くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

カムカムエヴリバディ るいの周りの人たち

 

るい編は始まってから今日で3日目。

物語は彼女を中心とした人たちとどんな関わりを持っていくのかが描かれつつある。

どうやらクリーニング店の店員の仕事にも少しずつ慣れてきた様子。

先週のエピソードでは宇宙人としてオダギリジョーが登場。

実は今日も登場するが、名前は未だ聞くには至らず。

昨日からはおよそ1ヵ月以上経ったとの設定で、いつもの流れに乗って仕事ができつつある。

そんな日常を描きつつ、彼女が毎日読んでいるのが、O・ヘンリーの短編集

昭和37年頃だと、文学少女や文学少年はかなり多かったような気がするね。

そしてエピソードの中に登場してくる様々な新しい人たち。

その関わりもなかなかユニークに描かれることになる。

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ピンクのブラウス よく似合ってる😍

目次

宇宙人

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既に役柄の名前は発表されてるけど物語上はまだ宇宙人のまま

物語の冒頭でクリーニングの仕事が、自分の過去のしがらみや様々な辛い思い出を1つずつ清めていくような気持ちに駆られるるい。

普段から物静かで、思慮深さがキャラクターからもよく見てとれる。

彼女のしとやかな反応が物語全体をまとめ上げるような。

そんな中1ヵ月以上間をあけて再び登場した宇宙人

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大量の洗濯物は総額2040円なり

さてここで、くだんの宇宙人は再びたくさんの洗濯物を依頼する。

とにかくたくさん、たくさん。

その一つ一つの洗濯物に注意を払っているうちにまた名前を聞き忘れてしまうるい。

どうしてもまだ宇宙人のままでしか認識できないようだ。

しかし洗濯物の1つのポケットの中から、不思議な金属製の部品が。

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入っていたのはこちら

これ吹奏楽経験者なら即答できる。

金管楽器のマウスピース、物語の中の大きさから見てトランペットのマウスピースに間違いない。

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ベーシックなトランペットはこちら

この映像の左端の息を吹き込む部分がマウスピース。

この部品がポケットの中から出てきたのだ。

はっきり言って、それなりの重さがあると思う。

金管楽器の中ではトランペットのものは比較的軽量だけれど、かなり厚みもあって、無垢の金属で作っているので結構な重さを感じるのでは。

しかし、そんなことに疑問を抱いているうちに宇宙人は再びどこかへ行方不明。

また1ヵ月後位間をあけて登場するのかもしれない。

物語の伏線として、トランペットに関係した何かがこの先に登場するのだろう。

既に番組の公式サイトではオダギリジョーがどんな役柄を演じているかが発表になっているので、それほどの不思議さは感じないが、物語上はまだ何者なのか判断できていない。

弁護士片桐春彦

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正確には「弁護士の卵」と名乗っていたね

胸ポケットにキャップを閉めずに万年筆を入れてシャツを汚してしまったとのこと。

飛び込みで入ってきた若い男性は後になってからわかるのだが、「弁護士の卵」と名乗っていた。

この爽やかな若者がこの後数分後に再び物語に登場して身分を明かすことになる。

その時には弁護士事務所に勤めているとはっきり言っていた。

カムカムエヴリバディではるいちゃんとなにがしかの関わりが語られるような。

強面田中さんて?

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田中さんを名乗るが、詐欺師の設定

突然店にやってきた強面の男性。

田中を名乗っていたがクリーニングに出した背広に穴が開いていると言いがかりを。

どうやら、クリーニング店に洗濯物を持ち込んではクレームをつけて慰謝料請求などをする詐欺師のような。

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徳井優さん 以前“算太”の借金取りで登場していた 20年ぐらい経ってるけど老けてない🤣

大声でまくしたてられるとさすがにちょっとびびってしまう。

実はこの彼について助け舟を出してくれたのがさっき紹介した片桐さん。

彼の所属する弁護士事務所にも被害を訴える洗濯物詐欺が横行しているとの報告や相談が。

たまたま彼は何日か前に頼んだ自分の万年筆で汚れたシャツを取りに来ていた。

その彼が、詐欺師をピシャリとやり込める。

威力業務妨害😡

声高にそう叫んで、詐欺師を追っ払う。

るい 18歳のささやかな日常

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文学少女 いい趣味だね😌

この頃、携帯電話もないしテレビやラジオといえども職場に置いているところは稀だったかもしれない。

時間つぶしではないけれど、何かにつけて持っていたのは文庫本だったかも。

特にO・ヘンリーの短編集は趣味の良さがうかがえるよね。
彼女が読んでいたのは「善女のパン」

これはあらすじを聞けばみんなが思い当たる有名な短編かもしれない。

“パン屋さんの店員だったとあるご婦人が、痩せた男性のために焼きたての少し高いけどおいしいパンを食べさせてあげたいと思ったあげく、親切のつもりでパンにバターをたっぷり塗りこんで渡してしまった。

実はこのパンは食用ではなかった。

設計技師だった痩せた男性は消しゴムがわりにパンを使っていたのだ。

バター入りのパンの消しゴムは出来上がったばかりの設計図面を台無しにしてしまった。

独りよがりの親切は不幸な結果しか招かないと言う。”

今は魔女のパンとして知られるが、昔は善女のパンで知られていた。

さて、18歳の主人公はこの先どんな出会いでどんな人生を迎えるのか。

とりあえずカムカムエヴリバディの今年の放送は明日で終了する。

カムカムエヴリバディ1週間振り返り 物語は安子からるいへ

 

今週は物語の中でも最初の山場を迎えたと言える。

物語は女性3代がヒロインを続けるオムニバス風の作りになっている。

最初のヒロイン安子から2代目のヒロインるいは、親娘 そのバトンタッチの様子が詳しく描かれたね。

2代目のヒロインるいは1週間5話のうち、最後の二日間だけ。

週の前半は親娘が、どのように築き上げていた信頼関係を失っていくのか克明に描かれることになった。

物語は周到な準備の上に様々なエピソードが絶妙に結びつく形で描かれる。

画面に映し出された内容がなぜそうなったのかは、あらかじめ物語の中で紹介されていることがほとんどだったと思う。

今週から来週にかけての物語でも、昭和30年代の大阪を舞台に、何事もなかったかのように淡々と進んでいく。

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すれ違う安子とるい

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I hate you に至るエピソード

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誤解が誤解を生んだ結果😱

番組サイトあちこち探し回って脚本家と演出家のレポートがないかを確認してみたところ、

やっぱり今週の1連の物語についての説明を発見。

この部分をどう描くかでずいぶん苦労をされているような。

朝ドラ15分で描くためには時間がやはり足りないと感じていたような。

安子が前半の部分を占めるのだが、るいとの関係がこじれていくのを表現するために

15分× 3で45分のドラマとして構成したと語っていたね。

なるほどそう言われてみれば納得できる部分が。

この部分を表現するのにTwitterでも同じような投稿が。

物語のエピソード複雑に絡ませることによって、それぞれの登場人物の存在感とかがよくわかる仕組み。

そしてこうも語っていた、るいが日本語で大っ嫌い😡と言わずに英語でゆっくりと

I hate you  と語った方がより胸の内がしっかり伝わるのではと考えたらしい。

子育て中ならば子供が母親のことを大っ嫌いって言うことぐらいよくあることらしい。

しかし、わざわざ英語で話すとなればそれは理性的な判断でしっかりと考えた上で発する言葉。

説得力と破壊力は半端ない。

安子の選んだ道

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るいから完全拒絶 生きる術を失ってしまう

るいが人生の全てとして生きてきた安子。

その生きがいを完全否定されてしまったのでは、どう生きていいのかすらわからない。

呆然自失。

その言葉通りの状況が語られた。

またこの時、ロバートがプロポーズしていることも同時進行で。

誰かに何かにすがっていなければとても生きていけないと感じたんだろうね。

私をアメリカに一緒に連れてって‼️

安子のとった行動は他にはありえない行動だったのかも。

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ここで安子は物語から退場

英文の字幕で見てもよくわかるが

Robert Please…

ここに誰かに助けて欲しい気持ちがしっかりと込められている。

るいの思い

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自分の居場所はなくなった😓

木曜と金曜で描かれたエピソードでるいがどんな育ち方をしたのか何となく理解できるような。

彼女は額の傷跡目立たなくする手術を拒み、おじいちゃんの葬式を機に雉真家を出ることを決意。

彼女は母親と決別した後、自分の居場所はどこにもないと思いつつ生きてきたのかもしれない。

屈折した気持ちで18歳にまで成長したいきさつが、わずか数分で語られる。

母親譲りだと思うが、自分の道を自分で開こうとする精神はとても旺盛。

内緒でアルバイトしたお金を握り締めて大阪まで出て1人で暮らそうと。

大阪編スタート

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あの子の事 大事にしような(和子さん)

大阪編で描かれた最初のエピソードがこちらのクリーニング屋さんご夫婦との関係。

大阪らしいキャラクター設定で、今までとは雰囲気を異なるように努力している部分がよく見てとれる。

また、時代考証を綿密にやっているんだろうなと思うのは、様々な小道具や街の様子、そういったものに随所に現れる。

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昭和30年代のラジオだとこんな感じになるよね

また調べてみると物語の中に登場してくるテレビ番組は、NHKの朝ドラの第一号だったね。

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最終回が1962年3月20日とあったね

これは千吉さんの葬式が1962年3月20日なことを表現。

そしてるいの履歴書も紹介されていた。

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大阪に出てきたのが18歳の時だとわかる

時代は昭和37年、この頃だと記憶にも新しいがオリンピックの2年前になるはず。

世の中は私の記憶でも、それなりに豊かさを感じ始めた頃だと思う。

物語の設定がおおよそ飲み込めてくると言うもの。

高校を2年で中退した格好になってるね。

この時代ではそんなに珍しいことでもなかったと思う。

中学を卒業してすぐ働く人は圧倒的に多かったから。

個人的なことになるが、私はこの時小学校3年生だった。

中学生だった先輩たちは高校生を目指すとか目指さないとかそんな話もちらほら聞かれたような。

そういった時代の物語になるね。

様々な登場人物も紹介されているので、どんなストーリーになっていくのか興味津々で見ることになる。

カムカムエヴリバディ 竹村クリーニング店

 

さて物語は大阪編が始まって2日目。

既に承知の通りヒロインは安子からるいへ。

昨日はせっかく合格しかけたホテルの面接試験に不合格。

その理由も実力がなかったわけではなく、額に刻まれた過去からの傷跡が原因で、どうしてもそれを見せたくなかった。

今更だが母親を憎んでここまで育ってきたるい。

忌まわしい過去をなんとか精算しようと大阪で一人暮らしを始めてみたものの、過去のしがらみは簡単に拭いきれるものではない。

本当は雉真のおじいちゃんから再三治療をするように進められていたのをを決して受け入れなかった。

大っ嫌いになった母親を決して許したくない気持ちの表れだったかもしれないが、そんなものを抱えた状態では、簡単に未来に向かえるはずもなく。

しかし、たまたまたどり着いた大阪での新しい就職先は、昨日突然のアクシデントがもとで知り合ったクリーニング店のご夫婦。

妙齢の育ちの良さそうなお嬢さんが新しい働き手としてクリーニング店の店員になってくれる、お互い願ってもない形で受け入れられることになる。

しがないクリーニング屋さんといえども、仕事はびっくりするほど奥が深い。

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良い所のお嬢さん感がふとした仕草にも😍

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住む場所と仕事が同時に決まる

 

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思いがけない形でしかもとんとん拍子で❣️

周りには控えめでおとなしくて清楚な印象のるいちゃん。

クリーニング店では人を募集していた。

この時代 都会では、アルバイトが本格的に世の中に登場してきた頃だろうと推察する。

戦後15年以上が経って、主な都市はほぼおもだったところの復興は済んだような様子。

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昭和40年頃の大阪 物語の数年後と想定される

ちょうど東京オリンピックの頃の大阪だろうと思う。

既にテレビ放送も順調に発展していて、さらには映画産業も盛ん。

街には様々な映画館があって、昭和世代の私にも記憶にくっきりと残る。

おもだった娯楽がこの時代ほぼ揃い始めてきた頃だと。

るいちゃんはホテルの面接試験は自ら辞退した形になったが、クリーニング店には自分からお願いをして住まわせてもらえることに。

仕事は新しい取り組みだが、物語のやり取りの中で、お客さんに喜んでいただく仕事との認識は、この仕事がどうやら務まるような雰囲気。

竹村クリーニング店ご夫婦

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新しい仕事を覚える

大阪を地で行くような夫婦の会話。

いわゆる漫才でノリツッコミがあるように夫婦の会話もそんな風なもの。

セリフの至るところに大阪のギャグがちりばめられている。

正直言ってカムカムエヴリバディは安子編とは描き方にも差があるような気がする。

るいちゃんが心に抱えているトラウマのようなものが多少物語の中で重く感じるかもしれない。

ただし、舞台はとにかく大阪なのだ。

食い倒れの街、ギャグの街、笑の街。

私の中ではそんな印象が圧倒的につよい。

ヒロイン3代の物語の第二部がこれからどんな展開を迎えるのかは、大阪の土地柄をどんなふうに表現するかに大きく関わってくるね。

仕事はお客さんの顔を思い浮かべながら

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洗濯物から見えてくるお客さんの人生

クリーニング店の仕事は典型的な客商売。

もちろんお得意さんもいれば、はじめてのお客さんもいる。

そんな中、働いている奥さんは持ち込まれた洗濯物から持ち主がどんな人生を送っているのかを瞬時に察することができるのだ。

例えば赤ん坊を抱えながら仕事をする職業婦人とか、また結婚式帰りだろうと思われる男性が泥だらけの服を持ち込む場合など、裏にある物語を推察するようになるのだ。

夫婦の仕事の様子を見ながら一つ一つ学んでいくるいちゃん。

お客さんから預かった服は、服の片隅に赤い糸で名前を刺繍しておく。

今ならばタグをつけるところだけれど、この時代はまだそんな気の利いたものはなかったようだ。

そういえば私の若い頃のクリーニング屋さんは今日の物語のように赤い糸で私の名前が刺繍されていたかもしれないね。

昔の事だけどうっすら記憶に残る。

毎日店に立ちながら少しずつ仕事を覚えていくるいちゃん。

昔、岡山で感じたような切なさとか不安とかはどうやら無縁。

宇宙人登場

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タイトルコールでなんと宇宙人と紹介😳

ある時やってきた若い男性のお客さん。

持ち込んだのは大量の洗濯物。

店のご夫婦がやっているように、この洗濯物の持ち主がどんな背景で生きているのかを全力で想像しようとするるいちゃん。

しかし、あまりに大量にあって、内容に何の互換性も脈絡も感じられない有様。

いったいこの人はどんな人なんだろう?

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オダギリジョー登場 ベテラン俳優で存在感バッチリだね

さて、あまりの量の多さにびっくりするるいちゃんだが、洗濯物一つ一つ確認していくうちに重要なことを忘れていることに。

名前を聞くのを忘れてしまった。

困ったあげく彼女は最初に感じたイメージをそのまま預かった洗濯物に赤く刺繍していく

宇宙人

そんな名前はないだろうと思うが、るいちゃんにはそんなふうに感じたってことかな。

今日初めて登場するオダギリジョーはこれからの物語の中でかなり重要な役割を果たすことになる。

また他にも番組のページで新しい登場人物の紹介がなされていた。

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こちらは今日発表😍

まだストーリーは明らかになっていないので、どんな役柄なのかはハッキリしてこないけど。

なんとなく岡山のときのストーリー展開とは違っている。

物語はかなりの明るさを目指しているんじゃなかろうか。

カムカムエヴリバディ るい編スタート

 

昨日の衝撃のラストから一晩経ってみると物語はおよそ10年経った設定。

18歳になったるい

そして物語の冒頭のエピソードは雉真千吉さんが亡くなる頃のエピソード。

およそ10年間の間に何があったのかを瞬時に説明する脚本家の心意気。

安子ちゃんは失意の中、ロバートとともにアメリカへ。

私たちはその理由を理解しているが、物語の中の登場人物たちはどうやら正確には判断できていない。

そして37歳の勇君。

やはり思った通り彼は雪衣さんと結婚。

さらに息子も生まれていて、10歳前後と思われる。

雉真繊維の跡取りとして思いがけない形で登場していた。

18歳のるいは、おじいちゃんの葬式を機に雉真家を出て大阪で暮らすことを宣言。

そして、決意は二度と岡山には戻らないと。

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るい18歳 深津絵里ちゃん演じる

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おさらい

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上白石萌音ちゃんはクランクアップした模様

昨日のネットでは、脚本に対するコメントで溢れかえっていた。

これだけ、暗い厳しい内容でバトンタッチする。

多少なりとも明るい要素がと思いがちだけれど、綿密に計算された藤本有紀脚本の圧倒的な破壊力。

毎日必ず見ている私も、昨日は驚きを隠せなかった。

母親と娘がどんな思いを抱いて最後に別れてしまったのか。

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それぞれ相手を思いやるが故に失意と誤解を抱いてしまう

安子ちゃんは娘から決定的に拒絶されたことで生きる理由全てを否定されたと思った。

るいちゃんは自分は母親に捨てられてしまったと思った。

物語の鬼設定は容赦ない。

しかし今日見た限りだと、この2人しか経験していないことをるいちゃんも安子ちゃんも他言していない様子。

なぜ、こんな結末になったかはどうやら周りの人は知らないような雰囲気。

2人がそれぞれ受けた衝撃はそれだけ計り知れなかったってことか。

雉真家

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父と子のやりとり ここで物語のおもだった説明が

葬式に赴く直前の様子が描かれていた。

千吉さんは病床に伏していてどうやら死期が近づいているような。

勇君との会話が交わされていた。

会社については何も言う事は無い

思いがけない形で跡取りも作ってくれた

足袋だけは注文が少なくなっても作り続けて欲しい

これが感想だったが、1つ想い残す事としてるいちゃんがほとんど笑わない自分の気持ちを表現しない子供に育ってしまったこと。

それはかつて長男の嫁安子ちゃんにるいと離れるように仕向けたことが原因ではないかと。

その言葉を遮るかのように勇君が。

それだけでは無いはずじゃ。

あのあんこがるいを置いてアメリカに渡ったんだから、よくよくの理由がある。

このやりとりで、るいちゃんと安子ちゃん親娘にどんないきさつがあったかを周りの人は知らないでいるような。

さらには、雪衣さんの様子も。

るいちゃんのことを聞かれて、思わず表情が暗くなったのみんな見逃さなかったと思う。

るいちゃんと雪衣さんはそれほど良好な10年間を過ごしてきたわけではなかったような。

ここまでの複雑ないきさつを説明するのに要した時間はわずか数分。

物語の今現在を俳優の演技とセリフで表現することで、今までの物語を見てきた人はその内容を瞬時に理解できる。

脚本家の圧倒的な力をこの辺でも感じた。

るいちゃん大阪へ

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ミュージカル調の演出 以前にも取り上げられていた手法

るいちゃんはどうやら自分の過去と決別する決意を決めているような。

勇おじさんに自分の気持ちを伝えたときに、お金を持たされそうになった。

それをわざわざ拒否して身1つで雉真を去ると言う。

物語の最後の方で説明されるけど、

るいちゃんは額の傷を目立たなくする手術を頑として受けなかったのだ

物語の中で明らかにされていたけど、額にはくっきりと三日月形の傷が。

普段 人に見せられるようなものではないので、前髪を眉毛まで垂らして隠している。

今日は面接のときの様子も描かれていて、本当は合格するはずだったのだが、額を見せるように指示されて、とても見せられないと思ったんだろう。

失礼します(汗)

そう言って自ら面接会場を後にした。

大阪にたどり着いたときのエピソードがミュージカル調に演出されていた。

このやり方はエールの時にも使われていたと思う。

窪田正孝くんや二階堂ふみちゃんが楽しそうに踊って歌っていたのを思い出すね。

さて、自分がアルバイトで稼いだわずかばかりのお金を握り締めてたどり着いた大阪だが。

彼女は頼りにしていた面接に失敗した形になる。

次のことを考えるとちょっと切ないし焦りもあるだろうにね。

竹村クリーニング店

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自転車に接触 新調した洋服が汚れてしまう(汗)

買ったばかりのワンピースを自転車に接触して思いっきり汚してしまう。

しかしこの自転車のクリーニング屋さんは思いのほか親切だった。

手を引っ張って自分の店まで彼女を連れてくると、事情を察して別な服をわざわざ貸してくれたのだ。

そして、面接がんばってらっしゃいと。

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こちらが番組発表の相関図

始まったばかりだからね、これからいろんな人が登場してくるわけだ。

クリーニング店のご夫婦は、大阪風の本当に良い人たち。

こういったところに不思議なご縁で結びつけるところがこの脚本のユニークなところかもしれない。

さて、始まったばかりの物語、るいちゃんはどこへ向かうんだろう。

カムカムエヴリバディ I hate you(るい)

 

どうやら今日で第1部が終わったような気がする。

カムカムエヴリバディってこんなドラマだったんだ‼️

正直なところ、驚き以外のなにものでもないのと、ストーリーの展開の巧みさにただ驚くばかり。

大阪で、兄算太を必死に探し続ける安子。

しかし、ついに体力の限界。

雨の道路で気を失って倒れ込んでしまう。

彼女を無事救って介抱してあげたのはロバート。

実は目が覚めた時は、娘るいの入学式の当日。

あわてて岡山に戻ろうとするが、時 既に遅し。

この時から、るいの心は母親から決定的に離れてしまった。

そしてるいは深津絵里ちゃんにバトンタッチ。

いくつかのエピソードを紡いで物語は作られているが、絶妙に絡み合っていること。

なぜ、るいちゃんが母親を憎むことになるのか、そのいきさつが詳しく語られることに。

そして、初代のヒロインだった上白石萌音ちゃんの苦労をねぎらいたい。

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I hate you (大っ嫌い😡)

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ロバートと安子

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目が覚めた時にそばにいたのはロバート

路上で倒れてからおよそ1晩眠り続けた安子ちゃん。

目が覚めて、真っ先に思ったのが今日はるいちゃんの入学式。

大阪から岡山まで戻らなければならない。

熱もあって、頭が混乱した状態では正常な判断などできるはずもなく。

ボロボロの体でふらふらと立ち上がろうとするが、それを制するロバート。

そして彼は言うのだ。

もうこれ以上苦しまなくていい。

あなたは精一杯頑張った。

僕と一緒にアメリカに行って暮らそう!

僕はあなたを愛している。

突然のプロポーズに嬉しいと思いつつも、

自分は日本を離れるわけにはいかないと。

それは娘るいのために母親としての責任が。

そして立ち上がろうとするところをロバートに抱きかかえられるのだ。

実はこの時、窓の外でるいちゃんが一部始終を目撃していた。

自分の母親は、自分の入学式にも来ないで、かつての大阪の住所でアメリカ人兵と会っている。

幼いるいちゃんには母親が自分を捨てたと思っても仕方がない。

物語は、驚くほど綿密に計算されていて、それぞれの登場人物の胸の内がどのエピソードをもとに構成されているのかがよくわかる仕組み。

物語の最初の方でるいちゃんは自分の母親を憎んでいるとあった。

そのためのエピソード回収が今日なされたと言える。

失踪 るいちゃん

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るいちゃんが目にしたのは😨😰😭

入学式の時間になっても母親は戻ってこない。

あんなに約束したのに😔

そう思うと幼いながらも汽車に乗って大阪まで出向くことになるのだ。

向かった先は、かつて母親と共同生活をしていた小屋。

そこへ行けば会えないまでも何か手がかりがあるのではと考えたようだ。

そして雨の中たどり着いた家の外から覗いた家の中の様子は、

母親が外人さんと抱き合っている姿。

物語をテレビ画面で見ている我々ならば事情を察することができるが、るいちゃんはどうやらたまたま目に入った場面が抱き合っているところだったようだ。

おそらく、裏切られた😰 そう感じたに違いない。

考えてみれば、幼い頃から、母親にはいまひとつ理解できない部分があったようにも思う。

自分のためと言いながら、自分と一緒にいることを避けるような。

おそらくは自分を捨てて、雉真に返すつもりなんだろうと、改めて実感するのだ。

子供の演技もさることながら、物語の設定が驚くほどシビア。

こんな形でそれぞれの人の気持ちがすれ違っていくなんて。

実らない思い

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願いは普通の暮らしをすること

なんとか立ち上がることのできた安子は必死の思いで岡山への帰途につく。

うわごとのように るい  るい  るい つぶやきながら。

失踪した算太の捜索も結局は実ことなく、何の収穫もないまま岡山に帰らなければいけない。

と言うのも、雉真家に電話をして るいが行方不明であることを知らされたから。

不安と失望とそしてどうしようもない焦り。

乱れきった心で必死の思いで岡山に帰るのだが、雉真家で無事娘を発見。

その時、喜びのあまりるいちゃんに抱きついてみたが、なんとなくよそよそしい。

娘は、母親を徹底的に排除するようになっていた。

無表情に冷たく言い放つ。

もう来なくていい😤

会いたくない

大っ嫌い💔

この言葉は安子ちゃんの心をズタズタに引き裂く。

別れ

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親娘の心はついに途切れた😭

必死の思いで岡山に戻ってはみたが、最悪の事態を招くことに。

あれだけ仲良しの親娘だったが、もう今はそんなことも虚しい。

驚くほど冷酷な物語設定になっている。

安子ちゃんにはるいちゃんこそが生きがいのはずだったが、残念ながらその生きがいを取り上げられた形になる。

彼女にはもう何も残っていない。

こんな形で親子が離れ離れになるとはね。

今までいろんなドラマの脚本を見てきたけど、この脚本は1〜2を争うくらい残酷な作りになっているのかも。

物語は次のステージへ

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ドラマで使われたテキスト 英文は上白石萌音ちゃんの直筆らしい

岡山に戻った安子ちゃんは追いかけてきたロバートに告げる。

私をアメリカに連れてって

私を一緒に。

そう言いながら泣き崩れてしまうのだ。

物語の中ではここで安子ちゃんは退場になったものと思われる。

15分の最後の方でタイトルコールがなされて、その後登場したのは18歳のるい。

既に俳優も深津絵里ちゃんに交代。

10年以上経った設定だよね。

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失礼と思いつつ、48歳の彼女が18歳の少女を演じる

最後のシーンは多分勇おじさんがキャッチボールをしようと道具を持ってきて話しかけて終わったよね。

ほかに今日のエピソードの中でいくつかびっくりする事件があったんだけど、まずお腹の大きかったきぬちゃんに赤ちゃんが生まれる。

それから雪衣さん。

彼女つわりだよね。

家に戻ってきたるいちゃんの髪の毛を拭いている最中に、口元を抑えて台所に走った。

妊娠したばかりの女性を描くときによく使われるシーン。

ここからは私の推測だけど、雪衣さんは勇ちゃんと結婚したと思う。

そんなことを踏まえつつ、どうやら物語はるいちゃんの時代に。

マトリックスレザレクションズ 新作が踏襲してきたかつての作品

 

マトリックスの新作と言うことで、ネットでもずいぶんと前評判が高かった。

見ないわけにはいかないだろうなと常々思っていたので、今日初めて鑑賞をさせてもらうことに。

実はあらかじめあらすじとか、前作の事とかネットの情報でほぼ全て確認。

特に最初の三部作に関しては、すべて複数回観させてもらっているので内容もそれなりに把握している。

それを踏まえた上で今回の作品があると言うことらしい。

特に今回は第一作の正当な続編との触れ込み。

ちなみに最初の作品は1999年の3月封切り。

2003年に2作目3作目が続けて公開された。

今回はそこから18年経って4作目が公開。

この物語はマトリックスという虚構の世界について、現実と虚構を対比させながら描くSF作品。

初めて作品に触れた時は、設定の斬新さに驚き、映像の巧みなこと、俳優たちの魅力的なことなど、いろんな点ではまった作品と言えるだろう。

すでにコンピューターを駆使した作品作りは映画のみならずテレビの分野にも進出。

SFXが当たり前の時代、その先駆者とも言えるマトリックスが一体どんな進化を遂げたのか、私なりに考察してみたい。

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主人公ネオ 彼がいなければ始まらない

目次

さとふる

魅力的な登場人物

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モーフィアスとトリニティー

マトリックスがどんな映画かを理解するためには、ストーリーを何とか解釈しようとする試みは徒労に終わるだろう。

この映画は理解する映画ではない。

感じる映画なのだ。

結論から言えば、物語がどんなふうに進んでいくのかは、自分が理解できるレベルで良く無理に受け止めようとする必要は無い。

問題は、セリフのひとつひとつや俳優たちの演技、過去にお手本となる作品があるのでどの場面が相当するのかを所々思い浮かべて後はひたすら感じること。

そうしているうちに、物語のストーリーのあらましとか、様々な細かい設定がおのずと心の中に入ってくる。

ネタバレできないのでたくさん語ることはできないが、最初の三部作の所々必要なシーンがサブリミナルのように0.1秒とか0.2秒という短い時間で挿入される。

長時間映さないところが驚くほど巧みだなと感じたね。

記憶の中に過去に見たシーンが一瞬蘇るんだよね。

これは、驚くほど綿密に仕組まれている作品だなとつくづく思い知らされた。

そして作品の中、全編で登場してくるのはネオを演じたキアヌ・リーブス。

彼が主役の設定になるので、当然中心的な役割を果たすのは言うまでもない。

さらに、彼の周りの俳優たちは今回はほぼ新人が多かったような気がする。

そして相手役のトリニティーを演じたキャリ-アンモス。

彼女は間違いなく物語上のヒロインであり、今回の作品のキーパーソンとだけは言える。

ただし、結論から言うと登場シーンがそれほど多いわけではないんだよね。

演出の巧みさで、存在感は申し分なくすごかったけどね。

キアヌ・リーブスもキャリーアンモスも最初の作品からは20年以上経っているのでやはり年齢は隠せない。

ただし、この物語の設定から行くと、60数年経ったとちらっと言っていたような気がする。

後はこれから作品を見る人に確認してもらうしかない。

ちなみに、重要な役柄のモーフィアスとエージェントスミスは役者は交代していた。

レザレクションズと三部作の互換性

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旧作品の登場人物も所々に登場

現実世界と、仮想世界とか交互に入り混じる作品なので、現実がどちらなのかをしっかり把握しないと、何が何だか分からなくなるのは事実。

私たちが記憶に残っている様々なアクションシーンのほとんどは仮想世界。

そして作品の中に出てくる様々な単語、ザイオンとかアーキテクトなどかつての作品にも出てきた単語は今回も有用。

ただ、新しい単語に置き換わっているけどね。

前回の三部作が終了した後、ネオもトリニティーも確か死んでしまったと思ったけど、実はそうではなかったというのが今回の物語の大前提になる。

作品を見ればなるほどと納得できるので、その辺の物語の設定はとてもわかりやすくなっている。

前回の設定は今回もほぼ同じレベルで踏襲されているので、それほどの違和感は感じない。

ただし、もし違和感を感じるとすれば、映像が格段に進化していること。

今のSFXは20年前とは比較にならないほど進化しているのだ。

その真骨頂はディティールにあるんだろうと思うが、1回ざっくりと見ただけではそこまでは判断できないだろうなぁ。

この手の作品は複数回見るのがベストだろうと感じるんだが。

ネットの意見は様々

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新旧エージェントスミス 

最初にネットで見たニュースはこの作品をぼろくそにけなしていたんだよね。

かつての三部作を知る者にとっては許しがたい駄作だと決めつけていた。

私は個人的にはそんな事はないと感じたが。

映画が分かりにくいことをなじる投稿だったので、そのことを気にかけつつ 今日観させてもらったが。

過去に見た「テネット」とかの方が圧倒的に分かりにくかったね。

最近「砂の惑星デユーン」も見たけどあの作品も過去の作品を知らなければかなりわかりにくい設定だと思う。

それに比べれば今回の作品はストレートな作り方でかなり分かりやすかったのでは。

この感覚では、ここからさらに多少の変化球を交えつつ続編が作られるような気がしないでもない。

俳優たちも主役の2人以外も存在感あったしね。

総評

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新しい登場人物がしっかり活躍

私個人の意見としては、よく作り込まれたストーリー展開でわかりやすい作品だったと感じた。

この先もう少しストーリーを展開させられる要素があるのではとも思う。

ネットの情報を見るとアメリカでの週刊興行収入はナンバーワンを記録したとの事。

結論から言うと、わかりやすい作りになっていると思うので、この作品を支持する人は多いのでは。

ただ、1つ参考意見として聞いて欲しいが、最初の三部作を何度か見た人でなければ、ストーリーは伝わりにくいかもしれない。

いきなりこの作品を見て様々な設定を理解しようとしても、それはお気の毒としか言いようがない。

現実と虚構の区別がうまくつかない気がするんだよね。

そこは、映画作りの難しさでもある。

この作品はおよそ2時間半の大作。

映像のディティールを今思い返してみても、やっぱり作品には必要なシーンなんだろうと思うばかり。

カムカムエヴリバディ 雉真の子

 

物語はいよいよ煮詰まってくる。

勇ちゃんからプロポーズを受けた安子ちゃんは返答できずに何日か経ってしまったが。

たまたま、ロバートと一緒にいるところを勇ちゃんに目撃されてしまう。

その時の安子ちゃんの受け答えが、どうしようもなくしどろもどろで、かえって誤解を招くような。

物語の中では、平凡な日常を描きつつも思わぬ偶然と感じるアクシデントが配置されていて、より意外性を増すような展開に。

勇ちゃんは安子ちゃんが進駐軍のアメリカ人に心惹かれていることを瞬時にさとる。

そう思った時に、自分が今まで心を込めて大切に扱ってきたことをないがしろにされたような気持ちになってしまうのだ。

やけ酒を飲んで大立ち回りを演じる勇ちゃん。

物語は、さらに大きく方向転換するような。

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算太失踪 大阪で疲労困憊しつつも必死で探索

目次

さとふる

勇を思う雪衣さん

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今日のエピソードの最初に現れた衝撃的なシーン

酒によって喧嘩をしてボロボロになって夜中に帰還。

そんな勇ちゃんを寝ないで待っていてくれたのは雪衣さん。

彼女は勇君をたしなめる。

雉真のおぼっちゃまともあろう人がなんて無様な!
さすがにむっとする勇ちゃん。

気にいらんなら出て行け!

お互い相手に対してつっかかるような。

でもこのときのそれぞれの気持ちを少し考えてみるとなんとなく見えてくることが

雪衣さんは勇ちゃんのことが大好き。

そして勇ちゃんは雪衣さんが何かと心を砕いて自分たちを世話してくれることを高く評価している。

もともと、この2人は年頃で、私の目から見たら意外とお似合いのような気がするんだけどね。

勇ちゃんは雪衣さんの手をとって自分の方へ引き寄せた。

その場の勢いもあるだろうが、安子ちゃんのことを考えつつ雪衣さんを慰みものにしようと。

まさかそんなことをされるとは思っていなかっただろう雪衣さん。

勇ちゃんをけしかけるほど、女としての手練手管は雪衣さんにはないような気がする。

物語的に見ても、勇ちゃんは女性の柔らかさとか、たおやかさとかそんなものを求めていたんだと思う。

ただし、男の性の悲しさで、いったん火がつくと後戻りできないんだよな。

算太の失望

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自分はただのピエロでしかなかった

今日の物語のストーリーは1連の出来事が巧みに連結されているのだ。

夜中に勇ちゃんの部屋で過ごした雪衣さんは、朝方部屋を出るところを算太に目撃されてしまう。

思いがけないびっくりする光景で目線をそらす算太だが、そこで何が行われたのかは明白。

自分がプロポーズをした雪衣さんが他の男と通じているなんて。

算太は自分は一体何をやっているんだと、呆然自失🤦‍♂️

安子ちゃんから銀行の通帳と印鑑を預かって信金に向かったはずだが、心はここにあらず。

自分自身が無様で惨めなことを考えると、まともに未来の事になど思いが及ばない。

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鏡に映った自分 思わず自分自身をあざけり笑う

自分のみじめさや愚かさを笑い飛ばすほど辛く悲しいものはない。

算太は悔しいのを通り越して、消えてしまいたくなったとしても無理からぬこと。

そのまま通帳を持ったまま行方をくらましてしまう。

そこからが大変な話で、きぬちゃんの豆腐屋さんで算太が信金に行っていないことを知らされる安子ちゃん。

聞いて回るとやはり来ていないと言う。

どうやら、大阪に行ったところまではなんとなく突き止めることができた。

るいと安子

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お母さん 私を置いてくの⁉️

るいちゃんと向き合ったとき、安子ちゃんは自分のせいで娘をキズモノにしてしまったと後悔の念を拭い去ることができない。

額の傷跡を治療するためには大金が必要なこともよく理解できた。

そして、千吉さんから言われたるいちゃんを雉真の子として育てることが娘にとって1番良い方法だと考えざるをえなくなってしまった。

いつでも会いに来れるとは言いつつも、親子は離れ離れになる事は間違いない。

その理由を理解しかねるるいちゃん。

この物語の最初の設定で明かされていたが、

るいちゃんは自分の母親を憎んでいるとあった。

その理由付けはここ以外にありえないのだ。

納得できない理由を並べられて、置いてきぼりにされてしまった。

そのように解釈されても仕方がない。

この時、安子ちゃんはお金を持ったまま行方不明になった算太の消息をなんとしても探さなきゃいけなかった。

必死で荷物をまとめて、大阪へ行く準備。

るいちゃんが不安そうに尋ねる。

もう、新しい橘に行っちゃうの?

戻ってくるんだよね!

娘の問いかけに必死で受け答えする安子ちゃん。

必ず戻ってくる!

そして大阪での捜索に向かうしかなかったのだ。

大阪で頼れるのはロバート

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算太捜索を頼めるのはロバートだけ😰

大阪で闇雲に探してみたところで見つかるはずもなく。

大阪で頼れるとすればロバートしかいない。

彼に頼んで算太の特徴を詳しく話すことに。

そして自らも心当たりをあちこち訪ね歩くのだが。

彼女が行く先に算太はいない。

どうやらそれはその日1日だけでは済まなかったようだ。

雨の中、必死で探す安子ちゃん。

やがて彼女の体力は限界に。

そのままぬかるみの中に気を失って倒れ込んでしまうのだ。

今日の物語はそこまで。

この後どんなストーリー展開になるのか、おおまかなストーリーはなんとなく発表されているけれど、すでにるいちゃんを演じる役者さんの中では、深津絵里ちゃんの様子もそろそろネットでは出てきているね。

安子ちゃんのエピソードはいつまで続くんだろう。

青天を衝け 未来へ紡いでいく想い

 

残り2回となった青天を衝け

それぞれ15分拡大で60分番組で放送される。

物語は渋沢栄一の晩年を描く内容。

特に今回と来週の最終回に描かれるのは亡くなるまでの晩年。

物語を見ていて感じたのは、実業界を去った後も人道的な活動は決して止まる事はなかった。

この時代では本当にごく少数の戦争反対派。

時代は帝国主義絶頂で、列強諸外国は植民地を獲得することこそ生き延びる最上の手段と考えていた。

つまりは生き残るためには誰かを犠牲にし、その身を食って自ら生きながらえる。

結論から言えば犠牲にされる方はたまったものではない。

こんな風潮が日本全体に蔓延していることを心から嘆いていた渋沢。

彼はそんな日本の行く末を案じて、様々な啓蒙活動で戦争を避けるための講演などを行ったようだ。

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生涯敬愛してやまなかった徳川慶喜と😍

目次

さとふる

経済界活動は引退するが民間外交を推進

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アメリカ訪問 講演活動など激務をこなす

明治維新以降様々なアメリカ人が日本を訪れたがその誰とも関わりがあった渋沢栄一。

時代は明治も後半。

アメリカでは日本からの移民が10万人を超えていたが、日本人排斥運動が起こってそのことを危惧した渋沢は、自ら釈明のために和平を訴える旅に出たのだ。

そして、かつてお世話になった様々な人たちのお墓や記念碑などにも赴くために強行軍でアメリカ大陸横断を成し遂げていた。

描かれた物語はアメリカが専用列車を仕立ててくれてそれに乗って家族とともに優雅に旅する姿が描かれていた。

しかし、このときの渋沢栄一はすでに75才くらいと思われる。

今ならば印象として90歳近いおじいさんなのでは。

どんなに好待遇を受けたとしても辛いと感じたに違いない。

彼が危惧したのは、世の中がすっかりささくれ立っていて、戦争に向かって一色即発の危険をはらんでいる。

そのことをどうしても回避したい。

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原稿を捨ててぶっつけ本番で本心を吐露

人が戦おうとするのは相手を理解しようと思う気持ちが欠けるからだ。

少しでも相手のことを思い、お互い腹を割って話し合うことができれば、決して戦争など起きたりはしない。

日本人はアメリカを奪い取るために移民したのではない。

よく働いてアメリカを豊かにするために貢献する。

手を携えて未来に向かって進んでいこう。

このときの演説が大勢の参加者を心から揺さぶることに。

尊王攘夷で、血気盛んだった渋沢栄一はもうどこにもいない。

人と人が進んでいくために必要なのは協力し合うこと。

そのための争いは戦争ではなく切磋琢磨なんだと。

彼は孔子の論語を座右の銘としていた。

東洋的な世界観は当時の殺伐とした帝国主義に一石を。

盟友の死

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盟友伊藤博文ハルビンで暗殺される

伊藤博文はアメリカとの交渉もさることながら中国大陸で日本の覇権を主張する。

政治家としては歴史に残る誰もが知る存在だが、彼を恨む人も多かったと聞いている。

中国、朝鮮では彼を担ぎ出して利用しようとする人たちも大勢いたのだが、はっきり言ってスケープゴードにされる危険も多分に。

その結果彼を見舞ったのは暗殺されること。

伊藤博文に個人的な恨みがあったわけではなく、日本政府の韓国に対する政治活動に反感を持った者たちの犯行。

ちなみに犯行をしたとされる安重根は現在は韓国の抗日運動の英雄と祀られている。

20世紀に入ってから、渋沢栄一とともに明治維新を生き抜いた様々な盟友たちは次々と亡くなることになる。

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渋沢喜助 大正2年天寿を全うす

考えてみれば幕末から明治維新にかけてもたくさんの仲間たちが存在しただろう。

同じ志を持った渋沢栄一とは、1部の仲間たちだけが長く生きながらえた。

徳川慶喜を生涯敬愛

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徳川慶喜自伝 渋沢栄一の尽力によってついに完成

徳川慶喜から印象的な言葉が発せられていた

尽未来際 生きながらえたことに感謝

尽未来際の言葉遣いは日常生活で使われる事はほぼない。

仏教のお経を唱える文言の中にこの言葉は現れるので私的にはお馴染みな気がするが。

徳川慶喜は徳川家康を超える年齢まで長生きして77歳で天寿を全う。

役者たちの演技もさることながら、徳川幕府にとっても渋沢栄一がどれほど偉大な存在だったか。

特に大政奉還の後、かつての幕府は解体されて生存の危機に瀕していた。

その危機を作ったのが渋沢だと言う事は長くこの物語を見ていて感じること。

経済が果たす役割がどれだけ大切なことかを熟知していた渋沢。

そして、その経済発展のたどり着いた先に、自分の中でも訂正しなければならない厳しい現実を発見することになる。

お互い殺し合いをするようでは頑張ってきた甲斐がないと言うもの。

どこまでいっても平和であることこそが、世の中の基本理念でなければならないと。

息子篤二を廃嫡 新しい跡取り

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渋沢栄一 篤二 敬三 雅英 渋沢4代

渋沢栄一は息子篤二について厳しい決断をすることになった。

廃嫡とは勘当ほどではないが、家系の跡取りから外すと言う事。

彼が持っていた株券などおもだった財産は全て没収。

渋沢篤二は渋沢栄一の跡取りとはなりえなかった。

渋沢喜助が孫の敬三に語って聞かせていたよね。

篤二なりにがんばったが、向いてなかったんだよ。

俺も事業には向いていなかった。

俺が向いていたのは戦。

徳川家の幕臣として戊辰戦争では、白刃の下をくぐってきたのだと

渋沢栄一が両手をついて跡取りになってくれるよう頼んだのは孫の敬三。

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渋沢敬三 篤二の長男で生物学者志望

彼が渋沢栄一の周りの中では1番ものになりそうな雰囲気だったんだろうね。

彼に土下座をして頼み込んで自分の跡取りになってくれるよう懇願。

彼は、渋沢栄一の後継者として大蔵大臣や日銀総裁など日本の要職を歴任している。

さらには日本の民族学の草分けとも言われていて、基本的には学者肌の人。

彼の博識さが渋沢栄一にはたまらなく魅力的に映ったに違いない。

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公人でもあったが学者として書籍も多数

写真を見ても渋沢栄一の面影がうっすらと残る。

さて、物語はいよいよ来週最終回。

渋沢栄一の切なる思いをあざ笑うかのように世界は第一次世界大戦から第二次世界大戦へ。

世の中は明治が終わり大正年間に。

そして渋沢栄一は誰よりも長生きで、昭和まで生きたことでも知られるのだ。

カムカムエヴリバディ るいをめぐるそれぞれの思い

 

物語は、先週終わりのプロポーズに安子ちゃんがどんな風に対応するか。

勇気を振って自分の気持ちを伝えた勇ちゃん。

突然のことに目を見開いたまま固まった安子ちゃん。

その場ではとても答えられずに数日が経ったとのことで。

様々な人が曰く“この物語には悪人は登場しない”との事。

それぞれの人たちは皆真心で物語の中に存在する。

ローズウッド中尉や、身重のきぬちゃん。

そして、見ている人の胸に沁みたのは雉真家の千吉さん

決して自分の都合で孫を可愛がっていたわけではなかった。

エピソードが淡々と進む中で、物語の核心部分に存在するのはるいちゃん。

るいちゃんの出番が驚くほど少ないのに、物語の中心に存在する。

どんな未来が描かれるのか、安子ちゃんはどんな決断を下すのだろうか。

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るいは私の娘 決して離れません😰

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勇ちゃん 立派なプロポーズだよ

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勇ちゃんの胸の内を考えると見てるこちらが切なくなる😭

尊敬する兄の嫁さん安子ちゃん。

同い年の幼なじみだけど、普通はお姉さんと「尊称」をつけて呼ぶことに。

兄稔君との約束で、甲子園に行けたらそれをきっかけにプロポーズするつもりだと宣言していたはず。

それがうまくいかなくなって大学野球で再チャレンジしてみたがそれも残念ながらご時世で途中退場。

野球しか能がないと自分を評価していたが、それでも、彼の胸の内は家族のために自分ができることを精一杯と思う気持ちにいささかの迷いもない。

安子ちゃんやるいちゃんの事は自分の身内のように愛しいと思っている。

進駐軍との野球の試合で勝利を得たことでプロポーズするための力を得た。

これからはわしがあんたたち親子を守りたい

いささかも嘘偽りの要素は無い。

勇ちゃんの真心が痛いほど伝わる安子ちゃん。

しかし、その場でありがとうと答えるだけの準備は彼女にはまるでできていなかったのだ。

迷い

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プロポーズには答えられない でも雉真は出るつもり

安子ちゃんの気持ちの中では、勇ちゃんからのプロポーズは自分では消化しきれない大きな問題に。

彼女は物語全体を通して見ても、男女の仲に関してはあまりに朴念仁。

全く男女の心の機微いうもんがわかっとらん。

さらには、生一本な彼女は今、橘再建で手一杯。

兄算太と協力して昔ながらの橘菓子司の再建がすぐそこに見えている。

必要な資金と、店を始める場所がどうやら見つかったような。

後は資金援助をしてくれる信用金庫からの融資の査定を得られるかどうか。

物語は算太と雪衣さんのエピソードとしても描かれていたね。

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雪衣さん 橘ができたら一緒に暮らさへんか?

算太は精一杯の気持ちを込めてプロポーズしたつもりだが、先週からの予告編その他でいろんな情報を得ている私にとって、この場面はちょっとした茶番かも。

雪衣さんは間違いなくやんわりと断るはず。

さらには、算太がヤケを起こすような気がしないでもないんだよね。

こういった身内等の問題もあって、安子ちゃんは勇ちゃんのプロポーズを真剣に受け止めるだけの準備が整わないのだ。

プロポーズを受けた後も毎日食事では差し向かいなんだよね。

はっきりってこの場面、それぞれ気まずいよなぁ。

きぬちゃんの鋭いカン

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おめでたきぬちゃん すばらしいカン😳😍

安子ちゃんが自分の気持ちを隠すことなく正直に語れるのはきぬちゃんとだけ。

ちょうど彼女と2人で井戸端会議をしているときにひょっこり現れたロバート。

ネットを検索すると山ほど出てくるシーンなのでここで私も紹介。

とにかくきぬちゃんの洞察力というかカンは目を見張るものがある。

そして安子ちゃんへのナイスアシスト。

自分の気持ちとしっかり向き合って!

安子ちゃんがロバートを好きなことを瞬時に見抜いてしまった。

これはかつて稔君と安子ちゃんの時に似ているのかも。

ローズウッド中尉

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あなたは本当に素晴らしい女性😍 感服❣️❤️

ここへきて、ロバートの感じ方も少し変化が現れているのでは。

彼は戦争で自分の妻をなくしている。

自分の大切な人をなくしたことで、安子ちゃんの気持ちも驚くほど理解できるのだが。

今日のストーリーの中で、安子ちゃんが

自分の好きな国へ自由に行き来できる。

そして誰とでも話すことができる。

自分が自信を持ってやれるのはおはぎを作ること

英語を勉強すること

そのことで、日本人の真心をみんなに紹介したい。

自分が頑張る姿をるいに見せたい

るいの笑顔が見たい。

今日、安子ちゃんがロバートに語った言葉。

そのことに心酔するロバート。

途中で買った花は奥さんへの供養ではなかった。

それは素晴らしいと感じた女性安子ちゃんへの心ばかりのプレゼント。

ここまで来ちゃうと、安子ちゃんの気持ちは何が何だか分からなくなっちゃうよね。

物語の流れからいくと、どうやらロバートと安子ちゃんで決まりのようだ。

しかし、るいちゃんの将来を考えると、安子ちゃんと2人では額の傷跡の治療がままならない。

そのことを切なげに訴える千吉さん。

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るいは雉真に残ってこそ幸せ

みんな、自分以外の誰かのために心を尽くして真心を捧げている。

カムカムエヴリバディの物語全体を貫くポリシー。

カムカムエヴリバディ1週間振り返り 戦後…思いがけない総括

 

戦後大阪で暮らし始めていた安子親娘はそれぞれが怪我をしたことを受けて再び岡山で暮らし始める。

岡山で再び橘のおはぎ売りを始めた安子。

大阪で交通事故にあった結果、るいの額には一生残る傷跡が。

母親の責任としてどうしても元に戻すだけの治療を受けさせたい。

そんな思いから始まる街頭でのおはぎ売りだったが、かつてのなじみの人や新しい出会いもあったりして物語は思わぬ方向へ。

さらには安子の兄算太が帰還。

雉真家に居候となる。

雉真家では新しいお手伝いさん雪衣さんが何かと世話を焼いてくれるが、物語の大切なキーパーソンとしても振る舞うことになる。

さらにはアメリカ進駐軍のローズウッド中尉と深まる関係。

物語の展開は岡山だけでは済まなそう。

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親娘😍るい るい るい😭……

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お名前.com

兄算太帰還

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やっぱり身内なんだけど、あまり頼りには…😅

戦後数年が経ったあたりで、戦地から帰ってくる兵隊たちもまだちらほら。

算太が帰ってきたのもこの頃。

彼は南方戦線で空腹に耐えかねておはぎの幻を見るほど。

しかし、ひょんな事から戦争が終わったことを知って、日本に帰ってくることに。

彼は出征のときに、父親から勘当されていてきちんとした見送りをしてもらえてなかった。

自分の気持ちを表現することに不器用な算太。

いい加減な性格も災いして、その場を取り繕うためのでまかせを言ってみたり。

そんな子供じみた胸の内をよく理解できていたのが美都里さん。

母親として算太の本当の気持ちを母性によって導き出す。

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このシーンからまもなく美都里さんはお亡くなりに。

相変わらずの算太だが、橘再建を安子ちゃんに持ちかけることになる。

ただし、彼はお菓子作りはできないので手伝える事は限られるが。

雪衣さん

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勇君が大好き❣️でも近所の評判も気になっちゃう😓

雉真家の新しいお手伝いさん雪衣さん。

今週物語が始まった頃は、彼女の存在が不思議なイメージをまとわせて皆の注目を集めていたように感じたね。

心の中で何か画策しているのではと思った人も多かったのでは。

物語を1週間通してみて分かったことだが、彼女は勇君のことが大好きで、雉真家の世間の噂もずいぶん気になっている様子。

私は最初、雉真家に恨みを持っているところからの差し金じゃないかとか思ったりもしてね。

それは全くの取り越し苦労。

彼女は心を込めて雉真家の手伝いをしているのだ。

そのために安子ちゃんやるいちゃんの存在がどうあるべきかも彼女なりにしっかりと受け止めていた。

安子ちゃんは長男の嫁の立場でいながら、周りから見たら結構好き勝手な行動をとっている。

そんな事は雉真家にはそぐわないと感じている彼女。

そのことでちょっとした行き違いがあって、勇ちゃんに叱られることも。

その後もいくつかエピソードがあって彼女は雉真家の家族の幸せを心から願っていると感じられた。

カムカム英語のラジオ放送終了から

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昨日のあさイチ出演時のオフショット

カムカム英語のラジオ放送はどうやら終わってしまう。

ラジオを親娘で聞いて英語を勉強することが2人の絆を確かなものにしていたのだが、なくなることで寂しさを禁じ得ない。

実は、ラジオ放送がなくなるところから、この物語が新たな展開が描かれる予感。

それは、先週から登場していた進駐軍のローズウッド中尉。

彼も安子ちゃんも戦争によって大切な家族を奪われた同じ経験を持つ者同士。

相手が心の中に抱える苦しみをそれぞれ理解できる立場にある。

そして英語を学ぶこと、英語を教えることが2人にとって共通の話題になることが今週描かれることになったね。

ローズウッド中尉と英会話教室

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放送の中には3人しか登場しないけど実際は‼️

依頼を受けて週に1度岡山で英会話教室を開くことになったローズウッド中尉。

しかし教材作りに四苦八苦している様子で、安子ちゃんに応援を頼むことに。

安子ちゃん親娘とローズウッド中尉は3人で仲良く教材作りを中心とした活動を始める。

物語の中では3人しか登場しないシーンだが、撮影中のオフショットを見てみると、スタッフが山ほどいて、およそ静かな雰囲気とは程遠いよね。

ドラマを作っている感がしっかり伝わって、納得のオフショットだなと。

ついにプロポーズそして来週へ

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わしと結婚してくれ‼️

来週は、そろそろ安子ちゃんは物語から退場する可能性が。

3代続くヒロインのうち、2代目のるいちゃんの時代が始まるのだ。

勇君のプロポーズはどうやら予告編を見る限りでは受けない可能性が高いと思う。

寝間着姿の女性が勇君に手を引かれる様子が予告編で描かれていたけど、彼女は雪衣さんだよね。

カムカムエヴリバディの番組発表のときの様々な画像の中に雪衣さんも登場しているが、彼女の苗字が雉真なんだよね。

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昨日も紹介した写真

物語の流れから見て、勇君と結婚したのではないかと。

そして、いよいよるいちゃんは深津絵里ちゃんが登場してきそう。

カムカムエヴリバディの3人のヒロインのうち、上白石萌音ちゃんと川栄李奈ちゃんは何千人ものオーディションで選ばれたと聞いた。

深津絵里ちゃんだけは別らしいね。

彼女だけは初めからオーディションなしで決まっていたキャラクターだったと聞いた。

さて来週の後半にはいよいよ登場してくる。

全く別な物語が継続するわけではなく、互換性のあるストーリーがヒロインの選手交代で描かれると思うべきかな?

カムカムエヴリバディ わしと結婚してほしい‼️

 

今週1番の見所のシーンは最後のほんの数秒間。

今週全体を見ても描かれたエピソードはローズウッド中尉と雪衣さんとの絡みが記憶に残る。

物語は登場人物が心の奥に秘めているそれぞれの気持ちを表して、不思議なすれ違いとなって描かれていたね。

今日はいよいよ神社の社務所で開かれる予定の英会話教室の準備

その様子が詳しく語られると同時に、雪衣さんと勇ちゃんの関係や、算太がお得意のパントマイムで微笑ましいアピールを。

そして、誰もが待ち望んでいた勇ちゃんのプロポーズのシーンは物語の最後で紹介。

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あんこのおまじないを英訳

目次

お名前.com

would you call me Robert?

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もっと気さくに呼び会いましょう😊

週に1度の集まりだけど、ここで英会話の教材を作ると言うことに。

ロバートが言うには、日本の良い所を英語で紹介できればいいなとのことで、自分が聞いて感動した日本語、ひだまり等についての説明がテキストとして作られていたよね。

さてお互いやりとりをする上で、かしこまった呼び名はなんとなくよそよそしいのでもっと親しい呼び名にしようと。

ローズウッド中尉は“ロバート”

ミセス雉真は“安子”と呼び捨てに。

一気に親しくなった印象だけど、安子ちゃんはいきなり中尉を呼び捨てにする事ははばかられたので、“ロバートさん”と。

この教材作りの作業はるいちゃんも一緒に参加することに。

ただし、るいちゃんは別な席でお絵かきか何かで時間をツブす。

微笑ましいやりとりだが、安子ちゃんがおはぎを持参したりしているのでちょっとしたピクニック気分。

ロバートと安子ちゃんは、この様子じゃ絶対仲良くなっちゃうよね。

ここで、るいちゃんがどこまでなつくのかが注目されるところ。

勇君と雪衣さん

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言い過ぎてしまった😔

雪衣さんが仕事をしているところにふらりとやってきた勇くん。

この間言い過ぎたことを素直に詫びていた。

この場面で雪衣さんが雉真家にとってどんな存在なのかがなんとなくわかるような。

彼女は、雉真に恨みを持っているような雰囲気ではない。

物語の流れの中で彼女が勇君を大好きな事は宣告承知だが、彼女は勇君が幸せになることを心から望んでいた。

そして自分の都合など全く顧みずに勇君と安子ちゃんが無事一緒になれることを祈っているような。

なかなか簡単にできることじゃないけどね。

しかし、好きな人の幸せなら、自分が身を引くことも選択肢の中にあるんだと彼女の気持ちは表現されていた。

そんな中、勇君がいなくなった後ひょっこりと現れた算太。

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自慢のネタ チャップリン

算太は、雪衣さんを励ますためにささやかなパフォーマンスとしてやってみせる。

チャップリンの映画の中にあったよね。

女の子に花を1輪差し出すシーン。

その様子を再現してみせた。

こわばった笑顔ながら快く花を受け取る雪衣さん。

このシーンにはそれ以上の説明はなされなかったが、昨日雪衣さんが勇君に厳しく叱責される場面で、算太は「雪衣さんは本当は…」といいかけて、雪衣さんに激しく遮られたよね。

算太は雪衣さんが勇ちゃんを大好きなことを見抜いていた。

おそらくそのことを勇君に話そうとしたに違いないが、本人を目の前にしてそれだけはやめてくれと静止されたようだ。

昨日のあのシーンの種明かしが今日ここでなんとなくなされたような。

進駐軍と野球の試合

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守備はサード 強打者⚾️

進駐軍の野球部との試合で雉真繊維野球部は接戦の末、勝利をもぎ取る。

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戦争には負けても野球では絶対負けん😤

野球のシーンも物語の中では所々描かれていたような。

試合に行く前に稔君の遺影の前で勝利を誓っていた。

あんこのおまじない

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小豆の声を聞け

英会話教室の勉強会では、ロバートも実はおはぎが大好きだとのこと。

しかし、いろいろ食べたおはぎの中でも安子ちゃんのものがナンバーワンと語っていた。

そしていろいろ話した中でおはぎのもとになるあんこを作るときに、おじいちゃんの代から伝わってきた魔法のような言葉があるのだと。

小豆の声を聞け

何をして欲しいかは小豆が教えてくれる

おはぎを食べて喜ぶ人を思い浮かべながら

美味しゅうなあれ

美味しゅうなあれ

実はこのことを話している最中、ロバートは英訳していたね。

Be delicious 

なるほど、直訳すればまんまだよね。

プロポーズ

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あんこ わしと結婚してほしい😅

父千吉さんの言葉通り、自ら決意してプロポーズする勇ちゃん。

びっくりする安子ちゃん。

カムカムエヴリバディは次回に気を持たせながら、ちょうどいいところで終わってしまうよね。

既に来週の予告編もネットで出ているけど、やはり当初の発表通り、なんとなく切ない別れがありそうな。

今日は放送直後のあさイチに上白石萌音ちゃんが登場。

撮影秘話など、様々なレア情報を発表していた。

聞いていてびっくりしたのは、彼女 英語は日常会話ぐらいは普通にこなせるらしいのだが、物語の中では英語が徐々に上達する設定だったので、最初はわざわざ下手な発音を心がけたようだ。

その詳しいやりとりなど、リアルタイムでなければ聞けない内容が盛りだくさん。

女優としてのポテンシャルの高さを見たような気がする。

Twitterを見ていて発見したので、萌音ちゃんのネイティブ英語をしっかり確認できます。

さて、来週はいよいよ安子ちゃんは物語の中からいなくなってしまう予感。

カムカムエヴリバディ カムカム英語から始まる未来

 

物語の初めで語られていたカムカム英語最終回に聞き入る親娘。

2人が絆を深める意味で大切なアイテムだったラジオ放送。

今日は、さらにるいちゃんがおじいちゃんに連れられて小学校入学のお祝いを買ってもらうためのエピソードも語られた。

さらには雪衣さんと勇ちゃん、算太の様子も詳しいエピソードを交えながら語られることに。

ここで、それぞれの胸の内がしっかりと語られていたような気が。

物語の1番に気にするところは、ローズウッド中尉が週一で英会話教室を開くことに。

そのための教材作りを安子ちゃんに手伝ってほしいと依頼。

2人が始める新しい計画がこれからの物語の大切な部分になるような気が。

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カムカム英語終了😭

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るいちゃんとおじいちゃん

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孫には甘い千吉さん😍

千吉さんにとって孫の存在は目に入れても痛くないほどの可愛らしさ。

世の中のおじいちゃんおばあちゃんがそうなように、孫に何かを買ってあげることが無常の喜び。

何かを買ってもらえると思えばるいちゃんだって嬉しいに決まってる。

嫁の安子ちゃんにしてみれば、申し訳ない気持ちが先に出ちゃうだろう。

あまり高いものをおねだりしちゃいかんよ!

るいちゃんにそこまで言うのが精一杯。

遮るかのように千吉さんが、

じいさんが孫に好きなものを買ってあげるのは当然のこと。

るい なんでも好きなもの買たる

物語の中では、フルーツパフェを食べているるいちゃんの姿も。

ドラマの中では、最後にもう一つの用事があると言うことで、お医者さんにるいちゃんを診察させている様子も描かれていた。

それは、例の額の大きな傷跡。

これをなんとかしようと言うことらしい。

今で言うところの美容整形になるだろうか。

ドラマの中では随分と色鮮やかにくっきりと大きな傷が描かれていた。

雪衣さんと勇君そして算太

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こっそりはいけません🤣

算太と雪衣さんのやりとりが描かれる。

上着の虫食いを上手に繕った雪衣さんに算太がチャップリンの映画を見に行かないかと誘うところ。

はい分りましたなんて言うワケもなくて、やりとりの中でついに雪衣さんの本音が語られる。

算太も安子ちゃんも雉真家で自由に振る舞すぎるのでは‼️

嫁らしく家の中でおとなしくしていればいいものを、おはぎを売りよる。

そのせいで私は算太さんの繕いもしなければならない。

算太さんも安子さんも雉真を出て行くべき❗️

家にいて良いのはるいちゃんだけ。

実はそのやりとりを横でしっかりと勇君が聞いていた。

激しく雪衣さんを攻める。

あんたはどんな思いで姉さんが兄と結婚したのか知っているのか?😠

姉さんがどんな思いでるいを育てているのか、

知りもしないででしゃばったことを言うな😤

激しい口調で厳しく語ったやりとり。

平謝りに謝る雪衣さん。

彼女は勇君のことが大好きなのにね。

大好きな人に頭ごなしに否定されたのでは、彼女の立つ背がない。

このやりとりを目の当たりにしていた算太が勇君を取りなして、何とかその場を収めようとしていたのだが。

実は、ここで番組が始まる前に早くから発表されていた中で、驚きの写真を発見。

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番組発表の頃 雪衣さんの苗字に注目😳

これを見て今ドラマを見ている人たちはどう思いますか?

この物語がどのように進むか暗示しているような。

どうやら雪衣さんが勇君と結婚するような気がするんだけどね。

この先のものがたり展開を見なければはっきりした事は言えないけど。

これは番組サイドのついうっかりなネタバラシかも。

ローズウッド中尉

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神社の境内でばったり😅

ローズウッド中尉は地元の人たちのお願いを受けて週一で英会話教室を開くらしい。

神社の社務所を使わせてもらえるとのこと。

準備を始める段階だが、テキストを作るところでかなり悩んで先へ進めないと。

特に日本語にはあるけれど英語にはない言葉などもたくさんあるらしく、そういったことを考えるとなかなかプログラムを作りにくい。

物語の中では“ひだまりに相当する英単語はないよ”と言う話し。

日本語では一言で表されることも英語ではそのニュアンスがない。

中尉は英語を教えるだけではなく、英語を学ぶことによって日本人が日本の良さを再び学び直すことが出来るような英会話教室を目指すらしい。

そしてそのためにはどうしても手助けが必要。

手助けを安子ちゃんにお願いしていたんだよね。

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どうすればふさわしいテキストができるんだろう?

どうやら2人の関係は、先週だけでは終わらなかったね。

物語を見る限り、このまま英会話教室が開催されるので、2人で仲良く協力し合う様子が描かれる気がする。

さらには、今日のエピソードの中でるいちゃんも一緒に英会話教室に参加するような。

どうやら物語はローズウッド中尉と安子ちゃんの物語が大きなウェイトを占めるような気がする。

るいちゃんの額の傷跡

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前髪で隠しているけど結構大きな傷跡😓

額の傷跡をなくすための治療はそれなりの費用が必要な雰囲気。

千吉さんはそのことを知って、るいちゃんを大阪まで連れ出したのだ。

おそらくは、整形外科の優秀な先生を探し当てたんだろう。

傷跡をなくすためとなれば、それなりに手の込んだ治療が必要かもしれない。

安子ちゃんは治療費を稼ぐために、おはぎを路上で売っていた。

登場人物それぞれが、誰かのために気持ちを込めて行動しているが。

さて、そのことが果たしてどれぐらいうまく噛み合っていくんだろうか。

明日今週のエピソードに決着が。

そして、安子ちゃんの出番終了もそろそろかな?

カムカムエヴリバディ すれちがう心の予感

 

地方都市の進駐軍はいよいよ撤退が始まり、日本は自立への道を歩み始めていた。

岡山でも主な米軍はすべて撤退し、大阪などの大都市にだけ1部駐在している軍人が。

さて、そんな中 雉真家では何気ない日常に思われたが、

るいちゃんが小学校入学を迎える。

そして、その小学校の制服を雉真繊維が受注していると言う。

物語は加速度を増してどんどん進む。

そんな中、安子ちゃん親娘が楽しみにしていたカムカム英語は終了するらしい。

楽しみがなくなってしまうことにちょっとした残念感が。

そして今日の放送からるいちゃんを演じる役者さんが交代。

古川凛ちゃん。

調べてみたら過去に見ていたNHKドラマにも登場していた実力者。

そして、今日は物語上避けて通れない重大なエピソードが紹介される。

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カムカム終わっちゃうの❓😨😰

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るいちゃん

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古川凛ちゃん クリスマスイブ11歳になる😍

物語の中では雉真るいちゃん役は全部で10人を超える配役が準備されていると聞いた。

最終的には深津絵里ちゃんに到達するんだろうけど。

今日から登場したるいちゃんは古川凛ちゃんが演じている。

12月の24日誕生日で、もうじき11歳になるが、経歴を少し調べてみたところが、これがなんとびっくり。

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朝ドラなつぞらと「麒麟がくる」では幼い頃の明智煕子役

実は両方とも休むことなく見ていたドラマなので記憶にも新しい。

「なつぞら」のときは、吉沢亨分する天陽くんの娘役で登場していたよね。

正直、記憶の中ではすっかり消えてしまっていたけど、これだけ十分な実績があるのはちょっとびっくり。

日本の俳優たちは、こんな小さい頃から活躍しているんだと納得することしきり。

物語の中ではなんとなく配役が変わったのかな?ぐらいの印象しか受けないが、イメージが大きく変わるのは逆に問題ありかもしれない。

自然とそれとなく変わるのがドラマのストーリー的にも求められるんだろうなと

雪衣さんと千吉さんの思い

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安子さんと結婚せぇ 部屋の向こうには😳

今日のエピソードの中でも重要な1場面だったよね。

勇君は雉真繊維の躍進に中心的な役割を果たしていることが物語からもよく伝わる。

一見業務と関係ないような野球部だが、社員の心を1つにまとめる点で大きく貢献したようだ。

野球も会社の経営もチームワークと言い切る勇君

なんとも頼もしい限りだよね。

彼は家に帰ってきてからも部屋に引きこもって様々なアイディアを仕事に生かそうと努力を継続。

たまたま家にやってきた父親千吉さんは勇君の結婚について1つの案を持っていた。

それは、勇君が安子ちゃんを好きなことを最初から見抜いていて、長男が亡くなった後、勇君が安子ちゃんと結婚するのが全体で最もふさわしい求められる道ではないかと。

そして父親としての意見を言った後は、後は全て自分でやれと。

つまり“父親の口から安子ちゃんに再婚を促すような話はしない”とも言ったね。

実は、この話を部屋の外でしっかりと聞いていたのが雪衣さん。

彼女はこの物語に登場した頃からちょっと謎めいた雰囲気のお手伝いさん役だったが。

今日の物語を見た感じでは、彼女はどうやら勇君のことを大好きらしい。

彼女は敏感な感性で勇君が安子ちゃんを好きなことも察知している。

しかし、そういった事をさておいても、勇君を好きな気持ちは簡単には否定できない。

物語の中でそんな彼女のせつない胸の内が克明に語られるシーンも紹介されていた。

算太の独りよがり

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オフショット 能天気で自分勝手なのは相変わらず😓

算太の人物描写が丁寧に描かれ始めて、彼の空回りな優しさがちょっと切ない笑いを誘う。

どうやら彼は雪衣さんに恋した模様。

何とかして彼女の気を惹こうと、あの手この手でアプローチをかけるが、元来のいい加減でちゃらんぽらんな性格はその場かぎりのでまかせを言ったりもする。

迷惑を被っている雪衣さんは算太の胸の内など先刻ご承知。

言い寄られて気持ちがぐらつくような浮ついた女子ではない。

彼女が好きでたまらないのは勇君。

その彼がお父さんの後押しを受けて安子ちゃんと結婚するかもしれないと思えば、思わず涙ぐんでしまうほど傷ついてしまうのだ。

そんな場面にノコノコとやってくる算太。

泣き顔を見られた雪衣さんは何事もなかったかのように、簡単に用事を引き受けてその場を立ち去ってしまう。

算太は本心こそなんとなく理解できる部分もあるが、やっぱりその性格を直さないと、この先成功には程遠いよね。

ディッパーマウスブルース

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ローズウッド中尉とるいちゃん

かつての行きつけだったディッパーマウスブルース。

るいちゃんと一緒にカウンター席に座る安子ちゃん。

店内の様子も今日詳しく語られていたが、岡山の進駐軍がいなくなったことで、いつもたむろしていたバンド仲間はそのまま移動していなくなったとのこと。

そして、突然店に現れたのがなんとローズウッド中尉

大阪に配属になったらしいが、時々は岡山に来て復興を見届けるのだと言っていた。

そして今日初めて中尉とるいちゃんがお互いを知ることになる。

幼いながらも鮮やかな英語で受け答えするるいちゃん。

驚きながらも賞賛する中尉。

店のオーナー定一さんも実は中尉と懇意の間柄のように描かれていた。

今日の物語の最後で描かれたのは勇君。

彼が重大な決意をしたとあったね。

プロポーズしかないでしょ!

だって予告編にもしっかり出てたしね。

安子ちゃんがローズウッド中尉とまだ親しい間柄なのが、この物語を少し複雑にしている可能性が。

当時は、戦争未亡人が、亡くなった夫の兄弟と結婚する話はかなり多かったのも事実。

今回の結婚話も、それほど不思議な設定ではない。

カムカムエヴリバディ みんな美味しゅうなあれ😍

 

算太が帰還したことで橘は2人が生き残ったことに。

安子ちゃんは毎朝のルーティーンであんこ作り。

物語の中ではおまじないのような言葉。

何をして欲しいかは小豆が教えてくれる

食べた人が笑顔になることを想い浮かべて

美味しゅうなあれ

美味しゅうなあれ

るいちゃんと2人で朝の仕込み作業。

算太は安子ちゃんのおはぎを試食。

橘のおはぎがしっかりと受け継がれていることに感動する。

物語はさらに1年が過ぎて、あの美都里さんが亡くなる

そして、日本では戦後の復旧が順調なことを受けて進駐軍の撤退も開始されることに。

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オフショットだとみんな仲良しだわ🤣

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橘再建の提案

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橘の味が安子ちゃんに伝わっていた😳❤️

算太にとって空腹でジャングルをさまよっていた時に夢にまで見たおはぎ。

彼がおはぎ大好き人間な事はそれほど明確には描かれていなかったと思うが、あの幻の中でジャングルの中で2個のおはぎがしっかり描かれていたよね。

面白いことに、ネットのいろんな投稿を見てると、

フンコロガシとか🤣

私は不謹慎だがまさか馬糞🤪

いくらなんでもそんなわけないよなと思いつつ。

算太は自分の気持ちを表現することがへたくそで、おはぎが大好きなこと、橘を本当は愛していたことを いまひとつ表明できていなかったんだよね。

彼が素直に自分の気持ちを表現できたのは美都里さんのおかげ。

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美都里さん=小しづさん

やっぱり母親世代の母性は他人といえども共通なんだなと。

物語の描き方がうまかったなと感心。

雉真繊維の新たな取り組み

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勇ちゃん社内野球部を創設

会社の業績をどうやって伸ばそうかと思案する千吉さんたち。

勇君の提案は驚くほどベタなもの。

野球部をつくろう!

チームワークづくりにはもってこい😤

最初は露骨に嫌な顔をする千吉さんだが、他の社員からの後押しもあって社内野球部が創設。

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今日のエピソードではこれが美都里さんんの最後になった

思いがけず野球部創設以降は社員たちの結束が高まったせいがあるんだろう。

業績が少しずつだけれど上向く。

勇君は稔君とは違って、自分流のやり方を用いることで会社の発展に大きく貢献。

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息子の活躍😍 2人とも私が産んだ子じゃ😌

母親が自慢していいことの代表かもしれない。

作ったのは私、産んだのも私。

こういった言われ方をすると、男は一切口ごたえできないよね。

美都里さん

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穏やかにるいちゃんのお守りを

既に体調不良はいまひとつ良くなる事はなかった美都里さん。

亡くなる1年前はるいちゃんの子守をすることが毎日の日課。

稔君のことを思っては涙することも。

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美味しゅうなあれ❣️

実はこのおまじないはあんこを作るときに語られる言葉だが、その裏に隠された本当の気持ちは、人を笑顔にするために使われていた。

泣いているおばあちゃんにそっと寄り添って魔法のような呪文をつぶやくるいちゃん。

美味しゅうなあれ😌

こうして見ている限り素敵なおばあちゃんと孫に見えるんだけどね。

しかし、今週のエピソードの予告編を見た限りでは、これだけでは済まなかったはず。

この後、勇君は安子ちゃんにプロポーズをしたり、雪衣さんの“出て行け!”発言もあるはず。

それは明日以降に描かれることになるのだろうか。

一番のポイントは勇くんのプロポーズだと思うんだけど…。

ローズウッド中尉

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オフショット 近くね?😳😅

物語は知らず知らずのうちに1年経った設定に。

この頃全国で進駐軍は撤退を始めていた。

岡山の進駐軍も本体は既に撤退開始。

ローズウッド中尉もどうやら帰還命令が出ているような。

お別れの意味も含めて、路上でおはぎを売っている安子ちゃんに挨拶。

おはぎを買いにきました😍

おはぎを手渡しながら、メリークリスマスと安子ちゃん。

お代は要りませんと。

今日はクリスマスですよ。

don't say no(嫌って言わないでください)

物語は所々に英語が入ったりして、字幕とか副音声とか駆使してみたほうがより楽しめるよね。

私のしょぼい英語力では、英会話はほぼ理解できないので、字幕があると大いに助かる。

今日の最後はおはぎをもらったローズウッド中尉が後ろを向いて去っていく様子で終わったけれど。

物語の流れとして、彼がこのまま退場となることでもなさそう。

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るいちゃんともこんなに仲良し🤣

村雨さんは筋肉体操でも結構有名な人なので、パワーは人並み以上なのは充分承知。

物語ではさらに重要な役割が任されていそうな雰囲気。

彼が最後にかけた言葉は

英語の勉強をこれからも続けてください

あなたを思いもよらないどこかへ導いてくれるはず。

今はまだそれがどんなことなのかは理解できないが、何か大きなことが起こるような予感がしないでもない。

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るいちゃんにアメリカ流のメリークリスマス

さて、今週のエピソードは始まったばかり。

物語が大きく動きそうな事は分かっているがそれは残りの三日間と言うことか?

青天を衝け 戦争に関わることの苦悩

 

調べてみると青天を衝けは今日の放送を入れて残り3回とあった。

つまり年内で終わってしまう

途中から物語の進むスピードが圧倒的な加速感で進んでいると感じたが。

走らざるを得ない理由が今日の物語の中からも感じ取ることができる。

先週は彼の息子篤二に注目したエピソードが描かれていたが、今日も彼は重要な役どころで登場する。

驚くことだが渋沢栄一を演じている吉沢亮が27歳。

息子篤二を演じている泉澤祐希が28歳とあった。

ドラマだからできる離れ業だろう。

父親が息子より年下なんて、それも養子とか特殊な事情を介さずに実の親子関係でこういった配役がなされても、物語を見る限りではきちんと親子になっているのがなんとも不思議。

物語は日清戦争の勝利を受けて、さらに日露戦争になだれ込み、また勝利。

しかし、必死で頑張ってきた国威発揚は主導する者たちと民衆の間では大きな亀裂が存在した。

登場人物たちの様々なエピソードを交えながら、歴史の中で指導者と民衆との関係が克明に描かれる。

歴史から学ぶべき事は驚くほど多い。

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日露戦争時、戦争公債推進のための演説

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日露戦争

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東郷平八郎を描いた図 バルチック艦隊を打ち破った有名な事件

日露戦争前から渋沢栄一はアメリカへ4回ほど外遊している。

最初が1902年。

栄一はこの時61歳。

彼の主な業績は還暦を過ぎてからもいくつもの難事業を成功させている。

経済人としての活躍は言うまでもないが、彼の場合、著名人とのことで日本の代表としてあちこちの国に赴くこともあったようだ。

1902年のアメリカ訪問では当時の大統領セオドアルーズベルトとも会談している。

このときのルーズベルトはまだ40代そこそこ。

若い大統領は渋沢に日本の軍事力や工業力について賞賛したとされるが、その時栄一は商業がいまひとつ力が及ばないことを反省して、この次までにアメリカと対等に取引ができるように頑張ると言ったそうな。

この直後の日露戦争では、戦争経費が国家予算の8倍にも及ぶというとんでもない事態に。

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戦争公債を購入してくれるように講演活動

日清戦争が終わって間もない頃で、日本はまだ国力が充分とは言えなかった。

しかし、官民挙げての協力で日露戦争にも勝利。

これは外交的な手腕によるところも極めて大きい。

アメリカ同様ロシアも強国大国でおよそ日本が敵う相手ではない。

それは日清戦争、日露戦争ともに、広大な相手国の国土で戦ったわけではない。

どちらの場合も戦闘行為は朝鮮半島で行われた。

場所が限定的だったこと、また期間が限定的だったこともあって日本は劇的な勝利を収めることができている。

特に日露戦争の場合、危機一髪で、もし戦争が長引けば日本が負けていた可能性の方がはるかに大きかった。

日本の外交力がピークだったのはこの辺で、アメリカのルーズベルト大統領を担ぎ出してロシアとの講話に持ち込んだようだ。

その時結んだ条約が有名なポーツマス条約。

渋沢栄一のポリシーとして戦争のために商業が利用されるのは本意ではなかっただろう。

彼は戦争ではなく平和な世の中でこそすべての人が幸せになれると信じて疑わなかった。

また、戦争はその1時だけは商業の発展に寄与することがあるかもしれないが、平和な時代には遠く及ばないのだと。

体力の限界

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日露戦争時の公演でついに体力の限界

周りから請われるがままに全力で走り続ける栄一。

しかし、還暦を過ぎた体はそろそろ限界を迎えつつあった。

日露戦争のための講話をした後、その場に崩れ落ちるように。

このときの病気は重く、肺炎を併発していて、命も危ぶまれる状態。

物語の中でも父親の様子に狼狽える息子篤二が克明に描かれていた。

彼は、偉大な父親を持ったが故に常にプレッシャーの中で生きていたようだ。

青天を衝けでは、様々なエピソードが物語の中に組み込まれていて、この辺の場面にも徳川慶喜が絶妙なタイミングで登場している。

渋沢栄一の自宅にも徳川慶喜が時々来ていたことがうかがえるような。

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無理が祟った結果命の危険も

渋沢栄一の執念は体がボロボロになっても、まだ仕事への情熱を失わなかった。

医者に止められてもなお、仕事に立ち向かおうとする。

さすがにそんな姿を見せつけられる息子篤二はますますプレッシャーを感じただろうに。

徳川慶喜公

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渋沢栄一の求めに応じて過去の様々ないきさつについて語り始める

徳川慶喜の自伝を作ることについて渋沢栄一は熱心に依頼していたようだ。

彼の業績を心から評価し尊敬していた渋沢栄一やかつての幕臣たち。

徳川慶喜には彼にしか分かり得ない苦悩があった事は間違いない。

自分の果たすべき責任や、どう振る舞わなければならないのかをよく理解した上で様々な行動をとっていたようだ。

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明治維新の生き残りたちにもしっかりと心配りを

渋沢喜助や尾高惇忠など、皆 徳川慶喜の知るところ。

彼らの業績を高く評価していたようだ。

そうした上で慶喜本人が果たすべき役割は、自分が戦の種になることだけは絶対に避けようと。

幕末から明治維新にかけて、幕府内では打倒薩摩の機運がコントロール不可能なくらい盛り上がっていた。

その結果起こった鳥羽伏見の戦いは自ら失敗だったと述懐

歴史的な考察を見れば、それはどうしようもない結果生まれた判断だとわかるが、大勢の部下たちを死なせてしまった後悔は生涯拭い去ることのできない痛でに。

実はこうしたことがもとで、徳川慶喜はあえて一切の批判に反論することなく、だんまりを決めこんだ。

それは駿府に引きこもってからおよそ30年間続いた。

先に述べたように自分が戦の種になってはならない。

不用意な発言をすれば、必ず誰かがそれに呼応して別な誰かを不幸にする。

誰に何を聞かれても決して答えてはいけないと自分に言い聞かせていたようだ。

しかし、そうしたことこそが日本の発展のために偉大な貢献を成したと渋沢は言い張る。

その結果自伝の編纂が可能に。

渋沢栄一が果たすべき役割

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国を導いてきたつもりだが、民衆との決裂は致命傷

渋沢栄一は、自分自身が全力で走ってきた結果、民衆と指導する側とに決定的な溝が生まれていることを痛感。

彼は数え年70歳の古希を境におもだった活動を引退。

後進に道を譲ることになるのだ。

慈善事業と、教育関係の啓蒙運動には生涯かけて尽力したと言われる。

晩年は2度ほどノーベル平和賞にノミネートされるが受賞には至らなかった。

なんといっても外交手腕を遺憾なく発揮してアメリカと懇意な間柄を築きあげたのは渋沢栄一の業績と言える。

しかし、彼以降アメリカとの関係は悪化をたどることになって、およそ20年後には日米開戦に導かれてしまう。

渋沢栄一が生きていれば、おそらく戦争になる事態は避けられたような気がしないでもない。

さて、近代日本史のエピソードはあと2回で終了する。