1週間語り継がれた物語。
どんなまとめが明らかにされるのか待ち遠しい気持ちで鑑賞。
寅子の仲間たちはそれぞれに意見を出し合いながら中止になった法廷劇について思いを馳せる。
みんなで話し合わなければわからなかったことが次々に。
昨日の終わり際に涼子から公開された学校側の事実改ざん。
それらについて明確な回答が。
そして、物語では思いがけず皆が本音を出し合うことに。
それは寅子の仲間たちだけに限らなかった。
寅子の母はると嫁の花江も思いの丈を告白。
饅頭作りとは言え、皆で協力し合うことには特別な意味が込められていたんだと誰もが納得。
見所は、よねが結局のところイヤなヤツながら少しずつみんなと打ち解けていく。
それぞれに思うところがあっても今まで告白できずにいた。
昨日の台所仕事があったおかげでそれぞれ自分が何をどうするべきか見えてきたような。
さらに物語は3年後の様子も描かれた。
昭和10年、寅子たちは女子部を無事卒業して本校に移ることになる。
ここからは男女共学になるようだ。
あれだけいた同級生たちもずいぶん少なくなってしまった。
明らかになったのは先輩の久保田と中山はまだ在籍中。
それに寅子たち5名。
来週からは男子生徒も登場してくるような。
この中で何人の女子たちが弁護士としてデビューできるのだろうか。
物語が本格的に展開するのは来週からになるのかも。
目次
饅頭作りから始まる物語
物語は決して大げさな内容を語っているわけではない。
しかし、与えられたテーマを仲間たちそれぞれが意見を出し合い考えながら考察していく。
今回は法廷劇の反省の意味も兼ねて実際に起こったことを検証する試み。
昨日涼子からされた事実は、大学側が判例を捏造していたこと。
実際は、様々な思惑が入り乱れ複雑な事件の全容が明らかに。
それにしても大学のとってきた行動は、驚くほど姑息。
初めから女を馬鹿にしている偏見がミエミエ。
それぞれの言い分
よねは事実が明らかになったことでより怒りを増したよね。
“時間が無駄だった”と吐き捨てるように語った言葉を寅子の母はるがやんわり否定。
無駄ではなかった。
みんなで話し合ったからこそわかり得た結論。
物語はそのまま躊躇なく先へ進んでいく。
はるの言葉に激しく反応したのは、花江。
彼女は猪爪家の嫁として日々ストレスを溜め込んでいた。
一緒に過ごしていても、必ずしも相手のことをきちんとわかっていることにはならない。
言いたいことを言えずに、また言わずに過ごしていることの方が多いのでは。
コミュニケーション
花江のエピソードはこの物語が始まった頃から気になってた人が多かったのでは?
猪爪家に嫁に来てそのままその家で新婚生活が始まっているわけで。
今ならよほどの場合でもこういった事にはならないのでは。
地方のよほど大きな農家で大家族ならあり得るかもしれないが、私が言うのもなんだけどかなり気を使わなければいけないんじゃなかろうか。
花江はもともとは寅子の同級生で幼なじみ。
同じことを経験しながら、今までずっと生きてきたはず。
たまたま結婚した相手が寅子の兄だったことで、義姉ということに。
どうやら今日の物語の中で、寅子の兄直道が突然話の話の中に加わってきた。
花江と一緒に家を出るような口ぶりだったね。
夫婦2人だけで水入らずで暮らすほうが絶対いいだろう。
なんと言ったって新婚なんだし、花江は専業主婦なわけで1日中家の中でお姑さんと一緒では息が詰まる。
時々行き来するぐらいの関係でいいんじゃなかろうかと思うが。
卒業と女子部存続決定
既に来週の予告編も公開されているので、物語の流れは概ね理解できる。
男子学生が登場してくるよね。
印象的なシーンだけなので詳しい事はわからないが、それなりに大変な思いをするのは理解できる。
それにしても法律を学ぶことの大変さは、今も昔もあんまり変わらないと思うが。
朝ドラではずいぶん前に松嶋菜々子主演でひまわりってドラマがあった。
この時、法律を学ぶことの大変さが詳しく描かれていたと思う。
今日のエピソードの1番の見所はよねが仲間たちに自ら寄り添うシーン。
なるほどそういうことかと思うような話。
あれだけみんなから疎まれていたよねが寅子のためにわざわざ聞いてきてくれた。
東洋医学で言う所のツボに相当するけど、婦人科系の病気とか消化器系のツボに相当する。
ちょうどくるぶしの上に当たるところを親指の腹でマッサージ。
周りの仲間たちが一斉に反応。
よねの不器用な優しさを称えるかのように。
そして来週の予告編が流れてきた。
登場するのは俳優なので、イロ男たちが目白押し。
彼らとどんなエピソードが繰り広げられるんだろうか。