本格的に主人公福来スズ子の子供時代が描かれるように。
舞台は大阪、銭湯の娘スズ子は学校と家の往復を繰り返しつつ、少しずついろんなことを学ぶ。
学校で教えてもらうこともさることながら人との関わりは母親から学ぶことの方が圧倒的に多いようだ。
母親を演じているのが水川あさみ。
彼女はエールで主役を演じた窪田正孝の夫。
さて、主人公のスズ子は母親から義理と人情について学ぶことになる。
花田風呂屋には「変なおっちゃん」なるただで風呂に入るお客さんが1人。
様々なドラマでよく見かける顔だけど、今回もとぼけた役柄で登場する。
その彼がなぜただで風呂に入り続けられるのかを尋ねてみたところ、彼に恩義があるとのこと。
それを義理があると感じ、返そうとするのが人情だと。
わかったようなわからないような話だが、日本人の心意気を表した言葉としては、端的でよく的を得ている。
スズ子は自分にも義理と人情があるとふと思いつく。
彼女の親友タイ子。
彼女には転校してきた時から仲良くしてもらってそれがとても嬉しかったと言う記憶。
早速母親から教わった義理と人情の実践として一肌脱いであげようと余計なお世話を画策。
なるほど、物語を描くポリシーみたいなものが充分感じられる設定。
目次
変なおっちゃんと義理人情
この人は最初から風呂代を払ったことがないようだ。
毎日ふらりとやってきてはお金を落としたのでとお断りをしつつそのまま入ってる。
いでたちはほとんど浮浪者同様。
しかし、手先が多少なりとも器用なようで、細かい細工仕事などを請け負ってくれるようだ。
破天荒な人らしく、酒を飲んで風呂に入って倒れたり、様々な失敗も演じているようだ。
今はこのお風呂屋は様々な人がやってくる街の社交場のような場所。
八百屋のおっちゃんから始まって、いろんな人たちが。
すべての関わりについて描かれるとは思えないが、ある程度の人たちが描かれるようになる。
何よりお客さんたちは皆スズ子の歌を聞きたいと思っているようだ。
スズ子はどうやらこの街の人気者でもあるようだ。
花田家が風呂屋を始めた頃
花田家では結婚した当初、妻のツヤがお金を稼いで夫はご飯の支度をしていたと聞いた。
もちろん風呂屋の開業資金は妻が用意した。
こちらの風呂屋には、住み込みで働くおっちゃんも1人。
ほとんど共同経営者のような存在だが、主に風呂屋の下働きを請け負っているようだ。
自分の立場をよくわきまえていて、決して家族と一緒に食事をしようとはしない。
さらに、川に飛び込んだところを助けられたが、その時のショックで記憶喪失になってしまったとのこと。
彼がどこの何者だか誰も知らない。
名無しの権兵衛ならぬゴンベエが彼の名前になっていた。
1人のお客もいなかった時に最初にやってきたのが変なおっちゃんとのことで、彼が来てから少しずつお客さんが来るようになったと語られていた。
さらに、こちらの風呂屋の看板も手作りしてくれたようだ。
どうやら商売も軌道に乗っている様子。
スズ子の義理人情
スズ子は親友のために恋愛の手助けをしようとした。
前に子供同士の話で好きな子がいると聞き出していた。
そのことの間がうまく取り持てるようにとの事だった。
手紙を書こうと言い出したり、相手の男の子を呼び出そうとしたり、スズ子なりに一生懸命。
スズ子の街の中での様子も至るところで、描かれた。
ちゃっかりしているというか相手の弱みを握ってつけ込むというかあまり良い性格ではないね。
子供になりにうまく振る舞おうとしているんだろうけど。
親切は大きなお世話💦
スズ子なりにいろいろと手を尽くすんだが、残念ながらそれは迷惑行為にしかならなかった。
タイ子曰く、また変な噂を立てられる。
そうすれば余計居心地が悪くなる。
なるほどタイ子はスズ子と違って常識人。
自分の取った行動がどんな結果を招くかよく心得ている。
対するスズ子はどこまで言っても能天気。
自分が真心込めてやったなら、全て報われると盲信。
迷惑をかけ続けたスズ子はタイ子に謝るしかなかった。
この時代、様々な民間の歌劇団なども広く出回っていたようだ。
その辺の詳しい季節は、以前の朝ドラおちょやんで詳しく語られていたような気がする。
どうやらこの辺からこの物語の歌って踊るステージにつながりができるような雰囲気。
そこは学校で入学して勉強する必要もあるようだ。
既に予告編の中で様々な映像が公開されているので、その場面もこれからのエピソードで詳しく語られることになる。