千代しかいないと言うことに。
岡安でごりょんさんも含めて3人で話したときに、テルヲはシャアシャアと嘘をつく。
実は後妻の栗子ちゃんは生まれた子供を連れて家を出て行ってしまったとのこと。
今は息子のヨシヲと2人で暮らしている。
借金もすっかり整理し終わって、ヨシヲが仕事をするようになったので穏やかに暮らしているが、できれば千代にも戻ってもらって昔のように仲良く暮らしたいと。
父親の申し出に驚きを隠せない千代ちゃんだが、きっぱりとお断りを。
昔9歳の時に家を追い出された事は決して忘れてはいない。
今でも恨む気持ちには変わりは無いのだ。
今更 虫の良い話をしてもらっても困る。
天海一平
しばらく姿を見せなかった天海天海一座は再び道頓堀に戻ってきた。
道頓堀の喜劇界を牽引しているのは 須賀廼家万太郎。
彼の舞台は常に満員御礼で第一人者の称号を欲しいままに。
そんな中、えびす座で興行をすることになった天海一座。
社長から厳しく言い渡される。
万太郎の舞台を引き合いに出されて、
もし観客の入りが悪ければ中日を最終日として興行打ち切りもあり得ると。
これは天海一座を事実上牽引している須賀廼家千之助にとっては屈辱。
一座の中では成長した一平君は芸に対する情熱をすっかり失っていて、芸者遊びにウツツを抜かしている有様。
どうせ万太郎にはかないっこないと全く努力をする風を見せない。
せっかく再会できたけれどがっかりしてしまう千代ちゃん。
お父さんが亡くなった後、心を入れ替えて全力で舞台に取り組むはずだったのだが、今はすっかり遊び人風情に成り下がっていた。
この一座はどこへ行って舞台を務めても万太郎には叶わなかった。
そのことを皆気にしていて、何とかして乗り越えてやろうとする千之助に対し、やる気を失っている一平との対比が印象的に描かれていたね。
酒を飲めば酒乱で暴れまわる千之助に対し、こっそり抜け出して芸者遊びをしに出かけようとする一平君。
どうやら人の意見など聞く耳持たない。
テルヲの企み
しかし、自分の娘を売らなければ借金が返せないようなお粗末ぶりは、この朝ドラの後の朝イチでも、弁解の言葉が出るほど、話題になっていたね。
演じているトータス松本は実際はこんな人やあらへん。
演技でダメ親父を演じているだけだからと。
わざわざお断りを入れなきゃならないほど救いようのないダメおやじで描かれている。
今日のドラマの中では飲み屋で借金取りと酒を酌み交わしている様子が描かれていた。
娘さえ身売りすれば 必ず借金は返せるからと苦しい逃れを。
実はそのお粗末なやりとりを後でしっかりと聞いていたのが一平君。
千代ちゃんの父親が自分の娘を売り飛ばそうとしている事実をリアルタイムで聞かされてしまった。
このやりとりの後、すぐに千代ちゃんの前にテルヲが現れる。
ちょっとええかぁ?
そうやって千代ちゃんを呼び寄せるところで物語は続くとなった。
企みはもう既にわかっているので、後は千代ちゃんがどんな行動をとるのかだが、実は彼女にも弱点がある。
父親の一緒に暮らそうの言葉に図らずも心がときめいてしまった。
千代ちゃんにとっては父親の事はともかく弟のヨシヲ君が可愛くて仕方がない。
何とか弟の身の上だけは案じてしまうのだ。
ネタバレで確認しているが、テルヲの思い通りには事は済まないようだ。
しかし、ここで借金取りが絡んでいることで問題は少し大きく広がるようだ。
千代ちゃんが岡安にとどまってそのまま働き続けられるかどうか、明日以降描かれる。