今日のおちょやん。
いくつかの昔話が盛られていて、15分が思いのほか見ごたえたっぷり。
須賀廼家千之助がどんないきさつで今に至っているのか?
そして岡安の過去の繁栄と今の福富の様子。
一平君は新しい時代に生き残ろうと彼なりに真剣に模索していたのだ。
物語では大阪府のお笑いの様子をとりながら、それぞれの登場人物のせつない胸の内を余すことなく描く。
ちょっとほっこりしちゃうやんけ😭
目次
■□━━ 急げ、ドメインは早い者勝ち! ━━□■
■お名前.com
一平君と千代ちゃんが立ち寄った福富
漆原の件では一平君の目指すべきこれからの喜劇には女形は登場してこないとの思いがけない発表 。
昔のようにやろうやないかと、一平君を取り出そうとする仲間の意見を無視して座長の胸の内は固く決まっていたようだ。
女形をやめて男役に回ってくれへんか
それが一平君の気持ち。
それはどうやら全く揺るがないことのようだ。
一平君と千代ちゃんが通りを歩いていたところ、呼び止められたのはなんと福富の前。
半ば強引に店に引っ張り込まれて、振る舞われたコーヒーとミルクセーキ。
2人で差し向かいでお茶するところなんかちょっとしたデートに見えるけど。
お互いの胸の中にそれぞれの存在ってどんなふうに映っているんだろう。
決してにくい奴とは思っていないようだが、会えばお互いに悪態をつくばかりで、なかなか恋愛感情とまでは…。
しかし、相手の真心を少しずつ理解し始めているとも言える。
どこかで気がつくはずなんだよね。
岡安と福富
岡安は今では数少なくなった芝居茶屋 。
団体のお客さんも毎年減ってきていて今や経営そのものが危ぶまれるような状況に。
そんな中福富は早々と芝居茶屋に見切りをつけていた。
楽器店と喫茶店に鞍替えしていたのだ。
当時お茶子として働いていた女子たちはみんなウェイトレスとして雇われている。
これはこれで、きちんとした経営戦略のもと、成功した話になる。
かつては岡安の大躍進に甘んじて悔しい思いをしていたようだが、今では新たな店構えが成功の礎となっているのだ。
今日の物語の中でさらりと語られていたが岡安のごりょんさん。
お茶子の1人が店を辞めたいと言い出したことに対して、その胸の内を語っていた。
店の台所事情を心配してくれたお茶子に対して、
あんた方が辞める時はこの岡安を閉めるときだす。
私は岡安の最後を見届ける。
あんた方お茶子には付き合うてもらいます。
つまりリストラなんか絶対にしないぞと決意を述べていた。
時代の流れと言うのは今も昔も厳しく浅ましいものだと納得させられるんだよね。
須賀廼家万太郎と千之助の過去


かつて須賀廼家兄弟劇として大人気を誇っていた2人。
しかし弟分の千之助は兄万太郎から新しく劇団を立ち上げるにあたってその居場所を追い出されてしまう。
つまり1つの劇団にスターは1人でいいと言うことか。
浪人となった千之助の前に現れたのが初代天海天海。
これが2人の出会いだったね。
若くして亡くなった天海天海は既に名の売れた喜劇役者だったが千之助を迎えに来た形できちんと挨拶しに来た。
その礼儀正しさに惚れて千之助は天海一座に加わることに。
もちろん、芸の上でも大いに評価していたに違いない。
思い出せば、懐かしくそして悲しい事になってしまう。
千之助にしてみれば初代天海の息子一平は我が子のようにかわいいと思っている。
初代の恩に報いるためにも、何とかして一人前の座長に育てたい思いがありあり。
だが、ハードルは高い。
簡単に甘やかした状態で受け入れるわけにはいかないのだ。
そこは喜劇役者としての絶対的なプライドが彼の行動に大きく立ちはだかっていた。
漆原が生き残るために
漆原に厳しい一言を告げた後、仲間の女形にリンチにかけされそうになる一平君。
ここに止めに入ったのが漆原。
しかし助けてもらっているはずの一平君はわざわざ漆原や女形を挑発するようなことばかり発言。
女形はドスの効いた男の声で啖呵を切る。
今日はここで物語が終わっちゃうんだけれど、明日すぐにオチがつく。
ネタバレでバラしちゃってもいいけど、明日きちんと放送を見て楽しんだほうが間違いないね。
とにかくこれから乗り越えなければならないのは千之助兄貴をなんとしても匹入れること。
そのためには何とかして彼をわらかす必要が。
聞くところによると千之助兄貴は舞台以外の普段の生活ではほとんど笑うことなどないそうだ。
せいぜいニヤリとするぐらい。
これがわかればかなりハードルが高いんだから、ある程度作戦を立てなきゃね。
でもこれで今週の物語はなんとなくストーリーが出来上がるような気がする。
千之助兄貴の喜劇役者としての実力が発揮されるには、周りのものはまだまだいくつかの洗礼を受けねばならない。