くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

カムカムエヴリバディ 額の傷は心の傷

 

1週間の締めくくりとなるエピソード。

お互い好きな気持ちを止められないるいとジョー。

告白されてはみたものの、素直に受け入れることの叶わないるい。

それはほかならぬ額の傷があるため。

この傷があったがゆえに初恋も実る事はなかった。

もし、ジョーの気持ちを受け入れることになれば、やがては自分の額の傷や過去のいきさつなども話すことになるかもしれない。

岡山から、古い記憶をリセットしたくて大阪までやってきたるい。

しかし、乗り越えるためには自分に対しても周りに対しても、しっかりと告白しなければならない時期が来ているのかも。

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額の傷は心の傷

目次

ジョーの気持ちに素直に答えられない

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ジョーの気持ちに応えたい😅でも😓

やっぱり額の傷の告白はるいにとっては難関中の難関になるだろう。

過去からずっと抱えてきたこの傷こそがるいの今を形作っている。

傷もさることながら、母親とのどうしても受け入れられない過去の現実。

自分に愛情をいっぱい注いでいてくれたはずだけど、最後になぜか自分を避けるようになった母親。

母親はそしてその時知り合った米軍将校と連れ立ってアメリカに渡ってしまう。

そういえば、昨日のテレビで、ローズウッド中尉を演じていた村雨辰剛さんが出演していたね。

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安子は元気にしてますよ🤪🤣

バラエティー番組なのでこんな風になるのは納得できるけど。

るいはがんばって母親の人生を認めてあげることで先へ進めるんだろうなと、老婆心ながら思ってしまう。

調子の上がらないジョー

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返事を待つ身も辛いね💦

るいに告白はしてみたもののなかなか返事がもらえないジョー。

これはプロポーズだから、かなり想いの丈を込めて告白したはず。

るいの事情がいまひとつわからないので、どうして返事をもらえないのか気になって仕方がない。

もうすぐコンテストが近いのになかなか調子が上がらない。

何とかしてモチベーションを最高の状態に保たなければ、いかに実力がナンバーワンといえども、強敵としてトミーが控えている。

彼も全力で演奏しようとしてくるだろう。

気にすればするほど集中力を欠いて、何もかもが思い通りに進まない。

さらには、大会が近くなれば衣装の準備など細々した雑用が増えてくるのも事実。

特に今回は思い入れが強いので、衣装も新調したいなと考えているが。

ベリーの後押し

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あんた ジョーのことが好きなんやろ😮‍💨

ベリーが落ち込んでいるジョーを見かける。

周りにいる人たちの中でも彼女は特にジョーの様子は手に取るようにわかるだろう。

彼がいまひとつ調子が上がっていないことを瞬時に見抜く。

そして、その理由も概ね察しがつくと言うもの。

ジョーに直球勝負で尋ねてみる。

何かあったの?

私には聞くだけの権利があると思うけど。

そこで、ジョーから根掘り葉掘り事情を聞いたようだ。

るいに告白してみたけれど、まだ返事がもらえていない。

そのことが気になって、どうしてもコンテストに集中できないのだと。

ベリーのとった行動は驚くほど直球。

直接るいの所に赴いて、どうなっているのかと問い正すのだ。

ジョーのことが好きなのかそうでないのかはっきりしなさい。

ベリ–に詰め寄られて返答できずにうずくまってしまうるい。

額の傷を見せるのが嫌で、先へ進めない。

とても面と向かっては言えないよな。

そんなるいを見て、やっぱり好きなんや

言葉を全く伴っていなくても瞬時に察するのがベリーの良いところかな?。

ジョーのステージ衣装

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もどかしいぐらい引っ込み思案

マスターから言われた通り、ジョーの衣装の購入に付き合うるい。

ジョーが話しかけようとする言葉に答えず、一方的に自分の気持ちを述べるだけ。

具体的なことを言ってしまえば、自分の本当の姿を晒さなければならない。

頑なに自分の姿を晒すことに恐れを抱くるい。

過去から長年抱えてきたトラウマを乗り越えるためにはどうしても相応の勇気が必要なんだよな。

その勇気を出せるかどうかで、るいのこれからの人生も大きく変わってくるはずなんだけど。

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るいの見立て 派手やな😅

さて、見立て通りの洋服を着てみたところでジョーは気もそぞろ。

衣装よりもるいの返事が欲しい。

るいとジョー

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額の傷はためらいを生むけど、でもきっと大丈夫😍

るいはジョーの申し入れをあれやこれやと理由をつけて断っていく。

東京には行きとうない

おじさんとおばさんのところに居たい

仕事もなくしたくない

その言葉を西木るかのように

僕のシャツを洗ってよ!

とても断り切れないと思いつつも、ケチャップのついたシャツを洗うのは嫌。

断りきれずに試着室の中に逃げ込むるい。

でも、ジョーはるいの気持ちを引き出そうと。

鏡越しに自分の額の傷を晒するい。

ジョーの反応はかつての片桐さんとは真逆。

優しい眼差しを少しも変えることなく、るいを振り向かせて優しくハグ。

今日はこの後推定だけれど、多分キスシーンがあったのではと思う。

この後のあさイチでもその話題でもちきりだった。

試着室にはお一人でお入り下さい🤪

一流のギャグでコメントを締めくくっていたね。

今週はここでエピソードが終了。

どうやら自分自身の心の中をしっかりと相手に伝えたことで、るいにもジョーにも未来が約束されたと思いたい。

カムカムエヴリバディ ダブルデートのはず⁉️

 

物語は冒頭からいきなりドライブデートの様子が描かれた。

スポーツカーには違いないけれど、ペアが二組乗ると4人乗車ってことなんで。

見ていてもかなり狭いなって印象。

どうやらこれはトミーが何かを企んでメンバーを誘ったような。

ドライブデートで物語がどんな展開になるのか。

見た感じでは、それぞれ誰が誰を好きなのか公になるようなストーリー立て。

さらにはトミ–は今度行われるトランペッターのフェスティバルにどうしてもジョーを参加させたい。

そして、ベリーは何とかしてジョーと特別な関係になりたいと思ってはみたものの、メンバー4人では思惑通りとはならないような。

るいは車に乗って風を受けるので、帽子が飛んで額の傷が見えるのではないかとヒヤヒヤ。

それぞれの思いを乗せて車は海岸通りを疾走。

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涼しげな洋服と麦わら帽子がよく似合う😍

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4人でドライブ

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爽快だけどやっぱり狭い😅

こちらのオープンカー、調べてみたところが

フォルクスワーゲンのカルマンギアとあった。

当時でもかなりおしゃれな車だったろうね。

ただ見た感じやっぱり2人乗りだよね。

4人乗れるような設計にはなっているけど、かなり狭いはず。

もともとポルシェとかも同じドイツの車で4人は乗れるようにはなってはいたけど、後部座席の狭さは筋金入りだったと聞いた。

スポーツカーは今とは違って室内の快適性はあまり重要視されてなかったから。

ドラマを見ていて感じたけど、トミーが運転していてさらにベリーも運転するシーンがあった。

当時運転免許は広く誰もが所有するような時代になりつつあったけど、運転できるできないは若者の間でもそれなりに自慢だったかもしれないね。

ナンパ目的で車を運転するものも多数いただろうね。

ちなみに、このドライブのメンバー招集は最初に言い出したのがトミー。

るいを誘い出すためにわざわざ竹村クリーニングまで足を運んできたらしい。

そして店の人がいる前で付き合ってほしいと申し入れしたようだ。

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クリーニング店で世間話をしているときにバックに流れていた曲がこれ

どこかで聞き覚えのある歌声だなと思ったら、クレイジー・キャッツの人気のナンバーだったね。

詩がとにかくユニークだったと思うけどこれ青島幸男の作なんだよね。

るいは最初は断ってはいたものの、和子さんとかの後押しで結局ドライブに行くことになったようだ。

おこちゃまなジョー

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車酔い😮‍💨 まるで小学生やな

とりあえず海の見えるところまで来たところでジョーは車酔い。

意外と乗り物に弱い人は多くて車、バス、電車どれも酔いの対象になる。

経験的に見て大変だなと思ったのは船酔いかな?

こちらの方だとかなり気持ち悪くなって、横にならずにはいられないくらいひどくなる。

不思議なもので車酔いは、自分自身がハンドルを握るときには酔わないと相場が決まっている。

私自身も子供の頃はあらゆる乗り物に酔っていたが、免許を取って自ら運転するようになると乗り物酔いはほぼなくなったと言える。

ジョーが気持ちが悪くてうずくまっているところにお茶などを差し出してかいがいしく世話をするベリー。

その様子を心配そうに眺めるるいと小馬鹿にしたように笑っているトミー。

トミーの作戦

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ジョーと一緒にコンテスト出たいねん

トミーは状況がよく理解できていた。

ジョーとるいがお互い恋心を抱いていて相手に影響を与えられる関係だと言うことを。

そしてベリーがジョーにいくら言い寄って見ても、ジョーが決してなびかないことも見抜いていた。

その上でベリーとるいに自分の気持ちをしっかりと伝えていた。

この先行われるトランペッターのコンテストにジョーと一緒に応募したいと。

しかし、ジョーは今出ないと言い張っているような。

ジョーがでないなら自分も出ない。

ジョーと一緒に参加してこそコンテスト入賞の値打ちが生まれると彼なりに決めていたようだ。

そのことをるいに話してみたところ、

なぜ私にそんなことを明かすのですか?とるい。

トミーはるいに告白すれば自分の思いがジョーに伝わると見抜いていた。

物語の流れではるいがコンテストに出ることを決して勧めるようにはなっていなかったが。

間違いなく話題には上っていたよね。

ベリーの思い

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ジョーが世界的なトランペッターになったなら、私の勝ち

ジョーへ一途なベリーだが、トミーから決定的なことを告げられる。

ジョーと共鳴し合えるのはるいちゃんだけ。

他の誰が行ってもあの2人のようにはならへんで。

それはベリーに諦めろと宣言したことに等しい。

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ベリーはジョーに首ったけなのはわかるけど…

そしてるいとジョーを応援することこそ、みんなにとって有益だよと力説。

さらに、ベリーに、僕と共鳴せえへんか?

どさくさに紛れてナンパまがいの発言。

さすがのベリーはそこで“はい分りました”と言うことにはならなかった。

しかし、るいとジョーの関係を認めざるを得ないと思ったようだ。

ジョーが世界に知れるような有名なトランペッターになったならそれは私の勝ち。

彼女にとっても良い男と知り合って仲良くなる事は何にも増してステータスなことのようだ。

るいとジョー

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一緒に海を… 絵になる2人

海岸で2人並んで海を眺める。

ジョーがお母さんのことを思い出す?と尋ねると、サッチモのトランペットは聞こえてますか?と返するい。

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お互い過去から引きずったトラウマを乗り越えることになるのかな

2人とも  on the sunny side of the street  は特別な曲。

この曲の思い出とともにこれからも前を向いてしっかり生きていくのだと決意を新たにする。

そうなるとジョーはアメリカに行って本場の舞台でサッチモ吹き鳴らしてみたいと。

コンテストを拒否する理由がなくなってしまう。

そしてコンテストに出て優勝した時は、

サッチモちゃん 優勝したら一緒に東京に行ってくれへんか?

これはプロポーズとは違うけど、意味はほぼ一緒。

付き合ってくれと単刀直入に申し込まれたのと同じ意味を持つんだよね。

さて、そうなると次に来る話は東京か?

カムカムエヴリバディ 恋心怖れ でも、恋心🥰

 

近づいていく2人の関係だが、とんとん拍子に話が進むには2人の抱えていた過去はちょっと重たかったのかも。

るいには額の傷と母に捨てられた思い出したくない心の傷が。

ジョーは家庭の暖かさを知らずに、浮浪児として育った過去が。

2人は何か新しいことに出会うと過去の記憶と照らし合わせて進むべきか退くべきかを本能的に考えてしまうクセが。

お互い相手のことが好きになればなるほど、臆病になっていく切ない恋心。

誰かが後押しすれば、ひょっとしたら前に進める可能性も。

物語は2人の葛藤を描きつつも、周りの人たちが2人をどう見守るか、そんなことも話題に上りそう。

さて、彼らの住む大阪ではジャズトランペッターの品評会とも言うべきコンクールが開催されることに。

興味を示そうとしないジョーにトミーが噛み付く。

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おじさんとキャッチボール 野球は得意❣️

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るいの“とまどい“

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ジョーへの好きが止められない😓

るいは人とのコミュニケーションをとることが苦手な性格。

物語を見ていればわかるが、人に知られたくないこととか忘れたいことが心の中を大きく占領している。

仲良くなればそういったこともいずればれてしまうのではと考えているようだ。

弁護士の卵片桐さんとは仲良くなる前に関係が終わった。

ジョーとは、不思議な縁で知り合ったが、お互い相手のことが気になっているのは言うまでもない。

好きな気持ちと、自分のことを何でもさらけ出すのには大きな抵抗がある事はある意味どうしようもないジレンマ。

時間が経って、2人が親密度を増すたびに、ビクビクおどおどせざるをえない。

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さすが朝ドラ、クリーニング指導の担当者もしっかりいる😍

るいは本来彼女が役目のジャズ喫茶へのクリーニングの配達もおぼつかないような様子。

行けば、喫茶店のクリーニングのほかにジョーの荷物も持参することになる。

そうすれば必ず顔を合わせて、会話をする。

切ない恋心とはよく言ったもの、好きになればなるほど距離を保たなければと思ってしまうなんともわかりにくい性格で。

関西ジャズトランペッターニューセッション

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ジョーにはトランペットしかない

Night and day の支配人の小暮さんが新しく持ち込んできたイベントの紹介。

関西のトランペッターの中で誰がナンバーワンかを選出しようと言う。

新しいイベントに色めき立つ周り。

特にトミーは激しく反応する。

彼がトランペッターを続けている理由はただ1つ。

メジャーな存在になって周りを見返すこと。

彼にとっては出世欲とか、自己顕示欲とかが全てで、ドラマを見ている限り演奏もジャズそのものも彼にとっては大切なものには映らない。

求めるものはどこまでいってもステータス。

フェスティバルが開かれることで当然彼は応募することになるが。

意外にもジョーはまるで興味がない素振り

僕には関係ない😌興味がない🥱

その発言に激怒するトミー。

俺のことを馬鹿にしてるのか😤

俺のことを見下していると激しく罵るトミー。

そんなんじゃないよとジョー。

それ以上意見を交わすこともなく2人はそのまま離れ離れに。

マスターの小暮さんが、トミーの質問に答えて語っていた。

ジョーがフェスティバルに出ないのは傷つきたくないから。

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トミーに詰め寄られても決して本心を明かそうとはしない😔

幼かった頃、自分の居場所がないゆえに、誰かに期待してしまって裏切られることの辛さを嫌と言うほど味わった。

その結果として、周りから認められてなにがしかのステータスが生まれたとして、それに依存して、もし裏切られてしまえば再びまた傷つくことに。

そんなことを本能的に悟ったんだろうと。

トミーには決して理解できないジョーの苦悩に満ちた過去。

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落ち着こうと思ってみてもつまみ出されてしまった😰

岡山でのこの頃の記憶はトラウマそのものと言って良いだろうね。

ベリーの葛藤

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どうしてもジョーを振り向かせられない

何とかしてジョーと恋仲になりたいベリー。

ジョーは自分を応援してくれる1人のファンとしては認めているけどそれ以上の関係には決して立ち入らせようとはしなかった。

ジョーはこの時代の若者がするような、ダンスや映画や歌などにはあまり興味がなさそう。

彼にとって大切なのはトランペット。

かつて岡山の米軍キャンプで味わった感動が彼の全て。

その時聞かされたサニーサイドこそが彼にとっての音楽人生の全てなのかもしれない。

その心の拠り所についてわかると語ったベリーはジョーにたしなめられていたよね

簡単にわかるなんて言うな😤

人を理解するとか人の心がわかるとか思いやりのあるような言葉に聞こえるが、厳密な意味で人は誰かを理解する事はほぼできないのかもしれない。

理解するとか、わかるとか言った時点で相手のことを多少なりとも侮辱し始めている。

人は感じるところで、誰かと触れ合うことのみが可能なんだなと。

さらりとした日常の中に奥深い内容が込められていたね。

るいとジョー

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近づきすぎ😅💦

2人は、お互いが相手のことを好きなのにどうして一歩踏み出すことができない。

トランペットを教えようとするネットでも話題になったこのシーン。

Twitterでとても興味深いニュースを見かけたもので、ここでちょっとアップしておきたい。

マイルス・デイヴィスもジャンヌモローも私にはなじみの人。

こんなシーンがあったんだと。

「死刑台のエレベーター」は名前のみ知る程度。

死刑台のメロディなら何度か映画を見させてもらったことがあるが、かつてはこんな良い映画があったよなぁと思うことしきり。

さて、るいとジョーの関係が進むかどうか、周りの動向も気になるところだね。

特にベリーとトミー。

2人とも何を考えているのやら。

カムカムエヴリバディ 近づく距離

 

導かれるようにるいとジョーの距離は縮まっていく。

そのポイントになったのは2人の古い記憶。

岡山でかつて同じ時間を共有していたはずが、およそ10年後の今も大阪で巡り会うことになった。

お互い相手のことが気になって仕方がない。

それぞれの持ち味は、相手のことを不思議な優しさで踏み込もうとする。

そして、2人の話題はいつしかジャズへ導かれることになる。

るいはサッチモちゃんと呼ばれる通り、ルイアームストロングから命名された。

彼女がしみじみ語る。

音楽はすごい😳😍

言葉を話さなくても分かり合うことができる😅

それは、図らずも両親がるいの名前に込めた切なる願いでもあった。

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音楽ジャーナル ジャズの専門誌💦

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近づく距離はドキドキ

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トランペットの持ち方はこう…😊😅

この写真のシーンに至るまでは若干の前置きが必要。

るいは自分にとってもジョーにとっても思い出の曲の「サニーサイド」のレコードを手に入れる。

レコード屋さんでお目当てのサッチモのレコードを。

喜び勇んでレコードプレーヤーを探しに行ってみたところが、店頭で見た価格に驚愕。

33,600円と会ったね。

彼女の月給は、5000円とのことで、簡単に手の出る金額ではなさそう。

あきらめかけたその時に、彼女の後ろに立っていたのはジョー。

ちょうどいい時に現れるのがジョー。

そのままいつもの  Night and day  に連れて行ってもらってそこでレコードプレイヤーでサニーサイドをかけてもらう。

子供の頃、母親と一緒に聴いた曲なので、耳にも覚えが。

周りから話しかけられても、全くお構いなしに曲に集中するるい。

やっぱり、彼女は子供の頃からの訓練だろうか、ジャズが好きなんだよね。

空回りするベリー

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ジョーはつれないなぁ😭😓

あの手この手でジョーにアタックをするベリー。

彼のセッションを聞きに来るのはもちろんのこと、何とか2人きりの関係に持ち込みたい。

映画のチケットを差し出してそれとなく彼を誘ってみるところが。

ジョーは青春映画とか、SF作品とか、ホラー映画にもいまひとつ興味を示さない。

ベリーは押せ押せで何とかしてジョーと恋仲になりたいんだけど。

物語を見ていて感じるのはジョーはベリーには興味がないよね。

自分のファンである事はとても嬉しいけど、それ以上の関係は全く求めていない。

さて、ふられっぱなしのベリーはたまたま店にやってくるるいにも八つ当たりをしたりする。

控えめそうなふりをして、気がついたら全部もっていくタイプの嫌なやつと。

自分の思い通りにならないことに無性に腹が立つような。

ジョーのスタンス

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作曲をしつつ、とっても気さく⋯😌

ジョーはジャズこそが命のスタンスを崩さない。

頭の中に浮かんだモチーフを忘れないうちに楽譜に書きとめようと。

そんな中、たまたま洗濯物を届けに来てくれたるいを見つけて何気なく話しかける。

この間貸してあげた音楽関係の本はどうだった?

ジャズトランペッターのニュースを読ませてもらったとるい。

この2人はお互い好意を抱いているだけあって、ドキドキしながらも相手と近づくことが決して嫌ではない。

そんな中ジョーは不意にトランペットを吹いてみないかと思いがけないお誘いを。

すぐにお断りをするるいだったが、ジョーに手ほどきをされるままにトランペットを持ってみる。

かなりドキドキのシーンだったんだよね。

楽器を持ったことのない人が怖々楽器を持ったところで演奏できるはずもなく。

教えられた通りに左手と右手を添えてマウスピースに唇を当ててみようとするが。

その時に2人の距離がほとんどホホがくっつきそうなくらい近くなったことにるいが気がつく。

我に帰ってすぐにその場を離れるるい。

意外にも後を追いかけようとはしないジョー。

2人は、まだ始まったばかりで、親密になるにはもう少し準備なり訓練何が必要なのかも。

今日のエピソードの終わりの方で店のマスターがレコードで聞いていたゴンドラの歌。

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佐川満男の歌ったこちらじゃなかろうか?

番組の中のレコードジャケットは、この写真とはどうやら違う。

しかし、音は間違いなく佐川満男のもの。

この当時、こんな歌が発売されていたなんて、私の記憶の中にもなかったね。

佐川満男と言えば、私の記憶では「今は幸せかい」ぐらいしか思い浮かばない。

YouTubeで音を確認してみたけど、とんでもない甘ったるいいやらしい歌い方だったと思ったな。

るいが向き合う過去

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額の傷 母親に捨てられた 切ない記憶

るいは過去からの記憶と向き合うべき時が来たように感じていたね。

額の傷、そして母との別れ。

初恋での別れ。

記憶のもとになっているのは、やはり岡山での小さい頃の体験。

薄れかけた記憶だけど、額の傷は間違いなく自分が過去からずっと命をつないでいたことの証。

そのこととしっかり向き合うことで前へ進めるのではないかと考え始めている。

ジョーとこの先関係を深めるのであれば、いずれ額の傷のいきさつを告白する必要が。

ジョーがそのことに片桐さんのような驚きをするとは思えないので、勇気が必要なのはるいの方。

2人はこの先さらに親密度を増すだろうけど、それまでの詳しいいきさつは今週中に描かれるような気がしないでもないね。

鎌倉殿の13人 ぱっと見は喜劇😅

 

この間渋沢栄一の青天を衝けが終わったと思ったら、すぐに次の作品が。

今回始まるのは、鎌倉殿の13人

時代設定は平安末期から鎌倉初期にかけて。

つまり12世紀から13世紀にかけてなので、ざっと今から800年前の物語になる。

物語の鎌倉殿とは源頼朝

そしてこの物語の主人公となるのが北条義時

鎌倉幕府の初代執権として歴史に残る。

この時代の物語と言えば、源氏と平家の争いと、たいていの人の記憶には残る。

平家の総帥は言わずと知れた平清盛。

そして源氏は当初、平家に戦で敗れた後、主なメンバーは散り散りに。

息子頼朝は死刑を免れて伊豆に流された。

また、頼朝の歳の離れた弟義経は奥州平泉で生きながらえることになる。

この当時、日本の歴史の黎明期にも相当するが、貴族社会が行き詰まりを見せる中、新たに台頭してきた武家集団が世の中を席巻しつつあった。

物語を普通に描けば、かなりシュールでドロドロしたものになりがちだが、今回の脚本家はあの三谷幸喜。

彼は喜劇などを作らせれば天下一品の脚本家。

初回は、彼1流のユーモアあふれる魅力的な作りに。

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小栗旬演じる北条義時 周りと少し距離を置くような…

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お名前.com

源頼朝をめぐる様々な人たち

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妻政子 弟義経

脚本家の腕もあるんだろうね、この時代の歴史物を描けば人物の相関図だけで説明は膨大になってしまう。

調べてみたら、そういったことを感じさせないような物語の作り方を考えたと聞いた。

鎌倉幕府の立ち上げに関わる人たちの物語だが、源氏自体はおよそ30年で途切れることになる。

物語の中心人物に据えられている源頼朝も決して長生きできた人ではなく、いまだに死亡原因は諸説議論が戦われるところ。

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ざっくりとした相関図だとこんな感じ

鎌倉幕府を実際に取り仕切っていたのは北条家の義時以降の執権たち。

室町時代に至るまで、源氏と呼ばれる人たちは全国に散らばっていたが、源頼朝の時だけ結集できたような。

ドラマの描き方にもよるが、登場人物たちがコメディータッチでデフォルメされて描かれている。

初回を見終わって感じたのはどちらかと言えば脇役たち。

特に北条政子と北条時政かな?

この2人の演技力もさることながら物語の設定が特に面白おかしく、人となりがよく伝わってくる。

源頼朝は実際のところどうだったんだろうか?と思ってみたりもする。

物語を見た感じでは、上品な公家風のお武家さんに描かれていたけれど。

なんとなく育ちの良さをアピールするような不思議な雰囲気だったよね。

演じているのが大泉洋だから役者としては何だってこなせるだろう。

初回には紹介だけの登場だったが源義経などもどんな描かれ方をするのか興味を引くところ。

脚本家三谷幸喜

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大河ドラマは今回で3度目の脚本

今年61歳になる彼は凄腕の脚本家。

大河ドラマは今回で3本目の脚本となる。

初回が近藤勇を主人公に据えた新選組

まだ若かりし日の香取慎吾が主役を演じていた。

この時も見ごたえあったと思う。

2本目に脚本したのが真田丸

こちらは最近の大河ドラマの中でも人気のドラマだったと思う。

真田信繁など、主要な人物の描き方がとにかく秀逸だったと思う。

そういえば、今回頼朝を演じている大泉洋は真田丸の時は信繁の兄を演じていたと思う。

この辺の俳優の割り振りは脚本家や番組の制作スタッフの意向で決まるとは思うが、新人を起用することにはならないんだよね。

やはり、演技力に定評のあるベテラン俳優が徴用される傾向にあるんじゃなかろうか。

時代背景

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絵巻もので描かれる源平合戦

源平合戦で勝利したのは最初は平家だった。

源氏はまだ幼かった頼朝や義経が何とか生きながらえることができたが、他の主なメンバーはみんな処刑されたようだ。

源氏は、まだ幼かった頼朝や義経が何とか生きながらえることができたが、他の主なメンバーは皆処刑されたようだ。

歴史が始まった頃の物語で、戦いや、生活など今のように民主主義的なものが存在したわけではない。

疑心暗鬼の中、周りはたとえ親兄弟といえども敵かもしれないと言う認識の中、関係が築かれていったものと思う。

物語が進んでいくうちに描かれると思うが日本人は判官贔屓で源義経を愛でる傾向にあるが、

義経の戦略は傍若無人、ルールを無視するような情け容赦のない方法を採用していたようだ。

要するに勝つためには手段を選ばないような、そういった描かれ方をするはず。

また、人を殺すことなどいささかも悪とはせずに、簡単に行ってしったことがこれ以降中世に至るまで一貫して用いられた

よく言われる斎藤道三の息子が父親を殺したことが下克上の代表のように語られるが、実際は平安末期のこの頃からそれに類するか、それ以上の非道な行いが当たり前のようにまかり通っていた。

普通に描けば、相当凄惨な場面も出てくるだろうに、脚本家はどれだけその辺を巧みに演出するのか、見物でもある。

コメディーとシュールの同居

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脚本家の実力もさることながら俳優の演技力によるところが😅

コミカルに描きながらも歴史的事実はほとんどそのまま描かれているようだ。

源頼朝の子供が川で殺されるシーンなども事実としてきちんと描かれていた。

感心したのは頼朝がお経を唱えるシーン。

観世音菩薩の仏像の前で普門品を唱えていたよね。

お経を知っている人が聞けばすぐに反応すると思うが、これは実際にきちんとその1節を唱えていた。

正式には観世音菩薩普門品偈(かんぜおんぼさつふもんぼんげ)

このお経は、お唱えする人も結構多いと思うくらい有名だけど、空で案じている人は少ないだろうなぁ。

私の知り合いのお坊さんには空で案じている人がいたと思った。

経本があれば、私のような者でもお唱えできる。

大泉洋は、多分かなり練習したと思うな。

唱えているようにそれっぽく聞こえてきたので。

こういったディティールにこだわる演出こそが物語の値打ちを大きくするんだと感じている。

さて、物語は始まったばかりだが主役や周りの人たちの役者は代替わりすることなく、今のままの俳優がそのまま演じることになるんだろう。

著名な俳優女優がこれからもどんどん登場してくるような。

日曜日の楽しみがまた復活したと思う。

カムカムエヴリバディ 2人にとって大切なもの

 

るいとジョーの物語は種明かしも含めていよいよ核心に近づくことに。

2人にとって思った通り特別な曲だったんだよね。

on the sunny side of the street

るいにとっては、母親との思い出が蘇る。

さらにとっては自分の名前がルイアームストロングからとられていることも。

ジョーはやはり、岡山の進駐軍キャンプにいたあの浮浪児の少年だったことが明らかに。

少年の記憶の中にはサニーサイドの冒頭の高らかなトランペットと、当時歌手でもないおっさんが歌っていたジャズボーカル。

ジョーにとって人生の出発点がこのサニーサイドなんだと。

るいは忘れかけた名前の記憶をここではっきり思い出すことになった。

2人の記憶を突き合わせてみると、まだ曖昧な部分もあるがどうやらこの物語を最初から見てきたものにとっては、妄想がそのままになったと、内心ほくそ笑むのでは。

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小粋なプレゼント 風鈴😍

目次

お名前.com

るいとジョーの記憶

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ジョー るい 同じ時間同じ場所にいたのかも

ジョーが問わず語りで語り始めた昔の記憶。

彼の1番古い記憶が岡山での米軍キャンプでのエピソード。

彼はキャンプで初めて聞いたのがジャズのサニーサイド。

冒頭のトランペットの高らかなファンファーレと、歌手でもないおっちゃんがマイクを横取りして歌い始めた力強いボーカル。

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ジッパーマウスブルースのマスターが歌っていたんだよね😍

このときの生演奏が彼の人生の出発点、それ以前の事はあまり記憶にもないとの話。

このときの様子は以前のカムカムエヴリバディでも詳しく描かれていたよね。

これはまだヒロインが安子のころで、ちょうどロバートローズウッド中尉とのエピソードが語られていた頃の話。

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そういえばこれ、クリスマスパーティーだったはず。

ちなみにこの場所には、るいは同席していなかったと思う。

おはぎ売りに街に出たときに、クリスマスでなかなか売れなくて、残りを全部ロバートが買ってくれた。

そして案内されたのがクリスマスのパーティー会場だったんだよね。

このときの舞台袖にいたのがジョー。

ドリンクの瓶をトランペットがわりに盛んに調子をとっていた。

るいの記憶だと、母親はなぜか自分と一緒にいることを避けるようになって、そしてアメリカ人将校と恋をして、自分を捨ててそのままアメリカに渡ってしまった

るいの記憶も、事実関係だけが断片的につながるだけでその当時の母親やアメリカ人将校の胸のうちまでは推し量ることができていない。

しかし記憶に残る事実をつなぎ合わせていけば母親とアメリカ人は恋仲になって、しかも自分の見ている前で抱き合っていたし、そのままアメリカへ行くのも事実として受け入れざるを得なかった。

自分は捨てられたと、激しい空虚感と悔しさ。

その忌まわしい記憶を消し去るためにわざわざ岡山から大阪へ。

このときのジョーの反応がなんともシュール。

るいちゃんはお母さんに会いたいんやなぁ🤪

みるみる怒りが湧いてくる るい。

人の話を1つも聞いとらん😤

ジョーへのダメ出しはとてつもなく手厳しい。

エピソードのバックグラウンド

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当時の懐かしい思い出だね😍

物語の中で当時の状況を表すいくつかのアイテムが紹介されていた。

アイジョージのボーカルで「硝子のジョニー」は、これ 実は今の上皇后様の大のお気に入りの曲だったんだよね。

今聞いてみても驚くほど説得力のあるボーカルだね。

そして堀江謙一さんの「太平洋一人ぼっち」は石原裕次郎などが映画でも取り上げたくらい超有名だった。

さりげなくバックに使われているエピソードが当時の記憶を鮮明に蘇らせる。

思いがけない団欒

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竹村夫婦 ナイスアシスト🤣😍

竹村夫婦が2人の様子をさりげなく見守っていたんだよね。

どうやらこの恋は本物っぽいと感じているのではなかろうか。

とんちんかんなジョーと男女の中に屈折した感情を隠し切れないるい。

2人は何かにつけて気をつけないと、ぶつかってしまいそうなピリピリ感も漂う。

ご夫婦はさりげなくかき氷を食べさせながら、さらには冷たいラムネなども差し入れ。

食事の誘いまでしてみせる。

お祭りなことを例に挙げて、賑やかな方が楽しいと。

この時、誘われるままにジョーが食卓に着くところが若い2人のこれからのことを不思議に暗示しているような気に。

やっぱりこの2人は周りも認めてくれるお似合いなんだなと見ている自分でさえも納得してしまう。

るいとジョー

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心の琴線をくすぐるプレゼント❣️

今さら言う事でもないがこの2人はこの先一緒になるだろう。

そして子供が生まれると思う。

おそらくそういったエピソードで物語が続くような。

ジョーは子供の頃は浮浪児だった。

おそらく思い出すのも辛いほどの苦しい過去がたくさんあったに違いない。

るいも自分は親から捨てられたみなしごのような存在と自分を厳しく責めている。

この2人は私の目には似たもの同士に映る。

子供の頃に居場所がなかった。

ジョーはとんちんかんで天真爛漫。

るいはしっかり者でなんでもてきぱき。

でも、他の人に合わせることがとにかく苦手。

2人が奏でるエピソードはこの先どんな展開になると言うのか。

 

カムカムエヴリバディ1週間振り返り on the sunny side of the street

 

大阪編が始まって、本格的なストーリーが展開するのは今週からのようだ。

ヒロインは言わずと知れたるい。

初代ヒロイン安子ちゃんの忘れ形見。

彼女がどうやら様子の良さそうな男性と知り合うことに。

そのお相手は、初恋の人と違って、意外なところから現れる。

物語の舞台は竹村クリーニング店と、

ジャズ喫茶Night and day。

何気ない日常をさらりと描きながら、登場人物たちのデリケートな胸の内を余すことなく描ききる。

最近の朝ドラは過去に話題を撮った作品とは趣がちょっと変わっていて、じっくり見ないと時計がわりに見ているようでは物語を理解することができない。

今回のストーリーも随所に伏線が貼られていて、気をつけて見ていないと辻褄が合わなく感じちゃったりもする。

トータルで感じるのは物語の展開スピードが、驚くほど早い。

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ジョーとるい お互い心惹かれ合うもの同士😍

目次

ジャズ喫茶 Night and day

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身の上にみんな興味津々(汗)

大阪で仕事場を見つけた後、最初に注目されたのは失恋のエピソードだったよね。

例の弁護士の卵片桐さんとの物語

るいは自分自身の額の傷について、意地で治療を受けなかった。

しかし、その傷は自分にとっては辛い過去に直結する他の人には触れられたくない厳しい現実。

傷跡がある故に、彼女は控えめで感情表現の苦手な女の子に育ってきたようだ。

その彼女がちょうど失恋したときにふらりと立ち寄ったのがこちらのジャズ喫茶。

そして伏線で貼られていた通り、ここで宇宙人ジョーと遭遇。

クリーニング店の上得意さんの彼が、こちらのステージでトランペットを吹いている。

物語の設定とは言え、巧みな流れで見ている人たちを誘導。

いまどきの若者が多数集まるジャズ喫茶は、クリーニング店の店員とは言え若い女の子のるいにみんな興味津々。

根掘り葉掘り様々なことを聞かれる。

早々に立ち去ろうとするるいだったが、なぜかジョーは粋な計らいで彼女を守ろうとする振る舞いを見せるのだ。

そのエピソードはいくつか描かれたね。

ジャズ喫茶にたむろするメンバー

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若者が多いけど、ステージのメンバーたちには追っかけファンもいっぱい

流行の俳優たちが、若者として多数出演する喫茶Night and dayの様子。

どうやらステージが行われているらしく、舞台に立つ演奏家には熱心なファンも多数いたようだ。

物語の中で重要な役どころの登場人物は

ジョーの追っかけベリー。

そして、ジョーと同じトランペッタートミー

この2人とジョーがるいも含めて様々なドラマを展開。

そして若者らしく心に熱意を秘めた様子が詳しく語られることにもなる。

るいとジョー

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なんとなくお互い共通の過去があるような気がするんだよなぁ😓

物語をずっと見続けているとこの2人がどうやら近い将来一緒になりそうな雰囲気。

実は2人ともサッチモの

on the sunny side of the street

この曲にはどうやら特別な思い入れがあるとの設定。

るいにとっては母親と離れ離れになるしかなかった辛い過去が被る。

そしてまだ明かされてはいないけど、ジョーにとっても特別なエピソードが秘められているような。

ネットでは結構噂になっているけれど、ジョーは過去に岡山に住んでいたことがあるんじゃなかろうかと。

彼はるいの話す言葉が岡山弁なことをすぐに見抜いていたよね。

私は昨日アップしたブログで彼についての妄想を述べている。

 

www.kuwa-chu.com

実はここで彼が、岡山の米軍キャンプとディッパーマウスブルースに出入りしていた少年だと妄想してみたんだよね。

そうでなければエピソード的にちょっと合わない気もする。

物語の現在からおよそ11年前の岡山。

ちょうど安子ちゃんとロバートが米軍キャンプでクリスマスの時にツーショットで過ごしていたよね。

その時のエピソードで喫茶店のマスターだった定一さんがサッチモの曲をフルコーラスで歌うシーンがあったと思う。

その姿を羨望の眼差しで見上げていたのが浮浪児風の少年。

彼がジョーじゃなかろうかと。

これ、あくまでも私の妄想。

サマーフェスティバル

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ジョーのサニーサイドは特別😍

1週間の後半で描かれたのはジャズ喫茶で行われたサマーフェスティバル。

ちょうどお盆直前のエピソードだったような気がする。

それはるいがジョーに誘われて観客として見に行ったことから、物語はさらに展開していく。

ジョーが演奏し始めたのはなんと

on the sunny side of the street

サッチモの名曲で、るいは激しく反応する。

自分にとって、消し去ることのできない、でも忘れてきれいにリセットしたい辛い過去。

そして物語の流れではこのサニーサイドはジョーにとっても特別だと語られていた。

ここでみんな妄想たくましくしちゃうよね。

本当のジャズ好きでなければルイアームストロングの名前はこの当時だと、かなりマイナーだなと言う気がする。

私の記憶では当時の著名なジャズマンといえば

トランペットはルイ・アームストロング

ピアノはマルウォルドロン

サックスはジョンコルトレーンって感じになるだろうか。

物語は昭和37年で進駐軍と呼べるものは日本にはいなかったはず。

東京オリンピックの2年前で、ジャズとかシャンソンとか外国のポピュラー音楽に熱をあげる人たちも多かったような気がする。

この物語の10年後、私もちょうど20歳ごろになるが、ジャズやシャンソンといった外国製品にかなり憧れていたような気がする。

好意を抱き合うこと

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お互いのことが気になって仕方がない😅😍🤣

物語の流れでは昨日のエピソードでるいとジョーがこれからの主役になっていくんだろうなと感じた人も多かっただろう。

それぞれ相手のことが気になって仕方がないのと、なんといったって好意を抱いている。

この先のエピソードはなかなか開かされてはいないが、この2人が一緒になって子供が生まれるんだろうと思う。

実は、予告編でもそんな流れのエピソードが語られていたよね。

来週はいよいよ2人が一緒になるシーンが描かれそうな気がするね。

カムカムエヴリバディ 思い出は切なく…

 

1週間の締めくくりとなる今日のエピソードは、るいとジョーがどうやらさらに親密度を増すような。

るいにはどうしても忘れたい切ない過去があった。

誰にも打ち明けることができない母との確執。

その苦しい体験から逃れるために岡山から大阪へ。

物語ではジョーの演奏する

on the sunny side of the street

トランペットの音色で記憶が呼び覚まされる。

そして、記憶は涙なしには振り返ることができなかったのだ。

カムカムエヴリバディの優れた点は、昔の記憶で涙を流するいに優しく寄り添うジョーがとてもほほえましく、好ましく描かれていること。

このスタンスを見る限り、この2人が将来一緒になって3代目ヒロインの親になるんだろうなと、勝手な想像をしたりする。

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ジョーのトランペットは思い出したくない記憶を呼び覚ます

目次

お名前.com

on the sunny side of the street

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以前演奏したときにるいが泣いていることに気がついていた

ジョーがわざわざ演奏する曲目に選んだのは

on the sunny side of the street

他にもレパートリーはいっぱいあっただろうにるいの涙を見て、この曲を演奏しようと。

実はこの辺の種明かしが今日の物語の中で意外と詳しく語られていた。

物語を見た人はわかるが、るいは曲を聴いて過去の記憶が呼び覚まされて最後まで曲を聞かずに店を飛び出してしまった。

そして、後日クリーニングを届けに来たときに、店のマスターから言われた。

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どうやらジョーの過去を知っているような

“ジョーのサニーサイド”を最後まで聞かなかったのは残念だった。

“ジョーのサニーサイド”は特別だから
実はこのわずか数秒のやり取りでこのドラマを最初から詳しく見ている人にはぴんとくるものがあるのでは。

サニーサイドはジョーにとってもるいにとっても特別な曲なのだ。

お互いどんな過去がこの曲にあると言うのだろうか。

るいにとっては、母親と決別するしかなかった辛い過去がこの曲とともに蘇る。

ではジョーが持っている過去の思い出とは。

記憶(忘れたい😭)

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母安子の愛情を信じて疑わなかったけれど…

るいは過去の辛い記憶を忘れたくて岡山から大阪へ。

ジョーの奏でるサニーサイドはサッチモによく似ているのかもしれないね。

その音色は過去の記憶を鮮明に蘇らせる。

るいにとっては忘れて消し去りたい忌まわしい過去。

記憶を呼び覚ます事は、しらふではとてもいられない。

こともあろうにその時流した涙は、ジョーに見られてしまった。

否定しようにも否定できない過去だけど、少なくとも周りに明らかにできるほどの度胸は無いのだ。

追求の手が伸びるために嘘など散々ついて何とか逃げまわる。

るいは自分の過去をきちんと清算していかないと未来へは過去を引きずったままになってしまうね。

特別じゃない うんと特別な曲

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最後まで演奏を聞かずにフェスティバルを飛び出するい

on the sunny side of the street この曲が特別な存在なのはカムカムエヴリバディ全体でも一貫して変わらないのではと考える。

ヒロインのるいはルイ・アームストロングからとっている事は物語を見ている人なら誰でも知っている。

そしてジャズ喫茶Night and day ではみんなるいのことをサッチモちゃんとまるで違和感なく呼んでいるではないか。

さて、物語を振り返ってジョーの出自を少し妄想してみたい。

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岡山時代のディッパーマウスブルース

私の妄想ではここでジュース瓶を持ってにこやかに微笑む少年がジョーだと。

少年は米軍キャンプのコンサート会場にこっそり潜り込んではジャズ演奏を聞いていた。

この年頃からジャズが大好きだったに違いない。

そしてトランペットを吹く真似事も。

そしてこの子にとってのサニーサイドはすなわちこのときのマスターがステージで歌ったサニーサイド。

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このときのボーカルはネットでも炎上するくらい話題になった

おそらく、ジョーのジャズの原点がここにあるのではと、私の勝手な妄想だが、賛同する人は多いと確信している。

るいとジョー

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お互いのことが気になるから😳😅😍

番組終わった直後のあさイチでも、この2人で決まりでしょ🥰

そんな話題でもちきりだったよね。

確かにドラマの描かれ方を見ても、ジョーがるいに寄せる真心はオダギリジョーの演技もあってひしひしと伝わってくる。

控えめだけれど彼女のために何か役にたつことがないだろうかと。

そしてどうすれば彼女を励ましてあげられるのか。

同じ男子として彼の胸の内が納得できちゃうものでね。

そして、るいはジョーのおっちょこちょいな振る舞いが気になって仕方がない。

さらには、知らず知らずのうちに彼の姿を目で追っているんだよな。

今日もそんな風なエピソードが描かれていた。

地蔵盆にふらりとやってきたジョー

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子供たちと戯れるジョー

彼はるいが気になって仕方がない。

それはるいも同じ。

来週の予告編が既にネットでは公開されている。

あさイチならずともこの物語はこの2人で決まり😍

カムカムエヴリバディ サマーフェスティバル

 

昨日思わせぶりな終わり方をしたカムカムエヴリバディ。

改まって“8月の土曜日に早がりをしたい”とクリーニング店ご夫婦にお願いをするるい。

ジョーから誘いを受けたサマーフェスティバルに行ってみたいと。

今日の物語はそこから始まる様々な人たちの関わりが描かれる。

サマーフェスティバルは、ジャズ喫茶Night and day の催し物。

ジャズ演奏家が多数出演する人気のイベント。

出演する演奏家や、観客として参加する人など、様々な準備やそれぞれの人たちが抱えている胸の内など、さらりと描かれながら思いのほか内容は奥深い。

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シャーベットカラー このとき流行の色の洋服を新調

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お名前.com

トミー北沢の焦り

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トミーはアメリカ行きをナベサダに超されてしまった

渡辺貞夫は日本のジャズ界では伝説的な有名人。

彼のサキソフォンはソプラノサキソフォンでもアルトでも私の世代では特に記憶に残る。

その彼がちょうど日本人ではじめてのアメリカ行きを決めたところなんだね。

『日本で1番』を目指していたトミーは、それで負けたと思ったようだ。

彼なりのプライドがあって、自分が頑張っている分野ではナンバーワンを目指したいような。

気持ちの上でどうしても焦りとか、悔しさとかがあってそれが楽器の音色に出ちゃう。

トランペットの音についてジョーからプロ同士にしか通用しないようなダメ出し。

ずいぶん荒れてるなぁ😓

何かあったんか?

二言三言交わした言葉の中で、“わかっているんならいちいち聞くなよ”と。

プロは、奏でる音を聞けば、どんな精神状態で演奏しているかが瞬時にわかるようだ。

娘とショッピング(のつもり)

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濱田マリさんのインスタから

和子さんはるいの母親代わりを自認している。

娘のためには労を惜しむことをしない。

サマーフェスティバルに向けて新しい服を新調する時もわざわざ同行して様々なアドバイス。

調べてみたところるいを演じる深津絵里ちゃんは49歳。

母親世代とされる濱田マリさんは53歳とあった。

こう言ってはなんだが、親子と言うには年齢が近すぎるところがね。

しかしドラマだと、本当に親子ほど世代が離れているようにしか感じない。

同席するベリーとるい

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ベリー 存在感たっぷり😅

るいにライバル意識満々のベリー。

しかし、なんだかんだ言いつつも様々な情報を惜しみなく提供しているところが、彼女の人となりがよく出てるよね。

トミーの実家のことも詳しく語って聞かせていた。

彼はいい所のお坊ちゃんらしく、子供の頃からクラシック音楽の英才教育を叩き込まれたそうな。

そしてクラシックではないジャズに目覚め、その世界で道を極めようと努力しているとも語っていたね。

彼は家柄のせいで、それなりの苦労を負っているのだと不思議ないたわりの気持ちを見せるベリー。

その彼女が提供する情報に素直にうなずいてお礼を述べるるい。

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ベリー 京都に実家があるけれど、ジョーの才能に惚れ込んで大阪へ

自分のこともそれとなく明かしていたべりー。

彼女は自分自身がジャズ愛好家であることを誇りに思っているような。

気持ちとしては新たな才能を発掘するジャズの良き理解者を自認しているようだ。

ステージの演奏にちょっと感じる違和感

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ほとんどの人気がつくと思うけど役者さんは演奏していない(汗)

登場人物に楽器の演奏家が。

吹奏楽部出身の私としては、本当に演奏しているかどうかが大いに気になるところ。

結果は、ちょっと残念かな?

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残念ながら演奏してません😌

マウスピースに当てている唇の緊張感とか、本来、演奏中は額に血管が浮き出たりするのが通常。

そういったものが全く感じられないので、トミーは演奏してません。

演技なのでこんなものでいいのかなとも思うけど、息継ぎの位置とかある程度気にしないと、かなり違和感あるように感じちゃうよね。

他の楽団員たちがどうやら普通に演奏している様子なので、それで少し満足感が得られる。

役者の演技の中でも管楽器の演奏は難しい部類に入ると思う。

金管楽器も木管楽器も演奏中は相応の緊張感が表情に浮き出てくるので、その辺をどんなふうに再現するかでドラマ全体の値打ちが決まることだってあり得る。

カムカムエヴリバディのこの辺のエピソードでは、こんな風に描かれるんだなと私なりに納得。

思い出の曲

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on the sunny side of the street

ジョーの演奏はるいの古い記憶を呼び覚ました。

母親と2人で京都の喫茶店でレコードを聴いていたことが思い出される。

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自分の名前の基にもなったルイアームストロング

実は、るいにとってはこの記憶から逃れたい思いがとても強い。

彼女は幼い頃、この曲の説明を受けていた頃、母親から捨てられた思いがとても苦しく伝わる。

父親が生まれてくる子供のためにとっておきの名前としてつけた“るい”。

しかし、その名前がもとで自分の運命は大きく変わってしまったと。

母親は、そのまま娘を捨ててアメリカに渡ってしまったから。

この辺の詳しいいきさつは事実関係だけが知られるだけで、それぞれの登場人物の心の中まではまだ正直な告白はないんだよね。

いずれ回を重ねれば、誰もが知りたい安子ちゃんの胸の内とか、アメリカでの様子とかが物語に多少なりとも出てくるかも。

ただし、役者さんの登場はもうクランクアップしているので、上白石萌音ちゃんが再び登場してくる事はなさそう。

さて物語はるいがこの先どんなふうにジョーと関係を深めていくのか。

ジョー以外の男性と彼女が結ばれる事はとても考えにくいので。

カムカムエヴリバディ るい=さっちもちゃん

 

大阪生活も少し時間がたった設定。

どうやら初給料も出たような。

クリーニング店の店員として働くるいはその持ち前の真面目さから、店のご夫婦の信頼も厚く、またたまたま縁のあったジャズ喫茶から大口の注文も取れることに。

さりげない日常を描きながら、ふとした中での人との出会いやそれぞれの人たちの胸の内がセリフや演技を通して語られる。

カムカムエヴリバディはここへきて描き方に巧みな情報提供が盛り込まれて、じっくり見れば見るほど、内容の濃さに驚いてしまう。

給料をもらってみても使い道の思い浮かばないるい。

特に欲しいものもなく、行きたいところもなく、食べ物も不自由していない。

自分が何をしたいのかも実はあまりよくわかっていなかったりして。

今日はクリーニング店のおばさんからもらった給料を貯金すると話したところ、かなりきつく叱られてしまった。

若い娘らしくない😤

おばさんなりの優しさから出た言葉。

今日のエピソードはそこから展開。

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自分の気持ちに向き合うことが意外にも難しかったりしてね

目次

ジョーは大月錠一郎

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オダギリジョーはセリフを言わなくても存在感あるんだよね😅

物語はおばさんに叱られたるいが何かお金を使うために街へくり出したところから始まる。

何が欲しいかもよくわかっていないので、とりあえずぶらぶら歩いていれば興味を引きそうなことに出会うかもと。

そんな時ばったり出会ったのがジョー

彼は物語の中心的な役割を果たしていると思うので、いたる所ひょいと顔を出すキャラクター。

かなりアバウトな性格な割には人の心の奥底を敏感に読み取る不思議な力が。

るいはその彼とやりとりを交わした後、とうとう本音を語ってしまうことに。

若い娘らしく自分のために何かお金を使いなさい。

実はここできちんと言われたことを話したことがこの物語の後になってから、ジョーの心優しいコメントとして帰ってくることになる。

ジョーは本名を大月錠一郎といって、今度ジャズフェスティバルに参加するような話。

その様子がドラマの後半の方でポスターを指差しながら教えてもらった。

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ポスターにはきちんと名前が 宇宙人からジョーに変更も

役者オダギリジョーはどんな役柄を演じても存在感はたっぷり。

彼がいるだけで、物語は1つの世界が作り出せるほど見ているものにアピール。

これからのカムカムエヴリバディでどんな役割を果たしていくのか何となく想像できそうな感じ。

Night and day で根掘り葉掘り😒

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男たちは雨るいに興味津々 でも、ベリーは😡

結局何にお金を使うかで、色々と悩んだあげくジョーからの提案はコーヒーでも飲もうかと言うことに。

Night and day では営業時間外でも若い男女が多数集まる。

店はジャズ喫茶として営業しているが様々な催し物を企画して、お客さんがたくさん集まるようなイベントも。

お客さんといえども店に来る若者たちはいってみれば、人寄せパンダの役割も果たしていただろう。

その中でもとりわけベリーと呼ばれる若い女性は、自らジョーの追っかけを宣言するほどの熱心なジャズファン

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ベリーが頼んだレスカとはこちらレモンスカッシュのこと

さて他にも三々五々メンバーが揃ってきたがトミーことトミー北沢はジョーと同じトランペッターで、ちょっと軽いノリのイケメン。

彼にも当然のごとく、追っかけファンが多数。

そのファンから逃れるようにNight and day にやってきたとのこと。

ジョーとるいの分だけアイスコーヒーが注文通り提供される。

この当時の喫茶店と言えば夏場はアイスコーヒーかレモンスカッシュとそばは決まっていたかも。

私も昭和40年代だが、関東近郊の喫茶店ではよく注文したメニューだったかもしれない。

あの当時はせいぜい200円弱位で飲めたような気がしたけどな。

さてこの店でいつもはくることのないクリーニング店員のるいはみんなに根掘り葉掘り大阪までやってきた理由を聞かれてしまう。

実は、るいにとって1番触れられたくない部分が過去のこと。

雉真と決別するために大阪までわざわざ出向いてきたのだ。

特に母親との思い出はトラウマになるくらい辛い記憶として今でも残る。

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母親から聞かされていたんだよね、自分の名前の云われを。

ルイ・アームストロングから自分が名付けられている事は、すぐに母親と結びつく思い出なので、るいは思い出したくなかった。

カンのいい周りのジャズメンたちはルイ・アームストロングから名付けられたのではと勘ぐってくるが、当の本人は違います‼️ときっぱり。

そしてそそくさとその場を離れてしまう。

ここでコーヒーの代金を払おうとしたが、マスターがいつもお世話になっているからとおごってくれて。

母との思い出

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るい言う名前はルイアームストロングから❣️

ルイアームストロングが歌う

on the sunny side of the street

この曲は幼い頃の記憶と被って、はっきりと覚えている。

喫茶店に行ってはレコードを聴いていた過去がよみがえってくる。

あの時の岡山の喫茶店ディッパーマウスブルースは今どうなっているだろうか。

およそ20年は経ったからね。

錠一郎はるいがお気に入り?

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るいちゃんの言葉は岡山だよね😅

ジョーは惚けたふりをしていてるいにはきちんと注意を払っていた。

どうやら彼はるいのことが気にいっていて、しかも何かにつけて気になってしょうがない存在。

おそらく彼とは真逆の性格で、物事をテキパキこなす合理的なるいはとても魅力的に移ったに違いない。

彼女にならってインスタントコーヒーを同じように入れようとしたが、やっぱりるいの味は再現できなかったとのこと。

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ティースプーン一杯のインスタントコーヒーとお湯

物語の最後の方で語られていた彼の優しさ。

クリーニング店のおばさんから叱られたことに対して彼なりの愛情あふれる考察が語られたね。

おばさんは戦争経験者で、若い頃着るものも食べるものも何の娯楽もなく暮らしてきた。

若い娘が、何の楽しみもない人生を送るなんてありえないことだと。

戦争経験と言う言葉に激しく反応するるい。

自分の考えではそこまで気持ちが及ばなかった。

そして今更のようにジョーの懐の深さに心がなびいて行くのを感じざるを得なかった。

クリーニング店のおじさんおばさん

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るいちゃんのことが可愛くて可愛くて😍

戦争経験者の2人にとって、どんな過去があるのかは詳しくは語られていない。

彼ら夫婦にとってるいはまさに娘そのもの。

若い娘はどんなふうにするのが1番幸せなのかをいつも考えてくれている。

そうした思いはときにはきつい言葉となって出ることもある。

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あさイチにも登場😍

ひょっとしたらこれから語られるのかもしれない。

このご夫婦の戦争体験なんかね。

大阪編ではとても重要な役どころの2人。

これからも目が離せないと思う。

カムカムエヴリバディ ジョーとるいの本格的な出会い

 

ジャズ喫茶 Night and day  での新しい出会いがこれからの物語の中心になっていきそう。

何人かの登場人物は昨日少し紹介できたが、その中でも特に大切な関わりを持ってくるのが

ジョー(宇宙人)

彼との関わりが少しずつ深まるようなストーリーだてになっている。

そして何気ない日常を描きながら、るいやジョーの性格が少しずつ明らかに。

るいは引っ込み思案だけれど、物事を合理的に捉えてなんでもてきぱきとこなす頑張り屋さん。

対するジョーは音楽家として優れた感性を持ちつつも、どちらかと言えば日常の様々な事柄はざっくばらん。

要するになんでもテキトーにやっつけるのがいつものこと。

この2人はまるでつながりのない関係のように見えるが、凄腕の脚本家はどうやらこの辺からいくつかの伏線を張っているような、そんな匂いが感じられるね。

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控えめ、おとなしい、でも合理的でなんでもてきぱき😅

目次

ジャズ喫茶 Night and day

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クリーニングの仕上がりは文句なし 月極でよろしく頼む😍

思わぬきっかけで店全体のクリーニングを任されることになった竹村クリーニング店

ジャズ喫茶ではちょうどこの時、契約していたクリーニング店が値上げするとの話。

たまたまお客さんで来ていたるいちゃんがクリーニング店の店員とのことでものは試しに頼んでみたところが、値段が安い上に仕上がりも申し分ない。

特に以前のクリーニング店で取れないとされたシミもきちんと取れている。

大喜びの小暮支配人。

これからは月極で契約したいとのこと。

ひょんなことで大口の月極契約を1つ獲得することができた。

お客さんが大勢集まる店だと、中で働く人たちは制服を着ることになるが、これらのメンテナンスも店の必要経費としては大きく関わってくる。

クリーニング屋さんの出番って普段は意識しないけど、いろんな業種でかなりお呼びがかかることになりそう。

食べ物屋さんはもちろんのこと、病院なども関わってくることになる。

制服を着るような店だとほぼ必ずと言っていいほどお世話になるのではなかろうか。

こちらのジャズ喫茶ではそういったことも含めて、経営上様々な努力がなされているようだ。

ジョー(宇宙人)のすみか

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Night and day の2階に住んでいた😅🤣

出来上がったNight and Day のクリーニングを届けに来たついでに、大口のお客さんジョーの出来上がったクリーニングを持ってきてみた。

こわごわ尋ねてみる

ジョーさんはまた店に来られますか?

支配人の答えは驚くほどざっくばらん。

来るも来ないも😌

この後のセリフはなかったけれど何を語ったかはすぐに想像がつく。

この店の2階に住んでいるよ!

おそらくそういったやりとりがあったんだろうな。

店の2階を尋ねてみたところお目当てのジョー(宇宙人)がそこに。

ついでに届けにきましたとるい。

洗濯物を届けるついでにこの間発見したトランペットのマウスピースを差し出す。

行方不明のマウスピースが見つかってよかったと喜ぶジョー。

ジョーとるいの笑えるやりとり

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行方不明のマウスピースが見つかってよかった😍

プロのトランペッターなのでマウスピースを複数所有しているのは当たり前だと思う。

金管楽器なので皆同じような形だけれど、木管楽器の場合でもマウスピースを複数所有している人はいるだろう。

特にクラリネットなどのリードを使う楽器なら、リードはダース単位で持っている可能性が。

あれはとてつもなく消耗品なので。

ジョーがテキトーにコーヒーを入れるシーンがあった。

それを傍で見ていたるいがすぐにダメ出しをする。

いけんいけん😤

そんないい加減なやり方でコーヒーを入れて、“まじぃまじぃ”言いながら飲むんではコーヒーに失礼。

きちんとスプーンで測ってお湯で溶かさなきゃだめ。

この辺は、きっちりしているのと、極めて合理的な考え方。

いい加減に作ってまずくなった物をけなしてみたところで誰も得しないので。

スプーンできちんと計量して適正な温度のお湯で溶かしたコーヒーならインスタントといえどもそれなりの味にはなるはず。

2人のやりとりがなんとも笑える。

たわいもないことを描きつつ、ここで2人の性格を巧みに対比させているあたりが脚本家が実力を発揮しているところだよなと感心。

おおらかで、繊細な芸術家肌のジョーは日常生活の様々な約束事はからっきし。

対するるいは控えめでおとなしく地味な女の子だけど、合理的な考えの持ち主で、なんでもてきぱきこなす。

そして、これはと決めたことへの意思の強さも折り紙付き

片桐さんとの別れ

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2人のやりとりが描かれていたけど挨拶以外のセリフはなかったね

片桐さんとのやりとりがわずかな時間を割いて語られていた。

彼はるいの額の傷にありえない位大きく反応してしまった。

彼女の人柄にはいささかの落ち度もないのに、大きな傷跡がそこにあるだけで、引いてしまうところが昭和30年代の若者たちというか、世の中というか。

物語の中では、どうやらこれで片桐さんとは終わってしまったような。

最後にるいが笑顔でありがとうございましたと語ったセリフに、彼女がすっかり吹っ切れたことが見て取れた。

彼女の対応にも自分自身の反応の仕方にも納得ができない様子の片桐さん。

物語の中からもこの辺で退場になるのかもしれないね

トランペッターとクリーニング店の店員

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るい編の物語はこの2人が中心に描かれるみたい

トランペットで吹き始めた曲はサッチモの有名な曲

on the sunny side of the street

この曲はるいにとっても思い出の曲で耳に聞き覚えがあるだろう。

昔のことを思い出すと母親との切ない思い出がよみがえって、思わず涙ぐんでしまう。

ふと流してしまった涙にジョーが反応。

どうかしたの?

大丈夫?

慌ててその場を去るるい。

やっぱりこの2人の物語がこれから先のカムカムエヴリバディの中心に据えられているんだと感じざるを得ないだけのシーンに描かれていた。

るいはジョーとはなんとなく不思議な縁で結ばれているような描かれ方だなと。

カムカムエヴリバディ やっぱりジャズが好き⁉️

 

今日から年を改めて新しく始まるカムカムエヴリバディ。

物語は2代目ヒロインるいのエピソード。

若干のおさらいからはじまり、ジャズ喫茶での様々な出来事が描かれる。

そういえば、何気なく見ていれば物語はどこで終わったかも定かじゃ無い。

実は弁護士の卵片桐さんと映画を見終わった後、意気投合してどこかに食事に行こうと言う話に。

この時、無慈悲な風が吹いたことでひた隠しにしていた額の痕がばれてしまう。

その時の片桐さんの反応が驚きを隠せなかったので、意気消沈したるいはその場を去ることになってしまった。

ふらりと立ち寄ったのがNight and day というジャズ喫茶。

物語はここから新たなステージに進む。

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宇宙人の正体が判明する😳😍

目次

新しい登場人物 トミー、ベリー、ジョー(宇宙人)

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実力派の俳優が脇役で出てるところがね😅

昭和37年当時だよね、あだ名をカタカナで呼ぶのはこの頃からが多かったかなぁ?

当然のことながら本名は別にあったはずなんだけど。

ちなみにトミーと呼ばれているのはジョー(宇宙人)の友人らしい。

早乙女太一が演じる彼はちょっとキザな遊び人風のトランペッター

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こんな役柄がよく似合ってるところがね😍

ベリーと呼ばれているのはジョーの追っかけをやっている女の子。

ベリーはジョーがるいちゃんの席に座ったことで対抗心がメラメラと湧き上がる。

ジャズトランペッターの追っかけは、お金が結構かかるのと、頑張り続ける熱意がなければ続かないのも何となく納得。

この頃は今のようなテレビで活躍するようなアイドルたちはあまりいなかったはずだから、こういったところで演奏なり演劇なりステージに立つ子たちが人気を集めることになっていたようだ。

そういえばこの頃だよね、ツイストとか言う踊りが流行り始めたのも。

なんとなく時代感が伝わってくる。

トランペッターのジョー

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仕入れの極端な寿司屋見たい(味だけで勝負)

ジャズトランペッターの彼の普段の生活がやっと見えてきて、いろんな意味で納得し始めるるい。

どうやら、彼のトランペットは追っかけが多数出るほどの人気らしい

多分、演奏は別な人がやっているんだろうけどトランペットの音色は耳に心地良い。

演奏は、5人のカルテットで行われていた。

ドラム、ピアノ、ベース、トランペット、サクソフォン。

ベーシックな演奏形態だね。

この中で誰が演奏を主導するかでジャズバンドの値打ちが決まると言うもの。

ジャズの演奏は大まかな筋道がつけば、後はほぼアドリブでこなすことになる。

このときのフィーリングがバンドの値打ちそのものになる。

いわゆるセッションってやつ。

るいって名前はサッチモから?

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ルイアームストロング 別名サッチモ

るいちゃんの席に、図々しくも座って食事を始めたジョー。

食べ始めたのがケチャップたっぷりのホットドッグ🌭

そして、周りの心配をよそにケチャップを白いシャツにポタポタと落として。

クリーニング店で預かった彼のシャツについていた赤いのがケチャップだった理由がここで納得。

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るいって名前はサッチモから?

傍若無人な彼はるいに尋ねる。

るいって名前はサッチモから?

質問の意味をまるで理解できないるい。

彼女は間違いなくルイ・アームストロングから名前を拝借しているのだが、その理由は今の段階の物語では誰が承知しているんだろうか。

雉真家では誰1人として理解していなかったよね。

多分、うまくいけば本人がわかっているかもしれない。

on the sunny side of the street

この曲が流れれば、思い出は一気に広がるんだろうけどね。

私の世代ではルイ・アームストロングとフルネームで呼ぶ人は少数派。

彼の愛称、“サッチモ”で呼ぶ場合がほとんど。

ジャズトランペッターとして、また歌手としても一流だった彼はこの当時から日本でも相当な人気だったと思う。

ベトナム戦争が始まってから作った彼の反戦歌

what a wonderful world

YouTubeで検索するとほとんどこちらがヒットすると思う。

宇宙人の名前がジョーな事はわかった。

しかし、未だ本名にまでは至っていないよね。

思いがけずクリーニング店の営業

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店のマスターから制服の洗濯依頼を

なぜジャズ喫茶に入ったのかもその理由はわからずじまいで、店を出るときにはマスターからクリーニングの依頼まで受けてしまう。

店で働く人たちの制服がおそらく数着ほど。

るいにとって、クリーニングは自分自身のポリシーとも重なる。

染みついた汚れを丁寧に落としていくプロセスは自分自身のこれからの人生が始まるようにも思えてしまうのだ。

トランペッターのジョーがクリーニング店の店員なことを話しかけて、身分もすっかりバレバレになったところで、ベリーの追求を逃れてデートから戻ることに。

その時には失恋のこともきれいさっぱり忘れてしまっていたような。

るいは天然😅

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やっぱりコミニケーションは苦手みたい(汗)

周りの人が心配しちゃうほど彼女は自分の気持ちを伝えない子。

クリーニング店で店主ご夫婦があれこれと心配していることをよそに大量の洗濯物を抱えつつ、食事もせずにお腹を空かせて帰ってきた。

映画を見に行ってはずなのに何故かジャズ喫茶の洗濯物をたくさん抱えて。

どうして?の問いかけにも私にもようわからん

この答えは天然そのもの。

これからの彼女のキャラクターの1つで物語が続いていくのかもね。

ただし、過去から背負い込んできた様々なしがらみの中で、

自分らしい人生を歩もうとするるい。

その彼女がこれからどんなふうに進んでいくのか、物語は大きく広がりを見せる。

再考山本五十六… NHKドラマ“倫敦ノ山本五十六”をみて

 

年末年始はテレビと映画三昧で毎年過ごしている。

以前はレンタルDVDなどを借りていたが、最近はもっぱら録画して撮りためていたものを見ることに。

古いブルーレイレコーダーが我が家には二台あって、総動員して録画をする。

今回のお正月も年末に面白そうな番組がいくつかあったので、映画のシリーズ物等を含めて、たくさん録画した中に今回のドラマ。

『倫敦ノ山本五十六』を録画予約したつもりだったのが、フタを開けてみたらどこにもない!

どうやらセットするの忘れていたらしくて、困っていろいろ考えてみたところが、私はNHKの受信料をしっかり払っている人なので、

NHK ➕を検索すると、見事にヒット

そっくり、見ることができたので、その感想をアップ。

今までの戦争ドラマを見慣れた人には一風変わったドラマに思うだろう。

物語の設定は太平洋戦争が始まる7年前のときの様子を中心に描かれる。

海軍の軍人としか知られていない山本五十六だが、彼は英語ペラペラで、外交官経験もある国際派。

当時、目先のことに目がくらんでいた大勢の日本人の中で、世界の趨勢を正しく見ることができた数少ない1人だったかもしれない。

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こちらがドラマのタイトルバック

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軍神 山本五十六

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おそらく55歳から57歳にかけての頃と思われる

太平洋戦争の引き金となった真珠湾攻撃を計画立案者。

先進的な考えを軍の作戦計画にも積極的に取り入れることで知られていた。

既に海軍が巨大な戦艦を持つことに対しては、時代遅れであることを認識していたと思われる。

彼の考えでは戦争の主力になるのは航空機。

飛行機の機動力や、瞬発力など様々な利点を活かした作戦こそが最も優れていると信じたようだ。

真珠湾攻撃では、作戦に参加する兵士たちを何度も何度も訓練させて鍛え抜いた。

あの作戦ではベテランの飛行機乗りたちが作戦遂行にあたった。

歴史的には、誰もが知っている事実だが、実は最近になってから(過去からわかっていたこともある)、新しい事実が判明したとも言える。

よく言われる“真珠湾攻撃は騙し討ち”だが、実は攻撃してくることをアメリカは察知していたと思われる。

その上で、何の防御もせずに日本の攻撃をそのままされるがままに受け止めた。

そこには周到なプロパガンダ思想が組み込まれていて、アメリカ国民を戦争にかり立てるための一か八かの賭けにも例えられるような作戦。

その理由は、日本軍が暗号として使っていた様々な電文は、全てがアメリカに筒抜けだったこと。

つまり日本軍の暗号は早い段階で完全に解読されてしまっていた。

昭和18年4月、59歳の誕生日を迎えたすぐの山本五十六はブーゲンビル島で飛行機で移動中、撃墜されて戦死することになる。

実はこれらのことも全て暗号が読まれていた上での結果。

暗号が読まれているかもしれないとの意見は軍内部にもいくつかあったようだが、軍の上層部たちは断じてありえないと頭から否定していた。

この頭の悪い反応が、日本を負け戦に駆り立てたとも言えるだろう。

俳優香取慎吾

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役者としては一級品だと感じる

役者としての彼の演技を今更批評したところで、どうなるものでもないが彼はずいぶん昔の大河ドラマで近藤勇の役をやっていた。

その時は脚本の面白さもあって見入ってしまったと思う。

フタを開けてみれば、時代劇も現代劇もこなす実力派俳優に変身したような気がする。

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これは物語の最後のほうのシーンだと思う

どちらかと言えばバラエティー番組、SMAPの一員くらいのイメージしかなかったけれど、

このグループのメンバーは皆それぞれ役者として成功しているかもしれないね。

たいていは木村拓哉くんとかが有名で表に出てくる雰囲気だけど、他のメンバーたちもかなりの実力者だと感じる。

特に木村くん以外のメンバーは主役も脇役もこなせるところが非常に大きいと私は感じている。

ドラマの設定

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若い頃の山本五十六(左側)

ドラマの設定は昭和9年から昭和10年にかけて、日本軍とりわけ海軍がどんなふうに世界の中で振る舞うのかが描かれる内容。

第一次世界大戦が終わった直後で、世界は軍縮に動きつつあった。

実はその時アメリカイギリスが主導したが、世界中のそれぞれの国の軍備の枠をあらかじめ決めた内容にしようと言うのもの。

その時、アメリカ、イギリスが5であるのに対し、日本は3と軽くあしらわれていた。

日本としては欧米と肩を並べるだけの力のある国であることを誇示したかったようだ。

他の国と同じような足並みにしろと。

実はこの交渉がこの頃イギリスで行われていたが、日本代表団の1人に山本が加わることになった。

理由がある。

山本はアメリカに何度か外遊していて、外交官も勤めていたことが。

英語もペラペラ。

通訳なしでも充分軍縮協議に参加できたが、わざわざ通訳を立てたようだ。

理由も物語の中で語られていた。

直接話せば済むことだが、通訳を介することで時間がかかる。

そうすれば考える時間が生まれて、相手から情報を引き出しやすいと言う山本なりの作戦だったらしい。

日本海軍のチャキチャキのエリートと思っていたが、国際感覚に溢れたコミニュケーション能力の持ち主だったようだ。

物語は軍縮競技についてのやりとりが主なメインのテーマになるので、戦闘シーンなどはほんのわずか。

戦争物のドラマを期待する向きにはあてが外れるのかもしれない。

しかしドラマの中で様々なやりとりが、緊張感を持って描かれていて見るものを充分納得させたと思う。

山本五十六人となり

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結婚した頃

山本五十六は家庭人だったことでもよく知られる。

息子や娘達に気配りをしそれぞれが幸せになることを願っていたようだ。

そして、公にはあまり知られてはいないことだが愛妻家だったくせに、お妾さんもいたと聞いている。

英雄なので、多少の浮いた話があってもしかるべきかなと。

彼が日々眺めていた手帳には彼の亡くなった部下たちの住所氏名が全て記されていた。

彼は戦死する直前は手帳を眺める時間が多くなったと伝わっている。

そして、物語の中でも描かれていたけれど彼は無類の博打好き。

ポーカーで荒稼ぎしている様子も描かれていたね。

日本では、花札とかよくやったんだろうな。

先進的なことに理解を示した彼だったが、その精神構造は日本の軍人(武士道)そのものだったようだ。

彼は葉隠の中で語られるように、

武士道とは死ぬことと見つけたり

この言葉通りの人生を送ったような気がする。

南方戦線に、視察に赴いた時も、自分の行動がアメリカに筒抜けなのかもしれないと危惧する思いもあっただろうに、前線の兵士たちを励ますためには多少の危険など、何するものぞと思ったに違いない。

とりわけ今の日本は、まだ太平洋戦争中の過去の精算が、心の中では全くすまされていない気がする。

東京裁判で、1部の軍人が暴走した結果戦争を起こしたと言うことに決着しているが、歴史を何度も追求して学ぼうとするとそれらが全て茶番だったことがよくわかる。

しかし、ドラマの中では彼はそういった歴史の大きなうねりの中に飲み込まれてしまった1人として淡々と描かれていた。。

カムカムエヴリバディ 初デートの味はほろ苦く

 

年内最後の放送となったカムカムエヴリバディ。

年明けの1月3日から始まるらしいが、きちんと年明けのエピソードも紹介されていたね。

さて、るい編から登場してきた弁護士の卵片桐さん

彼とるいのほのぼのとしたエピソードが描かれるが、思いがけない形でるいは現実に引き戻される。

ほのかな恋心を抱きつつお互い好意を持って近づくことができたが、るいには過去から引きずった様々なトラウマが。

最たるものは額の大きな傷跡。

こともあろうにデートの真っ最中、イタズラな風が吹いて、額の傷をあからさまにしてしまう。

驚きの表情を隠せない片桐さん。

まるで裸でも見られたかのように恥じいるるい。

今日はそこからさらにもう一つ新しい種明かしのエピソードが。

ついに宇宙人の正体が判明することに。

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額の傷跡を見せてしまった😱

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片桐さん

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2人ともおめかし😍

お互い惹かれ合っている事はやりとりでなんとなく理解できる。

2人の話題はやっぱり読んでいた本

Oヘンリーの短編 「善女のパン」

わざわざあらすじを詳しく語って聞かせてあげるるい。

聞き終わってから思わず拍手をする片桐さん。

お互い相手のことを深く知ろうと好奇心が湧いていることが見てとれるよね。

この2人のやりとりを遠くからそっと眺めていたギャラリーが。

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あの2人 何かいい雰囲気じゃない?

店先と茶の間まではほんのわずかな距離。

会話の内容だって、おそらく筒抜けだろうにね。

片桐さんはそんな店内の様子をあらかじめ察知したのではないかと思われる。

やはり弁護士らしく先々のことまでしっかりと頭に入っていて、どんな選択肢があるのかを把握しているようだ。

デートのお誘いはおしゃれ

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初回封切り時のポスターらしいです

今度のの洗濯ものはブレザーみたいな感じのもの。

いつも通りにポケットの中をチェック。

実はその中に映画の鑑賞チケットが忍ばせてあった。

そしてその裏に下書きが。

今度一緒に映画でも見に行きませんか?

                               片桐

これはれっきとしたデートのお誘い。

プライバシーが保たれているとは思えない店内でデリケートな話をしようと思えばこういったやりとりもあるんだなと。

昔はこんな風なデートの誘い方があったんだなぁと改めて感心。

実はこのチケットの表面にあった映画の料金が130円と。

昭和37年当時だと、封切り映画の料金は130円だったんだね。

ちなみにワイシャツのクリーニング料金が40円だった。

そしてドラマの中でちょくちょく出ていた100円札。

100円玉や500円玉が出てくるのはずっと後の時代になってから。

そういったことが当時の世の中の様子として物語から理解できる。

デートのお誘いを受けたことでるいは大阪に出てきたときに購入したあのストライプのワンピースを再び着ることになる。

最初の面接の時に、額を見せろと言われてそれがとてもできなくて引き下がった。

このワンピースは一張羅なのはよくわかるが、あまり縁起の良い服とも思えないんだけどね。

映画デート(椿三十郎を鑑賞)

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当時の繁華街はこんな感じかな?

当時の映画館で映画を見ている様子が描かれていた。

昔のタイプの映画館で今のようなシネコンとはまるで訳が違う。

どこの映画館もそうだったと思うが、一旦中に入ってしまえば、映画が複数回上映している時も入れ替えなしで存分に見ることができた。

ロードショーなどは、1本しか上映していないけれど、映画館の中に居座って2度3度見るお客もいたはず。

今の映画館ではそれはできないね。

1回上映が終わるたびに観客は外に出されてしまうので。

昔の映画館あるあるだと、前の人の頭が邪魔で首をかしげたり様々な体勢で苦労して見ていたんだよね。

座席の間隔もかなり狭くて、前の人の席に膝がくっつくくらい。

黒澤明の椿三十郎を2人で見たような。

この映画は今見ても傑作だと思う。

理屈抜きに面白いのでね。

映画好きにはたまらないレトロ作品だと言える。

失意

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この傷跡の記憶がトラウマになって今でも…

映画館を出た後で映画にすっかり感動した2人。

意気投合してどこかで食事をしようと言う話に。

その時に残酷な風が吹いてしまうのだ。

思わずワンピースの裾が風にあおられそうになった時、本当は見せたくなかった額の傷を見せてしまうことになってしまった。

大きな傷跡を見て固まってしまう片桐さん。

決して見せたくない自分の過去を知られてしまったと凍りついてしまうるい。

うろたえながらも食事をする場所をなんとか探しに行こうとする片桐さんだったが、

その場で、私はこれで失礼しますとるい。

自分の不幸を呪ってしまったかもしれない。

あの善女のパンに出てきたミスマーサよりも私の方が不幸だと感じないでもなかった。

1人になって向かった先はステージのある喫茶店。

そのままクリーニング店に帰ってしまうには、がっかり感が強すぎたのかもしれないね。

お茶を飲みながら、少し落ち着こうと言うことに。

宇宙人の正体

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大月錠一郎 予告編でやっと名前が発表

照明が暗くなった中でジャズの演奏が始まる。

5人編成のバンドだから、カルテットと言って良いのかも。

その中心でかっこよくトランペットを吹いていたのが、なんとあの宇宙人。

驚きを隠しきれないるい。

周りを見るとどうやらこのトランペット吹きがお目当てらしい妙齢のお嬢さんたちがたくさん。

今日そこで物語が終わったけど、1週間の休みに入るので、次回の予告編がしっかり語られていた。

サッチモさんとか、大月錠一郎とか新しい固有名詞がたくさん。

そして、片桐さんとはどうなっちゃうのかな?

なんとなく新しい出会いにシフトするような雰囲気でもある。

青天を衝け 栄一の思い描いた未来は私たち

 

最終回を迎えた青天を衝け

41回ですべての放送が終わったのだが、これだけの歴史物語をこの回数でこなすにはやっぱり厳しかったんだろうなとつくづく思う。

物語的には大政奉還から明治維新に至る過程が誰もが興味を引く部分だが、渋沢栄一の業績のほぼ全てが明治以降に発揮されていることを思えば、この物語の後半のエピソードを展開するスピードは駆け足から全力疾走に近かったかも。

明治から大正にかけて、日本は世界の国々と対等に付き合うべく様々な方策を用いていたが、もともと欧米列強は東洋人を自分たちの仲間とはみなしていなかったようだ。

特にアメリカでの反日活動や、その他諸外国とも綱渡りの付き合いが続いていた。

渋沢栄一は最後まで平和であることがどれだけ重要なことかを説いて回った。

幼い頃からの

「自分だけではなく周りの人みんなも嬉しいのが1番」との教えは彼の生涯にわたってのポリシーだったかもしれない。

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物語の最後に登場若かりし日の渋沢栄一

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老いてもなお仕事に向かう

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病床に伏しても周りが放っておかなかった😱

渋沢栄一が精魂傾けて励んでいた経済活動も、実は諸外国からは必ずしも素直に受け入れられたわけではなかったようだ。

栄一自身は義理と真心こそが、経済活動の基本だと信じて疑わなかった。

今で言うところの商モラルをしっかり確立した人だと言える。

要するに、アコギなことをやってはいけないわけだ。

必ず誰かのために皆が喜べることこそが基本理念である姿勢は崩さなかった。

アメリカでは大勢の日本人移民が日本人排斥によって苦境に立たされていた。

理由が傍若無人なもの。

安い賃金で働く日本人がアメリカ人の仕事を奪っている。

経済活動の労働力を見たときに1番望ましい姿だと思えるが、そのことに対してひがみやっかみがあちこちから湧き上がっていたのだ。

アメリカを豊かにするために精魂込めて働くとの思いは残念ながら受け入れられる話ではなかった。

欧米諸国は、基本的に“楽してうわまえをかすめ取ろう”と言うぼったくり精神で出来上がっていると思わざるを得ない。

植民地政策や帝国主義政策などその最たるもの。

そしてそのことを当然至極に真似しようとした日本には避難が集中することになる。

『自分は良くても他人はダメ』の通らない理屈がこの当時無理矢理通されたかもしれない。

どこまでも平和的な解決を貫こうとする渋沢栄一。

しかし時代の流れはそういった真心を簡単には受け入れてはくれなかったようだ。

グローバル化の弊害

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栄一の気持ちとは裏腹に諸外国から徹底的に嫌われる

ストレートに自分の心情を訴えることが日本の国としてはいまひとつ受け入れられない切ない事情があった。

すでにこの頃の日本は欧米諸国と同じ植民地政策であちこちに色目を使いつつあった。

この当時、第一次世界大戦が終わったばかりで軍縮等の議論も盛んだったが、各国が相手国の腹の探り合いでなかなか話が進展しないこともあったようだ。

既に高齢で体力的にも無理がきかなくなっていた栄一だが、老いぼれてもなお自分ができるのなら人の役に立たなければならないとの決死の覚悟で仕事に立ち向かっていった

この頃渋沢栄一は首相原敬を始め、様々な要人と毎日会談していた様子。

皆どうしても栄一の意見を求めていた。

すでにこの頃は80歳を超える頃と思われる。

長生きしていた大隈重信も病床に臥した後、83歳でこの世を去った。

国の発展のために、世界中の国々が様々な交易を行って同じような価値観で商売することをグローバル化と言うんだそうな。

しかし、現在でもこれらの考え方は当たり前のようでいてなかなかうまく機能しているとは言えない。

どうしても自分の利益を優先すれば、どこかの不利益が。

誰も皆 損したくないんだから、やっぱりこのやり方には多少なりともリスクがあって、なおかつ自分の不利益に目をつぶれるだけの度量のあるものだけしか参加できないのかもしれないね。

慈善活動こそ渋沢栄一の真骨頂

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困っている人のために病を押して寄付を募る

渋沢栄一の最も大きな功績は慈善活動だと言えるだろう。

私の記憶に間違いなければ現在の社会福祉協議会は全国各地に活動を展開しているが、その本を作ったのは渋沢栄一である。

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全社協役員室に置かれている渋沢栄一の胸像

渋沢栄一は事前活動で何かを頼まれればどんな時でも首を横には降らなかったそうな。

自分で役に立てるのならお手伝いさせていただくの精神で必ずなにがしかの力添えを行ったようだ。

大正12年の関東大震災の時も渋沢栄一は身銭を切って避難所を設けた。

さらには世界中の経済界の知り合いに応援を呼びかけた。

そのおかげで様々な支援物資が届いたと言われている。

彼がもし生きていて、太平洋戦争が始まるときには一体どんな活動をしたんだろうと一瞬思ってみたりもする。

必ず彼なりの意見を言ったに違いないのだ。

アメリカと戦うなんて、無謀極まりないのは周知の事実。

渋沢栄一が亡き後、日本は坂道を転がるかのように戦争の泥沼の中にずっぷりと埋まっていった。

1931年11月11日

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渋沢栄一の葬列 およそ40,000人が見送ったとされる

渋沢栄一の功績は数えればキリがないが、私が興味を抱くのはノーベル平和賞の候補に2度ノミネートされたこと。

これは経済活動では決して成し得ないだろう。

慈善活動を行うに当たって思いやりと博愛の精神が彼の根底にあった事は言うまでもない。

彼の葬式の時は昭和天皇や、皇后からの勅使が届いていたと聞いている。

皇室にも、その存在の大きさは間違いなく伝わっていた。

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新聞の一面にも載った。 谷中の墓地にある栄一の墓

ネットでは葬式のときの様子も詳しく調べられるが、彼のような偉大な人間が明治以降、世の中に出てこないのは多少なりとも残念だと感じざるを得ない。

「青天を衝け」は渋沢栄一を語るに十分な重厚さを持ったドラマだったと思う。

できることならあともう5回、もう10回の放送回数が欲しかった。

そうすれば、もっとゆったりとしたドラマになったのかもしれない。